食べて、呑んで、歌って。それが七海の生きかた。
この口コミは、7 Seasさんの主観的なご意見・ご感想であり、お店の価値を客観的に評価するものではありません。あくまでも一つの参考としてご活用ください。 また、この口コミは、7 Seasさんが最後に訪問した '11/05当時のものです。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。 詳しくはこちら»
お店の大ファンであっても評価に聖域はありません。残念ながらレビュー方針に則り、下方修正いたします。
'10/12/15
('11/05 訪問)
![]()
[
画像表示形式:
一覧
|
拡大
]
情緒たっぷりの一軒家。
11票 [大きな写真]
店内の設えにもうっとり。
10票 [大きな写真]
日本酒はこんな感じです。
12票 [大きな写真]
和風牛タンシチュー その2
12票 [大きな写真]
| 店名 |
くろぎ
(【旧店名】湯島 一二一) [
HP |
|---|---|
| 最寄り駅 | 湯島駅、上野広小路駅、上野御徒町駅 |
| ジャンル | 懐石・会席料理、魚介料理・海鮮料理、和食(その他) |
| 住所 | |
| TEL | 03-5846-3510 |
| 営業時間 | [月~金] 17:00~23:00(L.O) [火~金] ランチは2部制・予約必須 11:30~ 12:30~ [土] 17:00~23:00(L.O) |
| オープン日 | 2007年12月 |
| 備考 | 【昼】1000円(20食) ●11:30、12:30の2部制 ※予約なしの場合、断られる場合があります。 ●ランチの予約は11時~16時でお願いします。 【夜】13000円のお任せコースから ●予算に応じたコース有り ●自家製のお土産あり ●2010年10月1日より店名が「くろぎ」に変わりました。 ●一眼レフの撮影はご遠慮ください。 ●夜の予約は2人から。 |
【最新レビュー】
「くろぎ」になってから通常のコース(12000円)をいただくのは今回が最初。
不本意ながら評価を★★★★★5.0→★★★☆3.5に下方修正いたします。
ご存じのように、こちらのお店では大層お世話になっております。
もちろんお店に対する感謝と御礼の気持ちを忘れたことは、これまで一度もありません。
また、「くろぎ」を食べログに紹介して以来、まるで常連客のように贔屓にしてきました。
本音で話し合える関係は今後も続いてゆくことでしょう。
ただし。
それはそれ、これはこれ。
私にとって特別なお店であっても評価(特に料理)に関しては、フェアかつ正当に行いたいと思いますし、妥協・お世辞は一切いたしません。
たとえ評価を下方修正したとしても、お店に対する愛情や思い入れに変わりはないからです。
また正直に評価することがお店の為でもあり、「くろぎ」の成長と飛躍に繋がるという確信と強い信念があります。
そして、それが私です。
なお評価するにあたり、私が心から信頼するmaffin様のレビューを参考にしました。
その理由として、訪問日とメニュー内容がほぼ同じだからです。
レビュー内容には大変触発されたものの、今回の点数や料理の評価に関しましては、極力影響を受けないように頑張りました。
つまり、私の個人的見解で評価しましたので、何卒誤解なきようよろしくお願い申しあげます。
【2010/12/13 夜メニュー12000円 本日の献立栞より】
1 先付 夫婦松葉蟹盛り合せ 三杯酢
2 〃 焼き胡麻豆腐
3 〃 京小松菜 京蓮草 油揚げのお浸し
4 凌ぎ 棒寿し ばちこ ゆべし
5 お椀 蔵王鴨みぞれ椀 豆腐 九条葱 京人参
6 お造り 大間鮪 烏賊 その他白身 あん肝ポン酢 妻もの色々 辛味大根
7 焼き物 岩手県産寒鰤塩焼き
8 煮物 聖護院かぶら餡かけ 京菊菜 振り柚子
9 香の物 丹後京漬物盛り合せ
食事 牡蠣御飯
止め椀 蟹味噌汁 なめこ 九条葱
10甘味 葛切り
【寸評】
端的に言えば「料理に対する飽き」と「和食の凄みがない」、この二点に尽きます。
昔に比べて、格段にその料理レベルが落ちたと言わざるを得ません。
素材の良さや仕入の品質が良くても、正直今回の料理は美味いとは思いません。
ツレは思いっきり食べ残しました。
私も箸が進まず、苦しかったです。
コース値段が8000円台の頃と比較しても、あるいは料理の絶対評価を基準にしても、今回のコースに感動や興奮は一切ありません。
失望に近い感情です。
黒木さんや女将の小浦さんをはじめ、お店全員でのおもてなしは相変わらず素晴らしく、居心地は都内屈指だと思います。
こんなに豪勢なのに、とってもお得で楽しい忘年会はここ最近の記憶ではありません。
しかし、料理に関しては明らかに凡庸。
ツレは去年の今頃と比べて「話にならない」と嘆いておりますし、私も今年の夏の水準や他店の同クラスと比較して、あまりの落ちぶれに肩を落としました。
即刻、兜の緒を締めなおして料理の建て直しを計るべきだと、強く進言させていただきます。
【各論詳細】
◆まず料理が遅いです。
繁忙期であることを割り引いても遅いと思います。そしてドリンクの提供も何気に遅いと思いました。
そのため、料理・ドリンクそれぞれのタイミングに合わせようという悪循環が客側で始まりました。
最悪です。
◆全体的に味が均一で平面的でした。
膨らみがとにかくありません。基本のだしがパワー不足で、繊細な味を引き立たせるための素地が見えてきませんでした。
どの程度、良質の本枯れと昆布を使ったのでしょうか?
更には二番だしの扱いはどのようにされたのでしょうか?
この基本的な失点が料理全体のグレード感を下げ、陳腐・低水準に感じた原因になったと思います。
◆十八番のせいこ蟹は相変わらずの出来で、最高のスタートでした。
続いての胡麻豆腐ですが、もうそろそろこれはいいかなという感想です。
しかも、いつもよりおいしくない上に感動も薄い。来年はコースメニューから外してもいいかなと思います。
お浸しがまったくダメダメ。
日頃の実力が出ておらず、いったいどうしたのかと思いました。
そして、このときに気抜けしたような出汁の体たらくに気づいたのです。
◆凌ぎはいつもの内容なのでちょっと飽きました。
メニューに載せていない「自家製からすみ」は、しっとりとした深みがあって風味抜群。
しかし、ばちこもゆべしもワンパターンなので、そろそろ変えてもいい頃だと思いましたね。
◆お椀が微妙すぎる。
いっそのこと治部煮にしてもらった方が落ち着きました。
鴨の野趣溢れる力強さが感じられず、臭みを取る仕込みをやりすぎたかと思いました。
もしくは、合鴨でも質の低い鴨か。
鴨肉の火の通りやとろみは◎。
一番の問題はこのときの吸い地が弱々しく迫力不足なため、興醒めしました。
ちなみに、ツレは鴨の存在に気づかなかったようで、未だに「絶対入れ忘れた」と主張を曲げません。
◆お造りに一切の感動なし。
大間の大トロでしたが、まるで「銀座小十」の悪夢を見ているよう。
その他の白身は河豚でしたが、いっそのことお造りはてっさ一本に絞ってもらった方がよかったですね。
中途半端。
一方であん肝はメチャ美味でしたので、胡麻豆腐や凌ぎを削ってもらい、これを中心に据えても良かったなあと思いました。
◆寒鰤は美味に焼けておりました。
モノもよく満足ですが、もう少し塩振りがきちんとされてもいいかなと思いました。
コースの後半だし、酒も進んでいるわけだから、もうすこししっかり振らないと。
その証拠に味の濃いきんぴら蓮根が美味しいこと!
でも、これはキケンな兆候。
主役級が軒並み外しているサインですね。
◆煮物に固まる。
これが一番「なんじゃこりゃ」
聖護院蕪?もちろん大好物ですよww。
しかしこれはないでしょう。写真を見ても美味そうに見えないし、実際美味くないし(笑)
これなら私の方が美味く炊ける自信があります。
味付けは大味だし、塩梅はどっちつかずでつまらんし、蕪にはうま味が含まれていないし、変化球もないし・・・。
ショックな一品。
◆牡蠣飯は前回に比べてレベルは向上。
牡蠣のふっくら感はあるし、塩気も弱まってちょうどいい塩梅。美味しかった。
でもこの蟹汁になめこは必要なの?どうだろう。なめこ椀か蟹椀のどちらかにすればよかったのでは?
それにしてもお新香もいいかげん同じで飽きたな。
◆葛切りは誰が担当したんじゃwww!
まさか黒木さんじゃないよね・・・(汗)。ゴミみたいにくちゃくちゃだったよww。
さてさて、かなりの辛口になりましたが、まだまだ成長の余地がいっぱいあるということでよろしいですかね?
ミシュラン★をもらいましたが、このメニュー内容や料理レベルでは二回目で飽きると思います。
したがって、このままの水準では三回目の来訪はないということです。
昔のようなハングリーさと研ぎすまされた感覚・感性を取り戻して欲しいと思いますが、もはやそれだけではないですね。
大変な事態です。
ただこれだけは言わせてください。
決して広尾「分とく山」や赤坂「菊乃井」、京都河原町「たん熊北店」の二の舞だけは踏まないで欲しいと思います。
ごちそうさまでした。
そして、ありがとうございました。
追記1:今年の夏に10000円の特別メニューをやってもらったことがあります。その前の年、鮎と鱧がまったくダメだったのでそのリベンジでした。結果から申せば、鱧のレベルは格段に上がってました(特に骨切り)。銀座小十の半額以下ですが、レベルはこちらの方が上です。しかし、京都と肩を並べるにはまだまだです。鮎も大きすぎます。精進してください。
追記2:居心地が本当に素晴らしい。他の店にいくとそれがずば抜けていることに気づきます。やっぱり黒木さんと女将の人徳かな。とにかくここをサービスの基準にすると、他店がみすぼらしく見えたり、サービスが悪く見えて本当に困るんですよね。
追記3:また昔の凄レベルに戻ったら、上方修正します。極端に贔屓の店で仕方がなく評価を下げたのは溜池山王「鮨さいとう」と湯島「鳥恵」、そして今回の「くろぎ」で3軒目。「鮨さいとう」は死ぬほど大好きなお店ですが、よく人から「なんで評価低いの?」と言われます(苦笑)リベンジで伺うのは来年早々ですかね。常連のあささんに予約取ってもらわなきゃ(笑)
【前回レビュー 2009/12】
私は、今更ながら食べログの影響力の怖さに愕然としております。
そしてやはり、この店を載せた事に多少なりとも後悔をしております。
前回レビューでも書きましたが、
「ほんとに荒らされたくありません。願わくば、割烹・会席の解る「大人」の方だけに、楽しんでもらいたい、そんな粋なお店でもあります。」と。
説教じみたことを書くほど、私は偉いわけでもなく、何様のつもりだと自分でも思います。
自ら進んで反感を買うのは、愚の骨頂かもしれません。
しかし、大の大人にも関わらず、常識を知らないお客様が多すぎます。
お昼の鯛茶漬けはお代わりできますが、食べ放題とゆー意味ではありません。
20名限定のはずです。
大食い選手権のように8杯、9杯、10杯と食べるのはいかがなものかと思います。
それではせっかく来た他のお客様の分がなくなってしまいますよね。
「気遣い」とは言いませんが、もう少しイマジネーションをしてみてください。
また、お店としては、大食いのためにお代わりOKにしているわけではないと思います。
和食の世界ではなくても、これは常識です。
ましてやこの店では尚更のこと。
「心ゆくまで満足してもらいたい」と言う心意気であり、「おもてなしの心」を伝える形式なのであって、日本古来からある「呼吸の美徳」です。
何杯でも好きなだけお代わりできるぞと真に受けてはいけません。
ダイレクトに言うことは野暮なので、京都みたいにやんわり「別表現」や「遠まわし」で伝えているだけです。
もう一度、繰り返し言います。
こんな傍若無人なことを続けていては、お昼のお代わりができなくなりますし、お昼の営業ができなくなります、ほんとに。
それどころか、お店が潰れてしまいます。
もしこれを読んで心当たりがあるとすれば、その時はご主人の黒木さんに率直にお詫びして、次回以降はお店の立場や他のお客様のことを考えながら、お代わりをしてください。
さすれば、ますますお店といいご関係になれることでしょう。
イイお店を守ることも、とても大事なことです
ぜひ、ご一緒にこちらのお店とステキな関係を続けてゆきましょう。
【これまでのレビュー 2009/7】
タイトル:「生きていることに只管(ひたすら)幸せを感じる空前絶後の和食割烹、湯島に降臨!」
あーあ。
もちーっと早く知っていれば、更に人生は楽しくなっていたかもしれない、そんなお話です。
この店、マジで驚かされました。
マジ、マジ。
もちろん食べログで紹介することに躊躇したのは紛れもない事実です。(店の基礎情報を書きながら何度も手が止まりました)
ほんとに荒らされたくありません。
願わくば、割烹・会席の解る「大人」の方だけに、楽しんでもらいたい、そんな粋なお店でもあります。
御託はこれぐらいにして、本題に入りましょうか。
地下鉄千代田線湯島駅の前を走る春日通りを御徒町駅方面に歩くと、ドンキが見えてきます。
(御徒町駅からだと湯島駅方面に向かって歩いてください)
その裏手の方に店はあります。
脇の路地を歩いて四つ角に出たら、右に曲がってください。
場違いな古民家がそれになります。
一瞬わからないかもしれませんが、表通りのドンキから歩いて30秒程度ですから、焦らずに探してみてください。
表札には「Yushima121」と書いてあります。
小粋な玄関をあけると香りのいいお香が。
麻布十番の「かどわき」さんを明るくして、京都風にしたようなそんな内装です。
お店のオープンは2007年12月。
ご主人の黒木純さんは齢30にして、知る人ぞ知る有名板前です。
新橋「京味」で5年修行され、今でも年の暮れになるとおせち作りの大黒柱として「京味」に戻ります。
現在のお店は「黒木チーム」として、日々精進を重ねておりますが、さすがに一流です。
出汁から始まって細工、飾り、ネタ、流行り・・・何れも天衣無縫かと存じます。
ただし、この店にも特徴(個性)がありますのでさくっと書いておきますね。
●献立は一つのみ。しかもコースで8800円(ふぐコースやすっぽんコースは20000円から)
毎日少しずつ内容は変わりますが、質・ボリュームを考えると大変お得なコース内容です。
私の割烹経験上、最低でも12000円します。ここは15000円ぐらいが妥当な内容です。
アラカルト注文は21:00以降、席が空いている若しくは知っている方の場合のみOKです。
ただしかなり割高になります。(コースとは比較になりませんし、頼めるのもコースの中から)
【参考:7/29のコース献立 8800円】
先付 鱧叩き梅肉 焼き胡麻豆腐
前菜 かます棒寿し ばち子 トマト 一二一温度玉子 鮎煎餅 水茄子 ゆべし
お椀 鱧早松椀 冬瓜 酢橘
焼き物 天然鮎 たで酢 はじかみ
揚げ物 佐島蛸 石川芋 枝豆
冷煮物 加茂茄子 叩きオクラ 生雲丹 鯛ジュレ掛け
お造り 大間鮪 豊後水道盛り合せ
強肴 和風牛タンシチュー
食事 鱧御飯 味噌汁九条葱 丹波京漬物
甘味 葛切り黒蜜
●味付けは京風ではなく、湯島流です(笑)利用客や土地柄に合わせたそうですが、亭主曰く「薄味はなんぼでもできる。濃味のギリギリがむしろ難しい」とな。結構言いますねー(笑)でも、事前にお伝えすれば、関西風にしまっせ。もちろん食べたいものも事前にゆーてくださいと云われました。黒木さんは関西弁を使いませんので、こんな言い方はしません。ご注意ください。(爆)
●お昼は鯛茶漬け(限定20食・1000円・お代わりOK・ただしそこそこにしましょう)と牛タンシチューです。早い者勝ちです。昼会席や弁当の予約だけでなく、お祝いや法事にも使えますから知っておくと重宝します。ただし、平日しか昼は営業しておりません。
●一軒家ですから面白い構造になっております。奥のテーブル席の前にはステキな坪庭があります。二階には、人目に触れずに利用できるお忍び用の2名個室や少人数用の座敷があります。座敷は仕切りを外すと15名ぐらい座れますから宴会もできます。ソファー席もありますよ。(笑)
●お酒メニューが変わっています。ビールは「八海山」(生ビールも)だけです。日本酒は少し高いですが、料理に合わせたお酒だと思ってください。ワインは豊富にあって値段も手頃。焼酎はこんなもんかな、とゆー感じです。有料の水もあります。
味が良く、値段が安く、雰囲気のいい和食屋はそうそうありません。
江戸川橋「リストランテ ラ・バリックトウキョウ」の和食版だと思ってください。
「湯島 一二一」「鳥恵」「多古久」を線で結ぶ湯島トライアングルは、私の棲息地です。(笑)
湯島が好きになりますよー。
(o^-')b
日本をごちそうさまでした。
追記1:不思議な店名「121」の名前の由来は「1対1」。つまり「マンツーマン」とゆー意味です。接客を始め、お客様と向き合って行きたいとのことです。若い板前さんをはじめスタッフの笑顔が気持ちぃーーーい。なんだか楽しそう♪オレも混ぜてくれやー!
追記2:お出汁がすごかったどす。今回のベースは鱧出汁なんですが、上品で優雅な香りが後半からやってくるので、最初なんだかわからなかったどす。実は松茸どすえ。胡麻豆腐はネットリ濃厚。それに対して銀座「うち山」さんや「かどわき」さんの胡麻豆腐はもっちり香ばしい。ジュレの塩梅も、かます棒寿司の香りも、実に素晴らしかった。
追記3:平日は予約で混み合っています。土曜の方が狙い目かと思いきや、今ではメチャ混み。深夜22:00でも混んでいます。
追記4:亭主の黒木純さんは自称「和食界のキムタク」(爆)ですが、私に言わせればむしろ「イチロー」っぽい。どっちみちイケメンなのでどーでもいいお話でした。他のレビュアー様の話だと竹野内豊似だそうですが、確かに。でも声が全然違いますね。