「海鮮」で検索しました。
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メニューを一瞥して驚いたのが、前日に伺った昇と酷似している内容であったことだった。 しかし、商売の要諦にはうまくいっている人を真似るというのがある。あちらになくてこちらにあるのは、おひとり様用の特別メニューである。昇ではメニューは用意してないものの、例えば天ぷらを注文すると半額ほどで1人前のものご用意しますとあちからオファーがあった。こういうのは外食しなれていれば、いい店では当たり前にしてくれるサービスなのだけど、知らない方は注文できる量がわからずにカウンターまごまごしてしまう。 またそのおひとり様メニューが充実している。あれも食べたいこれも食べたいと妄想がメキメキと立ち上がってくる。 この日は大変に風が冷たくまずは加茂鶴の熱燗を頼んだ。酒のメニューも充実していて、その上、3種飲み比べとか、お客さんに楽しんでもらおうという趣向がそこここに凝らされている。 お通しはまだ歯ごたえが少し残っているくらいの煮加減の大根に炙った鰆と薬味が美しく盛りつけられている。味付けもよいし、何よりビジュアルが素晴らしいじゃないか。 悩んだ末に、セリのお浸しとお刺身5点の浜盛をいただいた。びっくりするほど美味しかったのが平鱸。ねっとりしていて噛み締めると甘味が溢れてくる。少し熟成させてるのかもしれない。生タコみたいな歯ごたえと味わい。5点といって、軽くでいいのでもう2点乗せて、7点くらいで出す(これを魚金方式という)とさらにプレミア感がでます。 お新香と春物野菜の天ぷらイカの塩辛を追加で頼む。 そして昇でも勧められて飲んだ、立春朝搾り 天寿。なんと懐かしい由利本荘のお酒です。 松韻のおじさん、元気かな。 最後にしめでホタテのバター釜飯を食べちゃいました。 途中、板場から話かけられて、このお店がご夫婦で経営されていることを知りました。旦那さんは洋食出身でソムリエをされていて、奥さんが板場に立っている。ふつう逆ですよね、と笑っておられた。 また必ず再訪すると約束して店を後にしました。
2020/02訪問
1回
いわき出張初日の晩は肴だった。 クラブが集まっていたと思しき雑居ビルの二階にひっそりと火を灯している。 外観はとても硬派な小料理屋だ。 感情を一切感じさせない接客の女性と、非常に照れ屋そうなご主人お二人で切り盛りされている。 なんというか、非常に好みである。 刺し盛り2500円と、熱燗をいただく。 試しにお酒のお勧めを聞いてみたところ、綾波レイの口調で淡々と話す。下手な愛想を振りまくよりもずっと効果的。半合を4回お代わりしてしまった。 あまりにも上物過ぎて価格の半分はこれかないう質の刺中トロに地物の味や貝が華を添える。盛り付けも美しい。 ソイを焼いてもらった。 こちらも淡白な味わいの中に旨味が。 締めの前に冷酒に切り替えて、白菜の浅漬けをいただいた。酒がいやが応にもすすむ。 締めは悩んだ末にあら汁と、うに味噌のおむすび。 イワシの団子汁にも引かれたが3つも入っているというのでおむすびを考慮してやめにした。 お会計は7000円。
2019/12訪問
1回
先日横田に連れて行ってくれたお客さんに誘われて。 東山に宿泊すると話したらそれではとこちらを選ばれた。 兼ねてから気になっていたとのこと。 口開けで伺うと童顔の亭主がカウンターでお出迎え。 カウンターには色とりどりの魚、お肉まで並んでいます。 お造り3000円〜とおばんざいの盛り合わせ1500円をとりあえずビールで。 この日はちょうど葵祭があったのですが、何年もこの地に通うのにその存在を見たことがない。それもそのはず大体平日の昼間にやってる祭りで、出張者には縁のないイベント。御所から上賀茂神社まで平安衣装の行列が練り歩くらしい。なんたらサイケデリックな。いつか自腹で。 さて、何に驚くと言ってその魚の鮮度と味。 私は港に近い街の生まれなので、とにかく魚ばかりを食べて育った。 たくさん食べているからと言って美味しさの妙がわかるのかといえば決してそうではないと思うが、量を食べてると美味くないものや新鮮でないものが何となくわかってくる(と思う)。 聞けば店主が自ら釣ってくるそうな。 マジかよ。仕事しながら? 「頑張ってやってます」とはにかむ主人が入店時よりも輝いてみえました。 おばんざいも味付けが秀逸で酒が進む。 とくに琵琶湖からいらっしゃったホンモロコの南蛮漬けは秀逸で、お代わりさせていただきました。 酒、酒、と。 大黒政宗、勝駒などもいいかなあと思っていたが、お客さんが迷わず「不老泉 赤ラベル」をチョイスされたのでそこに乗っかることに。 ただしこいつはこの店の最高値でこれには一抹の不安も。 というのは、大抵この価格帯のお酒は単体で飲んでも美味しいほど旨味が強いので、料理に合わなかったり、極端な話、次に飲む酒がなくなってしまう。 その想像は結果から言うと当たってしまったんだけど、それにしても、これで三年熟成酒なんだ?というほどにフレッシュさの残している。それでいて、滋味が深くて、刺身でも揚げ物でも受け止めくれる懐深さがある。 途中何度か他の酒にも手を伸ばしてみたんだけどこいつにはかなわなかった。 お勘定。一人頭8000円強。 ご馳走様でした。
2019/05訪問
1回
前から気になっていたが、やっと訪問。 シグニチャーらしい鯖丼をいただく。 セットにすると茶漬けのセットが出てくる。これはした方がお得です。櫃まぶしセットのようなものです。 生の鯖って食べたことがあまりないので比較が難しいんですが、鯵よりもあっさりしていて、蕩けるような食感。 月に一度は食べたくなる感じの軽い後引き。贅沢丼みたいなものの対照にいるやつです。
2023/09訪問
1回
品川、羽田にもある
2021/02訪問
1回
昔通っていたが足が遠のいており、久々の来訪となった。 ランチの光り物セットを頂く。 やはり美味しい。 くら寿司やスシローとは一線を画してます。 だからと言って格安寿司の価値が落ちるかというとそんなことはなく、近接してるなあというのがここでの印象でした。 流石にお客さんとスシローというわけにはいかないので、シーンでの使い分けはあると思うのですが、ミドルクラスの選択肢としては、充分な使い勝手があるお店だと思います。 もっと高級ネタを食べてみたかったのですが、お足も時間もなく。 それにしてもランチって安いなあ。お得だなあ。
2023/07訪問
1回
何回か行ってますが、初レビュー。 今回、アラカルトで、すずき、さより、サクラマス、氷見いわし、氷見あじ、まぐろと注文。これでお会計がなな、なんと3000円弱。 ランチセットの一番いいのでも同じくらいの値段なので、これはもう絶対ランチセットにすべき。気取ってアラカルトなんてやって大失敗。セットなら相当な満足が得られると思います。帰りがけにちらっと冷蔵庫みましたが、苗加屋などの地酒と並んで各地の名だたる酒が揃ってます。この間舞扇で飲んだっきりでしたが、駅脇のお土産屋で苗加屋を見つけたので飲みながら帰りましたが、やはり青青として、美味い。
2019/05訪問
1回
藤沢での最初の晩飯は、東秀だった。偶然にも先週四谷で牛タンをかっ喰らったあともシメに東秀で炒飯を食べたんだった。 まあそれは関係ない。 何が言いたいかというと、なんて勿体ないことをしてるんだ私はという自戒である。藤沢まで来て東秀はない、と。 事前に電話をしたにも関わらず、階段の看板には本日終了とある。 恐る恐る中に入ると××さんですね、と笑顔でお出迎え。 閉店までの時間は短いと知りつつも、刺盛り、天盛りなどを頂いた。ビールで喉を潤した後に、すでに食事を終えた常連客より太鼓判を頂いた仙禽の立春朝搾りを。 詳細に書くのもこれから訪問される皆様の楽しみを減じてしまって勿体ないので省きます。 とにかく訪問して、ご主人の力量に心ゆくまで酔うと良いです。 少しお値段張りますが、全く持って不満はありません。