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これらの口コミは、東京食道楽さんの主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
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鰻が食べたくなった。思い立ったら我慢などできない卑しい性分である。お酒も切れないので、みつくろった肴でお神酒も少しは頂いてから、鰻重を掻っ込めたら幸せだ。土曜の午後、連れに鰻屋「コース料理」の予約をとってもらった。 夕暮れ時、京王線は調布の駅で下り立って、愛想もない街並みを三分ほど歩いていくと、マンションの一階に「鈴木」と書かれた看板を見つけることができた。スタイリッシュなガラス張り仕様... 続きを読む
ターミナルの新宿駅から京王線に乗車して下高井戸駅で、東急世田谷線に乗り換えた。うなぎ割烹「一二三(ひふみ)」のある松蔭神社前駅までは、およそ三十分の道程である。九月初旬の日曜日の夕暮れ、ターミナル駅の人出とはうらはらに、この街では駅周辺の殆どの商店はシャッターを閉じており、人の影もまばらで寂しく感じられる。 石畳が敷かれた街道沿いを飛び越え五分ほども歩いていくと「一二三」に辿り着くことが... 続きを読む
夏負けなどしないが、活力をつけて残暑を乗り切ろうと鰻店に出向いた。八月の下旬、まだ汗ばむほどの夏の夕刻、荻窪駅から「安斎」を目指す。予約が必要なこの店は、主人が客の到着時間に合わせ鰻を焼き上げるようで、時間を厳守することが肝心の様だ。 上戸ゆえに、酒も呑まずに「うな丼」だけを掻っ込む夕餉などは、まっぴら御免である。そんな場合は予約の時に「酒を嗜みたい」と申し添えなければならない。実に煩わ... 続きを読む
赤坂に百五十年の歴史を有する鰻料理の老舗がある。「重箱」という料理屋である。初代は川魚の商いから、浅草は山谷の地で蒲焼料理を始められたのが、この店の発祥のようだ。 現在は東京一と評判の老舗も、浅草山谷で七十五年間営業された後、東京の店を閉めて都落ちして、昭和十年から二十一年間は熱海の地で店を営んでいたというから、必ずしも経営は順風満帆ではなかったようである。昭和三十一年に現在の赤坂の地に... 続きを読む
花は桜である。今年の花見も例年と同様に昼餉の時を楽しんでから繰り出そうということになった。日ましに春めいてきた三月下旬、予約しておいた明神下「神田川 本店」を訪問した。御茶ノ水駅で下車し、肌を包むような穏やかな風を感じながら十分ほども歩いていくと、板塀で囲まれた日本風古屋に辿り着くことができる。 昭和二十七年に建築され、既に五十年以上も経過している料亭造りの古屋は、どこかしみじみとした味... 続きを読む
夜のとばりの下りた銀座八丁目辺りでタクシーを降り、木挽町の料亭街を歩いていくと高塀に囲まれた「竹葉亭木挽町本店」がある。 ここらの料亭は客の出迎えが慣例となっているようで、通り掛けにちらと見た吉兆 東京本店では、一人の仲居が玄関に立っており、微動だにしないその姿形は凛と美しいものに感じられた。訪れた「竹葉亭本店」でも二人の仲居が玄関で待っていたが、寒さのためか両手を擦り合わせ体を揺ら... 続きを読む