たりらんさんのマイ★ベストレストラン 2017

たりらんのランチガイド

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たりらん (50代後半・男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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マイ★ベストレストラン

1位

食堂七彩 (都立家政、鷺ノ宮、野方 / ラーメン)

5回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/06訪問 2018/06/22

稲庭乾麺による究極の中華そば。

紫陽花の花ところどころの鷺宮。
久しぶりに七彩さんを訪問です。
午後2時近く先客1名と、相変わらず混まない名店。
今回は「稲庭中華そば大盛・醤油」(920円)。
喜多方らーめんは並・中・大盛全て同料金だが、
稲庭はさすがに大盛100円増し。
せっかくなので稲庭を存分に楽しもうと珍しく大盛。
見てると大鍋で泳がせて5分以上茹でてます。

登場した稲庭大盛、うわー、麺線がきれい。
丼ぶりは同サイズなので、膨らんだようにたっぷり。
麺の表面が乳化したように半透明になってます。
すすると、ふわっと柔らかく口解けていく。
ひゃあ、ヤバい、めちゃ美味いよぉ♫
ヤワヤワなのに最後に粘りのあるコシを感じる。
小麦の上質な味わいがたまりません♫
大量に入った大盛の麺、1.5倍はあります。
なんというぜいたく… 食べてもなかなか減りません。
沢山あるのに固まらず、軽やかに持ち上がる。
やっぱ、この麺はすごかった。

スープは最初に軽く煮干の香る優しい味わい。
その後しっとり押し寄せてくる深い旨み。
醤油が素朴でどこか田舎然としてる、懐かしさ。
それでいて、曇りのない上質な味わい。
美味しいスープだなぁ♫
少しづつ麺がスープに染まり味の彩りを増していく。
ほんのり土臭い長ねぎや、なめこの朴とつさ。
反対にスパイシーで酸味ある洋風な味のメンマ。
非常に品の良い味付けの鶏肉のかたまり。
いやぁ、全くもってケチのつけようがない仕上り。

稲庭乾麺による究極の中華そば。
ホントに大好きです。この一杯。
今回は稲庭麺がたっぷり食べられて幸せ。
ただ、かなりボリューミーなので、
バランスとしては通常盛りの方が美しいかも…

しかしいつも何でこんなに空いてるんだろう。
まあ、ゆっくり食べられてありがたいんですけどね。
また定期的にうかがいます。
【6度目の訪問 2017年初秋】

秋の初風吹く都立家政。
七彩さんが食べたくて西武新宿線を強制下車。
ワクワクしながら、今回は初心に戻り、
「稲庭中華そば・醤油」(820円)です。

美しく巻かれた麺、褐色スープに光る鶏油。
スープを飲んだ瞬間、衝撃が走る。
なんじゃ、こりゃ~!(古)
うまい、うま過ぎる♫

なめこ茸と軽く煮込まれたスープ、
上品で香ばしく薫り立つ醤油の味わい。
なめこ茸のとろみがスープにほんのり移り、
どこまでも深くコクのある出汁。
爽やかに駆け抜ける醤油の酸味。
複雑な素材が活き、重層的で曇りのない出汁。
優しくてまろやかで体に染み込むうまみ。
すごいなぁ! すごいよ!
こんなにも完成されたスープって、あるんだ。

それで、稲庭の乾麺。
口に入れた瞬間、ふわりと口解けるのに、
しっとりとしたコシが追いかけて来る。
すすり上げるたびに優しい食感に涙が出ます。
乳化した麺の表面をスープがコーティング。
コクのあるスープに混じり舌に落ちていく麺。
その美味さ、震えるほどの快感です♫
この稲庭乾麺、マジ、ハンバないです。
これほど優雅なラーメンの麺が他にあるか?

具材のアダルトでシュールなマニアックさ。
まあ、とにかくなめこ茸が美味すぎる♫
ふわり軽く、香ばしい味わいがビター。
シナチクはスパイシーで洋風な仕立て。
スープの酸味と香ばしさにカチッとハマります。
品良く軽い酸味の、全くもって大人な味付け。
これはいったいナニモノだ?
蒸したのか煮込んだのか上質な鶏肉の小片。
もう、スープに良く合うんですよね。
中心に載ってる新鮮な刻みネギも、秀逸♫
スープの味わいに新鮮な苦みを送ります。

稲庭乾麺による究極の中華そば。
何もかもが融合し完成された一杯です。
素朴で優しいのに抜群のクオリティ。
曇りなくバランスの良い上質な仕上がりは、
食べる者を感動させ、造り手に感謝すら覚える。
これは個人的な感想ではないと思いたい。

この稲庭中華そばに5.0点!と思ったが、自重。
こうなったら無理やりでも定期的に通いたい。
付近にお住まいの方が心底羨ましいです。
【5度目の訪問】

晩夏の都立家政。七彩さんに行こう♫
午後1時近く到着で先客2名と今回も空いてます。
杉本さんといい西武新宿線は混まない名店揃い。
よそ者からは何だかもったいなく感じちゃう。

今回は「喜多方らーめん・塩」(820円)。
食券を渡す際、中盛(200g)で注文です。
厨房を見てると、麺を注文してから切ってます。
伸ばした生地を大きな包丁でカットしていく。
最後にまとめて丁寧に手揉みし、湯に投入。
期待が膨らみますね。

10分程度で登場しました。
やや小ぶりな丼ぶりに麺がたっぷり。
スープを飲むと、何とも優しい味わい♫
醤油味とはまたちょっと異なる素朴さ。
煮干からの爽やかな酸味がたまらない。
若干濁った出汁は素朴でカドがなく柔らか。
動物系の味はあまり感じません。
あっさりだがうま味は豊かで、塩もまるい味。
細かく刻まれたネギがエッセンスに。
美味しいスープだなぁ♫

麺は平たくてウェーブがかった太麺。
しっとりした口当り、ぷりっとした弾力感。
いやー これ美味しいわぁ…♫
ピロピロしてるけど、きちんとコシがあります。
小麦の味が濃くて、上質感のある味。
スープの酸味にとってもよく合います。
しかも、最初はすっと淡白な味わいながら、
スープを吸って味が微妙に変化していきます。
時が経つ毎に彩りを変える、まさに七彩麺です。

具材はシンプル。
小ぶりのチャーシュー2枚。
バラ肉風と肩ロース風でどちらも上質な味わい。
あっさりと肉のうま味が美味しい。
極細切りのメンマはスパイシーで洋風な印象。
酸味あるスープにピッタリ。

手打麺と煮干出汁が優しい喜多方らーめん。
塩だとより出汁の素朴さが感じられます。
しかし、七彩さんって、大人の味ですよね。
上品で優しくて、かつ、ほっとする素朴さ。
何を食べても美味しいです。
麺は中盛200gでごく普通の量のイメージ。
この上質麺を多めに食べたい方はぜひ大盛で。
なんてったって、同額ですから。

5度目にして、一段☆アップです。
こんな素晴らしいお店が近くにあったらなぁ…
また機会を見つけてうかがいますね。
都立家政にやって来ました。
ほぼ1年ぶりの七彩さん訪問です。
午後2時近くに到着、店内先客3名と空いてます。
ここ、なぜか混んだところを見たことがない。
今回は「稲庭中華そば・塩」(820円)に。
厨房は店主なのかワンオペレーション。
5分ちょっと掛かって登場です。

やや小ぶりな丼ぶりに麺がぎっちり。
持ち上げると表面が乳化したように白く、
ふわりと柔らかくとろけるような口当りながら、
芯にはしっとり細くコシがある唯一無二の食感。
品の良い小麦の香りと味わいが素晴らしい♫
すすりあげ、次々と口の中で溶けてゆく。
うどんみたい、でもやはり中華そばのような…
これはすごい麺だなぁ。

スープは複雑な素材と思われる上質な味わい。
うわぁ…美味しいなぁ♫
極めてあっさりしており、丁寧な旨み。
その優しく素朴な味わいは和食料理のよう。
麺の柔らかさと相まってやや粘度を感じる。
その麺、埋まってる感はあるが引き上げ軽やか。
渾然一体となってほのぼのとした美味しさです。

具材は、一口サイズの鶏肉の塊が3個。
スープで煮たようで、とても淡白な味わい。
珍しいのが、なめこらしきキノコ。
ぬるぬる感はほぼなく、柔らかくスープに合う。
メンマは穂先風のものがカットされた感じで、
強い酸味、香辛料が効いたエスニックな味付け。
これがなぜか優しいスープによく合う。
酸味がスープに溶け出して味わいを変えて行く。
薬味の長ねぎ輪切りが意外とどっさり載ってる。
ザクザク新鮮なエキス感がアクセントになる。
最後にスープに浸したら、上品なお鍋のよう。

素朴で優しくも上質な稲庭中華そば。
すごくクオリティ高く、個性的な一杯です。
麺、スープ、具材、そのチョイスと仕立て方に
ひとつひとつ驚きと感動があります。
それらの素材がきれいに組み上がって、
他では真似のできない一杯に仕上がってます。

いやぁ… さすがに七彩さん、美味しかった♫
ちょくちょく来られたらなぁ〜
つくづくご近所の方が羨ましいです。
【3度目の訪問】

ほぼ1年ぶりに食堂七彩さんを訪問。
午後1時過ぎで先客2名と意外に空いてます。
今回は食べたかった喜多方らーめんシリーズ、
「味玉らーめん」(970円)を購入。
味玉が150円なので、結構な高額になります。
醤油か塩味、並/中/大盛が同額で選択できる。
食券を渡す際に「醤油・中盛」でオーダー。

厨房は男性お二人で切り盛り。
5分強で登場です。
小さめの丼ぶりにスープが溢れんばかり。
飲んでみると、おお? 煮干じゃないか…
煮干と醤油からの酸味が華やかに香り、
動物系はあまり前面に出てこない仕立て。
まろやかとか優しい味という感じでなく、
あっさりだが、比較的シャープな味わい。
塩分感は強くないが、旨味がよく出てる。
非常に質感の高いスープです。

麺は、手打ち風極太の平打ち麺。
しっとりして周りはフワリ、芯はねっとり。
絶妙のハイブリッドな食感が素晴らしい♫
これはすごい麺だなぁ…
青竹打ちに近い、優しい印象ですね。
酸味あるクリアなスープと対照的で相性抜群。

味玉はケーキのようなしっとりした仕上がり。
とても上品で控えめな味付けが美味しい。
ただ+150円ってやはりちょっと高いかも…
チャーシューは2種2枚。バラとロースかなぁ。
バラの方は脂が美味しくしっかりした味付け。
もう一枚は最初食感が硬いが、噛んでいくと
旨味が溢れて溶け出す不思議なチャーシュー。
メンマは細くてややスパイシーな味付け。
食感よくスープにもよく合って、美味しい♫

ちなみに中盛の麺量は200gらしいが、
普通にちょうど良いぐらいの量でした。
たくさん食べたい方は大盛がお勧め。
こんな上質な麺を同額で増量なんて良心的。

非常にクオリティの高い煮干らーめん。
自分の喜多方らーめんに対するイメージ、
動物系の優しい味とはちょっと違ってけど、
とっても美味しい一杯でした。
塩味チョイスや、他に味噌や担々麺など、
まだまだ食べたいものがたくさん。
でも都立家政って、なかなか来れないよなぁ。
こんなすごいお店が近所にある方が羨ましい。
目の前はばりこてさんだし…


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【久々の再訪】

久しぶりにやって来た都立家政。
2年ぶりに食堂七彩さんへ行ってみます。

口コミのタイトル通り、前回訪問時は、
東京駅に出店して、ここを業態変更した頃。
喜多方ラーメンの著名店だと思って行ったら
主力が東京駅に移ったせいかメニューになく、
デフォの"らーめん"を頼んで乾麺にびっくり、
でも、それが美味しかった記憶があります。
今やその東京駅のお店も閉店してしまい、
たった2年、隔世の感があります。

午後1時過ぎに到着、先客4名。
3.7点台の高得点店舗なのに混んでない。

食券販売機を見ると、稲庭中華そば系と
ルーツであるの喜多方らーめん系の2本柱。
他に煮干、担担麺、季節モノなどもある。
今だからわかる前回の"乾麺"、稲庭ですね…
喜多方らーめんも食べたい気がするが、
ここは前回の感動の確認も含めて、
「稲庭中華そば・醤油」(820円)。
麺の量を聞かれるので、中盛でオーダー。

店内は、淡い木調で柔らかいイメージの
相変わらずおしゃれな雰囲気。
スープ一杯分を小鍋で温め、鶏肉を投入。
麺は、やはり乾麺をパラパラと大鍋に。
丁寧な調理で、麺茹でも意外に時間を掛け、
10分ちょっとで登場です。

小ぶりな丼ぶりに、ギッチリ麺が入ってる。
麺を食べてみると、うわぁ…美味しいや♫
ふわっととろける様な柔らかい口当たりだが、
芯はしっとりと残ったハイブリッドな食感。
一瞬茹で過ぎかと思うけど、
時間が経っても全くスープに埋もれません。

スープはとっても優しい味♪
動物系だけなのかな… ダシ的な和風な感も…
どことなく田舎のお鍋のような朴とつな味。
でも、塩分感低く、ベースは上質な印象です。
なめこが結構入ってて、
スープに旨みと粘度を与えてる。
鶏肉は一口大のものがコロコロと。
さっぱりクセのない味で美味しい。

何だか田舎で煮込みうどん、
鍋の〆うどんを食べてるような感じ。
懐かしくて、優しくて、温かい味…
でも、素材感の良さ、隠れた工夫がある。
ラーメンと言い切れる料理ではないけど、
そんなジャンル分けは無意味、
そう思えるほど、おいしい一杯です。

ちなみに中盛は乾燥状態で110g。
食べ終わってみたら、普通の量でした。
並盛は70gなのでちょっと少なそう。
また、食べ盛りの方なら大盛がお勧め。

混まないけど、常連さんらしき方々が
入れ替わり立ち代り訪れます。
さりげなくもクオリティの高い一杯。
近くにあったら通うのになぁ…
都立家政に来る機会があれば、
今度はぜひ基本の喜多方系を試したいです。


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【初回訪問 2013年1月】

ふと訪れることになった、
西武新宿線、都立家政。
そういえば、以前、博多ラーメンの
ばりこてさんに行った時、
前に有名店の七彩さんがあったなぁ…
ずいぶん前にチェックしたっきり、忘れてました。
よし、行ってみよう!

駅から商店街を北に歩いていくと、
右手にばりこてさんの暖簾が見える。
そのはす向かいだよな…
何にも看板が出ていない。
よく見ると、ビルのやや半地下の1階。
何だか前見た時と違う気が…
(リニューアルしたことを知らない私…)

入ってみると、何だかオシャレな雰囲気。
ホワイトとナチュラルウッドを基調とした、
柔らかい色調の内装。
入って左手に食券販売機があるが、
全く予備知識なく来たので、前で悩む…
喜多方ラーメンのお店だと思っていたのに、
先頭ボタンは和歌山中華そばとあるのはなぜ?
(リニューアルしたことを知らない私…)

さんざん悩んだが、
シンプルに「らーめん」(770円)を購入。
770円って、ラッキーセブンだなぁ…
(七彩に掛けてるんだよね)
食券を提示すると、「塩」か「醤油」かと
聞かれたので、醤油、と答える。

厨房は男性2名で切り盛り。
カウンター10席程度のこじんまりした店内、
とてもきれいで落ち着く。
見ると、投入した麺がパスタのようにまっすぐ?
乾麺なんだな… めずらしいなぁ…

5分強で登場です。
見た目、焦げ茶色に濁ったスープが
ジャンク感を感じさせる。
いただきます!

スープを一口。
ひょえ…… (驚)
おいしいよぉ… (涙)
何じゃこりゃ、醤油だぁ!
何て、うまい醤油?
ほのかな甘みと、シャープな酸味が、
まったくもって絶妙。
うまぁい! 醤油好きにはたまらないぞ。
見た目のジャンクさとは裏腹の、品の良い味。
塩分控えめで、動物系&魚介系の
旨みがブレンドされたスープは、
あっさりながらコクがあり、完成度高し!

そんでもって、麺!
細麺のシンプルストレート。
乾麺であることがどういう意味か分からんが、
ともかく、素直に食べてみたら、
こいつは絶品ではないか?
麺をよく見ると、外側が透明でつるつる、
ぶりんぶりんで、食感滑らか、優しい味わい。
しかし、芯はコシのある、小麦の香りが残る麺。
盛り付け時に何度も麺とスープを混ぜていたが、
つやつやの麺にスープがよく絡んで、うまい。
もしかして、超スグレモノではないだろうか?

ネギはシンプルだが、いくつかに切り分けられ、
輪ネギ部分をスープと一緒にかじるとおいしい。
チャーシューは、赤みを残した調理法で、
柔らかい肉質で超あっさりした味付け。
スープとよく合うように工夫されている。
メンマはうす味ながら、
ビターな味わいをアクセントとして与えてくれる。

いゃー、もう、ウルトラにスープが旨いのと、
異彩を放つ、つるつる&もちもちのナゾの乾麺が
抜群のコンビネーション。

帰って調べてみたら、口コミが少ないぞぉ…
超有名店なのに、なぜ?
そっか、リニューアルしたんだ… (超、恥)

いまいち人気なさげだなぁ…
とっても、おいしいのに。
前と相当変わっちゃったのかしら…
(七彩そのものを知らない私…)

でもね、ここ、絶対うまいですよ。
先入観なしで、一度試してみて下さいませ。

  • 食堂七彩(稲庭中華そば 大盛・醤油 920円)
  • 食堂七彩(ファサード 2018年仲夏)
  • 食堂 七彩(稲庭中華そば・醤油 820円)

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2位

流星軒 (吉野町、南太田、黄金町 / ラーメン、つけ麺)

2回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2017/05訪問 2017/05/20

醤油がありのままのプレミアム

【8度目の訪問】

夏めく大岡川、一本橋。
1年半ぶり、流星軒さんをめざす。
午後1時、店頭に着くと、奇跡の並びなし。
店内空きがあり、すんなり着席です。
今回は「流星プレミアム」(950円)です。
久しぶりに来たら50円程度値上げされてます。

えーちゃんの流れる店内は時間が止まったよう。
店主と奥様らしき女性のコンビネーション。
地元の常連さんも多い気の置けない雰囲気。
5分程度で登場です。

"プレミアム"は醤油オリエンテッドバージョン。
スープを飲むと醤油の清涼な酸味が駆け抜ける。
動物系や複雑な素材で形作られた至高の出汁。
その深い旨みが醤油の酸味と見事にマッチして、
シャープかつ重層的な味わいを創り上げてる。
ああ、やっぱり美味しいなぁ♫

麺はウェーブの弱い中細麺。
やや黄味掛かった麺は小麦の味が強い。
しなやかなコシ、つるり口当たりの良さ。
醤油の酸味をすくって見事な味わいに。
まったく♫ うまい麺だなぁ、抜群だわ。

炙ってスモーキーな肩ロースチャーシュー、
カレー風スパイスの効いたモモチャーシュー。
どちらもスープに良く合う仕立てな事に気付く。
柔らかでとろり口溶けする穂先メンマ。
真ん中黄身がとろり、白身ふわりの半身玉子。
かまぼこって、嬉しい。2切れ載ってます。
味の濃い海苔。緑が映える青ねぎ。
隙なく一杯を盛り立てる具材の隠れた名演。

醤油がありのままのプレミアム。
大好きな、いつもの醤油。
そのまま表現してくれた一杯です。
酸味があって、そのままでは何だかよそ行きで、
でも、いつも隣りにいてくれる、相棒。
この一杯からはそんな優しさと力強さが伝わる。

さすがは流星軒さん。
今回も、その秀逸な一杯に圧倒されました。
上質なのに、どことなくやんちゃ。
ラーメンの持つ本質を、理屈抜きで持つ。
そんな、粋でかっこいいお店です。
また、定期的にうかがいますね。
【7度目の訪問】

年末、久々に大好きな流星軒さんへ。
気が付いたら1年もの歳月が経ってました。

午後2時すぎ、すんなり座れました。
今回は「流星麺しお味」(850円 ※旧価格)。
えーちゃんの流れる店内はなぜか落ち着く。
久しぶりに帰って来た感じがして、嬉しい。
店主、気負いのない雰囲気で調理されてます。

出てきたらーめんはやはり半端ない美味しさ。
スープがうまいんだよね♫
塩だと、出汁の旨みとジャンク感が際立って、
のっけから飲みまくり。どんどんへるへる。
麺は細麺でやや加水率低め。
具材が多いのでちょっと引き上げは重くなる。
炙った肩ロースとカレー臭のモモチャーシュー、
それぞれが秀逸な出来栄え。
肩ロースは、脂&炙り、なのにしつこくない。
そして、メンマ。こいつがうますぎる。
穂先メンマで、しっかりと上質な味がついてる。
柔らかく、噛むとじわっと来るうまみ。
たまりません。

ああー、おいしかった。
来てよかった、流星軒さん。
えーちゃんサウンド、素朴で気負いのない店主、
上質さとジャンクさが両立するらーめん、
常連さんの多い気の置けない雰囲気。

やはりここは横浜を代表する名店です。


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【6度目は年末】

年の瀬にやって来たお店は、流星軒。
店頭に行ってみると、本日は年末特殊メニュー。
"牛骨"ラーメンしかありません。
29日、30日の最終年末限定らしい。毎年恒例か?
ワンタン麺のバリエーションがあったので、
「牛骨ワンタン麺」(1,000円)をオーダー。

5分程度で登場した牛骨ラーメン。
中央に、れ、レモンの輪切り!?(珍)
やや褐色に濁ったスープ、一口飲んでみると
あっさりした飲み口ながら、とても豊潤な旨み。
あえていうと、ほんのり肉の甘さを感じるが、
全般的には牛らしさをほとんど感じない、
コクのあるスムーズなスープ。
レモンの味、インパクトが強いかと思ったが、
コクのあるスープに、適度な酸味を与えてる。

麺は中細麺ストレートで、コシがあって食感豊か。
ローストビーフのようなものが1枚載っていて、
しつこくなく、軽い甘さだけが漂う上品な味わい。
ワンタンは、具材は豚肉だと思うけど、
粗挽きに刻んであって食感が良く、
香辛料が効いてエキゾチックな味付け。
皮が比較的モッチリ厚めで、なかなかおいしい。

牛骨スープ、初めて食べたが、
甘くて牛らしい臭みがあるのかと思いきや、
スムーズで旨み深いコクのある味でした。

ベースのラーメン以外にも、
いつも新しい味に挑戦されているのが良いですね。

おいしいラーメンをありがとうございました。
また来年もうかがいます!(言ってないけど…)


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【5度目の訪問】

休日の午後1時近くにやってきたら、8人待ち。
それでも回転よく、するする進んで10分で店内に。

限定麺がおいしそうだけど、1,100円という高価格に断念。
今回は、味噌味の、ナゾのレギュラーメニュー、
「流星パンチ」(850円 ※旧価格)をオーダーです。

調理を見てると、麺デポと一緒にスープも湯せんしてました。
それを茹で上がった麺にかけて、出来上がりです。

見た目、茶色一色の朴とつな眺め。
スープを飲んでみると、うおっ、おいしい♪
ドロッとしたまぜそば風の感触だが、
スープ自体の粘度ではなく、
刻まれた具材がザラザラ入っているからで、
食感は、いわゆる担々麺のよう。
味噌の味は弱く、オリエンタルなスパイスが効いていてるからか、
なぜか、カレーの味がするスープ。
具材は、ひき肉、椎茸、ニンニク等の粗いみじん切りで、
麺ともよく絡んでおいしい。
その麺は、スクエアな断面の、ウェーブのある太麺。
もちもちとしてコシがあり、太麺ながらごわごわした感じはなく、
とっても食べやすくおいしい麺。

玉ねぎスライスが生で載っているが、
スープでしんなりして、適度な苦みがアクセントになって美味。
チャーシューが1枚、穂先メンマと、青ネギ。

麺、スープの食感は確かにパンチがあるけど、
思ったよりもクドさはなく、塩分感も強くなくて、
とっても食べやすい味です。

味噌味というより、カレー担々麺と評したいような
他の支那そば系とは全く異なる、個性的な一杯。
意外性の中にも、造りこまれた世界があります。

今回も満足です♪
また、うかがいますね。


=================================
【4度目の訪問】

またまた流星軒さんへ。
今回は、最もシンプルに
「支那そば・しょうゆ味」(700円 ※旧価格)をオーダー。
5分経たないうちに登場です。

シンプルな眺め、青ネギが美しい。
スープはコクがあって、ほのかな醤油の酸味をアクセントに
豊かで優しい飲み口♫
青ネギが良いアクセントに…
麺は極細麺ストレートで、比較的しっとりしているのに、
スープに負けず、コシと食感の残る仕上がり。
メンマは穂先メンマで、非常に上質感のある味わい。
チャーシューは1枚だがモモ部分と思われ、
炙った軽い香ばしさと、しっとりした肉質でおいしい。

ベーシックな支那そば、まさに流星軒さんの技量を語る一杯。
ホント、おいしいです…(泣)
やっぱり、吉野町のえーちゃんはタダモノではないですね…

=================================
【3度目の訪問】

真夏の吉野町は通り雨。
流星軒さんに行って来ました。

午後2時近くなので並びなし。
今回は、初めて醤油以外を試そうと、
「流星麺・しお味」(850円 ※旧価格)をオーダー。
相変わらず、えーちゃんの流れる店内は、
夏のアンニュイな昼下がり感、満載。

5分強で登場です。
スープを一口飲んでみたら、うわぁぁ、やられた。
おいしいなぁ ♫
醤油のコクの強さがない分、出汁の旨みを満喫できる。
動物系の、上質なのにどことなくやんちゃな味。
でも、醤油に比べてあっさり目の飲み口。
じわっと体に染み込むおいしさに、もう脱帽です。
青ネギが、これまたスープによく合う。

麺は、細麺ストレート。
パキバキの食感ではなく、適度にしっとり、つややか。
絶妙なコシは、後半までダルさや重さを感じさせず、
なかなかバランスの良い味わい。

チャーシューは、炭火で炙った肩ロースと、モモが1枚ずつ。
肩ロースはほろりと崩れる食感、香ばしい味わいが絶品。
モモは、やはりカレーのような香辛料が香る味。
穂先メンマは、口の中でとろける逸品。
味玉の半身も良いアクセントになってる。

しかし、このしお味、すんごくおいしいぞ♪
シンプルで、流星軒さんの良さを思う存分味わえる。
醤油味でないのに、支那そばと呼びたいような
とってもベーシックな味わいです。

えーちゃんのワイルドさに、どこか昭和な雰囲気。
雑然とした厨房から繰り出される、至極の一杯。
やはりこの店はただモノではなかった。

☆0.5アップです。
何だかファンになっちゃいそう…

=================================
【再訪です】

気が付いたら1年ぶり。
横浜の下町、流星軒さんに行ってみました。
曇天の大岡川を流れる水が何だか肌寒く見えます。
店頭二人待ち。椅子に座って待つが、ホントに寒いなぁ…
5分程度で中に入れました。

今回は「流星プレミアム」(900円 ※旧価格)をオーダー。
プレミアムは醤油オリエンテッドな味とのことで、楽しみ…
見たところ、この春、値上げはしていないみたいです。

登場した「流プリ」、何とも美しいビジュアル。
真ん中の九条ネギの緑が映えます。
スープを飲んでみると、うっ、うまいよぉ♫
醤油の酸味が抑えられてコク部分がクローズアップされ、
出汁の旨みとジャンクな塩分感に支えられて、
上質ながら、やんちゃなスープに仕上がってる。
ビシッと…クセになる味、と店頭メニューに書いてあったが、
確かにこのビートの効いた味は、病みつきになりそう。

麺は、デフォルトの細麺に対し、プレミアムは中太麺と説明がある。
実際見てみると、ストレートの、そんなに太くない中細麺ですね。
やはり、つるんとした滑らかな食感ながらコシもあり、おいしい麺。
醤油スープのコクとこの麺、よくあう。

チャーシューは肩ロースとモモ各1枚とのことだが、
肩ロースの方は香ばしく炭火の網で炙ってあってうまい。
もう一枚はカレーのような香辛料が香る意外な味。
えっ、と思ったが、これがなぜだか醤油スープに合うなぁ…
プレミアム専用チャーシューなのかしら…

特筆すべきはやはりメンマ。
穂先メンマの長いものながら、さくっと歯で切れる食感、
上品でクセのない味付けはスープによく合って、絶品。
半熟味玉は、白身にしっとりタレの味、黄身にも味が染みていて、
とてもおいしいです。

やや塩分感がありますが、どうしても途中で止められなくなります。
スープまで完食しちゃいました(トホホ)。

今回もえーちゃんの曲の流れる店内で,
低いカウンターから硬派そうなご主人の調理が良く見えて、
何だかノスタルジックな雰囲気の中、おいしくいただけました。

機会を見つけて、また伺いたいです。


=================================
【初回訪問】

横浜市内では、ローカルな街並みが目立つ南区。
ここは横浜市営地下鉄、吉野町駅。
食べログを見て評判の良かった、
その名も「流星軒」さんに行ってみました。

ディープな街かと思いきや、洒落たマンションが目立つ通り。
ドラマに出て来そうな大きな店頭看板が印象的。
店頭にスチール椅子が数脚置いてあり、
そこに待っている人が座っている。
並んで座っていると、注文を聞かれたので、
食べログの学習通り、「流星麺」(850円 ※旧価格)をオーダー。
醤油か塩かと聞かれるので、醤油でお願いする。

5分程度で店内に…

こじんまりしたカウンターと厨房だけの店内。
ご近所の洋風飲み屋風で、結構年季が入った感じ。
矢沢永吉バリバリの雰囲気と聞いていたので、
どのくらい凝ってるのかと思いきや、
BGMがえーちゃんの曲で、
店主が、えーちゃん好きらしい風体という他は、
そんなに驚くほどではありませんでした。
お客さんも常連さんが多い感じで、著名店風ではない。

先に注文してあったので、5分も経たないうちに登場。
あぁ… シンプルでおいしそうなビジュアル。
流星麺は、デフォルトの支那そば(700円)に、
チャーシュー2枚、半玉、メンマ、かまぼこをフューチャーしたお得麺。
真ん中にこんもりと青ネギが盛られている。
あっさり醤油風ながら、やや濁ったスープが、久しぶりな印象。

いただきます!

スープを一口。
うぉぉ… うまい。(喜)
別に特殊ではないが、何だか最近縁遠くなってたタイプのスープ。
さっと煮干しかカツオのような香ばしさが漂い、
飲むと、魚介系の旨みと、動物系の深いコクが、とってもおいしい!
醤油テイストは酸味、味わいともにかなり薄め。
支那そばというシンプルさではなく、塩分やや多めのジャンクな味わい。

麺は細麺ほぼストレート。
引き上げるが、ややっ、長いぞ!
いゃー 珍しいぐらい長い。すすっても口に収まらない。
それで、つるんとした柔らかめの食感なのが意外。
見た時、てっきり硬めでパスタチックな細麺かとおもったが…
スープと絡んでなかなかうまいが、
長過ぎ、柔らかめで、ややもたつく食感が残念。

具材のチャーシューは旨みたっぷりで、
箸で持ち上げるとほろほろ崩れるほどの柔らかさ。
控えめに味を閉じ込めた肉が、噛むごとにおいしい。
味玉は半熟ながら、白身にきっちり味が染みていて、おいしい。
かまぼこは淡白なので、味が埋まってしまって地味になっている。
青ネギの味もあんまりアクセントに感じられない。スープが濃すぎるから?
特筆すべきは、メンマ。
どこかで味わったような、非常に親しみやすく個性的な味が染み込んでいて、
穂先メンマながら途中でほろっと切れる食感がなかなか良い。

スープがかなりしょっぱいが、スープの旨みに負けて飲んじゃった。(トホホ)
もう少し、塩分を抑えてシンプルな味でも十分いけそうだけど…

上品とかハイクオリティといった文句は当てはまらないが、
ジャンクで濃い、魚介と動物系のディープなスープが病みつきになる可能性大。
きっと、近くにあったら何となく通ううちに中毒になっちゃう味ですね。

同じ出汁で塩味もあるし、醤油を前面に出したプレミアムVersionもあるので、
近くに行った際、また寄ってみたいです!

  • 流星軒(流星プレミアム 900円)
  • 流星軒(久しぶりに行ったら新しい看板がありました)
  • 流星軒(外観)

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3位

中華そば つけ麺 甲斐 (久我山、富士見ケ丘、三鷹台 / つけ麺、ラーメン)

4回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2020/03訪問 2020/03/20

スモーキーフレーバーの絶品チャーシュー麺。

【7度目の訪問】

久々にやって来た久我山は春満開。
甲斐さんに午後1時頃到着、店頭5人待ち。
いやいや、気が付いたら1年半ぶりの訪問。
建物に付いた長椅子に腰かけて待ちます。
目の前に神田川、日差しがもう暑いぐらい。
15分くらい待って、入店です。

食券販売機で「チャーシュー麺」(950円)を購入。
相変わらずカウンター7席の狭い店内。
店主お一人、無駄のない動きで黙々と調理。
お客さんは地元の方が多い印象です。

10分ちょっと掛かって登場。
スープを飲むと、うわぁぁ…♫
ふわり来る地味深い味わい、いいなぁ…
乾物魚介系と動物系がミックスされたような旨味。
あっさりとした仕立てで主張は弱めの仕立て。
横から醤油の素朴な酸味が漂ってくる。
柔らかくて、素朴で、優しくて、ふわぁ…♫
うわん… メチャ、美味しいやん♫

麺はウェーブの掛かった中細麺。
つるつるでもなく、低加水のパサ感もなく、
ずりずりと啜れる意外と軽い麺です。
でも、食べると小麦感強いねっとり食感。
なのに、フワゆるな食感はどこかインスタント。
なんだー これ♫ ヤバいよなぁ、このうまさ。

チャーシュー。6枚載ってます。
食べた瞬間、鼻に抜けていくスモーキーな香り。
うわぁん、これだよ、この香り♫
湿っていて香ばしくて、肉の旨味があって…
何だろな、なんかとっても、アンニュイな感じ?
甲斐さんの一杯を形づけてるのはこれかも。

スモーキーフレーバーの絶品チャーシュー麺。
いやぁ… いつ食べてもほんとに美味しいです。
カドなく優しい味わいと、どこか残るやんちゃさ。
そこに来るアダルトで品のあるチャーシュー♫
ホントに美味しいです♫ 絶対必須!
田舎もんなのか、かっこいいんだか(笑)
厨房での店主の動きを見てると実に真摯。
いまや3.7点台となりましたが、何も変わってない。

ホントに好きなお店です。
また、定期的にうかがいますね。
【6度目の訪問】

曇天の久我山。
久々、1年ぶりの甲斐さん訪問です。
午後1時半、店頭に2名待ち。すぐ入れました。
今回も「チャーシュー麺」(950円)にします。
相変わらず店主お一人、実直そうな仕事ぶり。

5分ちょっとで登場。
丼ぶりにスープがなみなみ。これですよ、これ♫
ほのかな魚介系の香り、優しい出汁の味わい。
うわぁぁ…
おいしい…
動物系、香味野菜、乾物なの? 複雑で深い味。
尖らない醤油タレ、どこまでも丸い味わい。
体に染み込むような旨みと絶妙の塩加減。
やばいわ、これ♫ ホントに大好きです。

で、チャーシューです。分厚いカットが5枚。
肩ロース風、すっと歯が入る見事な柔らかさ。
とたんに拡がる華やかなスモーキーフレーバー!
うわー めちゃくちゃうめー!
ひやぁ… 泣けてくる♫
燻製の香りと肉の控えめな味わいが結合。
あっさり臭みない肉の旨みが引き立って来る。
口の中で匂い立つスモーキーな味わい。
このチャーシュー、やっぱり、すごいな!
5枚食べても、全然しつこくないです。

麺はウェーブの強い中細麺。
つややかながら麺芯にしっとりコシのある仕立て。
どこかやんちゃで、どこかのどか。
スープをまとって、すずーっとすする幸せ♫

スモーキーフレーバーの絶品チャーシュー麺。
このチャーシューは芸術品ですね♫
スープの優しさ、麺の素朴さも見事にマッチ。
気取りないのにどうしてこんなにも胸を打つ?
このチャーシュー麺、甲斐さんの神髄を感じます。

自分の好みにハマっただけかもしれませんが、
ぜひ多くの方に食べてもらいたいお店です。
また定期的にうかがいますね♫
【5度目の訪問】

残暑の久我山。
久しぶりの甲斐さん、気が付けば2年ぶりです。
その間に山梨のおかめさんには伺いましたが…

午後2時近くで並び無し、店内はほぼ満席。
2年経つけど、何にも変わってません。
朴とつな店主がひたむきに調理されてます。
今回は「チャーシュー麺」(950円)です。

5分ちょっとで登場しました。
三角のり、まあ、なんとも素朴な眺め。
スープを飲むと、うわー、美味しい♫
ふわりと香る煮干しの優しい味わい。
深みのある動物系などの複雑な出汁。
酸味のないまろやかな醤油味。
懐かしく素朴ながら、涙が出るうまみ。
みるみるうちに体に染み込んでいきます。
あー なんだか、ほっとする。
やっぱり甲斐さんはすごいや♫

麺は低加水気味でウェーブのある中細麺。
すすり上げはつるり優しく、コシのある食感、
ねっとり密度高い麺芯は小麦感の強い味わい。
スープに混じって武骨でやんちゃながらも
味わい深く輪郭のハッキリした麺です。

で、チャーシュー。
いつも肉増量ってしないけど、このお店は別。
これがまた、美味いのなんのって♫
1センチ近くある厚切りチャーシューが5枚。
食べた瞬間のスモーキーな味わいが特徴的♫
肩ロースらしき肉は脂身の入りバランス良く、
スネ肉のようにほろり崩れていく肉質が絶妙。
味はしっかりついているが、全くクドさなく、
燻製感が旨みを増して、めちゃ美味しい~♫
何枚食べても重くなく、飽きない味です。

うまみ溢れる素朴で絶品の中華そば。
やはりこのうまみの深さが甲斐さんのすごさ。
しばらく尾を引き、また食べたくなります♫
親しみやすい味なのに、隠れた上質感。
スモーキーなチャーシューも見事。
重くないのでここはチャーシュー麺必須かも。

いつまでも変わらないたたずまい。
大好きです、また伺いますね。
【4度目の訪問】

久我山は春の冷たい雨。
1年以上経ち、甲斐さんへ久々の訪問です。
雨で午後2時近く、先客2名と空いてます。
食券販売機を見ると、若干値上がりした様子。
中華そばは600円から650円、
チャーシュー系は+100円になってます。
「チャーシュー麺」(950円)を購入し、
初めて「塩味」でオーダーです。

出て来た塩チャーシュー麺、
やや薄めながらも褐色に濁ったスープ。
一口飲んでみると、うわぁ…
これはおいしいなぁ ♪
ほのかな煮干の香り、優しい動物系の出汁。
ジャンクで懐かしい味わいながら、
雑味のない丁寧さとこだわりを感じます。
醤油の味がない分、出汁のうまさが光る。

麺はウェーブ強めの中細麺。
しっとりした食感と軽さが両立して、
懐かしいインスタントチックな味。
チャーシューは肉厚のものが5枚。
スモーキーフレーバーがたまらない。
すね肉のような繊維質の食感ながら、
柔らかく煮込まれスッと切れる食感、
脂身と肉のうまさを生かした味付け。
ビールのつまみにしたら美味しいそう…

ノスタルジックな味わいながら、
計算しつくされた感のある丁寧な一杯。
やんちゃさの陰に隠れたクオリティに
いつもやられちゃいます ♪

近くにあったらいいのになぁ…
久我山にお住まいの方がうらやましい。


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【3度目の訪問】

久々にやって来ました久我山。
午後1時を過ぎてるのに、店外に3名のウェイティング。
神田川に向かって待つと、日差しが暖かい。
10分程度で入店。
今回は「チャーシュー麺」(850円)にしました。
相変わらず寡黙な店主がお一人で丁寧に仕事を進める。
10分程度かかって登場しました。

スープがおいし~♪
煮干しのビター感に雑然としたジャンクな旨み満載の味。
これはもう、中毒になりそうな味わいですね。
ウェーブの強い中太麺をずずっとすすると、
麺にも味が付いてるかのようなインスタントラーメン感が味わえる。
やんちゃで、ノスタルジックなラーメンだなぁ…
やや厚めにカットされたチャーシューは4枚。
燻製臭が香り豊かでたまらない。
肉質は柔らかく、素朴な味付けで、実においしいチャーシュー。

あー おいしかった…
気持ちにストンと落ちる、朴とつな味です。
好きだなぁ… この味。

☆0.5アップいたします!


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【再訪です】

夏の暑さも一段落の、落ち着いた街、久我山。
たまたま昼時に井の頭線に乗ったので、強制途中下車。
ずっと行きたかった甲斐さんに、ようやく再訪です。

今回も、「味玉そば」(700円)にしました。
出て来たラーメン、何ともノスタルジックな中華そばview。
そして、やはり、うまかった!

もう、たまらなくジャンクで、旨み満載のスープ。
茶褐色でやや濁ってて、煮干しの香りがビターな感じ。
複雑で芳醇、雑然として混沌たる濃い旨み感がたまらない。
麺は小麦感があってややハードながら、
強いウェーブが拾うスープと混然一体となった味わいが最高。
燻した香りの高いチャーシューは相変わらず美味…

いやぁ… (放心)
やはりここの中華そばはおいしい♪

決して上品ではなく、街角の味なのだが、
思わずほろっとする安心感と優しさがある。
実直そうな店主の丁寧な調理を見るにつけ、
その実、かなり工夫されてるラーメンなのだろうと思う。

なかなか行く機会がないのが残念ですが、
何度も通いたくなるお店です。

また行きたいな…


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【初回訪問】

京王井の頭線、久我山。
落ち着いた街並みは、気持ちの良い秋晴れ!
駅を南側に出て、道路を挟んで真正面にあります「甲斐」さん。
食べログを見て、行って来ました。

白い大きな看板が目立つ。
神田川沿いの歩道に面して建ってます。
お昼ドストライクに到着したためか、
お店の前、7人ほどのウェイティング。
建物に長い腰掛けがくっついていて、
神田川に向かって、座って待つ。
秋の日差しがぽっかぽかで、ぼーっとするなぁ…

15分程度待って、店内に入る。
入って右手に券売機。
シンプルな中華そばは、600円とかなり安い。
今回は、「味玉そば」(700円)を購入。

カウンター7席だけで、
長い三角形の、かなり狭い店内。
比較的若めで優しそうなご主人がお一人で切り盛り。

10分弱で登場です。
超シンプルなビュー。
味玉、メンマ、刻みネギ、小さめのチャーシュー1枚、なぜか三角形のノリ。
いただきます!

まずは、スープを一口。
褐色でやや濁りのあるスープ。油は少な目。
おおーっ! (驚)
こいつはおいしぃー (小躍)
動物系スープの味わいに、煮干し等の魚介系スープが華やかに香る。
一見さっぱり風だが、奥深く豊富なミネラル感。濃密な旨み満載。
うまいスープだなぁ… 舌が喜んでるよ…

麺はウェーブの強い中太麺で、やや薄褐色にくすんだ独特の色彩。
ずずっと、すすると、こいつがまた絶品! (驚 No.2)
うわー、うまい麺だなぁ…
噛んだ瞬間、ぼそっと系かと思いきや、芯はしっとりで、
小麦のうまさが漂い、パスタチック。
強いウェーブがスープをよく拾い、口の中で絶妙のハーモニーを醸し出す。
これ、すずっ!とすするがお勧めです。 (ただし、汁が飛ぶかも…)

メンマは、あっさりながら「シナチク」と呼びたい感じの、
ちょっと発酵したような香りを残す、本格派。
トッピングの味玉は適度な半熟で美味だが、
結構スープに漬け込んでみても、まだ冷たいのが残念。
あらかじめ人肌に戻しておいてほしいかも…
刻みネギはちょっとしか入っていないが、このスープに非常に合う。
これは、絶対もっと盛って食べたい! トッピングにしたらいいのに…

そして、極めつけはチャーシュー。
なんじゃこりゃ~ うますぎるぞ。
見た目、脂身がないのに、食べるとしっとりと柔らかく、さっぱりと脂の旨み漂う。
霜降り肉のような感じ?
それで、奥深く香ばしい香りがして、これは絶品。
うわー 何でこんなちょっとしか入ってないの…
絶対、チャーシュー麺(850円)がお勧めです!

結局、スープまで完食。(塩分、トホホ)
おいしかったぁ!

こいつは、偉大なる街角の中華そば。
支那そばではなく、いわゆる東京ラーメン、それも王道の味だなぁ。
店名は「甲斐」ですけど…
くどくはなく、さっぱり目だが、旨み満載で、麺・具材ともに、全く死角なし。
適度にジャンク、適度に雑味感があるが、
相当考えられ、工夫されたラーメンかと思う。
こいつがデフォルト600円? 安すぎだろ…

いやー、良い店と出会いました。
今度はチャーシュー麺を食べに行きます!

  • 中華そば つけ麺 甲斐(チャーシュー麺 950円)
  • 中華そば つけ麺 甲斐(ファサード 2020年春)
  • 中華そば つけ麺 甲斐(チャーシュー麺 950円)

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4位

支那そばや 鶴ヶ峰店 (鶴ケ峰 / ラーメン)

13回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2020/02訪問 2022/02/06

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。

大好きだった支那そばやさんが無くなったことに気付かず。
コロナ禍でラーメン店に行けなくなった中で。
気付いた時のショック、悲しさ。
こんな状況でなければ、定期的に行ってたのに。

早くこんな状況が終わってほしい。
ゆっくり、安心してラーメンが食べられるようになってほしい。


【14度目の訪問】

春浅い鶴ヶ峰にやって来ました。。
新宿、小杉方面からJR直通で来られるんですね。
でも駅前はいつもと同じ。てくてくと歩きます。

午後1時半の到着、店頭に並び無し。
食券販売機で「塩ラーメン」(800円)を購入。
常連さん主体の店内はもの静か。
細身で一見気難しそうな店主が慣れた手つきで調理。
支那そばを存分に味わう雰囲気に溢れてます。

5分ちょっとで登場。
大きめの丼ぶりになみなみと注がれたスープ。
思わず口元が緩みます。
一口飲むと、しゅーっと引き込まれる柔らかな味。
複雑で滋味深い、優しい味わいが拡がります。
いやぁ… やっぱ、うめー♫
尖ったものなく、逆になんの素材かすぐ分からない。
いろんなものが融和しちゃって丸い味わいになる。
素材のエキスって、こうして一体になるんだ。
でも今回はやや塩ダレが強めで濃く感じました。

麺は細麺ストレート。ぷっつり、しこしこ♫
美味しいです。適度な啜り心地、すっと切れてく。
微妙な茹で加減で質が変わる麺のようで、
なんだか食べるごとに印象が変わる気がする。

チャーシューは煮豚調厚切りバラロール。
意外と塩味が強いことに気付く。食べ応えあり。
個人的に唯一違和感。途中で食べ飽きるんだよなぁ…
こんもり真ん中に長ねぎの粗みじん。
浮くのは揚げニンニク。
この二つがスープに絶妙のアクセント♫

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
たっぷりスープを最後まで完飲して幸せ。
このクオリティのスープを惜しげもなく注ぎ、
比較的多めの麺なのにきれいに泳ぐ。
まったくもって、自分には理想的な一杯なのです。

時折、ここまで足を運んで、
自分の中における基準点を確かめます。
ラーメンって、奥深くて、素敵な食べ物ですね。
【13度目の訪問】

食べたくなってやって来ました鶴ヶ峰。
相鉄線はもうすぐ都心直通運転で盛り上がってる。
駅から15分くらいひたすら歩きます。

午後1時過ぎの到着で店頭2人待ち。
でもすぐに案内されました。
「ラーメン」(800円)に「味付玉子」(100円)。
消費税絡みか、50円ばかり値上げされたようです。

5分程度で登場。
大きな丼ぶりにたっぷりと黄金色のスープ。
飲んだ瞬間、じわーっと来るミネラル感。
うわー うまいわぁ♫
見た目の淡さから想像もつかないうま味豊かな味。
どうしたらこんなに深い味わいになるのか。
複雑な素材が織り成すふくよかで角のない味わい。
それでいて塩辛さのない自然な仕立て。
すーっと体の奥底に染み込んでいく。

麺は細麺ストレート。今日はやや硬めでしこしこ。
スープに泳いできれいに啜り上がる。
小麦の素朴さとスープの優しさが口の中で融合。
いやぁ、めっちゃ美味しいわぁ♫

薬味の青ねぎのほのかな土臭さがスープに合う。
チャーシューは分厚い煮豚風であっさり味。
トッピングの味玉は何の変哲もない固ゆでです。
玉子そのものの味だが、表面ほのかに八角の香り。
スープと一緒に食べればこれはこれで良いかも。

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
スープのうま味の深さにただただ感動です。
こんなに優しく温かみのあるスープ、他にはない。
しかも惜しげもなくなみなみと注いでくれて…
だから何度もわざわざ来たくなっちゃうんです。
お腹タプタプになろうとも、一滴も残せない(笑)

また来ます!
【13度目の訪問】


八月を過ぎゆく通り雨の鶴ヶ峰。
蒸した空気を押して支那そばやさんまで歩いてく。
午後1時過ぎ、店頭に1人待ち。5分程度で入店。

今回は「塩ラーメン」(750円)を購入。
出て来た丼ぶりには黄金色のスープがなみなみ。
スープは淡々とした動物系と香味野菜からの旨み。
流れ行く優しい味わい、体の中に染み込む感じ。

麺は極細麺ストレート。
やや柔めの仕上り、少しダマ状で上がって来るけど、
あっさりしたスープに自然とマッチする小麦感。

浮いてるのは長ネギみじん切り?
前回は玉ネギかと思ったが、これ長ネギだよね(笑)
あっさりスープにほのかなエキス感が合います。
揚げネギは軽い味なのでそれほど主張しない。
メンマはビターで美味だけど、チャーシューは重め。

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
安心して食べられる優しくて温かい味わい。
スープから漂ういろんなものから香り立つ旨み。
静かに流れる塩だれ、ほんのり香る。
美味しいですよね♫
そして、穏やかな気持ちになれる。

またうかがいますね。
【12度目の訪問】

鶴ヶ峰、支那そばや。
駅からてくてく歩き、また来てしまいました。
今回はシンプルに「ラーメン」(750円)にします。

平日の遅い昼下がり、空いてます。
常連さんにお店のおばちゃんが気さくな声掛け。
しかめっ面のご主人の手際のよい調理。
大きな窓から明るい陽ざし、麺を啜る音。

5分経たないうちに現れた丼ぶり。
黄金色に輝く溢れんばかりのスープ。
思わず口元が緩みます。
飲んだ瞬間に優しく温かく流れゆくうまみ。
動物系、香味野菜、乾物など立体感のある味。
ほんとに美味しいなぁ…

そして細麺を無心に啜ります。
気持ちよくスープの海に泳ぐ麺。
つややかに啜り上がって来ます。すずーっと。
これだよなぁ、理想的ならーめんの姿。
海苔、チャーシュー、メンマとシンプルな具材。
幸せな気分になります。

朴とつさに隠れたクオリティ。
王道を行き、ゆるぎないラーメン造りへの自信。

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
【11度目の訪問】

何度訪れてもタイトルはこれがぴったり。
またまたやって来た大好きな支那そばやさん。
店内は午後2時なのに7割方入ってます。
てくてく鶴ヶ峰の駅から歩いて来るのは私ぐらい?
そのくらいご近所or車の常連さんばかりです。

今回は「塩らーめん」(750円)にします。
着席後、5分ちょっとで登場しました。
もう♫ 黄金色のスープが丼ぶりに溢れんばかり。
このビジュアルだけで泣けて来ます。
飲むとふわり広がる動物系の柔らかな旨み。
カドの取れた塩タレのまろやかな味わいが包む。
うわぁ~ うまいなぁ♫
真ん中に浮いた玉ねぎ粗みじんの辛みが良く合う♫
って… え、玉ねぎ!? ずっと長ねぎだと思ってた。
玉ねぎ外側の薄皮部分が多いので勘違いしてました。
甘みを抑え、辛味を活かした仕立てです。

麺は塩用の極細麺ストレート。
多加水気味の細麺が糸のようにスープに泳ぐ。
ヤワめですが滑らかにすすり上がりダマにならない。
ふわりと口解けて行く食感がたまりません♫
優しいスープと混じり合って穏やかな味わいに。

チャーシューは肉厚バラロール1枚。
橋で持ち上げるだけですっと切れる柔らかさ。
メンマはほんのりビターでなかなか美味。
メンマ増しがあったら良いのになぁ。
もう一つの薬味は揚げネギ。玉ねぎと合いますね。

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
塩味はシンプルな分、出汁の動物系のコクが伝わる。
全く尖った部分がなく、ほんのり優しい。
誰もが笑顔で、美味しかったぁと言いたくなる一杯。
まったく素晴らしいお店です。

まさに自分のラーメン嗜好の核心に位置する味。
また定期的にうかがいますね。
【10度目の訪問】

相鉄沿線に来たので、大好きな支那そばやさんへ。
冷たい北風の中、鶴ヶ峰からてくてく歩く。
午後1時半過ぎ、ややっ、臨時休業か?
店頭に一台も車がないので一瞬びっくりしました。
店内に入ると5~6人の入りと珍しく空いてる。
今回は醤油の「ワンタンメン」(950円)にします。

ものの3分程度ですっと登場。
なみなみ溢れんばかりのスープに思わず頬が緩む。
飲んでみると、うわぁ~♫ うめー
醤油の爽やかな酸味に続いて、口中に拡がるうまみ。
ぶわぁあっと動物系など複雑な旨みが満ち溢れます。
それでいて、まろやかに包み込むような後味。
いやぁ、こんな美味いスープが他にあるか?
しかも、見てみて、こんなにタップリ!
近年の新淡麗系のスープ少なめへのアンチテーゼ。
もう、大好きです♫

麺はしなやかな細麺ストレート。
究極の上質ヤワ麺で、めちゃ美味しい♫
華麗にスープに泳ぎ、啜ると優しく口どける。
シュッと噛んで、ほんわり溶ける食感が見事です。
これ、硬め指定よりノーマルがお勧め。
スープと相まってほのぼのした気持ちになれます。

ワンタン、皮はまるで布のようにシルキーで厚手。
テロテロながら重圧感のある口当りです。
コクあるスープに染まって、実に美味♫
餡は少なめ、圧倒的に皮の存在感が大きいです。
これが5個も入ってるので、ボリューム感満点。

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
この味、もう完全に心の故郷です。
どんなに新しいラーメンを食べても必ずここに戻る。
何だか自分のラーメンの原点のような一杯です。

ぜひいつまでも続いていただきたいお店。
また定期的にうかがいますね。
【9度目の訪問】

曇天の冬空… 鶴ヶ峰、支那そばや。
午後1時過ぎに到着、珍しく店頭に5人待ち。
意外にも初めてだなぁ、店頭に並ぶのは…
でも回転速く、5分程度で入店できました。
今回は久々に「塩らーめん」(750円)を購入。
着席して5分経たないうちに登場しました。

塩は、口が広く浅めの平べったい丼ぶりです。
溢れんばかりのなみなみスープ…
スープを一口いただくと、柔らかく抜けて行く旨み♫
動物系ながら優しいコクを支える複雑な素材の味。
塩ダレは白醤油かと思うような丸くふくよかな味。
薬味の粗刻みねぎと揚げねぎが浮きつ混じりつ…
体に染み込むなんとも絶妙なバランスの味わい。
あー やっぱりうまいわぁ…♫

麺は極細のほぼストレート。
加水率はやや控えめながら、しなやかで滑らか♫
軟度はなく、噛んだ瞬間ねっとりと適度なコシ。
ああこれ、やっぱり醤油より微妙に細い麺。
厨房を見てるとやはり醤油と塩は麺が別モノ。
塩専用なんだ… 茹で時間も微妙に短めでした。

具材。塩で嬉しいのはほうれん草。
スープに泳ぐ緑が美しく、茹で柔らかく香ばしく。
チャーシューはバラロール、肉の味がしっかり。
あっさりの塩には映えて良い組み合わせかも。
あとはビターなメンマ。シンプルでいいなぁ…

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
何が好きって、惜しげもなく注がれた大量のスープ♫
ボリュームのある麺量がきれいに泳いでる。
そして滑らかにすすり上がり、躍動する。
途中で何度もレンゲを運びたくなるスープの魅力。
まさに自分が思い描くラーメンの理想形です。
そしてそのネクタールを丼ぶりの淵まで飲み干す…
こんな幸せがあるでしょうか。

また、うかがいますね♫
【8度目の訪問】

とんでもなく酷暑の鶴ヶ峰。
支那そばやさん、駅から遠いわぁ… 汗ダラダラ。
午後1時過ぎの到着、店内は空席あり。
今回は醤油系「ワンタンめん」(950円)です。

厨房ではご主人をはじめおなじみのスタッフの方々、
手慣れてゆったりとした動き、気の置けない雰囲気。
常連さんが多く、和やかなムードです。
エアコンをガンガン効かせてくれて嬉しい♫

5分程度で登場です。
ひゃあ~ いつもながらなみなみのスープに惚れる。
飲んでみると、うわぁ、これこれ♫
なんて美味しいの…
香り立つ醤油、じわりコクのある出汁、深まる旨み…
優しくて、滋味深くて、醤油のまろみ柔らか。
それでいて、しっかりと余韻を残す味わい。
すごいなぁ、やっぱりすごい。

麺は極細麺ストレート。
表面はふわり柔らか、しっとりとコシの残る麺、
まるで稲庭麺のようで、極めてハイグレード。
この口当りの優しさと、芯の残る食感が見事。
スープにもドンピシャの茹で上がりです。

ワンタン、大きめのもの、5個。
皮は肉厚ながらてろりしなやかに口どけます。
餡はほんのり生姜の効いたあっさり味。
もう、美味しいなぁ♫ ボリュームも満点。
青ネギがスープに良く合います。
海苔、メンマもあっさりとアクセント。
チャーシューは分厚いスネ肉煮豚風。
これが違和感なんですよね… まあ好みですが。

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
もう、このタイトルは永遠に変わりませんね…
こんな素晴らしい一杯を創れるのはここだけ。
わざわざ暑い中歩いてきただけの喜びがある。
こんな首都圏を代表するラーメン店が、
ラーメン不毛地帯の相鉄線沿いにあるのが意外。
お近くの方がホント羨ましいです。

またがんばって定期的にうかがいます!
【7度目の訪問】

鶴ヶ峰駅から歩くけど、遠い。
それだけの価値があります。
午後1時半頃の到着、店内は空いてる。
今回はシンプルに「ラーメン」(750円)です。

ワンタンがない分目立つ、波打つスープ。
飲んだ瞬間、じわっと来る動物系の深い旨み。
何度も、何度も繰り返し押し寄せる旨み。
素朴さの中に漂う、筋の通った旨み。
醤油は酸味とまろみとコク、全てが活きてる。
出汁の旨みと相互に支え合い、相乗効果を生む。
とろり流れる鶏油。
青く香る品の良い九条ねぎ。
麺はつややかで、口当りふわり柔らかな極細麺。
口の中でとろけ小麦の旨みがスープと共に拡散。
柔らかなのにコシを保ち、最後まで埋もれない。
活き活きと躍動する秀逸な麺です。

支那そばと呼びたいのはこういう一杯。
ほんとに美味しいです。
その素朴さ、温かさに隠れた高いクオリティ。
個人的には本店を超えてる気が…
相鉄線の駅から離れた道路沿いに、
こんなにすごいお店があるなんて。
ホントにご近所の方が羨ましい。
行列してないのが奇跡に感じます。

また相鉄線に来たら伺いますね♫
【6度目の訪問】

相鉄線って、しかしラーメン不毛地帯。
選択肢はほぼなし、支那そばやさんしかない。
鶴ヶ峰駅から、まあ暑い中15分近く歩く。
でも、それだけの価値はありますから…

午後2時過ぎ、すんなり座れました。
でも入れ代わり立ち代わりお客さんが来ます。
今回は醤油系「ワンタンめん」(950円)です。

丼ぶりからスープがこぼれんばかり♫
はち切れそうなワンタンたち。
スープ、コク深い動物系の旨みが包み込む、
なんともまろやかで素朴な味わい。
醤油から来る香ばしい味わいが尾を引きます。
カドなくどこまでも優しい味わい。
とろり浮いた鶏油が絶妙に唇に絡んでくる。
やっぱり、美味しいわぁ♫

麺は極細麺ほぼストレート。
ふわり柔らかめの食感で小麦感高い。
引きが重めですがスープが多いので泳ぎます。
カタめ注文も目立つけど、このヤワ感好きです。
スープの朴とつさに麺が溶け込んでるんです。

ワンタンは厚手でつるんとした皮が迫力。
5個が混然一体、わやくちゃで、圧倒的存在感。
スープと一緒にするり食べる、この幸せ♫
醤油味とほんと良く合いますよね、ワンタン。
薬味の九条風の青ねぎも、実にうまいです。
バラロールチャーシューだけやっぱ浮き気味…

いやぁ、やっぱりね、美味しいんです♫
自分の中では全くもって理想形。
支那そばと呼びたいのはこういう一杯です。
洪水のように押し寄せる潤沢なスープ。
なかなか減らないボリューミーな麺量。

お店を出た時の満足感、幸福感♫
がんばって歩いて来て、良かったぁ…
6度目にして★0.5アップです。
また、相鉄線に乗ったら伺いますね。
【5度目の訪問】

相鉄線、鶴ヶ峰、支那そばや。
暑いです、だって駅から遠いんだもの…
午後1時頃で1名待ち、すぐ座れました。
今回は「塩ワンタンめん」(950円)。

10分程度で登場。
もう、幅広丼ぶりに溢れんばかり。
スープなみなみ、ワンタンがっつり。
スープは柔らかくて旨みのある塩味。
うわぁ♫ 美味しいなぁ…
ただ浮いてる鶏油が結構オイリーに感じる。
心なしか今回は塩分もやや強く感じる。
麺は極細麺ほぼストレート。
毎回細くなった気がする麺。
つややかで引き上げは重めだが、美味しい。
かなりの麺量で食べても減らないなぁ。

ワンタン、餡は香ばしく旨みがある。
しかし、テロテロ皮がめちゃ美味♫
これ、かなりの小麦ボリューム感。
5個入ってて、小麦分だけで麺大盛相当。
かなり食べ応えあります。

みじん切り長ねぎと揚げねぎ。
少しずつスープに溶かして味わいを楽しむ。
メンマはビターで旨みの強い味付け。
バラロール肉厚チャーシュー。
ほろほろ崩れる柔らかい食感。
これがかなり味が濃いめ。
もしかして全体の塩加減に影響してるかも。

小麦香るワンタンがボリューミー。
食べ終わる頃にはお腹パンパンです。
しっとりながら食べ応えのあるワンタン皮。
これは比類なき美味しい皮です。
でも、今回は塩加減、油感がやや強く残念。
塩の場合は意図的に強めに当ててるのかしら。
どちらかと言うと醤油の方がお勧めかも…

しかしハイレベルな支那そば、間違いなし。
また伺いますね♪
【4度目の訪問】

日差し暖かな鶴ヶ峰。
支那そばやさん目指しテクテクと歩く。
期待に胸膨らむからか距離が長く感じるなぁ…

午後1時過ぎに到着、店外に並びなし。
今回は「ワンタンメン」(950円)を購入。
運良くすぐに座れました。
日差しの入る店内は明るく穏やかな雰囲気。
何だか店主が佐野さんのように見えるなぁ。

10分経たないうちに登場です。
うわぁ〜 琥珀色のスープが美味しそう♫
一口飲むと、口中に溢れ出すうまみ。
動物系と複雑な材料から醸し出される、
信じられないくらい深く濃いうまみ。
ほんのり酸味のある醤油の美味しいこと。
優しくも芳醇な味わいのとりこになります。

麺は細麺ストレート。
つるんとヤワめの仕立てながら、適度なコシ、
小麦感溢れる上品な味わいがたまりません。
一本が長くて啜りにくいけど、量もたっぷり。
スープとのバランス、最高です。

ワンタンは肉厚で柔らかい皮がスープに馴染み、
口の中でとろけて行く、涙モノの味わい。
餡はスパイス感あっさりの品の良い味付け。
大ぶりなもの5個と、お得感満載です。

青ネギは相変わらず良い仕事してます。
スープに軽く苦みを与えてくれてる。
海苔は小さいけど、美味。メンマもうまい。
チャーシューは肉々しい脂身多めのバラロール。
やはり個人的にはあっさり脂身の少ないものが
この一杯には合うと思うなぁ…

まさに、これぞ支那そば。
いや、すべてのラーメンの原点の一杯と言っても
過言じゃないかもなぁ…
自分としては本当に大好きな、しっくり来る味。
戸塚の店よりこちらの方が美味しく感じます。

マイナー立地なのが難点だが、有力ラーメン店が
ほとんどない相鉄線では、貴重な存在。
また機会を見てうかがいますね♫
【3度目の訪問】

11時半に到着。
しかし、最寄りの鶴ヶ峰駅から遠いなぁ。
近くにお住まいか、車の方がほとんどだろう。
店内は、ほぼ満席でした。
今回は「ラーメン」(750円)の食券を購入。
正油の、シンプルバージョンです。

5分弱で登場。
スープがなみなみで、思わず口元がほころぶ。
あっさりしつつも、上質な旨み成分が伝わる。
鶏ガラベースながらも複雑な材料から染み出た
奥ゆかしい出汁の旨みがたまりません♫
醤油はほんのりで、ほど良い酸味が舌を打つ。
やんちゃさを残しつつも、塩分感が低く、
いくらでも飲めてしまう美味なスープです。

麺は細麺ストレート。つややかな表面。
やや柔らかめですが、粘りの残った食感。
なみなみスープにきれいに泳ぎ、
最後まで滑らかにすすり上げられます。
スープが主役と思ってる自分にとって、
これぞ、理想とする構成比です。

青ねぎが美味しい。薬味増しはないのか?
チャーシューは、相変わらず個人的には
しっくりこない。バラ肉のロール風。
あっさりモモ肉などを添えてほしいなぁ。

シンプルなラーメンは、具材が載ってない分、
麺とスープのバランスが最適ですね。
ごてごてよりも、お勧めです。
スープの海に気持ちよく泳ぐ麺。
最高です♪

しかし、優しい味だなぁ…
まさに、これぞ、支那ソバ。
満タンスープだが、残せるわけもなく。

何の変哲もないことの素晴らしさ。
ここに淡麗系の原点を見ます。
☆0.5ランクアップさせて頂きます。


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【再訪です】

相鉄線に乗ったので、鶴ヶ峰で下車。
久々に支那そばやさんへ行こうと、
てくてくと暑い中、お店目指して歩く。
10ヶ月ぶりの訪問です。

お昼12時半頃だが、幸い並びなし。
今回は「塩ラーメン」(750円)に
「味付玉子」(100円)をトッピング。
座って3 分ぐらいで登場、って、はやっ…

黄金色のスープは、やや濁った感じで、
一口飲むと、非常にあっさりした塩味。
旨味すら抑えめで、スムーズな飲み口。
浮いている薬味が、玉ねぎの粗みじん切り。
意外ですが、これがスープに優しい甘みと
野菜エキス感をブレンドし、美味しい♪
他に薬味で揚げネギも入っているが、
ちょっと変わった臭みが増すので、
個人的にはいらない気がしました。

麺を引き上げてビックリ。
醤油バージョンと違って極細麺です。
どうりで登場が早いわけですね。
つややかで、ゆるすぎない食感。
淡白な味なので、スープと同化してしまい、
優しい味だか、メリハリに欠ける感も…

味付玉子は、固茹で感と黄身の半熟感の
ハイブリットな仕上がり。味はあっさり。
チャーシューは肉の味が強め。

塩分感が低いので、安心してスープまで完食。
あっさり優しい味の塩ラーメン。
クオリティの高い仕上がりです。

個人的には、ハッキリとした仕上りの
醤油味の方が好みかなぁ…
次回、また訪れる機会があれば、
再度、醤油味のラーメンを食べてみたいです。


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【初回訪問】

横浜市旭区の鶴ヶ峰。
あの支那そばやさんに行ってみました。
本店ではないですが、
本店を超える3.6点台(2014年9月時点)。
醤油らーめん好きとしては、
一度は行ってみたかったお店。

国道16号沿いのロードサイドにあります。
駐車場は店頭に7台ぐらいかなぁ。
隣にも駐車場があるが、ブックオフ等の入る
商業施設の駐車場なので、ご注意。
歩くと鶴ヶ峰駅から15分程度でちょっと遠い。

午後1時を過ぎていたが、店頭に並びなく、
店内で3人待ち。
入口すぐ左手に食券販売機があります。
正油か塩のシンプルなラインナッブ。
デフォは750円。
正油の「ワンタンめん」(950円)を購入。
5分程度で着席できました。

店内はゆったりとしてて、結構広く、
厨房を取り巻く変形コの字カウンターと
4人掛けテーブルが2卓。
オープンして15年ぐらい経つようだが、
昭和風のロードサイドチェーン店みたい。
ご主人がほとんど調理を切り盛りされており、
その他補助に3人の、計4名で切り盛り。

お客さんは実に多彩。
業務途中の男性陣は当然ながら、
ご年配のご夫婦や、若者、カップル、
女性お一人様もいらっしゃってます。
常連さんが多い感じで、ご主人と挨拶したり、
気が置けない雰囲気です。

タイミングが悪かったのか、
15分程度掛かって登場。
1ターンで4食の提供のようです。
出て来たワンタンめん、なんとも美しい眺め。
並々と注がれたスープは迫力満点。
いただきます。

スープを一口。
うわぁ~ おいしいなぁ♪
角がなく、ふくよかで、旨みあふれる醤油味。
塩分感はあるし、雑味ないクリア味でもなく、
どことなくやんちゃでジャンクさを感じる味。
でもね、すんごく優しいんですよね~
ノスタルジック。
青ねぎがとっても良く合います。

麺は細麺ストレートだか、
つややかさとモッチリ感のある食感。
やや柔らかめだが、何だか落ち着く味わい。
時間が経つと、インスタント麺のように
くたっとしてきますが、
これがまたスープとの相性抜群で、泣けます。

ワンタンは、大ぶりなものが5個入ってる。
厚めの皮は、ツルツルしこしこ絶妙の食感。
餡は少なめだが、これぞワンタンめんという
感じのジャンクさ。
食べ応えもあり、デフォ+200円の価値は
十分にあります。

チャーシューは、分厚く切った、
ロール状のバラチャーシュー。
味付はかなり控えめだが、
肉の味がかなりしっかりしていて、
個人的には、ピンと来なかった。
あっさり、薄切りのももチャーシューでも
載せてほしかったかなぁ…

麺がギッチリ入っていて、量はかなりある。
男性でも普通盛で十分な量です。
麺を食べ終わって満腹だったが、
このスープは残せなかった。
完食です。おいしかったぁ♫

屋台や街中華で食べたラーメン、昭和の香り。
「支那そば」と呼ぶにふさわしい、逸品。
丁寧に創られてるのに、やんちゃな味。
近くにあったら、通っちゃいますよね…

塩はどんな味なんだろう。
近くに行くことがあったら、
ぜひまた寄りたいです!

  • 支那そばや(塩ラーメン 800円)
  • 支那そばや(ファサード 2020年2月)
  • 支那そばや(ラーメン800円+味付玉子100円)

もっと見る

5位

支那そば たんたん亭 (浜田山、西永福 / ラーメン、つけ麺)

4回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2017/12訪問 2017/12/03

King of 支那そば @たんたん亭

【4度目の訪問】

京王井の頭線、浜田山。
たんたん亭さんは午後2時で4人待ち。
店内ウェイティングで3人、店頭で1人待ち。
冬柔らかな日差しの商店街を人が行き交う。
初めて待ったなぁ… 15分程度で着席。

「ミックスワンタンメン」(1,170円)を注文。
ちょっと高いけど、ワンタンを食べたくて奮発。
厨房は3名の男性で小気味よくオペーレーション。
静かに流れるジャズと共に浜田山らしい上質感。

5分程度で登場。
スープを飲んだ瞬間にもれるため息。
わー やばいなぁ…♫
ふわり香る魚介系、優しい動物系のコク深い出汁。
しっとりと体に染み込む自然な旨み。
何だか、こう、舌にじわじわ染み込む美味しさ。
まるい、やわらかい、じわっと来るスープ。
いやぁ、美味しいなぁ、こんなすごいスープ…
どうしてくれる、涙出て来たわ♫

麺は低加水気味のハリのある細麺ストレート。
きれいに折りたたまれ、重くない持ち上がり。
表面が滑らかなんですよね。だから絡まない。
かなり硬めの食感です。ぎりぎりライブ感。
スープの柔らかさとある意味対極。
そのバランス感が、たんたん亭さんらしさ。

で、ワンタン。
やはりこいつが主役か?
エビワンタン、これ、ヤバいでしょ…
餡のプリプリした海老ぶつ切りがたまらん♫
香ばしくて旨み満点、海老よりエビらしい。
皮は厚手ながらとろけるほど柔らか。
肉ワンタンの餡もソーセージのようで美味♫
餡にスパイスが織り交ざり肉の旨み凝縮。
このワンタンたち、ほぼ芸術品です。

King of 支那そば @たんたん亭。
全くケチのつけようもありません。
どうしてこんなに旨みの深いスープが創れるの?
あまりの美味しさにため息の連続。
で、ここのワンタン、もう、素晴らしい。
価格は高いけど、食べたら納得しちゃう。

完成度の高い一杯です。
価格に見合う仕上がり、裏切りません。
また定期的にうかがいます。
晩夏の浜田山。ふと風が涼しい。
京王線地下改札から北側地上に出て右手すぐ。
たんたん亭さんです。
午後2時半なのにほぼ満席。
並ばない程度に次々とお客さんが訪れます。

今回はシンプルに「支那そば」(770円)。
大鍋で麺を泳がせる茹で方が気持ち良い。
平ざるでパンと湯切り、麺線を揃えての投入。

スープを飲んで、うわぁ♫
じわっと染み込んでくる、柔らかな味わい。
香る魚介系、包み込むような動物系出汁。
織り成す絹のような淡いグラデーション、
深く心にすら染み込む優しい味わい。
あっさりした飲み口に隠れた旨みの重層感。
どうしてこんなスープが創れるのだろう。

麺は加水率やや低め、細麺ほぼストレート。
啜り心地よく、ほのかに芯が残る食感の良さ。
微妙な酸味に小麦の味の良さが感じられる。
ふわりと丸いスープにしっとりと融合。
美味しすぎます♫

モモ肉風ながらしっとりと柔らで食感優しく、
ほのかにスモーキーな香りのチャーシュー。
少ししか入ってませんが、ため息の出る旨さ♫
ビターで食感の良いメンマ、味の濃い海苔。
でも、具材は脇役であることを思い知ります。
それほどまでに完成されたスープと麺。

King of 支那そば。
シンプルな支那そばは気品すら漂う一杯。
あっさり優しく毎日食べても飽きそうもない。
この一杯に人の切なさや想いが全て詰まってる。
そんな深みを感じてしまう一杯です。

ワンタンは美味ですが、シンプルもいいなぁ…
だって、これが770円って、改めて驚きます。
しかも並ばずに食べられるなんて…

また、定期的に伺いたいです。
どこも桜満開の春本番、井の頭線に乗ってます。
お昼どき、久我山の甲斐さんが頭をよぎるが、
何だか無性にたんたん亭さんで食べたくなり、
浜田山で無理やり途中下車。
駅北側に出てすぐ。ほぼ4年ぶりの訪問です。

お昼ドンピシャだが、すんなり座れる。
高額なためか、著名店なのに並ばないですね。
もう記憶も飛んでる、シックで落ち着いた内装。
デフォの支那そば以外は1,000円超の高価格。
悩むが「肉ワンタンメン」(1,070円)を注文。

L字カウンターは、境が低くてシズル感満点。
厨房は3人体制だが、うちお二人が忙しく動き、
お一人はご主人なのか、ほとんど見守るだけ。
平ざるでの湯切りがとっても丁寧です。

10分経たないうちに登場。
綺麗に丸まった麺にどさりと載ったワンタン。
スープを一口飲むと、うわあぁ~!
思わず小さく声が出ちゃった…(恥)
やや濁ったスープからは想像もつかない上品さ。
あっさりした飲み口なのに、驚くほど深い旨み。
ふわりと香る魚介系、まあるいコクは動物系。
さらに複雑な出汁が、幾重にも織り重なる。
醤油は、角も酸味もなく柔らかに味をまとめる。
なんて美味しいスープなんだろう…(涙)
どうしたらこんなに優しくもふくよかな味に?
さすがはたんたん亭さんですね… 驚きました。

スープばっかり飲んじゃって、麺に。
細麺ほぼストレートで、やや低加水風だが、
啜りこごち滑らかで、コシのある絶妙の食感。
鶏油が絡んでスープと見事なコンビネーション。
ずずっと食べると小麦の香りとスープの旨みが
口中に溢れ出して、もう何とも言えません♫
いやー ヤバイわ… 美味すぎだわ。

肉ワンタンは、大ぶりなものが6個。
餡は結構大きめで、肉がぎっしり。
肉々しいのかと思いきや、かなりあっさり味。
肉の旨みが上品で、スパイス系は控えめ。
皮はつるり厚手だが、みるみるとろける口当り。
餡と皮とスープのバランスを考えた仕立て。
トッピングではなく、麺と両主役なんですね。
すごく美味しい♫ 何個食べても飽きません。
デフォ+300円ですが、その価値十分です。

チャーシューは、周りが赤いロースト中華風。
しっとりした食感、あっさりとした味付け。
これもなかなかの美味しさ♫
メンマはビターでコリッとした食感。
あと、海苔1枚。薬味ネギは少なめ。

King of 支那そば。
随分前の初訪時の口コミに付けたタイトル。
一瞬陳腐に見えたものの、やはりこれしかない。
数ある支那そば系の中でもここは頭抜けてます。
まさにスタンダードとなる一杯。
久々に来てその思いを新たにしました。

幸せな一杯、ごちそうさまでした。
また初心を忘れそうな時に伺いますね。
京王井の頭線、浜田山。
かねがね行きたいと思っていた、たんたん亭さんへ。
八雲、かづ屋さんを慕っている身としては、
ここが本家、支那そばの伊勢神宮。一度は行かなきゃ…

浜田山駅を出て右手すぐの立地。
店内入ると、午後1時を回っていたので、お客さんはまばら。
L字カウンターだけの店内は、こじんまりしているが、
整然と落ち着いていて、とてもきれいにしてある。
カウンターと厨房の仕切りが低いので、一体感がある。

食券販売機はなく、直接注文のスタイル。
メニューを見ると、デフォルトの支那そばは750円だが、
ワンタンメンはすべて1,000円超のラーメン王価格。
すごく悩んだが、やはりワンタンを試したいので、
「ミックスワンタンメン」(1,150円)を注文。
高いなぁ…1,150円って。

店内は、男性2名で切り盛り。
若い方とやや年配の方…
麺茹では若い方だけど、どちらが店主なんだろう…

5分程度で登場です。
ひゃ~ これこれ、美しいビジュアル。
麺が毛糸のようにきれいに巻かれてる。
いただきます!

スープを一口。

うわぁぁ… (驚嘆)
おいしいなぁ! もう!
さすが本家。めっちゃうまいよぉ…(泣)

極めて塩分感の低い、超健康スープ。
なのに濃厚にすら感じるミネラル成分は何モノ?
爽やかで控えめな酸味の醤油味。
材料を主張しない非常にスムーズな出汁のスープ。
口当たりをマイルドにする適度に浮いた油は、
臭みもしつこさも全くない、上質なオイル感。
もう、返す言葉もないぐらい、自然な味。

麺は細麺ストレート。やや硬めで、歯でぷっつり切れるコシの良さ。
しかし、決してボソボソでなく、芯はしっとりとした旨みがあり、
時間が経ってもスープに全く負けない究極の麺。
このストレート麺とあっさりスープが、なぜかよくマッチする。
おそらく浮いている油がうまく双方をマッチングさせてるのでは。
庶民的な支那そばをここまでハイクオリティで品の良い味に仕上げるなんて…

ワンタンはエビ3個、肉3個のハーフ。
エビワンタンは、エビの食感がプリプリで、味も濃厚。
やや厚めの皮だが、しっとり、粉っぽくなく、おいしい!
いゃー、これは絶品。
肉ワンタンは、肉のくどさがなくさっぱりとした味付けで、
エビに比べて意外にも爽やかな味の仕上がり。
このワンタン、やはり他店ではお目にかかれない質感の高さ。
このワンタン6個でプラス400円だけど、やはりはずせないなぁ…

チャーシューは脂身感の低い、さっぱり味のチャーシューだが、
しっとり柔らかく、スープにも良くあって、とてもおいしい。

しかし、食べ進むごとに歓喜がほとばしる。
すんごくおいしい支那そばだなぁ。
うまいなぁ…
何でこんなにあっさりしてるのに、ふくよかな旨みを出せるのかな。
かづ屋さん、八雲さん、大好きだが、やはりこのスープ、
一歩抜け出てる気がする。
これは間違いなく、King of 支那そば、ですね。
スープ最後の一滴まで完食です。

さすがは本家、たんたん亭さん。
幸せな昼食をありがとうございました。

リターン・トゥ・ベーシック。
機会を見て、またうかがいます。

  • たんたん亭 本店(ミックスワンタンメン 1,170円)
  • たんたん亭 本店(店頭のれん)
  • たんたん亭 本店(支那そば 770円)

もっと見る

6位

中華そば 七面 (町田 / ラーメン、つけ麺、餃子)

3回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2017/10訪問 2017/10/09

どこまでも優しい完成された昭和のラーメン

【9度目の訪問】

抜けるような秋空の町田。
昼食はワクワクしながら七面さんへ。
午後2時半、珍しく先客ゼロ。
今回は未食の「メンマラーメン」(850円)。
整然と椅子の並ぶ古いカウンターを眺めて待つ。
炒め系でない時はご主人の出番はないみたい。

5分で登場です。
丼ぶりの半分をたっぷりメンマが覆う。
スープは優しくも奥深い旨みがとっても秀逸♫
鶏以外に海産物や乾物系と思われる複雑な旨み。
まろやかながら口の中で広がる重層的な味わい。
これは単なる昭和の懐かしい味じゃない。
ハイクオリティで研鑽され尽くした出汁です。
麺はウェーブの強い加水率やや高めの細麺。
最初はシコっと歯ごたえがあり徐々に柔くなる。
スープを良くすくう、ある意味フツーの縮れ麺。

で、メンマ。本日の主役。大量に載ってます。
しっとり柔らかくほのかに芯がコリっとしてる。
ややビターながら、特有の酸味や苦みは弱めで、
スープと同化して、実に優しい味わいです。
うわぁ… いくら食べても飽きない美味しさ♫
ちなみに、ラーメンはデフォ700円ですが、
別にメンマ増量100円というメニューがあり、
そこからさらに50円高いのは単に量の問題かな?

醤油系のワカメは無くなったみたい。
いまは青梗菜、茎刻み中心のものが載ってます。
チャーシューはしっとり乾いた味わい深い逸品。
味付けあっさりなので、増量で食べて見たい。

どこまでも優しい完成された昭和のラーメン。
回を重ねる度に、その仕上りの高さに驚く。
そう、クオリティが高いのはスープの出汁。
雑味なく深い旨み、懐かしい味では片付かない。
初回タイトルから「完成された」と付けたのは
昭和感に惑わされないという気持ちだったのか。
そんなことを思いつつ、完飲完食です。

9度目でついに★0.5アップです。
いつまでもがんばって欲しいお店です。
炒め野菜系もとっても美味しいですが、
最初はシンプルなラーメン系がお勧めです♫
【8度目はまた辛味そば】

にぎやかな町田。仲見世に入り、七面さん。
午後1時半、ほぼ満席です。
今回は看板の「辛味そば」(900円)を再注文。

挽肉、玉ねぎ、しなちくの粗みじん切り。
麻婆豆腐風の具材、軽く片栗で止めた餡。
いつもながら上質なのに懐かしい薄醤油味、
混然一体となってガシガシ食べるスープ感。
ヤバいなぁ… うま過ぎでしょ♫
ウェーブ強め中細麺もどことなくやんちゃな味。
具材に混じる生姜がこの一杯を決めてる。
さくっとした食感、爽やかで温かみのある味。

麺が終わった後、レンゲですくう具とスープ。
ひたすら幸せな時間が汗とともに続く。
丼ぶりの底までスープをすくい続ける幸福。
穴あきレンゲは邪道だ… などと心で語りつつ、
止められない衝動を昭和な店内が包み込む。

どこまでも優しい完成された昭和のラーメン。
相変わらずボリューム満点、お腹パンパン。
ご主人と奥様の心温まる雰囲気も健在。
仲見世を象徴するような良店です。

しかし、餃子とカレーはいつ食べよう(笑)
【7度目は味噌ラーメン】

町田、仲見世、七面さん。
「味噌ラーメン」(900円)をオーダーです。

野菜類がドンと載った眺めはボリューム満点。
原則タンメン、野菜ラーメンと同じ具材らしい。
モヤシ、キャベツ、白菜、黄と赤のパブリカ、
人参、玉ねぎ、しめじ、キクラゲ、インゲン…
何とも多彩な野菜たち。
スープはサッポロ風のコクのある味噌ではなく、
シャワっとした味噌汁のような溶き味噌風。
野菜と煮込まれているらしいが、あっさり♫
味噌本来の酸味が効いていて、とっても田舎風。
ベースの出汁感は分かりにくく、シンプルな味。
麺は中細麺でウェーブ強く、味のある麺。
何となくいつもより太めに感じるなぁ…

タンメンにはなかったチャーシューが、
味噌ラーメンには1枚。しっとりコクのある味。
これはつまみで食べたいくらい、美味しい。
メンマどっさり、刻みネギもこんもりで、
酸味ある味噌スープによく合います。
後半、具材、麺、スープ混然一体となって、
鍋のような素朴な味わいに♫
ほっとする優しい味わいの味噌ラーメンでした。

いつまでもがんばって欲しい良店です。
しかし、カレーと餃子はどう対処しようかな…

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【6度目は塩ラーメン】

久しぶりに町田、仲見世商店街。
前回は新店に浮気したので、今回は七面さんへ。
「塩ラーメン」(700円)を注文です。

出て来た塩ラーメン、美しい眺め。
薄茶色のスープに浮かぶ油がきらきら。
スープを飲むと、うわぁ~何とも優しい味♫
塩分感低く、強くないが柔らく深い旨み。
素材感は分かりにくく複雑。でも軽い仕立て。
塩ダレなのか、やや海産物感がします。
浮いている多めの油から、ほのかに動物感。

麺が美味しい!
強めに縮れた中細麺、しっとりかつ柔らかめ。
古き良きインスタントを思わせる味のある麺。
優しくて非常に質の高い麺質ながら、
スープと油をまとって、絶妙のジャンク感。
これはヤバいわ。

青菜は青梗菜かと思ったが、やや辛みがある。
何か別の青菜かも…
相変わらずメンマの上質な旨みが光る。

出汁のごまかしが効かない塩味で、
本領を発揮する出汁のクオリティの高さ。
やはりここは、ただの昭和ラーメン屋じゃない。
こだわりと技術に裏打ちされた味です。

ああ、いつまでも続いて欲しい名店。

しかし、カレーと餃子が次の課題だなぁ…
他のメニューも制覇したいです。

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【5度目はワンタンメン 2015年11月】

町田の昼下がり、冬が近い。
どうしても食べたくなって七面さん。
今回は「ワンタンメン」(900円)。
ちょっと高い気はしたが…

5分程度で出てきたワンタンメン。
表面を覆うワンタン、メンマ、青菜。
スープを飲むと、旨み豊かな味わい。
塩分感低く、醤油感も弱く、あっさり。
なのに、口の中で懐かしく広がるコク。
麺はやんちゃなウェーブの強い細麺で、
インスタント麺のようなノスタルジック感。
美味しいなぁ、懐かしいなぁ♫
この味、重要文化財モノですね。

さて、メインのワンタン。
皮はぷるっと肉厚で、小麦の味香る。
餡は少量だが、香辛料と肉の味が効いて、
存在感の高い味わい。
ひらりと扇のように大きな皮が、
くっつきもせずスープに泳ぎ、
その数7~8個とたっぷり入ってます。
価格の高さも、これでもかと出てくる
ワンタンを食べ続けたところで納得。

ワンタンメンにはチャーシューが載ってない。
これはちょっと残念かも。
ラーメンに載ってるワカメはなくて、
青梗菜のみじん切りが載っているが、
スープの良いアクセントになってます。
メンマが相変わらず旨い♪
ビターでしっとり切れる上質な食感。
このメンマはかなりクオリティが高い。

野菜系もいいけど、やはりベーシック系は
七面さんのスープの出汁感を楽しめて秀逸。
その中で、ワンタンメンはボリューム感もあり、
おすすめです。

七面さん、価格感はやや高め設定だけど、
味とボリュームの満足感高し。
そして、あっさり塩分感の低いスープが
これだけ旨み豊かなのは、他店比類なし。

しかし、カレーと餃子が気になるなぁ…
気軽にセットにできない価格設定が残念。


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【4度目はもやしそば】

町田にやって来たので、お昼は七面さんへ。
店内は常連さんでいっぱいです。
今回は「もやしそば」(900円)を注文。
具材をしっかり炒めている感じです。
10分強で登場しました。

もやしメインの野菜が顔を見せ、
その上にメンマ、チャーシューが載ってる。
スープは薄い茶色で、やや白濁してます。
飲んでみると、うわぁ、おいしい♪
醤油ベースと思うが、タレの味は軽めで、
野菜の出汁がたっぷりと染み出した
優しくて柔らかい旨みが満載のスープ。
塩分感低く、飲みやすい。

具材はもやしが多いが、キャベツ、人参の他
いんげんのカットなども少量だが入っていて、
バラエティに富んでます。
シャッキリ感の残った食感の良いもやしたち、
スープの中にたくさん入ってます。
もやしそばって、サンマーメンのような
あんかけとじが載っているのかなと思ったが、
こっちの方がいわゆるタンメンに近い印象。

麺はタンメンとは異なり、ウェーブの強い細麺。
ラーメンと同じと思われます。
加水率高めでつややかながら、
パフッ、もちっとした食感でおいしい。
やや柔らかめの茹で上がりのため、
具材が載ってると、ちょっと重たい感じ。
量的には丼ぶりにギッチリ入ってます。

ややビターで、ほんのり甘さも感じられる
メンマは、やはり絶品。
チャーシューが載ってるのも嬉しい。

いやぁ、今回もおいしかったなぁ…
優しい昭和の味を、ありがとう。
ついつい親父さんたちに声を掛けたくなる。

ただ、全般的にお値段は高め。
ギョーザを食べてる方を見たら、大ぶりで
6個も並んでいて、美味しそう、食べたい!
半ギョーザ4個というのもあるけど、
どっちもラーメンとセットにすると
1,000円を超えるので、一人では頼めない(泣)
半カレーも食べてみたいけど、
これもセットにすると1,000円超えるし。
例えば半ラーメンセットとかがあったら、
頼みやすいんだけどなぁ…

価格の分、ボリューム感は多いんですよね。
特に野菜系だと、具材が加わるので
普通盛でも相当な量です。
ご年配の方や女性など食細めの方は
最初から麺少な目とオーダーするのがお勧め。

しかし、料理はどれをとってもハズレなし。
次は、味噌か、ワンタンあたりかなぁ…


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【3度目はタンメン】

町田です。
仲見世の昼下がりはにぎやか。
七面さんで昼食です。
今回は「タンメン」(900円)を注文。
厨房から炒める音が聞こえて来て、
結構しっかり炒めてる感じ。
やがてスープを鍋に注いでる音が聞こえる。
その後煮込んで、10分弱で登場です。

野菜こんもりですが、もやしに頼らない眺め。
スープを飲んでみると、なんとも優しい味。
野菜からの出汁が密度濃く絡まった塩味。
しかし、あっさり自然な味わい。
炒め野菜の香ばしさに濁ったスープが昭和味。
塩分感は薄いが、そこはかとないジャンク感。

野菜は、バラエティに富んでます。
もやしは少なめで、キャベツと白菜がダブル。
珍しいのは、インゲン、赤ピー&黄ピー。
これって、パプリカ?
あと、人参、キクラゲ、タマネギに、シメジ。
ひき肉片もパラパラ入ってます。
それぞれがシャッとおいしく、素材感豊か。
さらに、メンマ、スライスネギも載ってます。

いわゆる街中華のタンメンとは変わった具材。
味噌や野菜ラーメンも同様の具材だそうで、
一番味噌に合いそうな気がしました。

麺は、ウェーブ強めの手打ち風中細麺。
これまでと違うかなぁ…
食感豊かで量も多く、食べ応え満点。
最後まで食べたらお腹パンパンでした。

典型的な街中華のタンメンというよりは、
具材のオリジナリティ感が豊かで、
ボリュームのある一杯でした。
美味しいが、辛味そばほどの衝撃はないかも…

しかし、実直そうなご主人の丁寧な仕事は
今回も生きてました。
とても落ち着く昭和の雰囲気です。

冷静なところで☆0.5下げさせていただいて、
他のメニューをまた試してみたい!
餃子が美味しそうだなぁ…
味噌も試してみたいです。


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【再訪は絶品の辛味そば】

爽やかな日差しの春の町田。
もう一度行きたかった七面さんを訪問です。
仲見世に入ると、心は昭和で満たされます。
午後1時近くで、店内半数の入りと空いてる。
野菜系もいいが、今回はその内容が気になる
「辛味そば」(900円)をオーダーです。

出て来た辛味そば、黄金色でキラキラ。
スープにひき肉などの餡が浮かんでます。
スープと餡をいただくと、うわぁ…
これはおいしい! おいしいぞ~ ♪♪

炒め油の香ばしい味わい。
ひき肉などを炒め、多めの香味油と一緒に
軽く溶き片栗でとじた感の餡がうま過ぎる。
浮いた油の温度は熱々。
刻んだ茹でほうれん草が色鮮やかで、
味のアクセントになってる。
雰囲気は担々麺だが、全く違う味です。

辛味と言うけど、辣油で付けた味は軽め。
餡は、ひき肉以外に、タマネギやしなちく等を
ザクザク刻んだものを加え、食感豊か。
特筆すべきはざく切り生姜が混じってること。
辛さは控えめだけど、この生姜を食べると、
どんどん体がぽかぽかしてきます。
あと、シラガねぎと輪切りねぎが入ってて、
品の良いビターなメンマもとっても合います。

味付けはベース鶏系のシンプル出汁を生かし、
餡の味が引き立つ絶妙のコンビネーション。
あっさりながら、ひき肉の旨みが加わって、
今まで食べたことのないおいしさです!

麺は、デフォのラーメンと同じと思われる
ウェーブ強めの細麺。
麺自体のやんちゃさはスープに統合されて、
混然一体となったおいしさを醸し出します。

最後にスープとひき肉などをガシガシ食べる。
麺がなくなっても、底にたっぷり残ってるぅ♪
これ、もう、すんごく幸せな気分。
穴あきレンゲも用意されてますが、邪道です。
これはスープと一緒に食べないとね ♫
生姜の香りとひき肉の旨み、
スープのジャンクさも底から見えて来て、
もうトリコなおいしさです。
ボリューム感があってお腹いっぱいになるが、
こんなうまいスープ、一滴も残せない。

やばい、これ、美味し過ぎます♪
昭和ノスタルジックラーメンと
担々麺エッセンスとの融合と言うか、
古くて新しい、クオリティの高い一杯です。

もう、☆0.5アップです!
最初はシンプルなラーメンがお勧めですが、
この絶品辛味そば、ぜひ一度ご賞味下さい。

あ~ おいしかったぁ ♫


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【初回訪問】

賑やかで人通りの多い休日の町田。
小田急線町田駅東口を出て、
南東に商店街を5分程度進んでいくと、
右手にレトロな町田仲見世商店街がある。
狭い路地に寄りあった古い商店の建物に
アーケードを掛けた、戦後の市のよう。
その一角に、中華そば七面さんがあります。
周りの雰囲気や店舗のファサードも
まるで映画を見るような昭和レトロ感です。

素朴な木製の引戸を開けて入ると、
カウンターだけの奥に細長い狭い店内。
午後2時近いが、ほぼ満席です。
メニューは壁面に貼られていて見にくいが、
シンプルに「ラーメン」(700円)を注文。

厨房は、年季の入った実直そうなご主人と、
その奥様と思われる女性のお二人で切り盛り。
掛け声や調理の音が柔らかく響いて、
懐かしくも妙に居心地の良い雰囲気。

他の方を見てみると、
休日なのでご夫婦でいらっしゃったり、
お一人様でビールを頼むご年配の方、
近隣の若い方など様々な方がいらっしゃる。
常連の方が多いみたい。
野菜ラーメンやタンメン、カレーまである。

さて、5分程度でさくっと登場です。
うわぁ… 素朴な眺めだなぁ…
おお、ワカメ、ワカメが載ってる♪
おいしそう~ いただきます。

スープを飲んでみると、まろやかな醤油味。
鶏ガラベースと思われるシンプルなスープは、
雑味なく、旨みだけが優しく残る絶品スープ。
醤油の主張は弱く酸味も少なめで、
まろやかさを演出している。

麺は、ウェーブの強い細麺。
柔らかめでややパフっとした軽い食感で、
インスタントのようなやんちゃな風情の麺。
スープを良く引き上げ、とってもおいしい♪
もう、なんだか懐かしさで、涙が…

醤油ラーメンにはほとんど載ってないワカメ。
昔のドライブインのラーメンに載ってたなぁ。
妙にスープの味を薄くしてしまうんですけど、
ここのは少量でノスタルジック感を味わえる。
いいなぁ、ワカメ。好きです。

結構多めに入ってるメンマは実に素朴な味。
ややビターながら酸味弱めで、スープに合う。
チャーシューは、脂しっとり、肉質パサっで、
燻製臭の漂う、これまた懐かしい味。

気が付いたらスープを飲み干してました。
おいしかったぁ ♫

どこまでも優しい完成された昭和のラーメン。
まさに、重要文化財ですね。
食べ進むごとに気持ちがほどけていく…
そんな味です。

他のメニューも試してみたい!
ずっと変わらずにいて欲しいお店です。
また、うかがいます。

  • 七面(メンマラーメン 850円)
  • 七面(ファサード 2017年秋)
  • 七面(辛味そば 900円)

もっと見る

7位

集来 (大門、浜松町、芝公園 / ラーメン)

6回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2019/11訪問 2019/11/27

おじさんを虜にする優しいタンメン。

【16度目の訪問】

冬本番の冷たい空気の芝大門。
1年半ぶりに集来さんを訪問です。
お昼15分前と早めに到着してみたのですが、
店内はフライングリーマンでほぼ満席(笑)

基本の「手打タンメン」(780円)を注文。
厨房のご主人、お歳を召されたように感じる。
それでも奥様らしき女性との掛け合いの中、
大量の注文を朴訥にこなされてます。
お客さんは年配方向の男性背広組ばかり。
暗いカウンター、明るい窓際のテーブル。
気の置けない雰囲気に宮仕えの哀愁漂う。

10分ちょっと掛かって登場しました。
野菜がこんもり盛られて、緑がきれい。
スープを飲むと、うわぁ~ メチャあっさり♫
相変わらず、まず甲殻類のような香ばしさ。
これ、乾燥貝柱の枯れたコクにも感じる。
しかして、その後は全くあっさり野菜のうま味。
体に染み込むような優しい塩分感。
白湯のような透明感から存在感のあるコク。
いやいや、このスープはすごいと思います♫

麺。極太、ビロビロ強いウェーブ、厚み不揃い。
えー こんなに太かったかなぁ… 変わったかな?
弾力のあるコシ、ねっとり絡んできます。
その割に重みはなく、口どけは柔らか。
パンチがあって、細麺派と好みが分かれそう。

具材は、白菜とチンゲン菜がメイン。
白菜は噛んだ瞬間、いやこれ、甘いなぁ♫
野菜そのものの甘みとみずみずしさが伝わる。
チンゲン菜の茎のシャキ感、緑の葉の彩り。
あと、もやし、朱が美しいニンジン。
具材はこの4種でシンプルだが素材が活きてる。

おじさんを虜にする優しいタンメン。
極めて塩分感低く、なのに野菜の清涼なうま味。
野菜はシャキシャキして素材の美味しさ満載。
もちっとした野趣味のある麺も素朴。
まったく、癒される味です。

いつまでも頑張ってほしいお店。
おじさんサラリーマンで支えます!(笑)
【15度目の訪問】

雨も止んだ芝大門の昼下がり。集来さんを訪問です。
ピークを過ぎた午後1時半で店内は半数の入り。
今回のオーダーは「手打ワンタンメン」(760円)。
ここはタンメンなど野菜系が絶品のお店ですが、
15回目にして初めてのシンプル系、悩んだが決断。
麺はやはり手打を選択です。

5分程度でサッと登場。
漆黒に深まるスープ、醤油派なら垂涎の眺めです。
飲んでみると、やば、美味しい~♫
懐かしの醤油味と言いたいところだが、実に深い味。
まず、ふわり漂う謎の甲殻類のような香ばしい味。
これ、タンメン系でもいつも感じるけど何だろう…
鶏ガラ出汁だろうが、恐らく香味野菜や乾物なども。
生姜も効いてるかなぁ… とにかく素人には複雑。
醤油タレは酸味もあるストレートな味わい。
香味油は結構多めで、ラードのようで、旨みが濃い。
いゃあ、これ、うまいです♫
奥行きがあって、ジャンクながら彩り深い味わい。
ちょっと塩分感が強いのが残念だけど…

麺はビロビロ、不揃いの手打ち太麺。
もっちりしつつ、意外に口溶けがよい食感。
美味しい麺だなあ♫ これまでと印象が違って感じる。
細い太い、固い柔らか、色んな状態が混じってる。
ウェーブがしっかりスープをすくい、小麦と混じる。
その手打ち麺のカラフルな食感が素晴らしい。
シンプル系で食べてみて、初めてその凄さに気付く。

具材はシンプル。主役のワンタンは5個。
皮はテロり柔らかいが、比較的しっかりした厚み。
餡は小ぶりでソーセージ風の特徴のある味。
気負いなくスープに合う優しい仕上りです。
チャーシューは小ぶり厚切り2片。
脂身のないしっとりした煮豚状で、味はしっかり。
海苔は2枚。色が薄くアオサのような波打ち際の味。
メンマはあっさり味でやや存在感薄し。
浮いてる長ねぎがうまいです。もっと欲しい…

いゃあ、ベーシックな醤油ラーメン系も美味!
意を決して野菜系以外を攻めた甲斐がありました。
秀逸な手打麺とのコンビネーションは、まさに、
喜多方や白河といったご当地ラーメンに通ずる出来。
シンプルなラーメンならぜひ手打麺の選択がお勧め。
スープ、麺共に複雑な表情を見せる優れものです。
このシンプル系で集来さんの底力を確信しました。

新たな魅力を発見してしまった♫
これからも定期的に伺わざるを得ないですね。
【14度目の訪問】

凍てつく寒さの大門。
集来さんで食べたくてやって来ました。
午後2時近く、昼の喧騒が嘘のように店内ガラガラ。
今回は「手打玉子タンメン」(800円)を注文。
流れる時間が穏やか。昼1時間を外すのがお勧めです。

10分弱で登場。
もうもうと立ちのぼる湯気。
塩味ながらよく見るとかなり黄金色なスープ。
飲むと、香しい甲殻類の味わいがたまりません。
野菜の旨みが十二分に流れ出た複雑な味わい。
やっぱり美味しいなぁ♫
何よりも惜しげもなくなみなみ注がれてるのがいい。

野菜は、もやし多めで、白菜、キャベツ、ニンジン、
変わったところでほうれん草。豚肉片も少々。
少しくたっとしてるけど、素朴な美味しさ。
そう、田舎の鍋料理みたい、優しい味。
で、ポーチドエッグ状に落とされた玉子。
白身をふわり破ると黄身がトロッ♫
甘くコクある味、スープと食べるともう絶句。

麺はビロビロで、厚手平打ちの手打太麺。
青竹で打ったような平たいウェーブ、
滑らかな口当りながらしっとりしたコシ。
街中華風の普通のお店とは思えない個性的な麺。
これがまた美味いんですよねー

野菜の活きたスープに絶品手打麺。
素朴で温かな味わいは働く人達の心を癒します。
時折食べたくなるのは疲れてるからかも…
まったくもって都内を代表するタンメンです。

またうかがいますね。
【13度目の訪問】

芝大門は小春日和。久々に集来さんを訪問です。
お昼15分前の到着でまだ店内半数の入り。
座るとその後続々の来客であっという間に満席。
この時間が分岐点のようです。

今回は「手打五目麺」(850円)。
5分少し経って登場です。
スープがなみなみで思わず顔がほころぶ。
あっさり塩味に特徴的な甲殻系の香ばしい味。
野菜の旨味が溶け出して見事な美味しさ♫
スープだけでもどんどん飲めちゃいます。

表面に浮かぶ野菜たち。白菜、もやしに始まり、
ほうれん草、人参、ヤングコーンまで。
小ぶりに刻まれシャキッとした食感が嬉しい♫
塩味のスープに彩られ旨みを増した野菜が最高。
まさに絶妙のバランスに成り立つ味わいです。
で、丼ぶりの中心にポーチドエッグ。
黄身が流れ出す半熟感、スープと頂く幸福感。
玉子がおいしきゃ味付けなんていらないですね…
さらにタンメンにはないチャーシューが1枚。
脂身のない肉質だがしっとりタレに染まり美味。

忘れてはならない手打ち麺の美味しさ。
ピロピロに縮れた平打ち風中太麺です。
ふわりとした口当りとコシのある食感の両立。
スープを良くすくい、小麦の旨さを楽しめます。

野菜が活きた究極の塩味五目麺。
もうホントに野菜とスープがうま過ぎです。
ほぼタンメンに近い内容だが変化があって楽しい。
はつねさんを除けば都心トップクラスです。
なみなみスープも残せず完食でお腹いっぱい♫

今回も幸せな一杯、ありがとうございました!
(言ってないけど…)
【12度目の訪問】

春めく芝大門。
タンメンを食べたくなって久々に集来さんへ。
午後1時半近くで、店内は空いてました。
シンプルに「手打タンメン」(750円)を注文。
混雑時は前金制だが、この時間は後払い。
窓側の席に座れ、日差しが暖かくてまったり。

5分強で登場しました。
野菜が載って、たっぷりスープが嬉しい。
スープを飲むと優しくあっさりの塩味♫
微かに香ばしい味がするのが特徴。
エビとか蟹など甲殻類のような感じ?
それとも、もしかして干し貝柱の味かもなぁ。
とっても薄味だが野菜などからの旨みがある。

野菜たち。白菜、キャベツは大きめ厚めカット。
しかし、かなり煮込まれていて硬さはない。
白菜の瑞々しさとキャベツの甘みが美味しい♫
モヤシは適度にしゃっきり、青梗菜、人参、
たまに豚肉片。香りの強い材料は入ってません。

麺はビロビロに縮れた手打ち平打ち太麺。
見た目よりしっとり食べやすく優しい食感です。
小麦感ある味わいだが、重くない。
あっさりスープに埋もれず調和してます。
なかなか美味しい麺だなぁ♫

スープがたっぷりで、ずっと楽しめる♫
卓上のコショーは粗挽き。少量なら合う。
辣油を入れて見たら胡麻の品の良い香りが良い。
ただし、香りが強いのでごく少量で十分です。
最後のスープ、旨味が沈んでるんですよね〜
これが残せないんだよなぁ。お腹パンパン♫

都内トップクラスの淡麗タンメン。
はつねさん以外でこの美味しさはなかなかない。
あっさりした中、野菜を大切にした旨み。
大衆的ではありますが、街中華のタンメンとは
ちょっと異なるクオリティがあります。

ご年配の親父さんが黙々と調理されてます。
いつまでも頑張って欲しい味です。
【11度目の訪問】

集来さんに行きたくて、大門に降り立つ。
午後1時半頃の到着で、店内ガラガラ。
12〜13時とそれ以外の時間の落差あり過ぎ。

今回は「手打玉子タンメン」(800円)。
未開のラーメンとかワカメラーメンとかも
あるけど、どうしても野菜系になっちゃう。

野菜がどっさり、もやし、キャベツ、白菜、
人参など、柔らかめだが、食べ応えあります。
今回の落とし玉子、黄身は固まってました。
スープはあっさり。いくらでも飲める。
麺はピロピロ不揃い、もちもち食感が嬉しい。
普段入れないコショウを入れてみたら、
粗挽きで、野菜やスープとの相性抜群でした。

いやぁ、やっぱり美味しい♫
お腹いっぱい、満足です。


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【10度目の訪問】

大門にやってきました。
今回は迷わず集来さんへ。
「手打五目麺」(850円)をオーダーです。
午後2時近くだが、嘘のようにガラガラ。
ゆっくり食べるには狙い目の時間です。

スープがなみなみ、野菜たっぷり。
あっさり塩分感の低いスープ。
蟹らしき風味の他、ほうれん草の軽い苦味等
野菜から滲み出た風味がおいしい♪
ポーチドエッグから出た白身のかけら、
スープに甘みを与えてます。
麺はピロピロ平打ち、不揃いな手打麺。
柔らかい部分とコシのある部分が
交互に訪れる豊かな食感。

おいしいなぁ…
やっぱりここはいいお店です。


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【9度目の訪問】

冷たい春の大門の街。
5ヶ月ぶりに集来さんを訪問です。
お昼ちょっと前で、すでにウェイティング。
でも、5分程度で座れました。
今回は「玉子タンメン」(770円)。
レギュラー麺です。

タンメン、今回はちょっと具が少ないなぁ。
もやし、キャベツ、ニンジン、チンゲン菜…
豚肉のザクミンチ風のものがアクセントに。
スープは年配にも嬉しい、塩分感低めの味。
麺は中細麺ながら、もちっと小麦感のある
食べ応えのある麺です。
落とし玉子は相変わらず斬新に見えます。
トロリ流れ出す半熟感がたまらない。

嬉しいのはスープがなみなみなこと ♪
ラッパ状丼ぶり等で量を絞るのが目立つ中、
むかし風の大きな中華丼ぶりに、
どのメニューもいっぱいに注がれてます。
スープ好きにはたまりません。
全部飲みほして、おなかいっぱい ♫

次から次へと近所のサラリーマンが訪れ、
短いけど外は行列にもなってます。

時おり、無性に食べたくなるんですよね…


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【8度目の訪問】

芝大門にやって来たので、
無性に食べてくなって、集来さんを訪問。

今回はシンプルに「五目麺」(820円)。
手打ちではなく、普通麺でオーダーです。

バラエティに富んだ具材が楽しい一杯。
ヤングコーンからの酸味と、
カニむき身からの香ばしさがスープに
溶け込んで独特の味わいを醸し出す。
意外性のあるポーチドエッグですが、
味玉と違って、白身のふんわり感が
とってもおいしい♪
なぜか1枚載ったのり、豚肉片、ナルト、…
チャーシューまで入ってて、
もやしや青菜の野菜だけでなく、
この多彩な具材たちが、とっても嬉しい♪

手打ちではない、普通の麺ですが、
断面の丸い、ほぼストレートの中細麺。
つるっとした表面、ちょっと小麦が
ねっとりした芯の食感と、
とってもベーシックな街中華の麺で、
手打ちも良いけど、ノスタルジックな
味わいを望むなら、普通麺がお勧めかも…

麺のボリュームもあって、満足の一杯。

もうかなりお歳を召したご主人が
調理を仕切ってますが、フロアのおばさま方、
いつも何だかドタバタ。営業が永いのに、
いつまでたっても慣れないその雰囲気が、
ほんわり素朴な気持ちにさせてくれます。

やっぱりこのお店、なぜか大好きです♫


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【7度目の訪問】

タンメン食べたいなぁって、時折思うと、
必ず、地味に思い出すのが集来さん。
都営地下鉄に乗ってたので、大門で下車。

昼ピーク前だったので、すんなり着席。
今回は「手打玉子タンメン」(800円)。
5分程度で登場です。

表面の野菜たちの横に、ポーチドエッグ。
スープの表面に、落とし卵の泡が浮いてる。
様々な野菜片と豚肉が少々。
他のタンメンと違って、もやしは少なめで、
カサはそれほど多くはない。
しっとりとシャキの間の絶妙な食感の野菜。
やっぱり、おいしいなぁ♫

改めて思ったが、不揃いの平打ち手打ち麺、
太い部分でも、もちっとした茹で上がり。
どうしてこんな不均一の麺が
きれいに茹であがるのかが不思議。
実はクオリティの高い麺なのかもなぁ…

ポーチドエッグは、食べると黄身が流れ出す、
らーめんの具としては特殊な仕上がり。
新鮮な驚きが拡がるおいしさです。

塩分感低く、あっさりしてるのに、
ボリューム感があり、するする食べられる。
若者からご年配まで楽しめるタンメン。
12時廻ると周辺にお勤めの方が続々と訪れて、
ウェイティングができます。

等身大で、別に特筆すべきところもない。
うわ~、すごいって感動はしないけど、
気が付いたら、定期的に訪問してる。
こんなお店は珍しいなぁ…
スロースターターだけど、☆を0.5アップ、
大好きなお店にランクアップです。

きっと、また食べたくなります。


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【6度目の訪問】

さっぱりらーめんを、
ガッツリと食べたくなって、
大門は、集来さんに行って来ました。
午後1時半を過ぎ、サラリーマンの
引いた店内は、空いてました。

今回は、集来さんの最高峰、
「手打五目ワンタンメン」(900円)です。
刻み野菜に、ポーチドエッグ、
真ん中にこんもりとカニのむき身少々。
チャーシュー、ヤングコーン、のり1枚。
ワンタン、見えないなぁ… どこ?

スープは、塩分感の低い、
非常にあっさりした醤油ベースながら、
カニかエビのような甲殻類系エキスの効いた、
ミネラル感豊かな味。
野菜は、キャベツ、青菜、人参等が煮込まれ、
エキスが十分にスープに出ている。
こいつはうまいなぁ… 集来さん最強の味 ♫
手打麺は、外側のピロピロ感と、
芯のコシの強さが絶妙のバランス。
ポーチドエッグ、らーめんの具では初体験。
シンプルな半熟玉子状態だが、
スープと食べるとおいしい。
チャーシューはベーシックながら品の良い味。

ワンタン、真ん中に埋まってました。
残念ながら、がばっと固まってました。
おそらく5個程度かな。
皮がとろりもっちりおいしく、
餡はひき肉っぽいあっさり味。
どんぶりが着いたら早めの攪拌を…

カニのむき身なんかを混ぜて食べ進むが、
食べてもなかなか麺が減らない感じの、
結構なボリューム感。
でも、スープのあっさりのうまさが勝って、
結局スープまで完食。
ひゃ~ お腹パンパン♪

常連さんばかりの隠れた名店。
昭和のあっさり野菜系ラーメンを
たっぷり楽しみたいなら、ぜひ。
シンプルなチャーシューメンとかも
おいしそうですけどね…


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【5度目の訪問】

久しぶりに大門の集来さんにやって来た。
気が付いたら1年以上経っていた。

暖簾をくぐると、即座に注文を聞かれる。
ベーシックに「手打タンメン」
(730円 ※旧価格)をオーダー。
お昼ドンピシャだったが、
カウンターが1つ空いてました。
お客さんは、サラリーマン、年配の方多し。

手が早く、5分経たないうちに登場です。
大きめの丼ぶりになみなみ注がれたスープ。
表面を野菜が覆ってる。
スープ、野菜の出汁がたっぷり ♫
干しエビのような何か海産系のエキスが
効いてておいしい。
塩分感少なく、まろやかで優しい味。

手打ち麺は、ピロピロ平打ち、
不揃いのブサイクな麺。
でもこれ、柔らかめだが、もちっとして、
芯にコシがあって、なぜか時間が経っても
グタっとならず、スープに負けて来ない、
とってもおいしい麺 ♪
佐野ラーメンの青竹平打ち麺みたいな感じ。

野菜は、キャベツ、白菜、もやし、
ニンジン、ほうれん草といったところで、
豚肉片が混じってアクセントになってる。
野菜が、細切り、角切り様々なカットで、
これが野菜の豊かな食感を産み出してる。

昔からの味を守ってる一杯と言った感じ。
こんなタンメンを出してくれると、
どうしてもノスタルジックな気分になります。
だから年配客が多いのかも…

手打麺とタンメンの相性は抜群。
次はいついけるかな…


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【4度目の訪問】

雪も降り、極寒の都内、ここは大門。
寒いし、でもたっぷり食べたくて、
ふと、集来さんのタンメンを思い出す。
半年ぶりの訪問です!

相変わらず、店に入った瞬間、
「何にしましょう?」と聞かれる。(早)
「タンメン」(700円 ※旧価格)を注文。
今回は手打ちでなく、普通麺です。

タイミングが良かったのか、
5分程度で登場したタンメンは、
野菜の緑と白の色合いがきれい。
具材は、白菜、もやし、チンゲン菜、
ニンジンのカットが目立つが、
食べていくと、キャベツ、タマネギ、
豚肉の肉片が時折顔を見せる。
とにかく、非常に塩分あっさりした味で、
野菜の出汁がふんだんにブレンドされた
スープが舌に染み込み、
野菜を食べるごとに優しい旨みが伝わる。

おいしいなぁ… (嬉)

普通麺は、ウェーブのかかった中細麺で、
コシ弱めの、やや柔らかく、ぷりんとした、
典型的な街中華のタンメンの麺がぎっしり。
攪拌しないと固まるぞぉ、って感じ。
でもね、これだよね… タンメンの麺って。
手打ち麺もおいしいけど、私としては、
タンメンは断然この普通麺がお勧めです!
ノスタルジック、昭和に戻れるタンメンです…

スープがさっぱり&野菜出汁旨み満載なので、
ついつい全部飲んじゃった… (トホホ)
近隣にお勤めの、ご年配が多いのも頷けます。

ここはやはりナゾの実力店ですね…
★0.5ランクアップです。
また、行きますよ!


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【3度目です】

灼熱の大門。
かれこれ1年以上も来てなかった集来さん。

引き戸を開けて店内に入った瞬間、
「いらっしゃい!何にしましょう?」(速)
このスピード感、迷ってる暇なし。
1年前から食べそびれていた
「サンマー麺」(700円 ※旧価格)を注文。
しかも、今回は手打ちでなく、普通の麺で。

相変わらず、なぜか結構時間がかかります。
10分強で出て来ました。
いただきます!

醤油ベースに野菜のあんかけ。
もやし、キャベツ、ニンジン、
ほうれん草、白菜、たまに肉片、
そしてなぜかヤングコーンが1本の半身。
あんかけはあっさりした塩味風にとじてある。
野菜がさっぱり楽しめて、おいしい!

スープの量が多いのが集来さんの特徴。
味は非常にさっぱりで、塩分少な目。
あっさりというか、旨み抑えめの、
正直、薄い味かな…
いくらでもスープを飲めちゃうけど。

麺はやや黄色い中太麺で、ほぼストレート。
比較的柔らかめに茹でてあり、コシは弱いが、
小麦が香るパスタチックな麺。
醤油ベースはこの麺の方が合うかも…
ボリューム満載。年配や女性には多いかも…

タンメンより醤油ベースの方が
やや出汁に物足りなさを感じる。
それでも、バランスが良く気取りのない
集来さんのラーメンは毎日でも通える感じ。
だから、ご近所のサラリーマンでいっぱい…
ちなみに9割の方は手打ち麺を頼んでます。
でも、普通麺もなかなかでしたよ。

他に五目麺など色々メニューがあるので、
また寄ってみます!


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【再訪です】


またまた大門にやって来ました。
集来に行ってみたい!

もう、2時近くなので、
初回と違って店内はすいている。
気になってたサンマーメンを食べるつもりが、
「もやし」が頭にあって、なぜか
「手打ちもやし麺」(680円 ※旧価格)
を注文してしまった。気付いたが、後の祭り。

もやしラーメンは、この店では低価格。
どんなんだろー

出て来ました!おお?
もやししか乗ってない。
てんこもりとは行かないが、山になってる。
スープは薄いグレーで、全てがモノトーン。

まあいいや、いただきます!

スープを一口。
ややっ、シンプル極地のさっぱり味。
塩分少なめ、こりゃ、もやしの出汁だ!
なんだか、すごい。
もやし、もやし、もやしの味だ!
もやしを食べると? スープの味だ。
何だ、スープともやしが一体となってる??
これは絶妙。
麺は例によって手打ちのブサイク麺。
これがうまい。
しつこくなく、もっちり感が伝わってくる、
何ともほのぼのとした麺。

たまーにもやしの間から、肉のかけらが…

このお店、名物タンメンといい、
野菜の味を最大限に生かし、
野菜出汁とスープのミックスで
最適になるべく考えられた味になってる。
味はさっぱり、なんとなく頼りなさげだが、
スープが「おれはもやしだ~」と主張してる。
派手さはなく、感動する感じでもないが、
バランスがよく、職人的なラーメンだと思う。

安心して通えるお店かな。
また行っちゃいます。今度こそサンマーメン。


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【初回訪問】


浜松町、大門。
平日昼時、オフィスワーカーが街に溢れる。
たくさん飲食店があって、楽しい雰囲気。
そんな中、食べログの評判を見て、
目指すは「集来」。
第1京浜の一本西側の通り。
ビルの横手に入口があって、
ちょっと見過ごしそうなところに、お店が…
いたってフツーの、街中の中華店風のお店。

店内に入ると、混雑。
いきなり注文を聞かれる。
食べログで学習してあったので、
「手打ちタンメン」(730円 ※旧価格)と
オーダーです。悩むヒマないよね…
カウンタ席と、テーブル3つ。
そんなに広くはない。昼時なのでご相席。

注文を早めに集約し、まとめて作る様子。
順番が前後しますとの張り紙が…
単なるラーメンは早く出る、と書いてある。
具が載る調理系をまとめて作ってるらしく、
それによって早い遅いがあるのでは…

サラリーマンが多いが、
自分のような一見さんもいるようだ。
常連そうなサラリーマンでないご年配もいる。

メニューは結構色々な種類があり、
チャーシュー、ワンタンなどの組み合わせで
バリェーションを出している。
スープベースはタンメンの塩系と、醤油系。
麺が普通か手打ちかで30円の違いがあるよう。

座って10分ほどでタンメン、出て来ました。
いただきます。

スープ。さっぱりとした塩味で、
野菜のうまみがほどよく出てる。
あー、ハデさはないが、タンメン的な味。
麺。30円アップの手打ち麺ですが、おお!
平たく、縮れて、ふぞろいな(ブサイクな)麺。
もちもち&しこしこ、こりゃうまい!
ベタついてないし、固くもなく、
とても食べやすく、麺の香りがする。
ちょっとパスタ感覚だが、ギミックさはなく、
とにかく食べやすい。
これはちょっとすごいかも。
具は、もやし、キャベツ、ニンジン細切り、
豚肉など…といたってシンプル。
キャベツは芯の部分が入っているが、
エグくなく、しゃきっとして、
でもスープが染み込んで甘みあり、
これぞタンメン!の雰囲気。

スープが、嬉しいほど街中華のタンメン味。
さっぱりで、飲むのを止められない。
気持ちよく完食させていただきました。

ちなみに、これらの具をあんかけにとじて、
醤油系スープに浮かせたらサンマーメンらしく、
食べているのを見たら、とっても美味しそう。
また、チャーシューメンやワンタンメン系を
注文している人もいて、ぜひ食べてみたい。

いわゆる有名店風のハデさはなく、
至ってフツーの街中のラーメン店ですが、
なぞのうまさの手打ち麺など、
不思議な、隠れた良さを持つお店です。

他のメニューを試しに、また行きたいです!

  • 集来(手打タンメン 780円)
  • 集来(ファサード2019年冬)
  • 集来(手打ワンタンメン 760円)

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8位

ホープ軒本舗 吉祥寺店 (吉祥寺、井の頭公園 / ラーメン)

5回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2017/11訪問 2017/11/13

ホープ軒という中華そば @吉祥寺

【6度目の訪問】

吉祥寺、初冬の昼下がり。
ホープ軒さんの前を通ると奇跡の並びなし?
たまには他のお店に行こうと思っていたけど、
これもご縁、入っちゃえ。

注文は「中華そば+もやし増」(650+100円)。
相変わらず隣との間隔が狭いし、通路も狭い。
皆さん気を遣ってますが、たまにKYな方も(笑)
クールな店員さんと慣れた常連の掛け合いが妙。
ホープ軒さんらしい風景が展開されます。

スープに浮いた油の温度はやや低め。
攪拌して飲むと、薄味豚骨にほんのり香ばしさ。
シャワっとあっさりした味わいがやるせない。
ウェーブの強いヤワ細麺はインスタント麺?
湯温はぬるく、全く締まりのない風情。
脱力感の強いチープな表情、たまりません♫
さくさく無表情な味わいのもやし。
食べ疲れるほどのたっぷり感です。
そんな中、ハッキリした旨みの薄チャーシュー。
食べても食べても減らないボリューミーな麺。
でもね、ヤバいくらい美味しいんです♫
何でこんなアンニュイな一杯に取り憑かれる?

ちなみにお店お勧めの調味料、唐華。
枯れたエキス感で不思議と旨みが加わります。
胡椒は、香りが立ってコクが増す印象。
二つを上手く混ぜて使うと効果的な味変が可能。

ホープ軒という中華そば。
ふらりとですが、入って大満足です。
やはり、吉祥寺に来たら避けて通れませんね…
出る頃には10人以上待ってました。

吉祥寺に来たら、また多分吸い込まれます。
秋曇り、休日でごった返す吉祥寺。
ラーメン不毛地帯、お昼は選択肢がない。
で、午後2時半のポープ軒さんへ。5人待ち。
開店良く、5分程度で入店です。

「中華そば」(650円)に「味付玉子」
(50円)と「のり増量」(50円)で注文。
多いのでもやし増しは止めときました。

5分ちょっと掛かって登場です。
ここ、スープがなみなみなのが嬉しい♫
シャワ豚骨のチープなあっさり感がシュール。
コク、無いようで在る、旨み、後からじわっと。
派手さはないが誰にでも伝わる素朴な美味しさ。

麺は縮れた多加水気味の中細麺。
味があって安っぽくジャンクです。
まるでそれが美学だと言わんばかり。
で、麺量たっぷり。大盛がないのも納得。
シャワっとスープに妙にネオダダ感漂う麺。

ちなみに、スープ味変、唐華も良いですが、
ブラックペッパーも結構合うかも。
少しずつ双方混ぜたら美味しかった。

のりは6枚増量。これも結構チープな味。
スープに浸して枯れた海藻の味が漂う。
味玉は見事な固茹で。黄身が濃く感じる。
ほんのり染みた味、昭和のお出掛けムード。
もやしはシャキッと存在を主張する。
それがまたチープさを増強。
チャーシューだけがハムのようで上質。
脂身少なくしっとりした上品な味わいが美味♫

ホープ軒という中華そば。
実に混沌としてやるせなく西日感漂う一杯。
本当は美味しくない料理も知れません(笑)
皆さん出る時ごちそうさんと言って行きます。
でもお店の方は必要最低限で、クール。
そこに漂うアンニュイなムード。
うーん、好きだなぁ、全てが♫

メニューのバリエーションも全くなく、
完全飽きたけど、またきっと伺います♫
桜吹雪の吉祥寺。
お昼を食べたいが、豚骨系ばかりで良店少なし。
誰か吉祥寺で淡麗無化調系のお店を出してくれ~
中央線最大の不毛地帯、絶対ヒットするのに…
というわけでホープ軒さんしか頼るお店がない。

午後2時前到着、幸運にもちょうど空席あり。
「中華そば+もやし増+味付玉子」(800円)。
味付玉子は初めて。+50円とリーズナブル。

今回は厨房で女性が調理メインで動いてました。
良くも悪くもシズル感満点のガサツな厨房。
右から左へ動く調理人と調理器具と具材。
活気とともにほんとに市場屋台のような雰囲気。

5分強で登場。
もやしの重みでスープが溢れんばかり。
しゃわな豚骨味、ため息の出る四畳半感。
今回はグルタミン感ちょっと強めかな。
豚骨臭さは皆無、しかし濃度も弱い。
あっさりなのにチープという他にはない味わい。
これぞ、ホープ軒さんの真骨頂ですね♫

もやしはシャキシャキ、美味しい。
麺はウェーブの強い、味のある中細麺。
さっきから、一生懸命食べてるのに減らない。
麺量も多いのに、もやし増の重みがハンパない。
救いなのは、熱々じゃないので暑くならない。
いやーでも減らない。
これは食べ応えあるわぁ…
ちなみに、味付玉子は、予想通り完茹で。
でも、硬い黄身が遠足の弁当感でなぜかうまい。
しゃわトンスープに浸すとバカに昭和味。
この店っていったい…

ホープ軒という中華そば。
もやし増はボリューム満点。
途中で結構キツかったです。
ガッツリ食べたい若い方向けですね。
お客さんは老若男女、身なりも様々。
混沌としたチープさと吉祥寺インテリジェンス。
マーケティングの題材みたいな表情のお店です。
【3度目の訪問】

初春の吉祥寺。
ほぼ1年ぶりにポープ軒さんへ行ってみる。
午後1時過ぎで店頭に8人待ちとやはり盛況。
厨房内から大声で順番に注文を聞く荒ワザ。
今回はついに「チャーシューメン」(900円)。
回転良く10分程度で入店できました。
着席時に前金でお金を支払います。

店内は厨房との垣根がなくシズル感満点。
湯気と香り、麺を啜る音が響く活気ある雰囲気。
隣との間隔が狭く、通路も狭いけど、
皆さん何となく協力して食べてるのが心地よい。

5分程度で登場しました。
チャーシュー、ぱっと見は多く見えないけど…
海苔が3枚覆いかぶさってます。
丼ぶりがいつもよりデカいような気が…

スープを飲んだ瞬間ほんのり豚骨の甘みが香り、
シャワっと薄味ながら優しいコクの味わい。
麺はヤワめでやんちゃな味の縮れた中細麺。
引き上げが重いのはチャーシューのせいらしい。
そのチャーシュー、ややパサめながら、
柔らかで上質なロースハムのような仕上がりで、
大判で3~4mm厚が、折り重なるように5枚。
拡げてなかったので、こんなにあるとは…
肉の旨みは上品ですが、味付けは塩加減強め。
5枚食べるとかなりのインパクトがあります。
チャーシューの下にさらにモヤシも埋まってて、
重量でスープが広がり最初多く見えたわけだ…
もう、食べ終わる頃にはお腹パンパンです。

チャーシューメンはかなりのパンチ力。
デフォ+250円はダテではありません。
たくさん食べたい方にはお勧めですね。
おじさんには、ちとキツいけど…

味、雰囲気とも人気ラーメン店らしさを
ずっと保っていられるのはすごいことです。
リピーターに支えられてるからですね…
また、定期的に伺います。
【再訪です】

にぎやかな休日の吉祥寺。
洒落たお店は山ほどあるのに、
なぜか良いラーメン店が少ない吉祥寺。
で、1年半ぶりにホープ軒さんを選択です。

午後3時近くに行ったのに、店内ほぼ満席。
今回は「中華そば」(650円)に、
「もやし増」(100円)をオーダー。
珍しい前払い現金制です。

5分程度で登場。もやしがてんこ盛り。
スープは超あっさりの豚骨味。
優しく塩分感の低いまろやかな味。
浮いてる脂も全くクドさなし。
淡麗醤油系ですら華やかでカチッとした
仕立てが主流のこの時代において、
これだけコクや出汁感の突出を抑えて
徹底的に優しく柔らかく仕立てた豚骨味、
ある意味、すごいなぁ…

てんこ盛りもやしはシャキシャキでうまい。
ボリューム感があって食べ応えがあります。
ここは大盛の設定がないようなので、
ガッツリ行きたい時はもやし増、お勧めです。

麺はウェーブの強い、やんちゃな味の中細麺。
屋台のような味わいです。
改めて思ったのはチャーシューのおいしさ♫
脂身少なめ、ほんのり香る醤油タレ、
しっとり柔らかく、あっさりした味わい。
何枚でも食べられそう。
次はチャーシューメンかなぁ…

極めて体に優しい味わいながら、
適度にジャンクな風情を残す技ありの一杯。
さすがは永く続くラーメン店。

また、伺いますね。


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【初回訪問 2014年7月】

激暑の吉祥寺。
ベタですが、初、ホープ軒さんです。
とにかく黄色い。暖簾、自立サイン。
クソ暑いのに、何だ、入口開けっ放しかぁ…

店内に入っても、デカいメニュー表示が真っ黄色。
午後2時過ぎているので、半数の入り。
カウンターだけ、奥に細長い店内は、
厨房との境目が低く、オープンキッチン。
シズル感満点です。暑いけど…
基本、中華そばかチャーシューメンしかないので、
「中華そば」(650円)をオーダー。

厨房は3名の男性で切り盛り。
役割分担がされていて、キビキビと気持ちの良い動き。
5分経たないうちに登場です。

見た目、シンプルな豚骨ラーメン。
中華そばと呼ぶには "?" なビジュアルです。
なんだか、どんぶりまで薄く黄色くなってる気が…

スープを一口飲むと、ややっ、さっぱりした飲み口 ♫
どうみても豚骨の、獣感のある味ながら、
ぐどさのない、スムーズな味わいは、
典型的な豚骨ラーメンとは一線を画する感じ。
醤油タレはかなり薄く、コクは弱め。
脂が浮いているが、これもしつこくない味。

麺は、縮れた中細麺。
やや柔らか目で、ほんのり味のある麺。
スープをすくって、ジャンクな味わい。
何だかインスタントラーメンみたい。
ここまで来て、屯ちんさんを思い出した。
東京とんこつ、ってヤツですかね…
こちらの方が圧倒的にさっぱり味ですけど。

チャーシューは、しっとりした食感でしっかりした味。
おいしいハムみたいです。
モヤシがシャキシャキとアクセントになって、おいしい。
のりは油でコーティングされてます。

卓上の唐辛子、その名も"唐華"を入れてみると、
どことなくウッディーな香りとともに、
まろやかな辛みの唐辛子がスープを引き立ててくれます。
入れ過ぎは禁物ですが、変化を楽しめます。

塩分感も低く、見た目とは裏腹な、超あっさり味。
さすが著名店。オリジナリティの高い味。
これは、ホープ軒というタイトルの中華そばですね。

シンプルながら歴史を感じさせる一杯。
一見濃厚そうなスープが、これほどあっさりしてる意外性。
毎日でも食べられそう。
でも、うまみやコクは弱めかなぁ。
人によっては、薄い!と言いたくなる味かも…
正直、ちょっと地味めな印象でした。

吉祥寺はなぜかいいラーメン店がないので、
また来た時は寄りたいです。

  • ホープ軒本舗 吉祥寺店(中華そば650円 + もやし増100円)
  • ホープ軒本舗 吉祥寺店(中華そば650円+味付玉子50円+のり増量50円)
  • ホープ軒本舗 吉祥寺店(ファサード 2017年秋)

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9位

利尻昆布ラーメン くろおび (虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、内幸町 / ラーメン、餃子)

2回

  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 2.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2020/01訪問 2020/01/06

とにかく九条ねぎまみれの限定麺。

【再訪です】

正月明けの西新橋。
くろおびさん、虎ノ門店は実に2年ぶりの再訪。
オフィス街に佇む純和風な外観。
午後1時、3.66点という超高得点ながら並び無し。
2人掛席が空いていたが、今片付けます、と外で待機。
5分も待ち、その間カウンターが空き結局そこへ案内。
でも後のお一人は2人掛席へ案内って、なんかなぁ…

厨房はやや若手の男性お一人、フロアに女性。
お客さんは近隣の若手サラリーマン主体のようです。
ここは醤油・塩2系統で、全部載せ"くろおび"が評判。
デフォも850円、くろおびは1,100円という高価格。
さらに限定九条ねぎ? 揺らぐなぁ…値段が高いなぁ…
意を決し「九条ねぎラーメン」(1,200円)を注文。

10分くらい掛かって登場です。
うおー、丼ぶりが緑色のねぎで埋まってます。
ねぎしか見えない、なんともシンプルな眺め(笑)
かき分けてスープを飲むと、うーん、美味しい♫
出汁自体からは昆布の和風な味わいはしないけど、
深いミネラル感が舌にジーンと染み込んで来ます。
複雑な素材で形作られた旨味はなかなか繊細です。

大量に盛られた九条ねぎ。
青い部分が斜めにスライスされ、2~3センチ楕円。
食べると、かなり乾いた食感でパサついてる。
黒種太ねぎ系と思われるが、しなやかさは無し。
味は苦味が強く、九条特有の甘みは感じないなぁ…
切り置いたのかライブ感がなく、柔らかさもない。
乾いてスープに馴染みにくいので、浸して待つ。

麺はつややかで弱いウェーブの細麺。
加水率高めで口どけよく、スープとの相性が良い。
しかし、食べてる横から青ねぎが混じってくる。
スープを飲んでも、常に青ねぎが混じってくる。
うーん… 正直、後半飽きて来ます。
で、具材。ねぎに隠れて全く見えないが… まさか、
小さな鶏チャーシューと穂先メンマだけ!?
くろおびに九条ねぎプラスをイメージをしてた。
いや~ これでデフォ+350円って、高すぎです。
九条ねぎが美味しかったら、少し納得したけど…

とにかく九条ねぎまみれの限定麺。
普段は限定を食べないのだけど、やっちまった。
この高価格だからこそ、余計に悲しい。
限定と呼ぶのに、デフォに九条ねぎを載せただけで、
特段の創意工夫がないのも正直残念かなぁ…
せめてねぎだけでも味や質にこだわって欲しかった。

やはり、"限定はタブー"は家訓にしよう。
今度はレギュラーメニューでもう一度楽しみます。
西新橋の街は抜けるような冬青空。
いつのまにか大門から移転したくろおびさんを訪問。
新橋からは烏森通を直進し日比谷通を超えた先。
近くには田中そばさんなどが並ぶ激戦区です。

明るい木の格子戸に白暖簾、上部は横木ルーバー、
犬矢来をあしらった純和風の洒落たファサード。
店内に入ると、午後1時半過ぎでほぼ満席。
手前右手に厨房とカウンター、左手にテーブル席。
さらに奥に進むと4人掛テーブル席もあります。
白木で厚手のカウンターが上品な雰囲気を醸し出す。
ハイチェアは膝が物入れに当たり座りにくいけど…

メニューはサイドやおつまみが増強された感じ。
メインのラーメンはほぼ同じラインナップ。
「くろおびラーメン 塩」(1,000円)を注文。
くろおび=全部載せバージョンです。
厨房は年配と若手の男性2名、サブに女性1名。
ジャズが流れる店内、お客さんは近隣の方中心。
回転良く入れ替わり立ち替わり人が訪れます。

5分ちょっと掛かって登場です。
ネギにスプラウト、糸唐辛子の赤が映える。
スープを飲んだ瞬間、優しい旨みに包み込まれる。
うわぁ、美味しいなぁ…
角なく柔らかでミネラル感溢れる出汁。
利尻昆布の存在感は消し、旨みとして溶け出し、
動物、乾物、野菜系など複雑な素材を引き立てる。
かすかに漂う和の甘みが上質感を演出。
塩すら主張なく、旨みだけが体内で消散していく。
あっさりながら何とも深い味わいです。

麺はややウェーブ強めの細麺。
つややかな口当りでヤワめだがコシの残る食感。
小麦のほのかな甘みとスープの旨みが絶妙に合う。
やや引き上げが重いのが難点だが、上品な仕立て。

具材たち。チャーシューは2枚。
肩ロースとバラロール風厚手で肉の味が美味い。
しっとりとした食感がどことなく和の煮豚風。
海老ワンタンが2個。これがまた美味しい♫
むきえび丸ごと1個と少量の餡が包まれてます。
ぷりっとしたえびは品良く下味が付いてる。
皮は短めで、やや厚め。存在感あります。
味玉は半身にカットされ、黄身がとろり半熟。
その上品な甘みとコクがたまりません。
メンマは穂先メンマ。しっとりとした口当り。
ふわりとろけるような柔らかさでおいしい♫
縦長にスライスされたネギ、スープに良く合う。
水にさらしたのかエキス感は弱めで品の良い味。

こだわり抜いた上質で滋味深い一杯。
丸く優しく旨みだけが流れ出す秀逸なスープ。
昆布の海の恵みという単純な設定ではなく、
旨み成分が体にシンクロするような一体感。
各具材もバランスの良い仕立てになっていて、
出来上がった一杯はじわりと染み入る味わい。

くろおび1,000円は新橋としては高価格。
飲食激戦区ではどういう評価をされるのかな。
ただ、食べれば納得できる内容です。

また定期的にうかがいたいお店です。

  • 利尻昆布ラーメン くろおび(限定・九条ねぎラーメン 1,200円)
  • 利尻昆布ラーメン くろおび(ファサード)
  • 利尻昆布ラーメン くろおび(くろおびラーメン 塩 1,000円)
  • 利尻昆布ラーメン くろおび(ファサード)

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10位

ラーメン田舎家 (北茅ケ崎、香川 / ラーメン)

6回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2019/09訪問 2019/10/07

酸味爽やかで熱々の絶品スーラータンメン。

茅ケ崎高田の田舎家さんを久々訪問です。
駐車場にコインパーキングが加わって便利に。
1時間無料のサービスをして頂けるようです。
店頭に行くと、何だか暖簾が派手になったよう。
入ると相変わらず家庭的な雰囲気。
テーブル、座敷、ちょっとだけカウンター。
今回は再び「スーラータンメン」(770円)を注文。

5分程度で登場です。
このお店が好きなのは丼ぶりにスープがなみなみ♫
黄金色に輝く餡にとじられた卵と豆腐。
スープを頂くと爽やかな酸味に熱々の餡のコク。
うわぁ… おいしいなぁ♫
流れる卵とじのほのかな甘み。
細切り豆腐の滑らかで上品な味わい。
控えめに浮いた辣油からはかすかに枯れた辛味。
本格的な胡椒の辛さはなく、優しい味わいです。
ベースのスープも品がよく曇りのない仕立てです。

麺はつややかで加水率高く、ウェーブの弱い細麺。
餡が蓋をして引き上げは重く、アツアツの口当り。
フーハーしながら吸い上げ、ぶちっと噛み切り下す。
そんな繰り返しの中爽やかな酸味と熱さに包まれる。
これぞスーラータンメンの醍醐味ですね。

ムキエビが2個さりげなく入ってるんですが、
きちんと下味が付けられたエビのうま味。
こういうところに丁寧で真摯な姿勢が伝わります。
たっぷりスープを最後まで卵とじと豆腐で楽しむ。
この満足感、ハンパないです♫
穴あきレンゲが付いていて丁寧な対応ですが、
スープ完飲派には全くもって邪道な代物…(笑)

酸味爽やかで熱々の絶品スーラータンメン。
これを街中華でさらっと出されちゃうと、脱帽。
雑味や嫌みのない丁寧な味わいが、すてき。
そう、繊細で上質な街中華とでも呼ぼうか…
何を食べてもひとつ頭抜けてる感じです。
接客はアットホームで、価格も手頃で、
ボリューム感も満点と、非の打ちどころなし。

地味なのに不思議な良店に出会うものですね。
ホントはこういったお店探しが楽しいのかも…
また茅ケ崎に来た際は寄りたいです。
【8度目の訪問】

残暑厳しい茅ヶ崎。
久々に田舎家さんへ行ってみます。
平日午後1時過ぎの到着で、店内空いてます。
見ると皆さんセットものを食べてます。すごい量。
何を食べるかさんざん悩んだが、未経験の
「野菜ラーメン・味噌」(770円)を注文。
餃子が安いので「ギョウザ6ヶ」(350円)を注文。

5分少しで登場しました。
広めの口の丼ぶりの表面を野菜が覆ってます。
スープを飲むと、白味噌の香り良い味わい。
ああ~ これ、美味しいわぁ♫
口当りよくまろやかな味噌のコク。
出汁の旨みも効いていて、まろやかな中にも
立体感のあるなかなかの味わいです。
野菜の炒め出汁も混じってるかなぁ…
いわゆるサッポロ系の味噌と比べると、
塩分感はあるものの、品の良い丸い仕立て。

麺はウェーブ強めの中太麺。
見た目黄色くて、口当りは滑らか、弾力あるコシ。
おお~ これ、サッポロらしい味噌に合う麺♫
いつもと違ってやや太め。麺を変えてるんだぁ…
麺量は結構多めで、食べ応えあります。

野菜だらけの具材。
もやしとキャベツ主体。他に少しづつだけど、
ニンジン、玉ねぎ、マッシュルーム、クワイ、
ヤングコーンなど多彩な具材。
もやしとキャベツ、炒めてあって適度にシャキッ♫
まろやかな味噌とのとっても良く合います。
しかし、食べても食べても減りません。
見た目盛り上がってないけど、ギッチリ厚い層。
すごい食べ応えあります。

ギョウザ、普通サイズで6個、CP抜群です。
食べてみると、ほのかにジューシな餡が美味♫
皮は薄手だけと弾力があり、表面カリっ。
餡は野菜主体でニンニクが効いてメチャおいしー
いやぁ、これはご飯が食べたくなります。

味噌味もまろやか、絶品野菜ラーメン。
丼ぶりの上に層をなす野菜たちがボリューミー。
醤油、塩、味噌味が選べます。
味噌はやや塩分感強めだが、仕立ては上質。
雑味なく品の良い街中華が味わえます。

やはりここ、何を食べても死角なし。
食べ応えも合ってCP抜群。
いやー 近所に欲しい平成街中華の名店です。
また機会を作って伺いますね。
【7度目の訪問】

秋晴れの茅ヶ崎。
ダイクマさんはやはり行列、で田舎家さんへ。
完全に田舎家さんに行く口実と化してます(笑)

今回は、王道の「タンメン」(770円)。
野菜がてんこ盛り、澄んだスープ。
飲んでみると、野菜の旨み溢れる上品な味わい。
街中華風白湯ではなくて、意外にも透明な清湯。
うわぁ~ これ、うまいです♫
薄い黄色の香味油がタンメンらしい味を構成。
雑味のない野菜エキスとベース出汁の融合♫

その野菜たち、またそう、上品な表情。
メインのもやし、白菜、青菜はほうれん草。
透き通ってシャキッ。でもスープを吸って美味♫
時折、野菜本来の甘みを感じさせる仕上がり。
キラキラ輝く透明感が質の良さを感じさせます。
きっと丁寧に手を掛け、支度されたんだろう。
豚肉片。噛むとジワリと肉のほんのり甘い旨み。
人参、クワイ、木耳、ヤングコーン。
他料理と共通する具材ですが、質が高い。

麺はウェーブの強い多加水の細麺。
しなやかなコシ、食べ応えのある食感です。
量も多め、野菜と共に食べても減らない感満載。

上質で透明感あふれるタンメン。
街中華の域を超えてます。
ただ、今回塩分感が強かったのだけが違和感。
それ以外は驚きの連続でした。
ボリューム感もハンパない。お腹パンパン。
このクオリティと量でこの価格は驚きです。

なぜこのお店にはまってしまったのか…
時折食べたくなる、不思議なお店です。
庶民的なのにクオリティが高いんですよね。
もしかして、街中華の進化系の名店?
また、伺いますね♫
茅ヶ崎付近走行中でお昼。
試しにダイクマさんに行くと結構な行列。
で、田舎家さんに方向転換です。
結局最初からそうしたかったのかも…(笑)

今回は醤油系をと「サンマーメン」(770円)。
相変わらずご近所の方でいっぱいです。
厨房から小気味よい炒める音が聴こえてきます。

5分程度ですっと登場。
何じゃ~これ、野菜餡かけがてんこ盛り。
茶褐色で迫力満点の眺めです。
スープを頂くと、餡が混じり香ばしく甘い味。
醤油のコクと餡の甘みが効いてパンチがある。

餡にとじられた具材は大量のモヤシが主体。
キャベツ、ニンジン、チンゲン菜、キクラゲ。
クワイとヤングコーンの酸味が爽やか。
たまに豚肉片も入ってます。
サンマとしてはなかなかボリューミーな具材。
野菜一つ一つがみずみずしく生きてる♫
丁寧に炒めてとじられてることが分かります。

麺を引きずり出すと、ウェーブの強い細麺。
結構しっかりしたコシがあってダレません。
なかなか食べ心地の良い麺です。

しかし、麺を引っ張って食べ、野菜を食べ…
食べても食べても減らないマジックに。
所詮野菜は水分と思うけど、時間が掛かる。
こいつは、すごい食べ応えがあります。
そうこのお店、ボリューム感もウリなんですね。
今回は餡の味が甘いので、余計キツく感じた。
酢を少し混ぜたら甘さが和らぎました。

ボリューム満点の甘餡サンマーメン。
ガッツリ食べたい方にお勧めです。
個人的にはもう少し甘さ控えめが良いかな…
サンマというより広東メンに近い味付け。
広東風の味がお好きな方にはピッタリです。

麺類は実は街中華バリエーションは多くない。
味噌系の他、塩バター等の変化球が残ってるが、
前回のスーラータンメンや五目が捨て難いです。
また、茅ヶ崎付近に来た時は寄りますね。
【5度目の訪問】

夏待たず驟雨の走る茅ケ崎。
午後2時の閉店近くに田舎家さんに到着。
どうしても食べたくなってやって来ました。
天候のせいか、店内珍しくお客さんゼロ。
今回は「スーラータンメン」(770円)を注文。

5分程度で登場しました。
大きめの丼ぶりに卵とじの流れるスープ満載。
レンゲで頂くと、うわぁ、美味しい♫
とろみのあるスープは、口に入れた瞬間熱々で、
酢の爽やかな酸味が口中に駆け巡る。
ベースの毛湯は極めてあっさり上品な旨み。
辣油の量は少なめ、胡椒の効きも弱めで、
酸味は強めだが、辛み柔らかな食べやすい味。
溶き卵の奥ゆかしい甘み、白身の淡白感が絶妙♫
いやぁ、これ、めちゃくちゃ品の良い味。
スーラータンメンらしくて、美味しいなぁ♫

具材たちは、丁寧に細長角切りに切られた豆腐、
椎茸、たけのこ細切りとシンプル。
硬軟食感豊かで、酸味あるスープに良く合う。
大ぶりな海老がアクセントに2つ入ってて、美味。
麺はヤワめのウェーブのある中細麺。
引き上げ軽く、スープとの絡みのバランス良し。
ベタつかず適度にしゃっきり、美味しい麺です。
スープたっぷりだが、麺の量は意外と少なめで、
酸辣湯がメインであることを感じる仕立て。

品の良い本格スーラータンメンに脱帽。
あっさり食べやすく、ヘルシーで体に良さげ。
初めて酸辣湯麺を食べる方にうってつけです。
もう少し本格的なパンチの欲しい方は、
卓上の胡椒と辣油で辛さを増量すとる良いかも。
自分も途中で増量し辛酸っぱさを楽しみました。

毎度ながらここの料理は雑味なく丁寧な仕上り。
街中華らしさの中に高いクオリティを感じます。
一度ベースのラーメンを食べて見ようかな♫
きっと、美味しいと思うので…
またうかがいますね。
【4度目の訪問】

茅ヶ崎付近走行中、頭に田舎家さんが浮かぶ。
午後2時までの営業だが、ぎりぎり滑り込み。
入ったら今回も地元のグループ客でいっぱい。
すごいなぁ… 何とか相席で著席。
今回は「肉野菜炒め定食」(900円)を注文。
このお店の中では結構高い金額です。

10分強かかって登場しました。
うわぁ、迫力満点のたっぷり肉野菜。
ご飯もどんぶり一杯。スープが付いてます。
あと、漬物とマカロニサラダの小鉢。
野菜はキャベツともやしが主体で、他に玉ねぎ、
人参、青菜、ヤングコーン、くわい、きくらげ。
少し焦げた香ばしさとシャキシャキ感が絶品♫
味付は街中華の典型的なスープ味かと思ったら、
旨みとコクのある醤油ベースの優しく奥深い味。
塩加減も控えめ、グルタミン感も弱く、美味♫
豚肉はわざわざ下味を付け片栗でとじたものを
炒め入れる丁寧な仕立て。
しかも、量が結構入っていて価格にも納得。
普通のペースでご飯を食べてたら、
肉野菜がかなり残っているのにご飯が終盤に…
ご飯の量は決して少なくないのに、
それだけおかずの量が多いってことですね。

今回も、お腹パンパンで大満足。
良いお店だなぁ… ここ。隠れた名店かも。
駅から遠いので地元の方しか来ないのが穴場。
また、茅ヶ崎方面に来た際は寄ります!

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【3度目の訪問 2016年8月】

街中華気分の茅ヶ崎、田舎家さんを思い出す。
今回は「五目ラーメン」(770円)を注文。
休日は相変わらず常連の家族連れでいっぱい。
地元に愛されてる感、満載です。

5分程度で登場した五目ラーメン。
うわぁ~ 表面が野菜でいっぱい♪
スープを飲んでみると、あっさり塩味で、
ベースの出汁は控えめ、野菜の旨みが溶け出す。
透明な香味油が絶妙のマッチング。
これこれ、この味、美味しいなぁ♫

麺はウェーブのかかったやや黄色い麺。
つややかでしっとりした芯のある食感、
味があってとっても美味しい麺です♫

具材の種類が実に豊富。
野菜は白菜中心で、青菜はほうれん草のよう。
白い部分がシャキッと、緑の部分が柔らかい。
人参、タケノコ、そしてクワイかなぁ…
こいつらがシャキシャキと良い食感。
ヤングコーンは短くカットされてる。
木耳、マッシュルーム、味の良いどんこ。
プリッとしたむきエビ、軽く味が付けてある。
くさみなく、エビの旨みがほとばしる♫
そして、豚肉。丁寧に下味が付いていて、
片栗でとじて軽く油通しされてるよう。
その上品な味わいに、しばし絶句。
この多彩な具材たち、食べるのも楽しいし、
感動モノの美味しさです♫

それぞれの具材のバランス、下処理、味付け…
見た目ざっくりだが実に丁寧に仕立てられてる。
適度なジャンク感とクオリティの高さの両立。
もしかして、ここ、すごいお店なのかも…
そして、ボリューム感も満点。

メニューは街中華らしく多彩ですが、
きっと何を食べても美味しいに違いない。
あーあ、でも気軽に行ける場所じゃない。
家の近所にあったらなぁ…
近くにお住いの方が100%羨ましい。
でも、何とかまた、機会をつくって伺いますね。

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【2015年5月 訪問】

茅ヶ崎にやって来ました。お昼です。
何だか中華屋でチャーハンとか食べたいなぁ…
ずっと前に、勧められて行ったことのある
田舎家さんがおいしかったことを思い出し、
久しぶりに行ってみることに。

比較的交通量の多い市道沿い。
茅ヶ崎中心部からは北に離れてます。
とっても殺風景な外観で、お店らしくない。
道路の反対側に3台ばかり駐車場があるが、
狭くて止めにくい。他にも数台あるらしいが…

お店に入ると、左手にテーブル、小上がり。
ご近所と思われるグループや家族連れで満席。
右手は壁に仕切られた厨房だが、
そこに面して小さなカウンター席がある。

店名にはラーメンと冠が付いているが、
炒め物や餃子なども充実していて、
イメージは街の中華屋さんです。
どれも美味しそうだけど、今回は初志貫徹で
「チャーハン」(750円)をオーダー。

5分程度で出て来たチャーハン。
一口食べてみると、うわぁ~、これこれ。
こんなチャーハンが食べたかったんだぁ♪
香ばしいタレの香り、濃すぎずコクのある味。
パラパラというよりはややしっとりしてるが、
街中華っぽい、優しい食感です。
チャーシューのカットがコロコロ入ってて、
肉の旨みが良いアクセントになって美味しい。
あとは卵、ネギのシンプルな具材です。

量的にはやや多めでボリューム感あります。
スープが付いてきますが、
とってもあっさり味で、ベストマッチ。

いやぁ… 期待通りの昭和街中華のチャーハン。
けっこう好みな味でした。
他の方々が色んな料理を食べてましたが、
どれもおいしそう。
何の飾り気もないけど、おいしい街中華。
近くにあったら間違いなく通っちゃいますね。

車でないと来られない場所ですし、
わざわざ行きにくいけれど、
またこちら方面に来た時はぜひ寄りたいです。
今度は具材系の麺類を試したいなぁ…

  • ラーメン田舎家(スーラータンメン770円)
  • ラーメン田舎家(ファサード2019年秋)
  • ラーメン田舎家(野菜ラーメン・味噌 770円)

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