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jaisalmar (男性)
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1回
昼の点数:4.0
2007/03 訪問
ユージュアル・ギフツ
1.まえがき 京みやげの定番品といえば、阿闍梨(あじゃり)餅、月しろ(大納言小豆/丹波白小豆)、「ときわ木」などなど。特に「阿闍梨餅」は配布用菓子としてウケが良い、と感ずる。 その他、少し値の張る京のよすが[亀末廣](通称:"四畳半")や逆に安価な焚き火のような香りに特徴のある[一保堂]のいり番茶も(送る相手を選んでしまうが)効果的である。 [松屋常盤]の味噌松風をその中の一つに加えたいが、”賞味”期限が購入日より数えて3日以内であり、なかなかそれが叶わない。2.レビュー2.1 入手先/方法 京都大丸・地下食品売り場でも手に入れることは可能でお手軽なのだが、ここはひとつ少し足を延ばし販売所で購入されてみてはいかがだろう。※予約をされるに越したことはないが、数が少ないものの当日販売も行なっているようだ。 販売所を初めて訪れ、戸を引き店内に一歩足を踏み入れたなら、少なからず驚かれる、というか戸惑われることだろう。菓子の陳列棚など存在せず、目前に畳の間がいきなり広がっているのだから。また、その端に手提げに入った「味噌松風」が並べられ、ご家族の一人が座って包装などの作業を行なっているだけである。 でもご安心を。臆することなく、サイズ(大/小)と必要個数を伝えれば快く応対していただける。2.2 味噌松風 1) 味噌松風 ご存知でない方にわかりやすく伝えようとする場合の常套句は和風カステラ。「カステラ」と喩えられるものの、[松屋常盤]の「味噌松風」には、(卵・バター)を一切加えない生地のシットリした質感、西京味噌による自然な塩味や抑えられた甘み、という特徴がある。 そうそう、一つ大事な点を書き忘れていた。今もって炭火で焼いているとのことで、それがこの風合いや独特の気泡形状を生む大きな要素になっているのかもしれない。 2) 第一印象 かつて初めて食べた時の印象は、「洋菓子に較べると華やかさがないし、ずいぶんジミな食べ物」、「正直なところビミョウだね」であった。でもどこかに引っ掛かりを覚え、現在もこうして機会があるごと食べ続けることになる。 この味噌松風に飽きがこない理由は、「美味しくなりすぎないように造られているから」ではないか。いささか逆説的であるが、間を置いて回数を重ねる度そう思う。 考えてみれば、創造物がたとえその時点において最新だとしても、いつかは旧くなり、飽きられてしまうのが世の常だ。では、「旧く」させないためにはどうするか?それに対する一つの答えは、最初から人が旧さや懐かしさを感じる要素を(少しだけ)加えておくこと、にある。 この考え同様、飽きがこない味のヒミツは、少し退いたところに隠されているのだろう。3.まとめ・初日は「中シットリのモチモチした弾力」を感じる。二日目は(松風を切り分けていることもあり)シットリ感が損なわれてしまうが、味は落ちつく。・なんでも技法の伝承は一子相伝であるらしい。{「北斗の拳」みたい。(笑)}*なお、[音羽屋老舗]、[亀屋陸奥]や[松屋藤兵衛]他の松風との比較・対照は他のレビュアーの手に委ねたいと思う。※「ユージュアル・サスペクツ」1995年・米。[監督・製作]ブライアン・シンガー、[キャスト]スティーブン・ボールドウィン、ケヴィン・スペイシーほか。
2007/11/14 更新
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1.まえがき
京みやげの定番品といえば、阿闍梨(あじゃり)餅、月しろ(大納言小豆/丹波白小豆)、「ときわ木」などなど。特に「阿闍梨餅」は配布用菓子としてウケが良い、と感ずる。
その他、少し値の張る京のよすが[亀末廣](通称:"四畳半")や逆に安価な焚き火のような香りに特徴のある[一保堂]のいり番茶も(送る相手を選んでしまうが)効果的である。
[松屋常盤]の味噌松風をその中の一つに加えたいが、”賞味”期限が購入日より数えて3日以内であり、なかなかそれが叶わない。
2.レビュー
2.1 入手先/方法
京都大丸・地下食品売り場でも手に入れることは可能でお手軽なのだが、ここはひとつ少し足を延ばし販売所で購入されてみてはいかがだろう。
※予約をされるに越したことはないが、数が少ないものの当日販売も行なっているようだ。
販売所を初めて訪れ、戸を引き店内に一歩足を踏み入れたなら、少なからず驚かれる、というか戸惑われることだろう。菓子の陳列棚など存在せず、目前に畳の間がいきなり広がっているのだから。また、その端に手提げに入った「味噌松風」が並べられ、ご家族の一人が座って包装などの作業を行なっているだけである。
でもご安心を。臆することなく、サイズ(大/小)と必要個数を伝えれば快く応対していただける。
2.2 味噌松風
1) 味噌松風
ご存知でない方にわかりやすく伝えようとする場合の常套句は和風カステラ。「カステラ」と喩えられるものの、[松屋常盤]の「味噌松風」には、(卵・バター)を一切加えない生地のシットリした質感、西京味噌による自然な塩味や抑えられた甘み、という特徴がある。
そうそう、一つ大事な点を書き忘れていた。今もって炭火で焼いているとのことで、それがこの風合いや独特の気泡形状を生む大きな要素になっているのかもしれない。
2) 第一印象
かつて初めて食べた時の印象は、「洋菓子に較べると華やかさがないし、ずいぶんジミな食べ物」、「正直なところビミョウだね」であった。でもどこかに引っ掛かりを覚え、現在もこうして機会があるごと食べ続けることになる。
この味噌松風に飽きがこない理由は、「美味しくなりすぎないように造られているから」ではないか。いささか逆説的であるが、間を置いて回数を重ねる度そう思う。
考えてみれば、創造物がたとえその時点において最新だとしても、いつかは旧くなり、飽きられてしまうのが世の常だ。では、「旧く」させないためにはどうするか?それに対する一つの答えは、最初から人が旧さや懐かしさを感じる要素を(少しだけ)加えておくこと、にある。
この考え同様、飽きがこない味のヒミツは、少し退いたところに隠されているのだろう。
3.まとめ
・初日は「中シットリのモチモチした弾力」を感じる。二日目は(松風を切り分けていることもあり)シットリ感が損なわれてしまうが、味は落ちつく。
・なんでも技法の伝承は一子相伝であるらしい。{「北斗の拳」みたい。(笑)}
*なお、[音羽屋老舗]、[亀屋陸奥]や[松屋藤兵衛]他の松風との比較・対照は他のレビュアーの手に委ねたいと思う。
※「ユージュアル・サスペクツ」1995年・米。[監督・製作]ブライアン・シンガー、[キャスト]スティーブン・ボールドウィン、ケヴィン・スペイシーほか。