トップ
レストラン
お取り寄せグルメ
日記
コミュニティ
これらの口コミは、酔狂老人卍さんの主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
また、おすすめメニューとその金額は酔狂老人卍さんが任意で登録したものです。お出かけ前は、必ず電話等でご確認ください。 詳しくはこちら...
この日は品川大明神(品川神社)の祭。舊(もとの)東海道を南品川宿から高繩は品川ステンショ(驛)までふらつく。街道沿ひには、此處彼處(こゝかしこ)に祭半纏(まつりばんてん)溢(あふ)れ、ほろ醉ひ氣分の親仁から街道行脚(あんぎや)の旅人までもが加はり大いに賑(にぎ)はふ。行き交(か)ふ民(たみ)、その數を知らず。 三浦屋、ロビンソンクルーソーカレーハウスなど、徒(いたづら)に巷(ちまた... 続きを読む
ある日銀座線を上野廣小路で降りると未(ひつじ)の刻も間近(まぢか)。諦(あきらめ)めつゝ妖(あや)しげな路地を彷徨(さまよ)ひ歩くに、見憶えのある佇(たゝづ)まひ、わが眼精(まなこ)を捉(とら)ふ。實(げ)に世に云ふ「既視感(デジャヴュ)」かと見紛(まが)ふ心地(こゝち)。屋號天壽ゞと稱(とな)へ、こちらでは名高き店。 俄(には)かに、去(い)にし日、法事の歸りに親戚一同で立ち寄りしを... 続きを読む
【2008-03-22追記】: この日、銀座四丁目の辻(つじ)には小旗うち振る者ども溢(あふ)れ、常(つね)ならざるけはひ。見ると古(いにしへ)の車、次々に立ち現れ、足早に去る。折しも午(うま)の刻なれば、歌舞伎座近くに移りしほかけを覗(のぞ)く。暖簾いまだかゝらぬ玄關より中の胡蝶蘭を恨(うら)めしげに眺(なが)めつ踵(きびす)を返す。 やむを得ず、大通りを歌舞伎座方に渡り、『銀の... 続きを読む
10票 [大きな写真]
6票 [大きな写真]
5票 [大きな写真]
近頃(ちかごろ)の赤坂不動尊。午(うま)の刻前になるや俄(には)かに現はれ出(いづ)る屋臺の車(くるま)一輌あり。その屋號トンポーとなし、いと愼(つゝ)ましげに商(あきな)ひなしける。「トンポーとは東坡なるべし」と豫(かね)てより狙(ねら)ひけるが、ある日、試(こゝろ)みに辨當一折(ひとをり)を買ひ求む。 ・「トンポー」、値六百圓也。 屋臺には烏(からす)のごとき黒裝束の女(を... 続きを読む
ある日、常(つね)のことながら木挽町邊(あた)りを當て所(あてど)なく彷徨(さまよ)ひけるに、何時(いつ)になく歌舞伎座先で折れる。彼方(かなた)なる人だかりの先は、牛汁(うしゞる)にて名高き銀の塔。思ふに、土鍋にて煮込みたる牛の肉(しゝ)で飯喰(く)らうは惡(あ)しき樣(さま)なり。 常(つね)に倣(なら)ひて贔屓(ひき)の煎餠店にて薄燒き七十枚ばかりを求め、名高き伊太利料理店に竝ぶ... 続きを読む
十返舎一九「東海道中膝栗毛」。享和二壬戌歳より文政五壬午歳の二十年(はたとせ)に亙(わた)りて書かれ大いに持て囃(はや)さる。かくも名高く、讀み易き滑稽文の殆(ほとん)ど讀まれざる所以(ゆゑん)、偏(ひとへ)にその内容、品あらざるにあり。全篇至るところに溢るゝは下ネタ、動物虐待、差別用語の數々。 食の「膝栗毛」或は「奧の細道」:全國津々浦々股に掛け、饂飩と云はず、鮨と云はず、甘味と云はず、... 続きを読む
うち續きての親子丼。開店に合はせ伺(うかゞ)ひけるに既に二人居竝(なら)びしが、そこ迄あと數間(すうけん)ばかりに迫るや、忽(たちま)ちにして扉(とびら)開(あ)きける。天岩戸(あまのいはと)開(ひら)きし樣(さま)もかくやあらん。豫て(かね)てより「特上親子丼」との腹づもりなるも、俄(には)かに心移りて、 ・「特上親子丼、もつ入り」、値一千九百圓也。 「特上親子丼」の卵は赤玉に... 続きを読む
昨夏日曜夜淺草を彷徨(さまよ)ふ。生憎仲見世附近の店は大半が店仕舞ひ。廻轉鮨や聯鎖店を除くと呑み屋か僅かな拉麺屋のみ。先づは當あづまが氣になる。店頭の食品摸型を見ると拉麺六百五十圓也。で、附近を徘徊するも聯鎖店日高屋を除き五百圓拉麺店二軒見付かつたのみにて何れも今一つ。 ■正しき街場中華の拉麺たるもの、須らく五百圓を超える不レ可(べからず)。と云ふ我輩が深く歸依する「街場中... 続きを読む
新橋驛から銀座線に乘り田原町で降りる。鋲の浮き出た舊型車輛が好きで、淺草寄り二輛目に生殘りし車輛に専らに乘り、舊型が無くなりし後(のち)も驛近付きて燈(ともしび)齊しく消ゆるを何よりの愉(たの)しみにしたりしが、今や總(すべ)て冷房付きの新型。いくら時代錯誤を自ら認める自分でも夏場の冷房はあり難い。田原町で降りる度に花家なる店が氣にかゝる。店先で燒きそばを拵(こしら)へ、店の内はそこそ... 続きを読む