専門店より美味しい!?レストランで出会った絶品スイーツ13選

専門店より美味しい!?レストランで出会った絶品スイーツ13選

「餅は餅屋」という諺もあるように、洋菓子専門店で買うケーキや和菓子専門店の餡子より美味しいスイーツは滅多にありません。しかしごく稀にレストランで専門店を凌駕するほど感動的に美味しいスイーツに出会うことがあります。持ち運びや日持ちを考慮しないその味は、まさにその場でしか味わえないオンリーワンの美味。

更新日:2016/10/16 (2016/08/09作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる8784の口コミを参考にまとめました。

一期一会とも思える絶品スイーツはこちら!

筆者が専門店以外で食べたスイーツで、感動的に美味しかったものを選出しました。
持ち帰りを前提とする専門店では出せないような「トロトロ」、「フルフル」食感に特長があります。
スイーツを専門としない、あくまでレストランのスイーツなのでプリンなどシンプルなスイーツが多いです。
一部には専門店をも凌駕するフレンチの本格デセールもあります。

レフェルヴェソンスの「真夏の果実~」

食べログのフレンチジャンル全国2位の「レフェルヴェソンス」は厨房にパティシエールを3人も抱えてデセールにも力を入れています!
梅と桃、夏のハーブのジュレと軽いショコラブランのムースを1皿に盛り付けた「真夏の果実~」はお皿の下側から食べていくと味の変化まで楽しめてしまうという計算され尽くした緻密なスイーツ。

エクアトゥールの「マンゴーのクレームブリュレ」

食べログのフレンチジャンル全国3位の「エクアトゥール」はシェフとオーナーソムリエの2人だけで切り盛りする小規模プライベートレストランですがスイーツも抜かりなし。
くり抜いた完熟マンゴーにバニラビーンズの効いたクリームブリュレを合わせ、上には練乳のミルクアイス、頂上にはルバーブ。
お皿の下にはクランベリーとココアのクランブル、フランボワーズのクリスピーも散らせて見た目の美しさも完璧です。

銀座ハプスブルクの「ヨーグルトのシュニッテ」

オーストリア宮廷料理を味わえる日本で唯一のお店「銀座ハプスブルク」。同店には「ファイルヒェン」という製菓部門があってスイーツにも凄く力を入れています。
「ヨーグルトのシュニッテ 柑橘類のマリネ ニワトコの花のジュレと共に」はムースのような口当たりのシュニッテが異次元の美味しさ。甘みと酸味のバランスが絶妙でフルフルな食感も官能的。
ニワトコの花のジュレの爽やかな香りも素晴らしいアクセントとなって、お皿の上でスイーツがマリアージュしていました。これぞレストランでしか味わえないであろうオンリーワンのスイーツ!

北島亭の「プティフール」

食べログ高評価の洋菓子店に行っても、ケーキ(洋生菓子)は美味しくても焼き菓子はそうでもない…。そんなことを感じることが多いのですが「北島亭」では焼き菓子(プティフール)のあまりの美味しさに驚愕しました。
満腹のためレーズンクリームのバターサンド以外はテイクアウトして翌日食べたのですが、どれも半生食感で日持ちより味重視で作っていそうな仕上がり。
しっとりした生地から感じる甘さや旨味が鮮烈で、食べることを止められない尋常ならざる美味しさ。専門店でもこんな美味しい焼き菓子には出会えない!

アッツケ ピッツァの「パンナコッタ」

千葉県千葉市にあるカジュアルなピッツェリアで出会った、まかの感動級スイーツです。
プリンとマシュマロの中間のような見た目の「パンナコッタ」にはバニラビーンズも沢山入っていて歓喜。
口にすると適度な甘さと濃厚クリーミーな味わい、バニラの香りも感じられて、そして何よりフルフル絶妙な食感が素晴らしい。
甘さが足りなければ底に溜まっているシロップで加糖も出来ますが、そのままでパーフェクトな美味しさでした。ピッツェリアでこんな美味しいスイーツに出会えてしまうのですから世の中不思議です。

松川の「水ようかん」

お店で作り立ての「水ようかん」は、液体と固体のギリギリぐらいの緩い固め方。口の中に入れるとスーッと淡く溶けてしまって上品な餡子の甘さが余韻として残ります。
和菓子専門店では持ち帰りを考慮してもっと固めるので(越後屋若狭のように緩い水ようかんを販売する和菓子店もありますが)、こちらもまさにその場で食べるレストランならではの絶品スイーツ。

鮨さいとうの「玉子焼き」

高級鮨店のこだわりの「玉(ぎょく、玉子焼き)」はもうスイーツと思えるぐらいハイレベルなことがあります。
特にかねさか系の玉子焼きは卵と海老を合わせて裏漉しでもしているのか、滑らかな食感でトロトロかつプルンプルンしています。
卵(と海老)の濃厚な旨味、上品な甘み、食感の妙味で、玉子焼きはここまで美味しくなります。

晴山の「ココナッツのプリン」

ランチのコースであれば3,800円とお得な値段で一流の和食を味わえると評判の「晴山」。その技術の高さはデザートの「ココナッツのプリン」にも発揮されていました。
トロトロ濃厚なココナッツプリンの上にクラッシュしたパインゼリー。さらにゴールデンパインの果肉、パッションフルーツも乗ります。
プチッと弾けるパッションフルーツがかなり良い仕事。トロトロのプリンだけでも感動級の美味しさなのですが、プリン、ゼリー、果肉の組み合わせで更なる高みの美味しさに。

柿のプリン(10月)も傑作でした。

いち太の「抹茶プリン」

抹茶の風味が濃厚で、トロトロ食感のプリン。グレープフルーツを効かせたという爽やかなカラメルが上に乗ります。
濃厚かつトロトロなスイーツってやっぱり美味しいです。そしてグレープフルーツと抹茶との意外な相性の良さにも驚き。
お茶の苦味とグレープフルーツの苦味が合うのでしょうか。濃厚なだけでなく爽やかさも感じられるハイレベルスイーツ。

うを徳の「和栗の渋皮煮」

異端のお鮨屋さん「うを徳」の秋のスペシャリテ「和栗の渋皮煮」。栗の産地はその日の仕入れ次第なのですが、「愛媛中山栗銀寄(ぎんよせ、中山栗の中でも特に身質の良いものだけを選んだレアもの)」など和栗の最高峰を扱うこともあります。

渋皮ごと口の中に入れるとホクホクほろりと蕩ける栗から鮮烈な旨味を感じて驚嘆。栗をこんなに美味しいと思ったのは初めて!
洋菓子専門店のモンブランでも和菓子専門店の栗饅頭でも栗羊羹でも、ここまで感動する栗スイーツにはまだ出会えていません。

うずまき 別館(柳沼シェフ時代)の「杏仁豆腐」

幻の名店「ロンフウフォン(龍虎鳳)」の柳沼シェフが、1日1組限定(4人まで)で腕を奮っていた当時の「うずまき別館」。
杏仁、牛乳、グラニュー糖、ゼラチンなどで作る、単純に見えても口にすると凄味を感じるスーパー杏仁豆腐。
トロトロふるふるな官能的食感でありながら、水っぽさは全く無いという凄まじい仕上がり。杏仁の風味や牛乳感が強く、甘さのバランスも絶妙。シンプルでありながらベストなスイーツ。
シェフによればゼラチンの使用量がギリギリの少なさだそうで、クーラーの効いた部屋でも賞味期限ごく僅か。1組のお客さんだからこそ出せるプレミアム杏仁豆腐。

一凛の「3種類の紹興酒を使ったプリン」

3種類の紹興酒の苦味と仄かな甘さがカラメル代わりのプリン。上には胡桃が乗っていて食感のアクセントになります。
カラメルではなく紹興酒なので甘さより苦味が目立つぐらいなのですが、トロトロ蕩ける食感と、甘くて苦い絶妙な味わいに感嘆。これぞ「大人のプリン」と唸る美味しさでした。

カンテサンスの「メレンゲのアイスクリーム」

食べログ全国1位の超高評価店であり、10年連続ミシュラン三ツ星店でもある「カンテサンス」。
リピーターに同じ料理を出すことは無いのですが、例外が2品だけあります。
それがスペシャリテである「山羊のミルクのババロア」(前菜)と「メレンゲのアイスクリーム」(デザート)。
濃厚かつ洗練された甘さを感じられて、流石はスペシャリテと唸れる超スイーツ!

※本記事は、2016/10/16に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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