tatukihaさんのプロフィール詳細

ごく普通の勤め人が、市井の人のごくありふれた感覚で、イイと思ったお店について書いています。一般的庶民ゆえ、そうそう外食はできませんので、また、行ったところ全てを書くわけではないので、数多くは書いてません。

自分がいいと思ったお店に行って『よかった』と思ってもらえたら、また、すでに行ったことのある方が『そうそう、あそこは確かにいい』と思ってもらえたら、嬉しいです。

飲み屋、特にバーについては昔から無駄遣いしている方ですので、一家言あるつもりです。
バーとは常連客にとっての書斎のようなものと心得ています。ある程度時間を費やしてフィットさせていくもの。居心地がよくないと感じたら、すっと帰ればいいだけのこと。あくまで自説ですが。
で、最近は新規開拓はほとんどせず、もっぱら、自分にとって居心地のいい、昔馴染みのお店で肩肘張らずにゆっくり飲むようにしています。
と言うか、子供もお金がかかるようになってきたので、滅多と行けてませんが。

これも自説ですが、飲食店には二通りの店があると思っています。格闘技の道場に例えると、最強を標榜し、設備の整ったトレーニングエリアを有し、ちゃんと躾けられた指導員が沢山おり、そして他流試合ＯＫの道場。そしてもうひとつは、せまい道場ながら、地域の子供やお年寄りと一緒に地道な活動をしている道場主がいる、地元に根ざした地域密着型道場。勿論、他流試合など受け付けることができない。

飲食店もこれと同じで、食べログやブログに店の感想や味、接客のレベルについてバンバン書いていいであろうという店があり、つまりこれが他流試合ＯＫということ。

もうひとつ、そうではない、地元に根ざした地元の人のための食堂・飲み屋というものがある。これは、余所者が『不味い』と思おうが『接客に難あり』と思おうが、常連さんたちが喜んでいたら、それはそれでいいわけで、余所者である自分はさっさと切り上げます。そういうお店は、ヨクナイと思ったとてどこにも何も書きません。不特定多数の人が目にするところに批評を書く＝他流試合を受ける＝お店ではないと思うからです。

地元の人のための飲食店をわざわざ訪ねていって食べログなどネット上で批判するということは、他人様のおうちの食卓に土足であがりこんで「あなたの食べてるものは実は不味いんですよ」と言うようなもので、無礼な行為だと考えます。もっと大袈裟に言えば、独自の文明を築いている民族の居住地に行って、我々の文明を振りかざし「あなたたちは未開人だ」と言うようなもので、つまり独善的な視点で文化文明批判をする、、、、これはかなり大袈裟だな。

なので、地元に根ざした地元の人のためのお店、と判断したら、『イイ』と思うことがあれば食べログに書く時もありますし、『ヨクナイ』『イマイチ』と思った店については、書きません。

けっして飲食店評論家ではありません。個人の価値観で『イイ』と思ったお店について、気が向いたら食べログに書く。
書く際は、バイヤーズ・ガイドのようなものになれば、つまり、迷ってる人に対しイイお店に入れる一助になれば、幸い。そう心掛けている。
その程度のものです。