おいしいものをたくさん食べてもダイエット!
行列のできる
(
HP
)
(千葉県)
[携帯電話番号認証済]
標準点: 3.5
口コミ: 1,844件 / 73,778票 | 写真: 21,385枚 / 205,818票 | 読者: 972人 | 訪問者数: 868,220人
この口コミは、行列のできるさんの主観的なご意見・ご感想であり、お店の価値を客観的に評価するものではありません。あくまでも一つの参考としてご活用ください。 また、この口コミは、行列のできるさんが最後に訪問した '09/08当時のものです。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。 詳しくはこちら»
いつか食べたかった奈良大和の伝統野菜のランチフルコース。シンフォニーのごとく華やかで夢心地でした。
'09/09/05
('09/08 訪問)
お店のことを知ったときから行きたかったお店です。奈良にあるので行く機会はほとんどない、と思ってましたが思いがけない大阪出張でその行ける可能性の芽が出てきました。ただ、予約が必須なお料理なのでほいほいと行くわけにはいきません。仕事の状況を見ながら、この日ならと思って電話をすると、首尾よく、”お待ちしております。”予約した日から決行の日までの長かったこと。変なことがおきないようひたすら祈って、ようやく無事に行くことが出来ました。予約したのは、”大和と世界の野菜”コース(3900円)。要予約のコースです。
お店があるのは、ならまち。近鉄奈良駅から南に下ったところにあります。奈良にはお店の開店1時間前に到着するように住之江公園を出発。途中何の問題もなく奈良まで来ました。開店まで時間があったので、ぶらぶらと興福寺を見ながら奈良公園にある柿の葉寿司店で夕飯にするおみやげをゲット。そこから戻ってきて、お店に着いたのが開店2分前。いつもながらの計画性ある行動です。このときは、30分前から夕立のような大雨が降り、お店もそこを考慮して着いたときはお店は開いてました。
入り口は日本風の新しい料亭か小料理屋さんのインプレッション。戸をひいて開けると、いらっしゃいませ、と何人もの人が一斉にウエルカムあいさつをしてくださいました。女性がひとり近づいてこられ、さあさ、傘おあずかりします。これびっしょりですから、置く所教えてください。はい、だいじょうぶですよ。やりとりがあり、顔をあげるとそこはカウンター席がひろがり、幅の広いカウンターには見たこともないような野菜がごろごろと、レイアウトも美しく飾られております。テンション、あがっちゃいます。こちらへどうぞ、とすでにマットの敷かれた席に案内されます。カウンターには、行列一人と女性客1組2人だけ。席を空けてゆっくりさせていただいたようです。
さあ、どんなお料理がまっているのでしょうか期待に胸がふくらみます。
最初から度肝を抜かれました。なんという野菜たっぷりの前菜。籠に盛られての登場です。ここから、すべてのお料理について説明していただきました。お料理と使われているやさいのことを、丁寧に親切に教えていただきました。もう絶対これはレビューに書きこまなくちゃあ、と思うくらい野菜と料理への愛情を感じたのですが、お店を出るときには野菜の名前、もうすっかり忘れておりました。
前菜の野菜の籠盛り合わせの説明の前に、もうひとつ籠が出てきました。トマトとかレモンのような見たことがないような果物が入れられてます。これが、なんと全部トマトだったんです。説明していただきます。なぜこの籠のトマトの説明から入るのか、後で分かりました。このトマトが前菜に入っているのです。カットすると分からなくなるので、その本来の姿を見せるのです。以後、同じようにいろんな野菜を厨房からもってきて見せて説明してくれます。カウンターは、野菜だらけに。この野菜、すべて農園から持って来るそうですが、別組織にしているようです。これだけ珍しい品種や伝統の大和野菜のことを知らないと栽培も難しいことは容易に想像できます。
そして、籠盛りのすべてのお料理の説明をしていただきました。白桃ジュースやそーめんかぼちゃくらいは覚えてますが。トマトの皿には5種類のトマトが入っておりそのうち2種類はオーブンにかけて濃くしているとか。これお野菜が何種類あったんでしょうか。どれも生命力を引き出され、最高の味となって提供されてました。どれも、全部おいしかったし、こんな経験初めてのことですっかり気に入ってしまいました。ズッキーニは若いうちに収穫して食べているそうで、そのままほっておくとかぼちゃのような実になると実物を見せていただきました。これは、硬くて食べられないそうですが、観賞用にはいいですね。
すべていただいて時間があったのでお店の中をお願いして見せていただきました。というのも、カウンターは入り口を入ってすぐのところにあり、そのまま座るとお店の中を全く見ないことになります。リーフレットに載っていた素敵な店内の写真。この場所見せていただけますか、とリクエスト。奥は、蔵を改造されたそうで素敵な2階だてに変身してました。母屋も2階になっていて、2階には3テーブルあるそうです。
さて、前菜のつぎに運ばれてきたのが、あんかけになった煮物、そのつぎが天ぷらでした。あっというまに全部いただきましたが、中にはむらさきとうがらしのような初めてたべる野菜も数多く、残念ながらそのことだけしか記憶にありません。ノートとれば良かったですね。つぎに自分で焼く大和芋の陶板焼きになります。写真のとろろはすでに調理されているということで、表面をぱりっとさせて中のもちもちとの対比を楽しみました。
ここでご飯になります。黒米ごはんとものすごくおいしかったおつけもの。ごはんの上に乗せていただきました。そして、大和芋を落としているお椀。そして2種類のデザート。フルーツプレートと伝統和菓子のむこだまし。これは、珍しい白いあずきを使った粟のお団子でした。別バラですよ。そして、コーヒー。
この1時間半におよぶ大和野菜のドラマにすっかり魅了されました。元気をいただきました。野菜の持っている力強さを感じました。これを考えて野菜づくりから実行された店主の想像力に敬意を表したいとおもいます。お料理は味とプレゼンテーションで最後の顔でお客さんの前に供されますが、実際はすでに素材を誕生させるところから勝負が始まっているのですね。この実物の野菜で説明していくスタイルは、それを十分実感しました。このお店では、大和牛がもうひとつの柱になってますが、その次は何をもってくるのか。そのこと、とっても楽しみにしてます。