K.ハミルトンさんのマイ★ベストレストラン 2012

La découverte d'un mets nouveau fait plus pour le genre humain que la découverte...

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K.ハミルトン (40代前半) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

2012年のベストレストランを選定するに当たり、
この1年間にフレンチに約90軒ほど訪れたので、
フレンチ中心に選ぶことにしました。

今回選定したお店はフレンチ8店、イタリアン2店です。
特筆すべきはこのうち、6店は2012年に新規OPENしたお店です。
2012年はフレンチ新店の当たり年と言われていたように、
多くの素晴らしいお店がOPENしました。

1位に選んだエスキスはダントツの凄いお店で、
日本好きのフランス人シェフが創り出す料理は創造力豊かで、
素晴らしいを通り越して言葉では表すことが出来ないものばかり。
今回は誕生日や結婚記念日でのお祝いで利用しましたが、本当にいい記念になりました。
今後もお祝いの席に利用したいと思っていますが、
これからの進展がとても楽しみです。


(P.S)
最近マイナーなカフェ、昭和な喫茶店を巡っています。
今回のベスト10には選定しませんでしたが、
以下のカフェ・喫茶店には特に惹かれるものがありました。
・モナリザ(大森)
 http://tabelog.com/tokyo/A1315/A131502/13076276/dtlrvwlst/4759423/
・カフェグランジュテ(大井町)
 http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131712/13125417/dtlrvwlst/4555276/
レトロなお店に興味が無い方は全く面白くないと思いますが、好きな方は是非どうぞ。


尚、フレンチのランキングを日記に記載していますので、
興味のある方は是非参照してみてください。
http://u.tabelog.com/00036243/diarydtl/69364/

マイ★ベストレストラン

1位

エスキス (銀座、有楽町、日比谷 / フレンチ)

2回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥20,000~¥29,999

2016/12訪問 2021/05/11

8回目訪問

(2015/12再訪 8回目)
再訪してブログに更新しました。
http://ameblo.jp/hamilton00/entry-12151148831.html

少しテーブルウェアが変わっていましたが、相変わらずお洒落です。

美しい料理は前菜からメイン、デザートまでどれも軽やかで食べやすく、非常に素晴らしいと思います。
来るたびに独創的なものが出てくるのが凄いです。
また訪れたいと思います。


ところで、今日から新しい仕様になり、再訪を別記録で残せるようになりましたが、
再訪で写真を載せないと、自分のトップページのおすすめレストランの画像が消えるのですね。
投稿前には写真があったのに・・・
残念な仕様ですね。
(2015/12再訪 8回目)
再訪してブログに更新しました。
http://ameblo.jp/hamilton00/entry-12151148831.html

(2015/10再訪 7回目)

写真の投稿枚数が上限(200枚)に達してしまったので、日記にUPしています。
http://tabelog.com/rvwr/00036243/diarydtl/133665/

今回は平日のランチに訪問し、いつも通りの15200円のコースをお願いしました。
テーブルウェアが変わっていましたが、これだけでも席についた時のイメージが変わります。

フォアグラのアミューズから始まり、秋を感じさせる前菜3種、魚料理は金目鯛、
肉料理は鹿のロースト、昆布を包んだチーズの後に、芸術的なリンゴのデザート。
相変わらず見た目で楽しめて、味わいの素晴らしさを堪能することが出来ました。

もうすぐミシュラン2016が発表されますが、
今度こそ3つ星を取ることでしょう。
ここが取らなければ絶対におかしいです。

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(2015/8再訪 6回目)

今回は有名レビュアの方々と訪問。
15200円のコースに、ジュースペアリングも初めてお願い致しました。
19000円のディナーと同じ内容なのでとてもお得な感じがします。

内容は以下の通りです。
・グラスシャンパン(ノンアルコールあり)、ミネラルウォーター
・前菜4品、魚料理、肉料理、
・プレデセール、デセール、コーヒー&小菓子
・お土産

主な料理について記載します。

前菜の中でフォアグラが珍しく出てきました。
合わせるのは鴨節の出汁。
鴨節とは鴨を数か月熟成させて乾燥させたのち、
カンナで薄く削りだしたもの。
簡単に言えば鰹の代わりに鴨を使っています。
この出汁が相変わらず絶品。
フォアグラももともと上質な上に余分な脂が落とされて、
全く重たくありません。
実は私、くどいフォアグラは全く好まないのですが、
今回のものはしっかりと美味しく頂けました。

肉料理は羊。
どこの産地か名前は忘れましたが希少なものであるとのこと。
周りがしっかり焼けているにも関わらず、中はとってもレア。
かといって生の感覚は全くありません。
この火入れはどうやったら出来るのでしょうか?
厨房の中に凄い業師がいるとしか思えません。
ソースも斬新で面白いものでした。

デセールはコーン
コーンはこの季節の食材ですが、これをメインにしたデザートが出てくるのは恐らく日本でこちらだけ。
他では見たことがありません。

総じて、
毎回驚くのは他では味わえない料理が次々と出てくること。
素材を選び抜き、ソースを創り出し、新しい味わいを提供してくれます。
そして、ある程度の量があるにもかかわらず、全く重くないので食べ終わったときに、
胃もたれのような苦しさを感じたことはなく、満足感だけが残ること。

自分にとって都内のフレンチの最高峰はエスキスとカンテサンスであることに変わりはありません。
(2つのお店のタイプは全く違うので比較はできませんが・・・・)
これからも時々訪れることでしょう。

______

(2015/6 再訪5回目)

この日は平日のランチでの利用。
以前は平日なら空席が目立っていたのですが、
今や予約がやや困難になってきているとのことで満席の状態。
やはり味のわかる人が銀座で食事となるとエスキスを選ぶのでしょうね。

今回はいつもより上のクラスのランチを注文。
内容は以下の通りです。
アミューズ、前菜1~4、魚料理、肉料理、プチデザート、デザート、小菓子、エスプレッソ。

主な料理を幾つか記載します。
・前菜3
 お箸が並べられたので、これは何が出てくるのだろうと思っていたところ、
 椎茸の上に鮎が乗って出てきました。
 鮎は炭火でカリッと焼かれており、香ばしさと苦味がとてもよく、美味しく頂けました。

・肉料理
 一見普通の牛肉の低温ロースト。面白くもないものが出てきたように思いました。
 説明を聞くと、長野の味噌蔵で牛肉に味噌を纏い、2度の温度で発酵熟成させたものということ。
 昨年試験的にこの蔵で熟成させたところ美味しい肉が出来上がったので、提供を始めたようです。
 面白いのは、エスキスのシェフが味噌蔵に赴いて、熟成させて欲しいと要請したこと。
 一般的には肉専門の熟成業者から購入すると思うのですが、美味しいものを追求して、
 シェフが味噌蔵に依頼しに行くのが凄いところです。
 確かに頂いてみると、牛肉は単体で旨みがたっぷり。柔らかくてかなり美味しいです。
 添えられていたのはその味噌蔵の味噌。絡めて頂くと格別でした。
 
 なぜ味噌蔵なのか、HPに記載がありましたので、転記しておきます。

 Du boeuf et de la vie

 La maturation des viandes est en France une tradition ancestrale.
 Depuis le moyen âge les hommes ont compris que le travail des enzymes sur le muscle l'attendrissait,
 mais aussi qu'après un temps une pourriture noble attaquait les tissus et la graisse.

 Voici quelques mois que nous cherchions un moyen effcace de maturer un train de côte de bœuf,
 mais les frigos de nos bouchers étant trop propres et bien stérilisés que le goût était toujours trop timide et la viande pas assez tendre.

 Il nous fallait un endroit plein de vie, de bons microbes et moisissures,
 car d'une certaine manière, maturer une viande c'est un peu lui offrir une seconde vie.

 Quand je vivais en France, j'avais à plusieurs reprise mené des expériences de maturation extrême en laissant affiner la viande parfois dans des caves a vins mais surtout dans des caves d'affinage de fromages ou le résultat était spectaculaire et divin.

 Nous avons eu l'idée de remplacer la cave d'affinage par une chambre de fermentation a miso, car le champignon Aspergillus Oryzae responsable de la fermentation du haricot est très proche du pénicillium utilsé pour la confection des fromages persillés.Une maison de miso ayant été assez aimable pour se prêter à notre expérience.

 Le résultat a dépassé nos espérances,
 la viande est tendre, juteuse, avec des notes de haricots fermentés,
 de fromages persillés, de noisettes torréfiées, le gras est noble, léger et long en bouche.

 ...En mai a ESqUISSE

 食べ終わったころに村島シェフが初登場。
 この牛肉の研究・開発に携わったということで、熱く語っていただけ、
 食に対する情熱の凄さが伝わってきました。

・デザート
 今までのデザートは一つの食材をテーマに作り上げられていたのですが、
 今回のデザートは複数の爽やかな食材が組み合わせてあるものでした。
 パインアップル、様々なハーブなどが織りなされ、軽やかですが複雑、
 エキゾチックまでは行き過ぎない、優しい味わいのデザートで、素晴らしいものでした。

こちらのお店には何度か来ていますが、訪れるたびに驚きがあるのが凄いところ。
これからも訪れたくなります。


(2014/09 再訪4回目)

季節ごとに訪れようと思っているものの、
前回からの訪問が少し開いてしまいました。

ランチの内容が少し変わっていました。
今回は、アミューズ、前菜1、前菜2、魚料理、シェフからの贈り物、肉料理、プチデザート、デザート、エスプレッソの内容です。
久しぶりに訪れて変わったと思ったのは、
以前は柑橘系が多用されていたものが、あまり使わなくなったこと。
爽やかで軽い料理の数々だったのが、天然の素材を生かして軽い料理の数々に変わったことのように思いました。

主な料理について記載します。

前菜2は松茸。贅沢にザク切りされた松茸が茶碗蒸しのようなものの上にたっぷりと乗り、
日本酒の泡のソースがかかっています。
これは果たしてフレンチなのだろうかと疑問視してしまうような料理ですが、
世界のトレンドが和を取り入れることにあることを考慮すると、こういうフレンチもあっていいのだと思いました。

魚料理はハタ。ソースはなんと豆腐。
ハタには予め仕事がされており、ソースとの相性がなんとも言えず面白いです。
こんな発想をできるのは素晴らしいですし、
毎回訪れるたびに驚きの料理が出てくるのも凄いところです。

肉料理はピジョン
フランスのラカン産の窒息ピジョンで敢えて血抜きをしていないものを使用していました。
付け合せになんとヨーグルトが添えられていました。
以前、魚とヨーグルトに驚きましたが、ピジョンにヨーグルトも組み合わさると全く別物になるのが面白いところでした。

デザートはコーン。
コーンのスープで作ったババロアのようなものと、髭で網の目のように作り上げたものなど、
様々なコーンのデザートが皿の上に芸術的に盛り付けられていました。
ここのお店のデザートは本当に突出しています。


相変わらず、他では食べたことが無い料理の数々。
そして、何回訪れても同じような味わいが無いというのが凄いところです。


先日訪れたミシェルブラスも凄かったですが、
やはりこちらのエスキスは個人的には日本でNO.1の現代風フレンチのお店だと思います。
引き続き評価を5.0にします。

__________

(2013/04 再訪3回目)

約4ヶ月ぶりの再訪。とてもお気に入りのお店なので、
できるだけ季節毎に訪れるようにしています。

今回もいつも通り、
アミューズ2品、前菜2品、魚料理、肉料理、プチデザート、デザート、エスプレッソの内容です。
相変わらずどの料理も素晴らしかったので、全てについて書きたいのですが、
長くなってしまうので今回は特に魚料理と肉料理とデザートについて記載します。

魚料理はアカムツの幽庵焼き。
和食の技法がなんと現代フレンチに登場。
周りがカリッと焼けて、中はふわっとジューシー。
完璧な焼き方。
魚料理は肉料理よりも難しく、
個体個体で状態を見ながら調理することが求められますが、
この味わいを出すには素材を吟味し、
その素材を見極めた火入れをしているのだと思います。
単体で美味しい魚料理にあわせるソースはなんと、ヨーグルト。
こんな組み合わせが合うわけがないと思うかもしれませんが、
個人的にこの組み合わせはインド料理をヒントにしたかのようで、
とても気に入りました。

肉料理は鴨を燻して香りをつけた後に焼き上げたもの。
表面が格子状に切り刻まれてカリリと焼けており、
ブラッドオレンジの香りが付けられていました。

相変わらず、他では食べたことが無い料理の数々。
単体で美味しい料理を複数作り、
斬新なソースで結び付けていきます。
独創性が高く、それがまたこの上なく美味しいのは過言ではありません。

また、今回はデザートについて丁寧な説明がありました。
球体状に焼き上げたパンの中にマンゴーが入り、
なんと抹茶が添えられていました。
普通では考えられない組み合わせでした。
まだ未完成のデザートかもしれないという説明がありましたが、
完璧なものを目指して、
様々な組み合わせを試されているのだということがよくわかりました。


最近思うのは、和食とフランス料理の垣根がほとんどなくなってきたこと。
フランス料理のお店で和食の技法を用いるだけでなく、
アレンジして進歩しています。

やはりこちらのエスキスは個人的には日本でNO.1のお店だと思います。
引き続き評価を5.0にします。

注意点ですが、
現代風フレンチに慣れていない方は、こちらのお店の良さはまずわからないと思います。
都内にある他の現代風フレンチを数件巡ってから訪れることをお薦めします。

それから、独自のフランス料理ランキングをつけておりますので、
ご興味のある方は参照してみてください。
http://u.tabelog.com/00036243/diarydtl/69364/


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(2012/12再訪2回目)

今回は家族のお祝いの席で利用させていただきました。
前回訪れた時とは印象が結構異なりましたが、
かなり凄い料理が幾つも出てきました。
ハーブと柑橘類を巧みに使用して複数の良い食材をより美味しくしています。
また、常に新しい味にチャレンジする姿勢も凄いと思います。

現代風フレンチを通り越して新しい次元に入っているのは間違いないでしょう。
ミシュランでは今回2つ星でしたが、
あたかもこれは当然の出来事であって、
近いうちに3つ星を取得するストーリーが描かれているような余裕さえ感じることが出来ました。
もしくは、ミシュランは眼中に無くより高いところを目指しているのかもしれません。
レベルの高い方の考えを知るのは難しいかも。。。。

ランチで11000円という価格は一見高いですが、内容を考慮すると物凄く安いので、
再訪する価値は大いにあります。
近いうちにまた行きたいと思います。

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(2012/9)

今年はフレンチの新店の当たり年と言っても過言ではありません。
(例えばラフィネス、アムール、オカモト、タケダなど。)
また、言うまでもないことかもしれませんが、
フレンチのお店の味については、
そのシェフがどこで修業をしてきたかに大きく左右されます。
(これはフレンチだけでなく、和食・イタリアンについても言えることですが。)


上記2点に着目してお店探しをしているときに、
こちらのエスキスの開店情報を聞いてとても驚きました。
エグゼクティブシェフはミッシェル・トロワグロのリオネル・ベガ氏
シェフソムリエはタテルヨシノの若林氏
シェフパテシェはピエール・エルメの日本店舗のシェフ→タテルヨシノのシェフ→ラトリエ・ド・ジョエル・ロブション台北の成田氏
シェフは同じくラトリエ・ド・ジョエル・ロブション台北の村島氏
輝くような経歴の持ち主の方々が名を連ねています。

本当は6月のOPEN当初に訪れる予定だったのですが、
残念ながら行くことが出来ず、今回2か月半ほど遅れての訪問になりました。

場所は銀座数寄屋橋交差点のすぐ近くのロイヤルクリスタル銀座という白を基調としたビルの9F。
店内は白と茶色をベースとした落ち着いた雰囲気です。

ランチコースは10000円、14400円、18400円の3種類
今回は10000円のコースをお願いしました。
内容については以下の通りです。
・グラスシャンパン
・ミネラルウォーター
・前菜3品
・魚料理
・肉料理
・プレデセール
・デセール
・コーヒー&小菓子
・お土産

グラスシャンパンはジャンスミンティーへの変更が可能です。

主な料理について記載します。

2つ目の前菜は、
モンサンミッシェル産の世界一と言われるムール貝。
下にはカボチャとココナッツ。
和のようなエスニックのような今まで味わったことがない不思議な味わいでした。

3つ目の前菜については、
鴨の肉で作った鰹節のようなものを鉋で薄く切り、
フォンドボーで出汁を取り、
フォアグラと桃にかけていきます。
脂分を殆ど無くして柔らかく仕上げたフォアグラと今が旬の桃との組み合わせ。
意外かもしれませんが、フォアグラと桃を結びつけるのに前述の出汁が使われてもの凄く合います。
言葉には言い表せないほどの美味しさでした。

魚料理は太刀魚。
軽い火入れの太刀魚に、トマトの入ったソースがこれまた絶品。
時間と美味しい食材が惜しげなく使われており、
完璧を超えた超越的な味わいでした。


料理に関しては、
日本に魅了されたフランス人シェフが作り出す和と仏の新しい融合型。
これまでの私の経験した常識を覆すような味わいで、
今までに体験したことがない味覚が刺激されたような感じがしました。
これは現代フレンチというものなのでしょうか?
既に現代フレンチを通り越しており、
「超近代フレンチ」「未来型フレンチ」「第3世代型フレンチ」というような別の新しいジャンルのほうが当てはまるかもしれません。

ランチで最低1万円という価格設定は最初は「高いな~」という感じがしましたが、
食べている途中から、「これだけ上質なものを食べられるならむしろ安い」という思いが強くなってきました。

評価については、
5.0までしか付けられないのでなのでやむを得ず5.0を付けますが、
本当はそれ以上です。

次回は誕生日などのお祝いの席で利用したいと思います。
また同じような感動が得られることを祈ります。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

CROWN (大手町、二重橋前、東京 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2013/03訪問 2013/04/06

ピアノのデザートとの再会

(2013/03再訪)

約9ヶ月ぶりにパレスホテルのクラウンに行ってきました。
今回は私の誕生日のお祝いで利用させていただきました。

事前に予約をして、皇居の見える窓際の席とピアノのデザートの差し替えをお願いしました。

今回の料理は以下の通りです。

■前菜 カリフラワーのヴルーテ"デュバリー"可愛い野菜のジュレ オレンジとズワイ蟹を添えて コリアンダーの香り

■魚料理 築地からの本日の鮮魚(ヒラスズキ) ほうれん草、色々な茸をショーソン仕立てにインゲン豆のサラダ ベアルネーズソース

■デザート チョコレートのピアノ(ミルクとジャンデュージャの2色のアパレイユ エクストラビターのカカオのソルベとカフェソース)

チョコレートのピアノは相変わらずの素晴らしいデザート。
以前よりもひとまわり小さくなった気がしますが、
写真を見てわかるとおり食べてしまうのが勿体ないです。
こちらは+1500円で通常のコースのデザートとの差し替えをしてもらえます。

また、今回誕生日のお祝いということを告げていたので、
ピアノのデザートにメッセージを書いていただき、
さらにスタッフの皆様にお祝いの歌を歌って頂きました。

とてもいい記念になりました。ありがとうございました。

シェフについての情報ですが、
こちらのシェフは六本木のグランドハイアットの中にあるフレンチキッチンでシェフを務めた後、
フランスのヴィエンヌの2つ星レストラン「ラ・ピラミッド」で修行したとのことです。


______


(2012/6)

今年の5月17日にリニューアルオープンしたパレスホテル東京6Fのフランス料理店です。
今回の目当てはフレンチ好きの方ならもちろんご存知のピアノのデザート。
4年前に訪れて以来、ずっと改装オープンを待ち焦がれており、
ようやく訪問することが出来ました。

ベネチアングラスで装飾されたエントランスを抜けると、
とても豪華で明るい雰囲気のグランメゾンが広がっています。
今回はオープンのずっと前より予約をしていたので、
窓際の特等席を確保して頂きました。

土日のコースは2種類。ルポ(5250円)とロワジール(8400円)になります。
今回はルポ(5250円)を選択。
構成はアミューズ・ブーシュ、前菜又はスープ、魚料理または肉料理、本日のデザート、コーヒーとミニャルディーズです。

選択した料理は次の通り。
・前菜:トウモロコシ(滑らかなヴルーテでフォアグラのクロメスキとポワロージューヌ ミルクのエキュム チョリソのチップと共に)
・魚料理:築地からの本日の魚料理(平目をポテト巻きにしてフリット 人参のデクリネゾン グレープフルーツ風味の赤ワインソースで)
・デザートをプラス1500円で差し替え:チョコレートのピアノ(ミルクとジャンデュージャの2色のアパレイユ エクストラビターのカカオのソルベとカフェソース)

料理について記載します。
・前菜:トウモロコシ(滑らかなヴルーテでフォアグラのクロメスキとポワロージューヌ ミルクのエキュム チョリソのチップと共に)
 お皿の中には、フォアグラとマディラ酒をゼリー状にして衣を纏わせ揚げたものとコーンスープ。
 このフライに軽くナイフを入れると濃厚なスープが流れ出し、コーンスープと交わる仕掛けになっていました。

・魚料理:築地からの本日の魚料理(平目をポテト巻きにしてフリット 人参のデクリネゾン グレープフルーツ風味の赤ワインソースで)
 平目の周りに細いポテトが巻かれており、これがサクサクしておりとても良い食感。
 人参はオレンジと真空調理がされており、人参の香りの後にオレンジの香りが追って訪れてきます。
 周りのソースはシラーズが使われた赤ワインソース。とてもとても濃厚なのですが、グレープフルーツの酸味によって重さが和らいでいました。

・チョコレートのピアノ(ミルクとジャンデュージャの2色のアパレイユ エクストラビターのカカオのソルベとカフェソース)
 今回の訪問のメインは待ちに待ったチョコレートのピアノ。
 グランドピアノの鍵盤、響板、脚を含めて全てカカオやチョコレートで作られています。
 目を見張るのはその美しさ。
 私はこれまでこれほど美しいデザートを見たことがありません。
 今回約4年ぶりに出会うことができました。
 数量が限定されているようなので事前に予約をしておいたほうがいいでしょう。
 価格はアラカルトで3000円ですが、コースのデザートの差し替えは差額1500円になります。
 (以前は+2000円だったのですが、今回は+1500円でした)

4年前のレストランは古めかしさが目立ちましたが、
新装のクラウンは内装・眺望・サービスがより素晴らしくなっており、
料理についても現代風を取り入れたフレンチとなっていました。

ちなみに、はフランス ヴィエンヌの2つ星レストラン「ラ・ピラミッド」と提携し、
数品料理のレシピを引き継いでいるとのこと。
ピアノのデザートについてもその一つです。

評価ですが、ピアノのデザートの国内でのオリジナリティと完成度の高さを評価して5.0にします。

_________
(2008/8)

パレスホテルの10Fにあるとても伝統のあるフレンチレストラン。
フレンチレビュアの方の写真を見て絶対に行ってみたいと思っており、今回初めて訪問してみました。

ホテルのHPを参照したところ、ピアノのデザートは3150円ですが、
ランチコースのデザートを+2100円で差し替えてもらえることを確認して予約をしました。

今回は7350円のランチコースを注文(デザートを差し替えているので実際は9450円)。
内容は次の通りです。
・アミューズ・ブーシュ(ノルウェー産サーモン)
・天使の海老のココット蒸しハーブの香り ハイビスカス風味のバターソース
・銚子産舌平目のポワレ ロケットのサラダとマッシュルームのソース
・特撰ピアノのデザート
・小菓子
・エスプレッソ

(参考に友人の注文した料理も写真に掲載しています。)


○天使の海老のココット蒸しハーブの香り ハイビスカス風味のバターソース
最初にココット(厚手の蓋つき陶器製鍋)の中で蒸された海老とハーブの香りを楽しんだあとに、お皿に盛りつけしていただきます。
香り豊かで食感も良くとても美味しく頂くことができました。


○特選ピアノのデザート
ピアノのデザートはチョコレートとカカオのムースで作成されており、
白いお皿の上に飾られたコントラストが芸術的で食べてしまうのがもったいないほど。
形をできるだけ崩さないようにゆっくりゆっくり食べてみました。
味の方は苦味と甘味のバランスがとてもよく、見た目だけでなくとても満足できるものでした。

フランスの2つ星レストランと提携し、
日本でこのデザートを作れるのはこちらのクラウンレストランだけであるとのことでした。


お店の雰囲気は伝統的で決して煌びやかではありませんが、
料理のレベルが高く、皇居の景色を眺めながら頂くランチとデザートは素晴らしいです。
スタッフの方も親切で楽しく食事することができ、とても満足することができました。
どうもありがとうございました!!

  • チョコレートのピアノ(ミルクとジャンデュージャの2色のアパレイユ エクストラビターのカカオのソルベとカフェソース)
  • カリフラワー カリフラワーのヴルーテ"デュバリー"可愛い野菜のジュレ オレンジとズワイ蟹を添えて コリアンダーの香り
  • カリフラワー カリフラワーのヴルーテ"デュバリー"可愛い野菜のジュレ オレンジとズワイ蟹を添えて コリアンダーの香り

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3位

レザンファン ギャテ (代官山、渋谷、恵比寿 / フレンチ、ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999

2014/07訪問 2021/05/11

無題


______________

(2012/06再訪)

約2ヶ月ぶりの訪問。
今回はテリーヌ2品のコースをお願いしました。
アミューズとデザートでもテリーヌが出てきたので、
本日だけで4つのテリーヌを頂くことが出来ました。
内容について記載します。

■アミューズのテリーヌ
 初鰹と焼きネギのテリーヌ
 これは前回も頂きましたが焼きネギが香ばしく、アミューズとして最適な料理でした。

■1つ目のテリーヌ
 鱧と水菜、インゲン、長芋のテリーヌ 梅肉のヴィネグレットと三つ葉を添えて~レザンファン ギャテ 夏の風物詩~
 鱧と長芋などの食感を楽しめ、周りのソースに梅肉が入り酸っぱく爽やかなテリーヌでした。
 初夏に最適な料理です。

■本日のスープ
 ホワイトアスパラガスが中に入ったポタージュスープ。上に乗ったサマートリュフの香りもとても良かったです。

■2つ目のテリーヌ
 鴨コンフィ白インゲン豆煮込みの温かいテリーヌ、ラングドック地方のカスレのイメージで
 火を通した後にほぐされた鴨のコンフィと白インゲン豆の組み合わせ。
 想定ではやや脂っぽいものと思っていましたが、脂が十分に落ちておりとても好みでした。
 見た目よりもボリュームがあるので、テリーヌを2つ注文する時には注意が必要です。

■デザートのテリーヌ
 ~白桃のコンポートとフランボワーズのテリーヌ、ピスタチオのソースとバニラのグラス添え~
 これは見た目がとても美しく、食感も楽しめ、爽やかな酸味とほんのりした甘みを楽しめる夏らしいテリーヌでした。
 今年食べたデザートとしてもNO.1です。

相変わらずテリーヌは完成度が高く、とても楽しむことが出来ました。
出来れば今年中に10種類近くあるコレクションドテリーヌを制覇したいと思います。


【参考写真】長期熟成をかけた定番の田舎風テリーヌ~レザンファン ギャテのスペシャリテ~
【参考写真】ナチュラルに仕上げたフランス産 鴨フォアグラのテリーヌ リュバルブのコンフィチュールとブリオッシュ・トースト

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(2012/04再訪)

前回は1人での訪問でしたが、非常に美味しいテリーヌと心地よい雰囲気が気に入っており、
今回妻ととても久しぶりの訪問になります。
今回も前回と同じようにムニュボンヌテリーヌ(3800円)をお願いしました。
テリーヌは10種類から選びますが、予習をしていないと決めきれないと思いますので、
事前にHPの写真を見ておいたほうがいいでしょう。
http://terrine-gates.com/menu/index.html(右上の「テリーヌの画像を見る」をクリック)

料理について記載します。

(前菜)初鰹と焼きネギのテリーヌ
 香ばしいネギとの相性がよいカツオのテリーヌ。
 小さいのに美味しさが凝縮されており、
 この後に出てくるテリーヌへの期待が高まってきました。

(本日のスープ)コーンとホワイトアスパラガスのスープ
 やや濃厚なコーンスープの中にはホワイトアスパラガスがゴロゴロと入っています。
 テリーヌだけでなく色々なものが楽しめるのが嬉しいです。

(本日のテリーヌ)サーモンと帆立とズワイ蟹とジャガイモのクリームソースのテリーヌ
 8種類のコレクシオン・ド・テリーヌ以外に2種類の本日のテリーヌがありますが、
 本日のテリーヌのうちの1つです。
 サーモンと帆立とズワイ蟹とジャガイモのクリームソースの組み合わせが最高。
 旨味が10cm四方の枠の中に凝縮されている手間のかかった完成度の高いテリーヌ。
 これまで食べたテリーヌの中では最も美味しいと言えます。

 参考に(コレクシオン・ドゥ・テリーヌ)契約農家より取り寄せた、20種類の野菜だけのテリーヌ・プレッセの写真を掲載しています。
 野菜ひとつひとつの茹で方、塩加減を変えているのがスゴイです。
 アスパラガスを茹でる際には茎の固い部分を先に茹でて穂の部分を後から茹でるという、
 手間を惜しまずに美味しいテリーヌを作ろうという熱意が伝わってきます。

(デザート)イチゴ風味のショコラノワールとピスタチオのテリーヌ 赤い果実のサラダと山羊ミルクのソルベとハイビスカスの硝子を添えて
 本日3つめのテリーヌは甘さ控えめのショコラとピスタチオ。
 この組み合わせは非常に創作性が高いデザートだと思います。
 1日にこんなにテリーヌが食べられるのは嬉しい限りです。
 
今回は1年ぶりに訪れましたが、前回よりも満足度が高かったです。
今年を目標にコレクシオン・ド・テリーヌを全て制覇したくなりましたので、再度テリーヌを食べに訪れたいと思います。
非常に価値の高いお店なので、テリーヌのことをまだよく知らない方は行くべきですし、
一度しかテリーヌを食べていない方は2つ目を食べに行くべきです。
きっと新しい感覚を得ることができることでしょう。

評価ですが、
こんなに美味しいテリーヌを食べたことがないので、味は5.0
サービスも心地よく、楽しんでもらおうという気持ちが伝わってきます。サービスは4.5
雰囲気もモダンで落ち着く感じ。とても好きなので4.5
グラスワインが白だけで4種類。正統派なものからマニアックなものまで注文しやすい価格で揃えられているので、4.5
以上を考慮して総合評価を5.0にしました。


<ワインメモ>
 Le Paien "ル・パイエン" ヴァン・ド・ターブル (ヴィニョーブル・ギョーム)
 産地:フランス、フランシュ=コンテ地方
 格付け:ヴァン・ド・ターブル・フランセ
 品種:サヴァニャン100%
 ネット価格3200円ほど
 サヴァニャンという品種は今回初めて飲みました。
 特徴としては蜂蜜のような甘い香りがして、黄色がかっており粘性が高い。
 甘口を想定するけれど、飲んでみると明らかな辛口ワイン。
 葡萄の枝を一緒に醸造させたような不思議な余韻。
 珍しい一品。
 こういうグラスワインが提供されるのはとても嬉しいです。

______
(2011/05)


立派なテリーヌを中心にメニューを構成していることで有名なフレンチのお店です。
今回はランチタイムに事前に予約して訪問しました。
ランチメニューは以下の3種類です。

・ムニュテリーヌ(3000円)
 小さなテリーヌ、本日のスープ、コレクシオン・ドゥ・テリーヌより1品
 グリーンサラダ、カフェ又は 紅茶、ハーブティーとミニャルディーズ

・ムニュボンヌテリーヌ(3800円)
 小さなテリーヌ、本日のスープ、コレクシオン・ドゥ・テリーヌより1品
 グリーンサラダ、デザートより1品、カフェ又は 紅茶、ハーブティーとミニャルディーズ

・ムニュレザンファン ギャテ(5500円)
 小さなテリーヌ、本日のスープ、コレクシオン・ドゥ・テリーヌより1品
 肉料理または魚料理、デザートより1品、カフェ又は 紅茶、ハーブティーとミニャルディーズ


コレクシオン・ドゥ・テリーヌとはお店が用意している9種類のテリーヌのこと。
ホームページに名前と写真が掲載されているので、訪問前にしっかりと吟味してランチに臨みました。

今回は真ん中の「ムニュボンヌテリーヌ(3800円)」を注文しました。
選択した料理などについて以下に記載します。

○小さなテリーヌ:サーモンとアンディーブのテリーヌ
 注文後すぐに出てきたのはサーモンと季節野菜を使ったあっさりとして食べやすいテリーヌ。
 次のコレクシオン・ドゥ・テリーヌと内容が重ならないように留意されているとのことです。(4.0)

○本日のスープ:10種類の野菜を使って作ったスープ
 スープの上に+300円でサマートリュフを乗せることが出来るという説明があったので、お願いしました。
 中に白アスパラガスが入り、トリュフの香りと重なりとても美味しかったです。
 トリュフは絶対に足したほうがいいと思います。(4.5)

○コレクシオン・ドゥ・テリーヌ:長期熟成をかけた定番の田舎風テリーヌ~レザンファン ギャテのスペシャリテ~
 どれを選択するかは事前にHPを確認して決めていました。
 火を通した肉を最低2週間は熟成させたテリーヌで、スパイスが効いて複雑な味わいを楽しむことができました。
 様々な部位の肉がぎゅっと濃縮されているので、思ったよりもボリュームがあります。
 付け合せに様々なピクルスが添えられていますが、酸っぱさが肉の重さをリセットしてくれました。
 一緒に別皿で出てくるグリーンサラダもさっぱりとして良かったです。
 これらはとても好みの品でした。(5.0)

○デザート:グリオットのコンポートとショコラ・ブランのテリーヌ仕立て バスサミコソースと苦味の利いたカンパリミルクのソルベ、一瞬で仕上げる塩キャラメルティと共に
 一見とても甘そうですが、見た目と食べた印象は全く異なります。
 少しだけ甘くて、とても苦くてスパイシーなデザートです。特にソルベはカンパリの刺激が多いです。
 好みが分かれるかもしれませんが、コース全体を考慮されている感じで私はとても好きなデザートでした。(4.0)

○カフェ又は 紅茶、ハーブティー:緑茶を選択
 コーヒー、エスプレッソ以外に様々な茶の中から好きなものを選択できるということで、12種の茶葉のサンプルが持ってこられました。
 その中に緑茶があったので、フレンチでは珍しいと思って選択しました。

○ミニャルディーズ:エクレア、中に入れるクリームはタイムと抹茶とコーヒー
 最後のドリンクと一緒にエクレアの中に自分でクリームを詰めながら頂く品です。
 
全体的にテリーヌの美味しさが際立っており、コースの構成もとても良く満足度の高いランチでした。
お店の方のサービスがフレンドリーかつ丁重だったので、とても楽しく過ごすことが出来ました。

尚、コレクシオン・ドゥ・テリーヌはテイクアウトを受け付けており、店頭での引渡しや配送なども行っているとのこと。
また、品川のディーン&デルーカで一部の商品が販売されているそうです。

価格は3800円にサマートリュフ+300円、税、サービス料10%が加算され4735円でした。

  • 活オマール海老とフヌイユのエチュベ キャロットグラッセのえすプーマを添えて(+756円)
  • 活オマール海老とフヌイユのエチュベ キャロットグラッセのえすプーマを添えて(+756円)
  • 黒鮑とあわび茸 アルマニャックの香る肝のペーストとエストラゴンのソース(+1080円

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4位

レストラン ラッセ (目黒、不動前 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2012/11訪問 2012/11/28

4種のチーズのラビオリが最高に美味しい

目黒駅から徒歩2~3分ほどのところにある目立たないイタリア料理店。
目黒通り沿いから地下に入っていくと、
白を基調とした落ち着いた雰囲気のお店があります。

今回はOpenTabelで席の空いているお店を検索して、
良さそうな感じのお店が見つかったので、そのまま予約をし、
記念日での利用である旨のメッセージを記載しておきました。

土日のランチタイムのメニューは1種類のみ。
内容はアミューズ+前菜+パスタ2種+メイン+デザート+カフェになります。

今回の料理は以下の通り。
・その日の小さな前菜(蟹肉と玉葱のポタージュ)
・旬鮮魚(帆立貝)と秋のきのこの炙り焼き
・“ラヴィオリ” 4種のチーズと自家製リコッタ 濃厚なクリームソースとパルミジャーノ・レッジャーノの香り
・タリオリーニ 山形県産黒毛和牛のボロネーゼ
・TSUKIJIより入荷の旬鮮魚(黒むつ)のヴァボラータ レモンとローズマリーのサフランソース
 または、本日のお肉料理(短角牛のグリル)
・お祝いのプレート
・本日のドルチェ(ティラミス)
・カフェ(ハーブティとカプチーノを選択)
・小菓子

今回凄いと思ったのはパスタ2種。
ラヴィオリは4種のチーズが複雑な味わいになっており、
特に自家製リコッタの風味が素晴らしかったです。
これは何度でも頂きたいと思います。
さらにタリオリーニは食感がよく、上に乗った黒トリュフの香りもよく絶品でした。
これだけ凄いパスタを食べたことがありません。


後で知ったのですが、
シェフはイタリアのミシュラン3ッ星取得店、リストランテ『ダル・ペスカトーレ』で副料理長を務めていたとのこと。
素晴らしい実績があります。

料理は全体的にイタリアの郷土料理に近いような味付けだと思ったので、どこの料理かを尋ねたところ、
特に郷土料理ではないが、ダル・ペスカトーレがマントヴァの郷土料理を意識しているので、
ここの流れを汲んで、シェフがオリジナルのものを作っているとのことでした。

確かに前述のラヴィオリのチーズの味わいは日本では味わったことが無いものでしたし、
多くの人が好むようにアレンジされているようにも思えました。

サービスは少々の薀蓄を交えた楽しい話をしてくれるような付かず離れずのもので、
とても充実した時間を過ごすことが出来ました。

今回はお祝いで利用させていただき、いい記念となりました。

今年訪れたイタリアンの中ではNO.1なので、
評価を5.0にしています。ここはお奨めです。

  • “ラヴィオリ” 4種のチーズと自家製リコッタ
          濃厚なクリームソースとパルミジャーノ・レッジャーノの香り
  • その日の小さな前菜(蟹肉と玉葱のポタージュ)
  • 旬鮮魚(帆立貝)と秋のきのこの炙り焼き

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5位

リストランテ ダ トシユキ (糀谷、大鳥居 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥4,000~¥4,999

2012/02訪問 2012/03/07

マイナーな場所に素晴らしい一軒家のお店があります

(2012/02再訪)

約2ヶ月ぶりの訪問。
今回は4800円のディナーコースと、ワインをボトルで2本注文。
ディナーコースの内容は次の通り。
・小さなメンチとコロッケ
・前菜盛り合わせ(バーニャカウダと小前菜6種)
・パスタ(厚岸産牡蠣のパスタ)
・メイン(イサキのグリルを選択)
・苺のタルト

料理は相変わらず素材の美味しさを存分に引き出したものばかり。
元々美味しい素材を選び抜く巧さも優れているので、
調理の技巧も加わってさらに美味しく頂くことができます。

今回凄かったのは2本のワイン。
まず最初の白ワインは「サッサイア(5500円)」。
ガルガネーガというイタリア固有の葡萄で無肥料による有機農法で作られているもの。
酸味と甘みの複雑な味わいを楽しむことが出来ました。
時間が経つにつれて変化を楽しめる白ワインも珍しいです。

そして次の赤ワインは「ボルゴスティニャーニ(6500円)」。
マルボというやはりイタリア固有の葡萄。
昨年飲んだときにこのワインはスゴイと思ったので、今回もお願いしましたが、
今回も香りの変化を存分に楽しむことが出来ました。

これだけ凄いワインが6000円前後で頂けるイタリア料理店は恐らく都内でもここだけかもしれません。
イタリアワインがますます好きになりました。

__________
(2011年12月再訪)

約半年ぶりの訪問。
これまでランチで何度も訪れたことはありますが、
ディナーでは初めてになります。

今回は4800円(税・サービス料込み)のコースをお願いしました。
内容は次の通り。

・小さなコロッケとメンチ
・旬の食材の前菜盛り合わせ
・本日のパスタ料理 
・本日のメイン料理(本日のお魚料理または肉料理)
・本日のドルチェ
・カフェ

お料理に合わせて3種のワイン
 スパークリングワイン+白ワイン+赤ワイン(1700円)

○小さなコロッケとメンチ
 揚げたての小さなコロッケとメンチ。
 アツアツでとても美味しいです。
 中の具材が毎回少しずつ異なっています。

○バーニャカウダと旬の食材の前菜盛り合わせ
 前菜は野菜と魚を中心とした盛り合わせ。
 野菜は指定農家から取り寄せているこだわりの美味しい野菜。
 大地の恵みを受けてしっかりとした味わいを楽しむことができます。
 最初から色々な味わいを楽しめるは物凄く嬉しいです。

○ウスバハギと生のりのクリームソースタリアッテッレ
 磯の香りがしっかりの海苔がたっぷり入ったタリアテッレ。
 海苔とクリームソースの組み合わせがこんなに美味しいとは知りませんでした。
 柚子胡椒がインパクトになっていて、他では頂けないパスタでした。

○魚料理(三重産真鯛のロースト)
 皮がパリッとしっかりと焼けた真鯛。
 魚の美味しさを引き出すにはどう調理すれば良いかを熟知されているかのようです。
 付け合わせの野菜も味わい深く美味しかったです。

野菜・魚・肉の本来の美味しさを生かした料理はもちろん楽しめましたが、
今回ディナーで初めて知ったのが、ワインが凄いこと。
追加で注文したグラスワイン(2007 Borga Stignani)を少しもらいましたが、
重みのあるどっしりとしたタイプのイタリアワインを950円という破格値で提供しているのには驚きでした。
都心でこのグラスワインを飲んだら間違いなく2000円以上はします。

ランチもよかったですがディナーも最高です。
都内のミシュラン星付き店や有名イタリアンのお店にはたいてい行きましたが、
個人的にはこちらのお店の方が上です。
ですので、評価はディナーでも5.0にします。

ワインメモ
 Borga Stignani(グラスで950円)
 イタリア エミリア ロマーニャ マルケ(Emilia Romagna Marche)
 VIGNE DEI BOSCHIという生産者
 生産しているワインは全てビオデナミ農法。
 Malbo Gentileという珍しい品種から作られるワインで年間生産2000本ほど。
 濃厚なベリーを感じさせるイタリア独特の香り。
 今年の3本の指に入るほど美味しいワイン。

____

(2011/03再訪)
今回もランチで再訪し、メイン料理が入った4800円のコースを注文しました。
内容は次の通り。
・ミニコロッケとミニメンチカツ
・前菜盛り合わせ+バーニャカウダ
・パスタ(イカ墨のパスタ)
・メイン(スズキのグリルを選択)
・デザート(苺とマスカルポーネのミルフィーユ)
・ドリンク

○ミニコロッケとミニメンチカツ
 毎回コロッケとメンチカツが出てきますが、毎回中の具材が微妙に違っているのが嬉しいです。

◎前菜盛り合わせ+バーニャカウダ
 とにかく前菜盛り合わせがとても豪華でどれをとっても美味しく、
 毎回内容が異なっているのが凄いと思います。

◎パスタ(イカ墨のパスタ)
 乾麺を使った普通のパスタなのですが、いつもソースが美味しいです。

○メイン(スズキのグリル)
 スズキは周りがカリッと焼けており、中はふっくら。
 野菜がたっぷりと付け合わされており、これらがとても美味しいです。
 葉山など指定農家から仕入れているとのことです。

○デザート(苺とマスカルポーネのミルフィーユ)
 普通のパイ生地を使ったミルフィーユではなく、薄い生地が使われていました。
 さりげない一品ですが、とても美味しいです。

個人的にはここのお店の前菜が素晴らしいのが特徴だと思っています。
時々訪問していますが、全く飽きることなく力強い料理を提供してくれます。
デザートがやや落ちるのは残念ですが、全体的な満足度は非常に高いと思います。

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(2010/11再訪)

今回もランチで再訪し、メイン料理が入った4800円のコースを注文しました。
内容は次の通り。
・ミニコロッケとミニメンチカツ
・前菜盛り合わせ+バーニャカウダ
・パスタ(生ポルチーニ茸のパスタと自家製サルシッチャを使ったパスタ)
・メイン(和牛ランプステーキを選択)
・デザート
・ドリンク

最初のコロッケとメンチはイタリアンなのに何故と思いますが、
揚げたてで中身が独特でとても美味しいです。

パスタで使用されている生ポルチーニ茸は干したものとは全く異なる香りと味わいでした。
乾燥させたものはクリームと合いますが、生はオイルベースがとても合います。

メインのランプステーキは、脂分が少ない部位が選ばれており、
コースの終盤でややお腹が膨らんできた頃にはありがたい心遣いでした。

全体的に4800円では頂けないようなお得な構成で、
7~8000円以上の価値があるように思います。
特に前菜の盛り合わせの力強さは格段のものがありますし、
相変わらず季節の野菜などを旨く引き出していて素晴らしいと思いました。

____________
(2010/08再訪)
前回に引き続きランチタイムに訪問。
野菜中心のコース(1500円)という安価なコースが追加されていましたが、
今回も2500円のランチコースを選択。

今回は前菜の盛り合わせが美味しく、特にトマトのガスパッチョが最高でした。
旬の野菜や魚介類を巧みに使うのが凄いです。
毎月コースの内容が変わるということなので、時々訪れることにします。

_______
(2010/04)
京浜急行空港線の糀谷駅より徒歩5分ほど。
商店街を抜けて最初の信号のある交差点を左に曲がるとすぐ右側にあります。
周辺はいかにも商店街という趣のある場所なので、
こちらのお洒落なお店をすぐに見つけることができます。

ランチメニューは3種類。
ランチコース(2500円)、今月のコース(4800円)、シェフおまかせフルコース(8000円)
今回はランチコースを注文しました。内容は次の通りです。

・食前の一品(バーニャカウダ)
・前菜の盛り合わせ
・パスタ
 ホタルイカのスパゲティーニ フキノトウの香りで
 カスペと竹の子と花わさびのトマトソーススパゲティーニ
・アールグレー風味の紅茶プリン 日向夏の香り
・コーヒー又は紅茶
 エスプレッソとカプチーノを選択

主な料理について記載します。

◎前菜盛り合わせは6種類が飾られています。
 どれも美味しく最高でした。

◎ホタルイカのスパゲティーニは海の香りがするソースがとても美味しかったです。

◎カスペと竹の子と花わさびのトマトソーススパゲティーニは、
 特に竹の子が新鮮で柔らかくて甘く、こんなに美味しい竹の子は初めてでした。
 旬の食材を巧く操っているように思いました。

場所が都心から少し離れたマイナーなところなので、あまり期待していなかったのですが、
全体的にレベルが高く、期待以上でした。
度々訪れたいと思います。

  • 小さなメンチとコロッケ
  • 前菜盛り合わせ(バーニャカウダと小前菜6種)
  • 前菜盛り合わせ(バーニャカウダと小前菜6種)

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6位

レストラン ラ フィネス (新橋、汐留、御成門 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2012/04訪問 2012/04/24

柑橘系を巧みに使用した料理の数々

新橋駅烏森口からゴミゴミした飲み屋街を抜けること徒歩3分ほど
本当にここにグランメゾンお店があるのかとても心配になってしまいます。
通称マッカーサー通り(建設中)沿いに新しいビルがあり、
ここの階段を地下に降りていくと目立たない佇まいのお店があります。

店内は8人が入れる個室が右側にあり、奥に進むとカウンターバー、さらに奥にダイニングがあります。
今回は1人での利用だったので、カウンターバーに案内されました。
このバーコーナーの正面には数多くのワインが並べられており、
特にアルザスのワインが揃えられていました。
お店の方によると都内でもこれだけのアルザスワインが揃っているお店は他にはないだろうとのこと。
今回このバーコーナーには他にお客さんはおらず、ゆっくりくつろぐことができました。

こちらのシェフはフランスで十数年滞在され、特に後半はアルザス地方にいらしたとのこと。
他のお店からの評判を聞いて今回とても楽しみにしての訪問になります。


ランチメニューは1種類。8000円(税込み・サービス料別)のおまかせのコースのみ。
構成は、アミューズ2品、前菜、お魚料理、肉料理、アヴァンデセール、デセール、ドリンクになります。

■アミューズ・ブーシュ1: アワビの肝のブリュレ プチトマト マッシュルーム
 アワビの肝のブリュレという説明を聞いたときには、どんな味わいになのか驚き気味でしたが、
 ほんのりした苦味があり上の甘いカラメルとの組み合わせがとても良かったです。
 本当にこれは楽しめる「アミューズ」でした。

■アミューズ・ブーシュ2:真鯛のカルパッチョ仕立て アスパラガスのムースと馬糞ウニ
 柑橘の風味のするゼリーとの相性が素晴らしい繊細過ぎる逸品
 シェフのセンスの良さが出ている一品でした。

■前菜:軽く仕立てた温かいヴィシソワーズに仔ウサギのコンフィとフォワグラのポワレ 自家製パン・デピスの香りと共に
 今回頂いた料理のなかで最も美味しかったのがこちらの料理。
 泡立って温かいジャガイモのスープの中に入った脂を落としたフォアグラ。
 仔ウサギは火を通して身をほぐした後にオレンジと蜂蜜で締めたとのこと。
 確かにほんのりと柑橘の香りがして美味しかったです。
 自家製パンと2種類のバター(モリユ茸とレモン)が合わせて供されました。

■お魚料理:大分県産 天然ヒラメのロースト レモン風味のソース 福知山の筍を添えて
 ヒラメのローストは皮目がカリッと焼けており、全体的にしっかりと火が通っていました。
 柔らかく煮込まれた筍との相性もとても良かったです。

■お肉料理:ブレス産 若鶏のバロティーヌ、オマール海老が香るクリームソース ジャガイモノピューレ
 バロティーヌは鶏肉とフォアグラを包んで焼いた料理。
 ここまでで結構お腹が一杯気味だったのですが、思ったほど脂っぽくなく軽く食べきることができました。

■アヴァンデセール:オレンジ風味のアウ゛ァンデセール

■デセール:チョコレート風味のクグロフ・ペルデュ キャラメルソース バニラのアイスクリーム添え
 クグロフとはフランス・アルザス地方やオーストリアの伝統的な菓子。
 パンケーキにシロップを漬け込んで甘くしたようなもの。
 個人的にはちょっと甘すぎるお菓子でしたが、初めて食べるものでした。

■ドリンク、プティフール

全体的にしっかりした味付けなのですが、柑橘類が巧みに使用されているため爽快感があります。
フォアグラなどの肉類についても余計な脂を落としているので食べやすいのが嬉しいです。
食器はとても美しく、カマチ陶舗が制作したものが幾つか使われているようです。

個人的にはとても好みの味付・雰囲気で、今年食べたランチの中ではNO.1です。
ワインを飲んで1万円を超えたので、少々高めの価格設定のように思えるかもしれませんが、
内容が伴っていたので全く問題ありませんでした。

評価は5.0でもいいのですが、念のため4.5にしておいて、もう一度行ってよかったら5.0にします。

ワインメモ
 エンゲルガルテンEngelgarten ドメーヌ・マルセル・ダイス(1800円/1杯)
 リースリング、ピノ・グリ、ブーロ、ミュスカ、ピノ・ノワールの混植で、リースリングが約50%。
 最近好んで飲んでいるのがアルザスの白ワイン。
 やや黄金がかった色をしており、柑橘系のようなフルーティな香りのする少し甘めの辛口ワイン。
 (辛口1・甘口5の段階評価をすると2ぐらい)
 やや高価のように思えますが、こういうワインがグラスで用意されているのは嬉しいです。

  • アミューズ・ブーシュ2:真鯛のカルパッチョ仕立て アスパラガスのムースと馬糞ウニ
  • アミューズ・ブーシュ2:真鯛のカルパッチョ仕立て アスパラガスのムースと馬糞ウニ
  • アミューズ・ブーシュ1: アワビの肝のブリュレ プチトマト マッシュルーム

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7位

ルメルシマン オカモト (表参道、外苑前、乃木坂 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2012/08訪問 2012/08/19

今年は新店が凄い ここはその中でも間違いなく上位

シェイノの系列であるドゥロアンヌの料理長が独立して、
表参道にお店を出したと聞いて早速行ってみることにしました。

場所は表参道のホテルフロラシオンの前の道を少し入ったところに入り口がありますが、
エントランスには何も書かれていないので、ちょっと迷ってしまいそうです。

店内はグレーを基調とした落ち着いた雰囲気。
ピアノ協奏曲やワルツが静かに流れており、とてもいい感じです。
まだオープンして間もないことや、あまり広まっていないためか、
私の他には3組のお客さんがいる程度でした。
話を横から聞いた感じはシェイノやドゥロアンヌ関係や馴染みの方のようでした。

ランチメニューはおまかせ4200円と6300円の2種類。
今回の料理は以下の通りです。

・アミューズ:人参のムースと北海道産ウニ
・前菜:イワナときゅうりとアボカドとトマトのスープ仕立て
・魚料理:北海道産アイナメのムニエル バターソース
・肉料理:三元豚のロースト エシャロットのソース 夏野菜添え
・デザート:桃のコンポートとバニラアイス

まず最初の人参のムースを食べて、このお店は凄い底力をもっていると直感でわかりました。
また魚料理・肉料理ともに、素材の美味しさを引き出す火入れと、
ソースによってブラッシュアップされた素晴らしい美味しさを味わうことができました。
特に北海道産アイナメのムニエル バターソースの「ソースの美味しさ」はこの上ないものだと思います。
今回頂いた料理は私の好みにピッタリはまっており、
訪れて本当によかったと思いました。

今年はとても素晴らしいフレンチの新店が幾つもOPENしておりますが、
ここはその中でも間違いなく上位に位置付くお店です。

また次回訪れるのが楽しみです。

  • 人参のムースと北海道産ウニ
  • イワナときゅうりとアボカドとトマトのスープ仕立て
  • 北海道産アイナメのムニエル バターソース

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8位

緑山 松田家 (鶴川 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2012/10訪問 2012/10/16

一軒家の穴場的フレンチ ここはオススメ

鶴川駅の南側にある三輪緑山住宅の中にある一軒家のフレンチのお店。
小田急線の鶴川駅から車で10分ほど。
閑静な高級住宅地の中にあります。

以前ミシュランで1つ星を取得した頃のシェ・トモのシェフが独りでやられており、
調理もサービスも料理の説明も会計も独りで行われます。
予約は1回につきランチは2組、ディナーは1組までで、
今回はランチタイムに5名で訪れたので、私たちだけの貸しきり状態でした。

入り口で靴を脱いでスリッパに履き替え、宅内のダイニングに入っていきます。
白とこげ茶を基調とした素敵な佇まい。居心地がとても良いです。
私も家のダイニングルームをこのように素敵にリフォームしたくなりました。

料理は2980円と3800円の2種類。(現在は値上げして3980円と4800円になっていますが。)
今回は3800円のほうをお願いしました。
メニューは来訪履歴によって異なります。
過去の来店日時や予約名を告げなければ、
同じものになる可能性が高いそうです。

今回の料理の内容については以下の通りです。

・魚介のマリネ柑橘風味 色とりどりの野菜たち
・山梨の畑からの季節の野菜盛り合わせ
・魚のポワレ パプリカとトマトのローズマリー風味
・フォアグラとパテを詰めたウズラのキャベツ包み マデラソース
・イチヂクの赤ワイン煮 シロップとゼリー寄せ バニラアイスクリーム添え
・コーヒー又は紅茶

特に気になったのは「山梨の畑からの季節の野菜盛り合わせ」。
色とりどりの新鮮野菜がその野菜に適した手順で調理されています。
尋ねてみると、並べ方は異なるものの、やはりシェ・トモとほぼ同じものを提供しているとのことでした。

あと、好みだったのは
「フォアグラとパテを詰めたウズラのキャベツ包み マデラソース」
フォアグラとウズラのバロンティーヌをさらにキャベツで包んだような料理。
手が込んでしっかりした味わいでした。

全体的に優しく落ち着いた味わいでとても好みでした。
雰囲気もいいですし、なによりも他にお客さんがおらず、
空間を独占できたことが嬉しい限りでした。

店内にはパンやケーキやパテドカンパーニュなどの惣菜も販売されており、
とても惹かれました。


おそらく地元の方をターゲットとして営業をされていると思いますが、
都内から車で1時間弱ですので、
訪れる価値は充分にあるお店だと思います。
オススメです。

  • 山梨の畑からの季節の野菜盛り合わせ
  • 魚介のマリネ柑橘風味 色とりどりの野菜たち
  • 魚のポワレ パプリカとトマトのローズマリー風味

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9位

モナリザ 恵比寿店 (恵比寿、代官山、中目黒 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2012/05訪問 2012/06/08

モナリザは丸ビルよりも恵比寿が断然良い

フランス料理に造詣が深く信頼を置いているレビュアの方より、
「モナリザは丸ビルよりも恵比寿が断然良いですよ」
という話を聞いており、かねてより行きたいと思っておりました。

確かに丸ビルのお店は高層階にあり眺めは良く、
白を基調とした内装に目を奪われますが、
料理に冴えが無くイマイチ感があり、
何よりも客層が非常に悪く、太刀の悪くうるさい女性客集団があちらこちらにおり、
とても静かに食事を楽しめるようなところではなかったことが記憶に残っています。

今回はランチタイムに独りで訪れました。
周りを見回す限りは独り客は私だけ。
もうしょっちゅう独りで行っているので、
こういうのにはすっかり慣れてしまいました。
独りで行くと料理に集中できるので、
これはこれでとても楽しむことが出来ます。

店内は茶色をベースとした落ち着いた雰囲気。
やや広めのメインダイニングと窓際と2つのエリアに分かれています。

ランチメニューは3種類。
Menu A(4800円):アミューズ + 前菜2皿 + 魚または肉料理 +フルーツのスープ仕立て + デザート
Menu B(6500円):アミューズ + 前菜 + 魚料理+ 肉料理 +フロマージュまたはフルーツのスープ仕立て + デザート
Menu C(10000円):アミューズ + 前菜2皿 + 魚料理 + 肉料理 +フロマージュまたはヨーグルト + フルーツのスープ仕立て + デザート

料理の内容を見ると10000円がとても美味しそうだったので選びたかったのですが、これは量が多過ぎると思い、
今回は6500円のコースを選択し、肉料理を10000円のコースの魚料理と差し替えてもらいました。

今回の料理は次の通りです。
・アミューズ・ブーシュ:稚鮎のフリット
・前菜:オーストラリア産のクリスタルベイ海老とホワイトアスパラガスのブランマンジェ
・魚料理:白ごまをパネしたアイナメのフライ 春キャベツとわかめ風味 シェリーソース
・魚料理(10000円のコースと差し替え):桜海老をパネして焼いた的鯛と海老のポタージュ
・フルーツのスープ仕立て
・デザート盛り合わせ
・アイスクリーム
・小菓子
・自家製パン
・カフェ

料理はどれもお皿と料理が美しく、芸術性が高いと思います。
味については魚の火入れがやや強すぎる気もしますが、
穏やかな感じで食べやすかったです。

今回とてもよかったのは「桜海老をパネして焼いた的鯛と海老のポタージュ」。
的鯛の周りに貼り付けられた桜海老の香ばしい香りがとても良く、
海老の風味たっぷりのソースと組み合わさって、甲殻三昧という感じでした。

評価は4.0にします。
また、日記に「勝手にフランス料理ランキング」を付けていますが、
今回はランク=Cにしました。
http://u.tabelog.com/00036243/diarydtl/69364/
(ちなみに丸ビルのモナリザは圏外です。)

尚、パンにモナリザのロゴが書かれていますが、
銀座プランタンのビゴの店で8割がた焼いたものを仕入れ、
仕上げに店内のオーブンで焼き上げるとのことです。

<ワインメモ>
 Guy Wach Andlau Riesling
 産地:フランスアルザス
 品種;リースリング100%
 全く澱みを感じることがなく、やや柑橘系の香りを感じる辛口の白ワイン。
 1杯の価格は1300円。お得感のある良いワインがグラスとして選ばれている。

  • アミューズ・ブーシュ:稚鮎のフリット
  • 前菜:オーストラリア産のクリスタルベイ海老とホワイトアスパラガスのブランマンジェ
  • 魚料理:白ごまをパネしたアイナメのフライ 春キャベツとわかめ風味 シェリーソース

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