YOU (96)
(東銀座 / 喫茶店、オムライス)
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おすすめ!
オムライスセット (\1,180)、 珈琲も意外に悪くない 、 少々お高いが
| 店名 |
YOU (ユー)
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| 最寄駅 |
東銀座
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| ジャンル |
喫茶店、オムライス
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| 住所 |
東京都中央区銀座4-13-11 (地図を見る)
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| TEL |
03-3541-5204
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| 営業時間 |
[月~土]
9:30~22:30
[日・祝]
10:00~22:30
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2年ほど前にWebで見つけてから気になっていたお店があった。 昨夜のVシュランでオムライスランキング1位となったのを機に、オムラー出動決定。 11時45分くらいにお店の前に着くと、8名ほどのウェイティング。 私の後ろにも列が続く。 予想通り、メディア
日本橋勤務時代に訪れて以来、久々のお店へ。 着いたのは11:35くらい。 年明けのせいか、意外に混んでいない。 ナポリタンなどもあるが、迷うことなく「オムライス」を大盛りで注文。 ついでにドリンクもつける。 10分ほどで、オムライスが登場。 ぷ
喫茶店なのに、オムライスで有名なあのお店へ。 場所は歌舞伎座のすぐ傍で、地下鉄だと東銀座駅が最寄り。 客先での打ち合わせからタクシーでオフィスまで戻り、すぐに出発。 11:30に入店した時点では比較的空いていたが、12時くらいには満席。 ランチメニ
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- :総合評価、
- :料理・味、
- :サービス、
- :雰囲気、
- :使った金額(夜)/1人、
- :使った金額(昼)/1人、
- :おすすめシチュエーション
狭い二階席のへりで珈琲をすすりながら、きみは皿にスプーンを入れ、冷凍食品のような薄い褐色の表面がざらついたケチャップライス、真紅に染まった福神漬け、食べ歩きになれない男がはじめて手にしている大型のオムレツの上のべとべとするケチャップをかきまぜてもちあげる。あまり重くはないのだが、口腔までもってくることできみの舌は熱っぽかった。きみがそれを口内にほうりこむと、きみの味と食感の輪郭が、きみの一つ一つの味蕾、唇、喉に、さらにはきみの胃袋にも、脳髄の中から腰にいたるまでにも、弱々しく浮かび上がるのを、きみは感じる。
そう、ふだんはあまり経験せぬその力の弱さは、ようやく夕刻近いこの時刻のせいばかりではなくて、年齢がもうきみの体の上に支配権をふるうことを、きみに納得させようとしているため、とはいっても、きみはやっと四十歳を越したばかりだ。
まるで薄い煙の幕をかけられたかのように、きみの鼻腔ははっきりと香りを認識しないし、きみの口腔は神経質にピクピクとふるえるが、あまりなめらかに動かない。引きつれたきみのこめかみ、張りつめ、細かな皺のよったままこわばった皮膚。他人には解らないが、きみも、ミシェルも、子供も気づいているほど薄くなり、ごま塩まじりとなっているきみの髪が、すこし逆立っている。年齢がきみの舌の動きをさまたげ、しめつけ、重くのしかかる、そんな加齢のなかで、きみの舌は、まだすっかり目覚めぬまま、まるで、懸濁状態の極微動物でいっぱいのゆれ泡立つ水に浸っているようだ。
きみがこの喫茶店にはいったのは、二階席への進行方向にむかった通路よりの席――いまはきみの背後にある――が空席だからだ。予約する必要があったとしても、きみはその席を習慣どおりに、部下に頼んだことだろうか、いやいや、二三十分の予定できみが出かける先がYOUだということを、事務所のだれかに知られてはならなかったのだから、予約するとしても、きみは自分で電話をかけたことだろう。
この喫茶店では、座席を予約していないのはかれらふたりだけではないだろう。大きな黒い字でセットメニューを書いた安っぽい品書きが、木製のテーブルに置かれている。
この喫茶店の古さや値段に、きみはまったく慣れていないが、きみはこの喫茶店に行きそびれるのを恐れていた。きみが今夕、予定よりも仕事が長引いたためではない。長引いたどころか、きみの今夕の最初の行動は、手帳を閉じかけながら、PCのスイッチを切って業務用メールの目覚まし(アラーム)がならないようにすることだった。夕陽の光がきみの業務机の乱れた書類を彫りはじめていた。暗がりのなかで、打ち破られたまぼろしのように浮かびでていた書類。硬く冷たい業務机の表面に山積みにされていた。きみはそこから体を引きはなそうとしていた。
眼を前方に向けるときみにはミシェルの髪が見えた。むかしは黒かった髪。それから彼女の相貌が浮かびあがる、鈍い、気持ちを滅入らせるような夕刻の光のまえに、少しシックに見える紺色の洋服をとおして、やさしく、唐突に浮かびあがる。背中の輪郭は、彼女が木製の扉を開き、音を立ててたたんでゆくにつれて、しだいにはっきりしていった。内壁のすき間には、都会の綿埃や煤埃がたまっていて、そこここに、凝固した血のような錆が点々とついていた。
爽やかな、ざらざらした、多量の紫煙が部屋じゅうにひろがり、きみの鼻腔をかすめた。六つのテーブル席は、いまや全部埋まっていた。
蛇足、もしくは余分な解説
http://u.tabelog.com/00000334/diarydtl/1990/