これらの口コミは、酔狂老人卍さんの主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
また、おすすめメニューとその金額は酔狂老人卍さんが任意で登録したものです。お出かけ前は、必ず電話等でご確認ください。 詳しくはこちら...
'06/10/14 ('06/10訪問)
この口コミに投票する
[ 有効 42票 / 43票 ]
コメント(8件)
'06/05/27
卍さんにこんなに高得点を貰えるとは意外でした。
私の駄舌も(もちろんcrossbiker氏は別ですが)多少のお役に立てて光栄です。
あの値段での内容なら文句はありません。
あれで内装がもっと良ければ・・・とは無理な要求でしょう。
金をかけていない分、コストが料理に反映されているのが分かる真っ当な店ですね。
>小僧さんすら居ない店内は隅々迄神經が行き屆いてゐる。
これは重要ですね。最近の若手鮨店でも10席未満程度の店なのに
小僧さんを2人、3人と使っているのをみるとその分の「人件費」が
加算されている気がしてなんとも納得いかない事があります。
私の駄舌も(もちろんcrossbiker氏は別ですが)多少のお役に立てて光栄です。
あの値段での内容なら文句はありません。
あれで内装がもっと良ければ・・・とは無理な要求でしょう。
金をかけていない分、コストが料理に反映されているのが分かる真っ当な店ですね。
>小僧さんすら居ない店内は隅々迄神經が行き屆いてゐる。
これは重要ですね。最近の若手鮨店でも10席未満程度の店なのに
小僧さんを2人、3人と使っているのをみるとその分の「人件費」が
加算されている気がしてなんとも納得いかない事があります。
'06/05/27
figeac氏に教えて貰わなかったら、絶対這入らなかったでしょうね。ああいう佇まいの店、大嫌いだからです。
字数の制限で書けませんでしたが、真っ先に出た蚕豆と山菜の白和え:客毎に和えている。香の物も信じらなれない位繊細です。蜆も火を通し過ぎていない。
何より貴重なのは「荒らされていない」ことです。分厚い薩摩芋だけが有名な某超人気店なんか覗く気もしません。figeac氏やウィーン氏が評価しない茂竹が好きなのも荒らされていないと云うのが最大の理由です。確かに天麩羅そのものはいわ井の圧勝ですね。
本当に良い店教えて貰いました。ありがとうございます。溜池の荒らされていない鮨屋もそろそろ穴子狙いで出かけてみたいのですが..。
字数の制限で書けませんでしたが、真っ先に出た蚕豆と山菜の白和え:客毎に和えている。香の物も信じらなれない位繊細です。蜆も火を通し過ぎていない。
何より貴重なのは「荒らされていない」ことです。分厚い薩摩芋だけが有名な某超人気店なんか覗く気もしません。figeac氏やウィーン氏が評価しない茂竹が好きなのも荒らされていないと云うのが最大の理由です。確かに天麩羅そのものはいわ井の圧勝ですね。
本当に良い店教えて貰いました。ありがとうございます。溜池の荒らされていない鮨屋もそろそろ穴子狙いで出かけてみたいのですが..。
'06/05/30
卍師匠、ついに行かれましたね。
>穴子にも綠色西洋獨活と同樣の技を感じた。意地惡な云ひ方をするなら姑息。何のことはない。
>尾の尖端部分を落としてゐる。
さすが師匠!見るポイントが素晴らしいです。
師匠の高得点に、なんだか私も「いと嬉し」でございます(^。^)
>穴子にも綠色西洋獨活と同樣の技を感じた。意地惡な云ひ方をするなら姑息。何のことはない。
>尾の尖端部分を落としてゐる。
さすが師匠!見るポイントが素晴らしいです。
師匠の高得点に、なんだか私も「いと嬉し」でございます(^。^)
'06/05/30
crossbiker様:
crossbiker様程の方から「師匠」呼ばわりされて照れ臭い気分です。ともあれ大変参考になりました。
こちらの御主人、本当に几帳面に仕事をされていますね。
文明の利器を活用されているcrossbiker様とは異なり、こちらは徒歩で銀座探訪しております。
今後とも宜しくお願い致します。
crossbiker様程の方から「師匠」呼ばわりされて照れ臭い気分です。ともあれ大変参考になりました。
こちらの御主人、本当に几帳面に仕事をされていますね。
文明の利器を活用されているcrossbiker様とは異なり、こちらは徒歩で銀座探訪しております。
今後とも宜しくお願い致します。
'06/07/11
さすがに卍師匠、師匠のレビュー後は訪れる方も多いような。
本当に久々の訪問でしたが、本日は腕の良さだけではどうしようもない、
素材の影響で今ひとつでありました。
楽しみの穴子は食感は江戸前ながら、旨味(甘み)に欠けた物で
(特に皮で分かります。しっかり揚がってはいますが、こういう穴子は「噛切り時の感触」が悪いです。)
野菜もしかり。烏賊も今日は良い物が入らなかったので無し。
帆立は、大きいのですが、いわゆる「半生」だと芯が冷えていて、その温度差があまり
心地良くありません。かといって常温での保管はできないですものね。
それでも車、芝海老(天茶)は相変らずgood、「周辺の仕事」も文句なし。
やはり「個人店」は素材のやりくりが大変な様子。
価格設定がありますから「良けりゃいくらでも出す」高級鮨屋的な仕入れも
出来ないのはしょうがないですね。
まぁちょっと残念ではありましたが、それでも良い店には変りありません。
本当に久々の訪問でしたが、本日は腕の良さだけではどうしようもない、
素材の影響で今ひとつでありました。
楽しみの穴子は食感は江戸前ながら、旨味(甘み)に欠けた物で
(特に皮で分かります。しっかり揚がってはいますが、こういう穴子は「噛切り時の感触」が悪いです。)
野菜もしかり。烏賊も今日は良い物が入らなかったので無し。
帆立は、大きいのですが、いわゆる「半生」だと芯が冷えていて、その温度差があまり
心地良くありません。かといって常温での保管はできないですものね。
それでも車、芝海老(天茶)は相変らずgood、「周辺の仕事」も文句なし。
やはり「個人店」は素材のやりくりが大変な様子。
価格設定がありますから「良けりゃいくらでも出す」高級鮨屋的な仕入れも
出来ないのはしょうがないですね。
まぁちょっと残念ではありましたが、それでも良い店には変りありません。
'06/07/11
師匠、流石手厳しい。今の時季、そこらそんじょの鮨屋でも旨い穴子出すのにねぇ。
>「半生」だと芯が冷えていて、その温度差:
いくら半生と云っても冷たいのは論外ですね。特に帆立は厚味がある所為か、そうなり易いようです。
鮨屋でも若手の方が温度に関して気を遣っているのではないですか?
老舗で冷蔵庫から出した直後のような冷たい蛤に何度も遭遇しました。鮪は冷蔵庫の温度でも問題ないと思いますが、かねさか赤坂店の斎藤親方なんか、鮪ですら必ず常温に戻してから使う。
だから、天麩羅店の帆立も揚げる前に常温に戻せば済む話だと思うんですけど..。
>「半生」だと芯が冷えていて、その温度差:
いくら半生と云っても冷たいのは論外ですね。特に帆立は厚味がある所為か、そうなり易いようです。
鮨屋でも若手の方が温度に関して気を遣っているのではないですか?
老舗で冷蔵庫から出した直後のような冷たい蛤に何度も遭遇しました。鮪は冷蔵庫の温度でも問題ないと思いますが、かねさか赤坂店の斎藤親方なんか、鮪ですら必ず常温に戻してから使う。
だから、天麩羅店の帆立も揚げる前に常温に戻せば済む話だと思うんですけど..。
- :料理・味、
- :サービス、
- :雰囲気、
- :使った金額(夜)/1人
- :使った金額(昼)/1人
- :おすすめシチュエーション










【2006-10-14追記】:
野暮を承知の時間測定。鞘卷きは今囘四十五秒乃至五十五秒。最短の墨烏賊が三十秒。鱚は一分二十秒で穴子四分十秒。前囘驚かされた綠色西洋獨活の祕密が分かつた。隱し疱丁を細かく入れ、百八十度反對側にも輕く疱丁を入れる。揚げ時間一分二十秒ばかり。墨烏賊にも周圍を中心に隱し疱丁あり。
穴子を揚げて貰つた時、「前囘に比べて脂が幾分拔けてをりまする」と斷られた。驚く勿れ、今年五月に一度お邪魔しただけの自分を憶えてゐる。手捌きを眺むるに一分の隙もなし。滿席であるにも拘はらず、客毎に前菜を用意し、魚を捌き、揚げて懐紙に盛り附けると云ふ作業を手際よく一人でこなす。
【2006-05-27記、一部略】:
週末、「片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず」銀座を彷徨ふ。普段は外濠通りの海側。本日は意を決して山側に歩を進める。鮨水谷、寿司幸本店、に數度、奈可久銀座店、きよ田は一度も伺つた例(ためし)なし。實はfigeac氏とcrossbiker氏の遣り取りを見てゐて矢も盾も堪らなくなつたのだ。
店の佇まひは頗る近代的でカウンタはメラミン板と至つて素つ氣無し。だが厨房内は淸潔であり、道具類も磨き込まれてゐる。天丼を含め總て「活けの卷き」であることを確認。天丼好きとは云へ客は自分一人ゆゑ天麩羅でなければ主(あるじ)の技は堪能出來ぬと判斷し、品書きの中から「梅」を選擇する。
・「梅」、卷き二本、鱚、椎茸、綠色西洋獨活(アスパラガス)、蓮根、穉鮎、蒟蒻、穴子、掻揚げ天丼、値四千二百圓也。(値三千五百圓+穴子)
熟々(つらつら)主(あるじ)の所作を眺むるに、活けの卷きを取り出して捌き、油の温度を何度も確かめ、少しづゝ衣を溶き、やをら、脚を揚げ始める。所要時間凡そ三十五秒。淡雪の如く美しき結晶海鹽?にて戴く。旨い。次いで卷きの胴體部分が一尾づつ供される。所要時間凡そ四十秒。
これ亦適量の海鹽で戴く。芯部分は見事な生で甘み充分。二本目は僅かに強目に火が通つてゐる。卷きは天麩羅種として中庸の五乃至六匁か。個人的にはみかわ茅場町店の如く八匁ばかりの車蝦が最善だと思ふ。楽亭等で用ゐる「鞘卷き」は、江戸時代からの傳統とは云へ、聊か小さきに過ぎる。
鱚はこれ亦大きさ中程にて揚げ方も普通。味は文句なし。椎茸は立派なものを揚げた後、二つに切つて供す。天汁で戴いてみる。旨い。この天汁、出汁が確りしてゐる上、甘過ぎず好み。甘過ぎる天汁、丼汁は素材の持ち味を臺無しにして仕舞ふ。これだけの出來なれば天汁で喰ふのも惡くない。
綠色西洋獨活は白眉。煮ようが揚げようが、柔らかい穗先と硬い根本で適度の齒應へを兩立させるのは原理的に不可能。根本の部分の皮を剥くか、二つか三つに切り時間差を設けて處理する他はなし。今迄どれだけ穗先の蕩けてしまつた綠色西洋獨活の天麩羅や串揚げに泣かされて來たことか。
敢へて交叉するやうに懷紙に置かれた西洋獨活の根本側を取り出し一口。うむ、絶妙なる齒應へで筋もない。天汁では勿體ないので鹽で戴く。次いで穗先。これ亦齒應へ頗る良好。野暮を承知で一つだけ假説を立てるなら根本部分を捨てるのが鍵か。根本を使はないことで全體的に適度な齒應へを保つてゐるやうに思ふ。
蓮根は厚味のあるものをこれ亦良好な齒應へを殘して揚げてゐる。穉鮎は苦味が心地良い。相當時間を掛けて揚げてあり頭から尻尾迄その儘戴ける。「銀寶あらばお願ひ申す」と註文せしも「江戸前ならざれば用ゐる能はず」との由。で、旬を迎へる穴子をお願ひする。穉鮎同樣、相當長時間掛けて狐色になる迄揚げる。
金箸で二つに切つて見せるところは他店と一緖。これ亦上身が上になるやうに交叉して懷紙に置かれたものを敢へて尾の方から戴いてみる。みかわ茅場町店の遣り方では、穴子に充分な時間を掛ける代償として、尾の尖端が過脱水されて仕舞ふ。尚、鍋に入れる際、皮側の餘分な衣を落としてゐる。
凡そ一分半を掛けて揚げる芝蝦掻揚げには天一風に柚子が載る。丼汁は鹹口ながら先週伺つた一宝のやうに「汁だく」ではないので美味しく戴ける。香の物と蜆の赤出汁が付く。香の物は、胡瓜、大根、茄子、白菜で、大根は糠漬け、胡瓜は芥子風味、と纖細極まりない。蜆は小さいながらもゝ肥えてをり、量も充分。
ナプキンは布製、楊枝は穗先の長い黑文字ゆゑ實用性に富む。物靜かな主(あるじ)に氣の利く女將による接客は必要にして充分。小僧さんすら居ない店内は隅々迄神經が行き屆いてゐる。「梅」に穴子がないと云ふのは寂しいものゝこれだけの丁寧さでこの値段と云ふのはあり得ない。行くなら荒らされてゐない今の内。