てんぷら 近藤(天ぷら/銀座)

どこへ行こうと中華料理はボイコット。 
Tオカ (40代前半・男性・京都)
標準点 2.5
口コミ 578 / 7,777 写真 676 / 2,763 読者 143 訪問者数 279,035


てんぷら 近藤
(天ぷら / 銀座)

これらの口コミは、Tオカさんの主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。

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街はクリスマス一色。
うちはクリスチャンじゃないしそもそも神を150%信じてないのでどうでもいいのだが浮かれたネオンに誘われて美味いものでも食おうとこのお店へ。

海老/メゴチ/鯊/キス/蛤/蓮根/アスパラ/蕗/山ごぼう/百合根/人参/さつまいも/穴子

メゴチはサックリ、鯊はホックリ、キスはハラリ。
野菜の美味さは言わずもがな、味香りともに鮮烈な百合根、綿菓子のように揚げた人参にはビックリ。
お馴染みのサツマイモは天ぷらというより洋菓子の重量感、しみじみと美味しい。

さて・・・このお店、tabelogでの評判はあまりよろしくない。
薄い衣、存在感を感じさせない胡麻油、完全に野菜中心の種、いわゆるトラッドな天ぷらとは違うのだろうか???
先日食べた浅草の中清とは同じジャンルの料理とは思えない(あれと比べるほうがオカシイが)
諸先輩の意見は真摯に受け止めるとして、やはり僕にはココの天ぷらが何処の店より口に合う・・・・メチャクチャウマーーーーい。
一瞬油をくぐることによってより輝きを増した素材が天紙の上にスッと置かれる。
ヘンチクリンな言い方だが生の状態よりも生命力が弾けた瞬間を「食う」感じ・・・なのだ。

締めは天丼、薄いツユも口に合う。
かのウィルスの流行で牡蠣がなかったのが残念。
ところで客の大半が関西人でした・・・ひょっとしたらそういう味なのかもしれない。

いつもは「おまかせ」なのだが今日は「お好み」で食べてみたら驚くほど安かった。
他にも数組が「お好み」で頼んでいたが近藤さんは誰が何を注文したかを完璧に覚えている、客がよーく見えているのだろう。
見てると「エッ?」というくらいよく油を変える、少し揚げては変え少し揚げては変え、である。
そして客の出入り時には「いらっしゃい」「有難うございました」とお店の誰よりも大きな声で挨拶する、20代の若いカップルが帰るときに深々と頭を下げる姿が印象的だった。
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ここは最高だ。
揚げ色も浅く油も衣もきつくない。
基本的には魚介よりも野菜中心、それもとびきりの!

栗、山ごぼう、白魚、牡蛎、蛤、空豆、百合根・・・。
ここでしか食べたことのない美味が目白押し。
おずおずと箸でつかみ口に入れて歯をたてた途端ジュワーと色んな香りが溢れ出す、季節だったり、海のにおいだったり、山のにおいだったり、土のにおいだったり・・・それらが熱々でサクサクの食感と一緒になって舌を襲う。
この天ぷらに歯をたてる瞬間、イヤラしくて好きである。

出来ればおまかせコースで徹底的に旬の食材を楽しみたい。
魚介も野菜も「旬」のオンパレードが味わえる。
透けたネグリジェのような衣を纏った野菜は味・香りともに鮮烈、旬の野菜とはこんなにパワフルに自己を主張するものか・・・と関心させる。

冬場の名物さつまいもは別オーダー、時間がかかるので最初に注文しておく。
長い間油の中で揚げられ、その後キッチンペーパーで巻かれて別室で寝かせた後に登場する。
これと似たものを出すお店はあるが、ここのは異次元の美味しさ。

近藤さんは京都の撮影所で江戸料理の専門家として映画やドラマの中での料理指導もしてたらしい。
独立して銀座にお店を構えるのは一大勝負だったと言ってた。
そして銀座の坪単価の話や借金の事などを話し出すと意外に愛すべき俗物なのが可愛い。

皆さんのレビューを拝見してると正当な江戸前の天ぷら?としては物足らない部分があるようだ。
「うーん、そういうものか」と関心するような意見もある・・・しかし、僕は関西人なので全然OK!
こういうお店は接待などではなく気心の知れた人と味わいたい。
全シーズンを制覇して只今全月制覇が目標。

店名 てんぷら 近藤こんどう
最寄駅 銀座
ジャンル 天ぷら
住所 中央区銀座5-5-13 坂口ビル 9F (地図を見る
TEL 03-5568-0923
営業時間 [月~金] 12:00~13:30 17:00~20:30
'06/12/24 ('06/12訪問)
  • ¥15,000 ~¥19,999
  •  

コメント(7件)

'06/12/24
私も何方かと云うと、野菜が美味しいと感じる天ぷら屋の方が好みです。

江戸河岸が発祥となる江戸天ぷらと精進揚げをベースとする関西天ぷらの差ではないでしょうか。尤も関東大震災をはじめ、戦争による疎開と云う現実の中、天ぷら程東西の交流が行われた食べ物でないとも思うのですが(笑)
歴史的には、前者が胡麻油(恐らく魚の腐臭を消すため、かつ、油の酸化防止がより少ない経済的理由、職人が食べての主体等と考えますが)、後者は菜種油(当時は関西が主生産地)を基本とするわけですから、油を生かすためにネタ其の物の考え方が違うので、食べてきたベースが違うのですから好みの差は当然生じるんじゃないでしょうか。
尤も江戸っ子を気取る方の方が、昔からの胡麻油を否定し関西系の油を好まれると云う矛盾がこの10年程度顕著に現れてきているのは面白いですね。健康志向って奴なんでしょうけど(笑)

'06/12/24
ぴぃ 様

コメントありがとうございます。
誰もコメントしてくれないだろうな・・・と思っていたので嬉しいです、ハハ。
やはり色々なルーツがあるもんですねぇ、そう言えば祖母は仏教的ベジタリアンな人でしたがゴンボの掻き揚げをよく買ってきて食べてました。
僕は野菜の食べ方として天ぷらは素晴らしいと思ってるので野菜中心なこのお店が大好きです。
しかもここの野菜は質が高い!


'07/02/22
Tオカさんのレビューの書き方が好きです。
天婦羅からさわには、行かれた事ありますか?
今一番気になっている天婦羅屋さんなのですが、ここでの評価があまりにも低いので、もし行かれたことがありましたら、感想お聞きしたいです。

'07/02/22
SHIDONY さま

コメントありがとうございます。
>天婦羅からさわ、全然知りませんでした。
近いうちにぜひ行ってみたいと思います。

'07/02/24
ありがとうございます。
なんでも、シャンパンに合うあっさり天婦羅だそうで、近藤系ではないのだろうか。。。と。
私も、行ったらレビューしますね!

'07/03/30
私もTオカさんとほぼ同じ感想です。
とても的確で素晴らしいてんぷらの表現力に、頭が下がりっぱなしです。
私は2007年3月デビューの新人者なので、まだまだ未熟者ではございますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
それと素敵なレビューを楽しみにしてます。


'07/04/07
7 Seas さま

こちらこそ今後ともよろしくお願いします。

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