ゴンガンヂンのレストラン・レビュー
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名代 豆餅 (\160)
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このあたりの有名な店と言えば、鯖寿司の花折 京都本店、麺類どんぶりだけど鯖寿司で有名な満寿形屋、和菓子では、鎌餅の大黒屋鎌餅本舗、百万遍の方になるが阿闍梨餅の満月、豆腐なら丁子屋老舗、パンならくるみパンの柳月堂、フリアンディーズ、イタリア料理の老舗カーサビアンカなどうじゃうじゃある。最近では、河原町今出川南東角の寿司屋瓢が日本酒バーになったし、ルークの支店もできた。
このあたりは、昔から、東が京大、西が同志社、同志社女子、南が府立医大という、学生(しかも優秀な(!)学生)の多い地域だったから、名曲喫茶柳月堂やらほんやら洞といった大学生絡みの有名な店が残り、そして、少し時代が下がってからも、セカンドハウス、童夢といった学生に愛された店も多く、今でも腐るほどカフェもある。
生活感溢れた街で下町ではあるのだが、これだけいい店の集積があるのは京都でも一、二かもしれない。これだけいい店が揃っていると生半可な店はすぐに淘汰されるだろう。本当に贅沢な街だと思う。
さて、その出町柳の雄と言えば、ここ、ふたばだろう。京都の「おまん屋」の代表と言っていいだろう。
いつ行ってもお客さんが並んでいる。今は少しは落ち着いているようだが、少し前、桜のシーズンなんて、Z字を超えて、3字に並んでいた。おそらく、行列の長さでは京都でも最も長い店なのだろうが、多くの女性店員が注文をさばいていくので待ち時間は思ったほど長くない。上賀茂神社の神馬堂のように20個入り5箱みたいな買い方をする人が少ないというのもあるかもしれない。
さて、味である。
ここの「豆餅」を初めて食べて一番驚くのはその塩味だろう。この塩味は、餅にあるような気もするし、あるいは、豆(赤エンドウ)にあるような気もするのだが、この塩の強さも、形同様で、結構ばらつきがあるように思う。餡は甘さを抑えた漉し餡。
さて、私が一番気になるのが餅である。かなりボリュームがあり、さらに、餅としてもしっかりとした、もちもち感のあるものなのだが、買って、すぐ食べる分には、しっかりとした餅の食感の中にも柔らかさが残っていてとても美味しく食べられるのだが、これが5~6時間も空けるとかなり固さが目(歯?)立ってくる、ボリュームのために余計に。もっと長く美味しく食べられるという人もいるし、このあたりの感じ方は人によっていろいろなのかもしれないが・・・。神馬堂の「やきもち」同様、買ってすぐに、賀茂川にでも行き、食べてしまうというのが一番美味しい食べ方ではないかと思う。
もう一つの問題点は、先にも書いたが、わりと味のばらつきが大きいように感じること。とんでもなく美味しく、「これは美味いわ!」と感じることもあるのだが、それは5回食べてせいぜい2回ぐらい。別に不味いということもないが、「凡庸な・・・」と感じることもなくはない。
総合評価としては、購入後2~3時間以内に食べることを前提に★3.5、5~6時間後に食べるのであれば★2.5(標準)というところではないかと思う。
買いやすくて、誰でも気軽に食べられるものが上位に入って来がちだというのは、こういった人気ランキングの宿命ではあるが、全体として、食べログの京都の和菓子ランキングで1位、全国で見ても10位というのはやや過剰評価という気がしてならない。