これらの口コミは、こだまひろしさんの主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
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| 店名 | 北山珈琲店 (キタヤマコーヒーテン) (HP) |
|---|---|
| 最寄駅 | 入谷、上野、鶯谷 |
| ジャンル | コーヒー専門店 |
| 住所 | 東京都台東区下谷1-5-1 (地図を見る) |
| TEL | 03-3844-2822 |
| 営業時間 | [火~金] 11:00~19:00 [土・日] 11:00~18:00 |
'06/03/26 ('00/01訪問)
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- :料理・味、
- :サービス、
- :雰囲気、
- :使った金額(夜)/1人
- :使った金額(昼)/1人
- :おすすめシチュエーション










当店にお邪魔したのはもう彼是十年以上前(直近の訪問時を00/01と表示していますが、それより遥か以前です)に一度きりですので、こんなレビューをしてよいものやら少しばかり悩みましたが、論ずるに値するお店であること、健忘症を自認するこだまにもかかわらずかなり強烈なインパクトがいまもなお残っていること、かつ参考情報として少しはお役に立つのではないかと思いますので、敢えて公開に踏み切りました。
こだまの全体的な印象は、サブタイトルどおりです。
お味のほうは、小説に例えるなら「フィネガンズ・ウェイク」※のようでした。
(以下の「レビュー/批評」の「珈琲」を「小説」、「店構え・内装・接客」を「装丁・記述」と置き換えれば、現時点でこだまに記述可能な同著の「印象」――残念ながら、こだまにはその深奥に到達することはできず、ただ輪郭をなぞることができるのみです――とほぼ同一となります。)
■味
その珈琲は、それ以前にこだまが味わったどの珈琲とも似ていなかった。複雑玄妙、濃厚にして重層的な構造/味わいを備えていることだけはかろうじて理解できたが、そのような形容詞自体が陳腐としか思えない。そして、これが「本当の珈琲」というものなのか、私(当時の)には判断ができず、単純に美味しかったかどうか二者択一で問われれば、正直なところそうは感じなかった。
当店のコンセプト「真剣勝負」において、中途半端な評価はありえない。よって、味の評価は1.0としましたが、「最悪」ではなく「底が抜けている」と考えていただければ幸いです。
価格は、常識的な珈琲一杯の値段よりかなり高い(1000円を切るものはなかったように記憶します)が、手間隙を考えるとおそらくはこれでも相当良心的な設定と思われます。
この珈琲の味をいつかは理解できるようになりたいと思う反面、それは「不幸」なことかもしれない。なぜならば、私見では、当店の店主は「他店の珈琲は飲む必要がない」レベルの高みを目指しているように見受けられるから。
■サービス・雰囲気
最高の珈琲を追い求める店主の意気込みがひしひしと伝わってくるこの一点において、店構え・内装・接客ともコンセプトは明快であり、「絶賛」としたい。
■来店の際の注意事項
・物見遊山/冷かしの動機では行くべきではありません。(もっとも店舗表書きの注意事項――こだまの知る限りでは上野のとんかつ店「平兵衛」(こちらは未訪問)と同等の威圧感がある――を読めば、そこで引き返す可能性が大だと思いますが)
・当店は、「喫茶店」――軽食を採ったり、珈琲を飲みながら商談/休憩をする場所――ではありません。
・できれば一人で伺うべき。(同行される方が相応の珈琲に関する造詣があり、入店中の私語はなくとも平気であれば話は別ですが)
・体調はできる限り整えるべし。愛煙家の方は最低3日程度の禁煙、当店入店前の数時間は他の食事・飲み物は口にしない方が望ましい。
実のところ、再訪したいのはやまやまなのですが、個人的にまだまだ準備不足(「参考情報」参照)と考え、入店を控えています。
【参考情報/こだまの珈琲に対する嗜好】
・インスタントコーヒーは全く飲まないわけではないが、好みではなく、自宅で飲むことはない。珈琲とは別の飲み物だと考えている。
・珈琲に砂糖やミルクを入れるぐらいなら、死んだほうがマシだと思っている。
・珈琲はほぼ毎日数杯飲んでいる。
・自宅で飲むのは、近所の珈琲店「ジュピター珈琲動坂店」で購入する「モカマタリ」。200グラム800円弱だが、月末になると半額セールを行うのでそこでまとめ買いをする。ペーパーフィルター用に店で轢いてもらった開封直後の一杯は美味しいが、すぐに風味が落ちてしまうのが残念。
※フィネガンズ・ウェイク
愛国の作家ジェイムズ・ジョイスによって著された「20世紀最大の文学的事件」――帯より――。翻訳不可能といわれた怪物だが、翻訳者柳瀬尚樹氏によって平成5年10月、世界初の個人完訳がなされたらしい。こだまはなんとか「とりあえず1回だけ最初から最後まで通読」したが、それを理解しえたとはいいがたい。冒頭の一文の訳文のみ引用(河出書房新社「フィネガンズ・ウェイクⅠ・Ⅱ」1991年11月15日第3版)すると、
川走、イブとアダム礼盃亭を過ぎ、く寝る岸辺から輪ん曲する湾へ、今も度失せぬ巡り路を媚行し、巡り戻るは栄地四囲委蛇たるホウス城とその周円。
【追記】
3月某日昼下がり、「店舗の表だけ」確認しました。
予想されていたことですが、「禁煙」かつ「携帯ご法度」です。
また、メニューの最低価格は「自家製焙煎¥650~、アイス¥850~」でした。