くわもちじんぺいさんのマイ★ベストレストラン 2013

「ラーメン馬鹿ンス」

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

麺や つるり 新潟小千谷流 (小千谷 / つけ麺、ラーメン、鍋)

3回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2021/07訪問 2021/07/19

つけ麺バカ一代

2021年7月
「醤油つけ麺 910円」
 小千谷産小麦で作った全粒粉自家製麺。気が付けば三年ぶりの来店だ。オーダーは醤油つけ麺で。860円のところ、新麦まつりで+50円だという。七月に新麦か?いや、910円を出すのに全く不満などないが、変な50円プラス告知を続けるより、メニューの金額を全部50円値上げして書き換えた方がすっきりすると思うなあ。
 ぐつぐつ煮たったつけ汁に400gの浅黒い麺を次々と投入してすすりこむ。旨い。旨いなあ、16番太麺。小麦の香、風味共に他店の追随を許さない豊かな味わい。急いで飲みこんだらもったいないのでしつこくモグモグかんでいると、甘い。かすかな渋みや胚芽っぽい香ばしさもある。
 つけ汁も秀逸。白湯化させたややこってりスープに魚介だしを強くきかせ、濃いめの醤油ダレでまとめている。東京で主流のドロドロ乳化系豚骨つけダレと大勝軒系のシャバシャバ醤油つけダレの中間くらいの感じ。麺を食べ終わったら卓上割りスープでつけ汁も完飲。
 いやあ旨かったなあ、と帰路の自家用車で二回も独り言が声に出てしまった。
2018年7月 極上気まぐれつけ麵 1250円
 つけ麺モードマックスになり、どこにいくか夕べから考えていた。酒を飲みながら熟考し、そうだ、つるりの「気まぐれつけ麵」をまだ食べてないことを思い出した。ちょっと価格設定が高いので、他のメニューから先に試しているうちにインターバルがあいてしまったのだ。そうだ、そうしよう…と思いつつ寝たものだから、起きるや否や出かけたくなった。が、まだ朝早い。果物ゼリーの朝食で胃腸を調えじりじりしながら、開店11:30に合わせて家を出た。
 当然一番客だ。極上気まぐれつけ麵は、えーと、夏はトマト味とホタテ塩味の二種があるのか。ホタテ塩味でお願いします。
 麺量は400g。全粒粉入りで、小麦の種類は栃木県イワイノダイチ…って、素人にそんなこと知らされたってわからんわいっ。うどん用に向いているモチモチ感のある中力粉か、ふむふむ。ここのオヤジも、オタクだねえ。
 グラグラに沸いたつゆとともに着皿。16番太麺、推定加水率35%の多加水タイプ。小麦の風味が薫る。しかも、麺に甘みがある。そしてつけダレと絶妙に合う。うまいうまい、とあっという間に完食。途中食べ疲れたり飽きたりする暇がなかった。つけダレはそのままレンゲですくって飲み干した。つけダレは六厘舎/とみ田系の豚骨ドロドロタイプではなく、シャバ系濃密魚介系タイプ。麺は、全国有名店の二店に勝るとも劣らないデキ。だと思う。

2013年10月 「醤油ラーメン」 \680
 自分としては評価の高い店なのに、あまり多い回数行っていないので、久しぶりに訪問。今回はつけめんではなく、醤油ラーメンにした。
 お、つけ麺とは麺が違うね。18番でやや平打ちの無かんすい麺。縮れのないストレート麺で低加水。乾麺のうどんをゆでたような食感。小麦粉の風味が味わえる。スープとちょうど拮抗する感じ。いい味のバランスだ。
 スープは軽く乳化したとんこつスープベース。しょうゆだれは控えめ。メンマ、キクラゲ細切り、水菜、万能ねぎのトッピング。メンマの塩抜きがちょうどいい。特に変わったものは無いんだけど、旨いぞ。
 チャーシューはベーコンっぽく仕上がった焼しめタイプで2枚。
 麺とメンマ、麺とスープ、麺とキクラゲ、いずれの取り合わせも旨い。麺を6割方引き立たせながら、自分もちゃっかり目立っておく、というようなバランス。
 特に何というヒキがないのだが、旨い。化学の助力がないクリアな味がする。


2011年8月
 つけ麺(塩) \730
  しょうゆ味つけ汁に比べて50円アップ。だが塩味のつけ汁というほかには特にこれといった個性が見当たらない。
 ぐらぐら煮立ったつけ汁の中で、ぶつ切りチャーシューの脂身がトロトロフルフルになっている。つけ汁の中のもやしやメンマが、うまくつけ汁を麺に絡ませる役をする。
 麺はやはりうまい。ストレート太麺だ。そばのように、小麦粉の風味を味わうことができる。食感が少しざらついているのも味わい深い。
 熱いつけ汁に冷たい麺を入れて食べていると、最後の方でつけ汁が少し薄まり、麺の表面が少し溶け出し、ちょうどそば湯のようにとろとろしてくる。これに割りスープを少し足せば、そば湯で〆たような感覚で満足感を覚える。

 値段からすると、やはりしょうゆ味つけ汁に軍配が上がる。

2011年4月
 つけめん(しょうゆ) ¥680
 本店は茨城県にある。といってもここが2号店で、他に支店はない。つけ麺専門店として開店したが、もちろん普通のラーメンもある。入口壁面に小麦粉の袋をディスプレイし、自家製麺をアピールしている。
国産小麦の全粒粉だというつけ麺は、やや黒みがかっている。加水率やや高めの太麺ストレート。コシがある。麺としてはかなりうまい。
つけ汁は、しょうゆ、塩、みそ、カレー味から選べる。しょうゆ味は濃厚豚骨しょうゆ味に、魚粉を投入している。現在よくある味だが、完成度が高い。何よりこの風味豊かでコシの強い麺に合う。チャーシューもたっぷり入っている。最初はぐらぐらと煮たって運ばれてきて、迫力がある。
割スープはあらかじめテーブルにセットしてある。
 気迫を感じるつけ麺だ。山菜の茹でこごめをつけてくれるあたり、温かな人柄も感じる。小千谷高校のすぐそばにあり、一方通行の小路沿いで目立たない。現在の客層は地元の中高年と小千谷高校生だが、確実にリピーターを増やしている。

  • 醤油つけ麺
  • 16番全粒粉地元小麦太麺
  • 割りスープ

もっと見る

2位

まっくうしゃ (白山、関屋 / ラーメン、つけ麺、餃子)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/06訪問 2013/06/12

塩ラーメン好きに朗報、つけ麺もね

2013年6月 つけめん \700
 たまには列に並んでみようかという気になり、土曜の昼時に来店。近くにスーパー原信があるせいか、家族連れが多い。店内待合スペースには10人程度。さらに店外で5~6人の後に並ぶ。まず店内に名前を書いてから待つシステム。待っている間に注文をとり、入店と同時にオーダーが通るようにしている。待ち客をテキパキ誘導するオペレーションによどみがない。
 15ほどで入店。オーダーはつけめん大盛り。メニューに大盛り無料とあったので。
 5分くらいで着丼。麺が太い。12番平打ち麺。白黒のごまがかかっていて、見た目がいい。加水率はやや低く、後半は麺同士がくっつきがちになる。だがその分、つけ汁とのなじみがいい。平打ちで低加水なので、歯ごたえは強くない。
 つけ汁に麺を沈めようとしたら、はしがつかえて沈まない。なんとつけ汁の中には、ぎっしりと極太メンマやチャーシューが姿をひそめていたのである。
 チャーシューは分厚く、煮豚をスライスしてからさらに焼いて香ばしさを出している。いっとうやスタイルの迫力チャーシューだ。
 メンマへの一仕事がすごい。柔らかく煮て味付けしてあり、メンマだけに八角の香り付けをしている。
 他に煮卵半分、板のり一枚。そぎ切りねぎ。
 つけ汁は濃いものの、粘り気はなく、いわゆるシャバ系。豚骨を濁らさず煮出したものに煮干しとアジ干しの出汁をきかせているらしい。たいへんにおいしい。
 食べ終わって、割りスープをコール。透明な割りスープを全投入して、つけ麺の余韻を楽しむ。おお、こうしてスープで割って飲むと、ちょっと酸味があったことに気付く。なるほどねえ。


2012年7月 「まっくうしゃ」(真喰者)  塩ラーメン\600
 「いっとうや」のネクストブランド店だがここの塩ラーメンは「いっとうや」とは全く違うコンセプトのイケてる塩だとの情報を入手。そうなるとすぐにも駆けつけたいのだが、大事な予定が入っていて土曜の変な時間にしか行けない。食べログで確かめると、通し営業。よし、ラッキー。
 まだ新店のたたずまい。券売機はなく、おしぼりとお冷やが運ばれる。
 塩ラーメンは、深い丼で提供される。エビの鮮烈な香り。スープでもエビが主張する。とんこつベースのスープか、白濁しているが決して濃くはない。結構サラッとしている。鯛のだしはちょっと判別できなかった。生臭さは全くない。このスープ、私は好きだな。
 麺は16番ストレート太麺。加水率やや高め。スープとのバランスが適度。こってりでもあっさりでもない。スープが旨いので麺の存在が弱くなりがちなのだが、ストレート太麺であまりスープを拾わない分、麺としての主張をしている。イケてます。
 チャーシューは「いっとうや」同様の分厚い一枚。誰をも満足させるボリューム。しかも柔らかふるふるタイプ。
 煮卵半分、板状の個性派メンマ2枚。板のり1枚、刻みねぎ、干しアミえび。
 このあと家族には素知らぬ顔で夕食を食べようと思っていたのでスープを半分残そうと思っていたのだが、気がついたら完食。いや当然です。こんなスープ残したらバチが当たります。
 これで\600。感謝の念すら浮かびます。

  • つけ麺
  • 麺アップ
  • つけ汁

もっと見る

3位

小林そば屋 (押切 / ラーメン、そば、食堂)

2回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/07訪問 2017/03/06

ツボを外すと台無し

2017年3月 「天ぷらラーメン」 650円
 こちら、ラーメンとチャーシューメンだけが奇跡のようにおいしい食堂だ。その他のメニューを2~3食べてみたが、いたって普通である。タンメンも、どうってことはなかった。なのに、ラーメンだけは抜群に旨いのだ。
 実は今回の「天ぷらラーメン」も、過去に食べたことがある。天ぷらの衣のせいで味のバランスが崩れ、残念な味だった。だが、今回メニューの二番手に昇格しているし、写真も以前とは違っていたので、何か改良されたのかもしれないと思い、再びオーダーしてみた。
 結果は、全く以前と変わらなかった。ここのラーメンは、比較的薄味にまとめられ、柔らかな豚骨煮だし(透明系)スープに魚介の風味がマッチした逸品である。それなのに、そこにエビ天が入り、コロモの油で風味を遠く押しやってしまっている。ただの薄いスープにしか感じられなくなるのだ。天ぷらを入れるなら、そば・うどんのつゆのように醤油味を強くし、全体に濃い味にしないと合わない。すっきりバランスのとれたラーメンスープが台無しである。
 苦笑しながら完食した。やはりラーメンにするべきだった。麺は20番細麺。

2013年7月 ラーメン\500
 今日は久しぶりにすっきりしょうゆ味の小林そば屋さんへ。ラーメンのついでに餃子も注文した。ギョウザは450円。
 20番細麺で、加水率やや高めの手もみ縮れ麺。やや柔らかめな口あたりだが、しなやかなコシがある。
 スープは絶妙。やや薄味気味なのだが、ほんの少し物足りなさを感じるせいで、すぐに次の一口を食べたくなる。5~6年前にスープとタレを変えたのだが、サバ節を鰹節中心の組み立てにした。それに合わせて、薄口醤油から濃い口しょうゆのタレに変更している。だからスープの色は濃いが、味は上品な薄味である。このギリギリの味の見切りがすごい。
 途中でギョウザを食べてしまうと、タレの塩味のために舌が麻痺して、しばらくラーメンの味がしないくらいである。
 ラーメンは、一口食べたら一気に食べきりたい。麺は意外に多い。チャーシューもスープと同じ味で、適度に油の抜けたあっさり煮豚タイプ。
 これで500円。行列ができないのは、目立たない場所にあるからだ。これからも大切な隠れ家店としてひいきにしていく。

2011年6月
 中越地区では珍しいくらいの細麺。加水率は平均的。
 たれはたまりしょうゆベースか。したがってスープはそばつゆを薄めたような色。獣系のだしをすっきりと取り、節系の魚介だしを強めに取っている。絶妙な味のバランスに感心する。
 多くの人気ラーメン店とはコンセプトが正反対である。旨さを演出するために足し算で押すのではない。素材のおいしさを引き出すために、あえて引き算する手法である。うま味調味料の影すら感じさせず、しかもラーメンとしてすっきりとおいしい。
 チャーシューは適度な厚みの2枚、なると、メンマ、板のり、ねぎとシンプルでオーソドックスなトッピング。王道の支那そばである。
 ご近所居酒屋としての存在も兼ねているお店だけに、メニューは裏表びっしり書かれている。このお店、すべての料理が絶品というわけではない。中にはハズレかと思うものもあった。だが、何度食べてもこのラーメンだけは間違いない。5~6年前に一度たれとスープをかなり変更した。以前強く感じたサバ節の風味が感じられなくなった。アレルギーのある客への配慮かもしれない。味は変わったが旨さの度合いは変わらない。

  • 天ぷらラーメン
  • 麺
  • ラーメン

もっと見る

4位

金澤旬料理 八兆屋 駅の蔵 金沢駅店 (金沢、北鉄金沢、七ツ屋 / 日本料理、居酒屋、郷土料理)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2013/03訪問 2013/04/06

カニみそ甲羅焼きにいしる焼き

2013年3月

 駅ビルの三階で、個室スタイルでくつろげる居酒屋。八兆屋の系列だが、姉妹店のような存在らしい。
 natchan72さんのレビューに刺激されてガスえびを狙っていたのだが、入荷がなかったとのこと。南蛮エビより一段甘いガスえび、仕方ない。もともと水揚げの安定していないエビだ。あきらめが肝心。では、お通しがわりに「加賀レンコンのきんぴら」。それから「お刺身三点盛り」に萬歳楽の吟醸を冷酒で892円。「カニみそ甲羅焼き」もね。
 飲み物が届くと、すかさずレンコンのきんぴらが来る。ほら、狙い通り。お刺身はブリと南蛮エビとカジキ。カジキにはおぼろ昆布が巻いてある。ニクイね、どうも。
 主役のカニみそ甲羅焼き到着。997円。こいつが値段も一番高い。これだけは三人メンバーが一人一つずつオーダー。人数分無いとけんかになっちゃうからね。
 料理が着いたタイミングで、すかさず冷酒の加賀鶴・純米吟醸を追加。今日のおススメから「つぼ鯛のいしる焼き639円」「豚と筍の塩だれ炒め」をオーダー。
 カニみそ甲羅焼きのミニこんろに点火して、ほどなく完成。追加の酒も到着。旨い!思わず大声が出る。
 おや、加賀鶴が予想を超えて旨い。
 「つぼ鯛のいしる焼き」もバカウマ。イカの内臓で作る魚醤「いしる」は能登半島独特のものだ。これにつけて焼くいしる焼きは、青魚や磯魚のクセを力強い香ばしさに変えてくれる。つぼ鯛は脂がギトギトで身がふっくら、皮がモチモチでいうことなし。大根おろしに加えて、フキ味噌を添えるなんてあーた、百点。
 「生麩の田楽598円」「菜の花入りコロッケ556円」超辛口の加賀鳶・山廃純米を追加。
 加賀麩も伝統食の一つ。よもぎ、ごま、ゆずなどの変わり生麩が五種類。
 「筍エビしんじょ蒸し」「温野菜蒸し」と焼酎「能登ちょんがりぶし493円」をロックで注文しておしまい。
 テンポよく食べて飲んで、一人6000円弱。今回はみんなほぼ均等に飲んで食べたな。

  • カニみそ甲羅焼き
  • 一人用コンロで
  • こうなる

もっと見る

5位

麺屋 陣丸 (宮内、長岡 / ラーメン、つけ麺)

2回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2020/12訪問 2020/12/17

容赦なくブシ!

2020年12月
「ぶし醤油ラーメン 税込720円」
 14番極太麺で、角がくっきりしたタイプ。加水率は高く、少し表面に透明感がある。打ちたてうどんのように歯をはじき返す弾力がありながらツルツルとした舌ざわり。
 スープはもうわかりやすいまでにブシ系の旨みたっぷり。というか、直接粉末が投入されている。宗田節がメインかなあ。醤油だれに濃すぎない白湯スープ、そして大量のブシ粉、香味油。食べ進むと、丼のふちにブシ粉がへばりついている。
 分かりやすい旨さだ。麺もスープもド直球。
2013年8月  鶏塩らーめん\750
 券売機は相変わらず千円札を何度も吐き出す。三度目でようやく認識。苦笑する。
鶏塩らーめん750円。
 4人テーブルに2人だったりはするが、カウンターに座るとちょうど満席。大盛り無料サービスだが、辞退した。
 15分ほど待って着丼。大き目の丼。煮卵、キクラゲ、メンマ、水菜、刻みねぎに分厚いチャーシュー2枚。チャーシューは熱でねっとりほぐれるタイプ。きくらげのぶりんぶりんした食感が楽しい。乾燥キクラゲじゃなくて生かな。
 麺の存在感がすごい。16番太麺ストレート。角がくっきりしたタイプ。無かんすいで、うどんのようなかみごたえがある。しっかりモグモグかむし、お腹にずしんと来る。
 スープはいわゆるチーパイタン。魚介系だしはないようだ。どっしりした旨みをたたえながらも、しつこくない。
 いやー、満腹。大盛りなんかにしたら大変なことになるところだった。


2011年10月
 券売機でしょうゆラーメンを買う。
 濃い口しょうゆだれをやや多めにし、チーパイタンベースのスープで割って魚粉を投入したのじゃないかな。見た目は真っ黒でインパクト大。
 鰹節主体の魚粉は、風味を増すだけじゃなくて、太麺にスープを絡ませる役もこなしている。
 麺は16番くらいの太麺ストレート。加水率は平均的。もぐもぐ食べる感じがあって、小麦の甘さを感じる。うどんに近い食感。
 メンマは極太で食感がいいアクセントになっている。チャーシューは太めの短冊になり、麺と一緒に食べやすい。乱切り玉ねぎが、濃いめのスープによくなじむ。あとは板のり一枚。
 少しずつ形を変えてきた陣丸のラーメンは、ますます個性が輝きを増している。

  • ぶし醤油ラーメン
  • 14番極太麺
  • スープ

もっと見る

6位

麺や 真登 (長岡 / ラーメン、つけ麺)

10回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ¥1,000~¥1,999

2024/03訪問 2024/03/25

一時は日本中を席巻した豚骨魚介系醤油をあえて提供

2024年3月
「麺濃厚醤油ラーメン」 1,080円
 塩ラーメンとつけ麺で有名なお店の、濃厚醤油ラーメンを食べに参りました。平日昼、満席とほぼ満席の状態を行ったり来たりしている感じの客入り。他客のオーダーは、やはり一番人気の「薫る塩」のようだ。
 濃厚醬油ラーメンは、ガチガチの魚介系豚骨醤油ラーメン。こういうのが流行したのは10年前って感じかな。今やこの手のタイプは、他にはだるまやグループの万人家とかしか思いつかない。そういうメニューをあえて出しているのが面白い。しかも、魚介風味も乳化豚骨スープも、コッテコテのドロドロ。塩味も強い。日常系のラーメンじゃなくて、イベント系のラーメンだ。たまに食べると満足度の高い一品。二日続けて食べるとなるときつい。そういうタイプ。店主の狙いもそういう位置づけなんだろうなあ。
 14番極太麺が、全く目立たない強いスープ。チャーシューも分厚く、どこをとってもゴリゴリのマッチョ・タイプのラーメンだ。スープだけになったら、割りスープが欲しいくらいのネトネトのスープ。しかしこれが旨い。健康には良くなさそう、と思いながら全部レンゲですくってしまった。
 ううーむ、満足。
2023年5月
「濃厚海老豚骨つけ麺 1,000円」
 10か月ぶりに、こちらの塩でも頂こうかなと来店してみると、限定のつけ麺があった。今日は今年初の真夏日になったことだし、つけ麺いいねえ、と券売機前でニヤリ。平日の開店間もない時間帯だが、先客4名。さすが人気店ですナ。
 カウンター席でメールチェックなんぞをしていると着丼。近くに運ばれてきた時点から、すでに強めに海老風味が香っていた。こりゃ旨い事疑いなし。
 つけ汁は熱々で麺は冷たい冷や熱仕様。一口目をすすると、豚骨白湯のどっしりとした旨みの上に、更にマウントをとってくる最強クラスのエビ風味。殻の味と身の味と海老味噌の味が強風波浪警報発令レベルで襲来する。こりゃタマランわ、とワシワシ夢中でむさぼることしばし。
麺は平打ち太麺14番かなあ。プリプリの食感。麺も具もすっかり食べ終えたら、手を挙げて割りスープのコール。特にどこにも何も書いてないが、割りスープサービスがなければあきらめるだけのこと。聞いてみるのに問題はない。「割りスープもらえますか?」
もちろんにこやかに提供された。ただ、コーヒーについてくるミルクピッチャーくらいの大きさなので、どんぶりの方につけ汁と濃度バランスを考えて〆の割りスープを作る感じになる。すると、なんだよつけ汁にエビのプリプリした身がプカプカいくつも浮いているじゃないの。これを残さずすくい取り、〆の一杯を飲み干して、大いに満足いたしました。
2022年7月
「冷やし担々麺(期間限定) 980円」
 券売機で期間限定麺を確かめると、冷やし担々麺。ん、これだな、と購入したが、×になって購入できない隣のボタンに「蟹のつけ麺」とあった。あちゃー、前回はこれが限定麺だったのか。食べてみたかったなあ。
 さて、冷やし担々麺、キリリと冷えている。22番極細麺だと思うんだけど、やや低加水気味の麺を冷やすと、ザクザクした食感になるんだね。ちょっと蕎麦みたい。荒く叩いた豚肉の肉みそと固くしまった麺をもぐもぐ噛んでいると、いつもより満腹感が増す。いつもはラーメンなんて、あんまりかまないから。
 そして、食べている時はそれほど辛く感じなかったが、食べ終わってもしばらく口の中がひりひりしていた。冷たいと辛さの感じ方も変わるのだね。
2022年1月
「濃厚担々麺(赤) 970円」
 不定期にメニューに登場する担々麺が券売機にあったので購入。カウンター席で「赤」とコール。白赤黒のどれかを選ぶシステムだ。
 麺は14番極太麺。歯ごたえのある密度の高い麺だ。スープは、白湯ベースのこってりタイプ、いわゆるドロ系。ザーサイの酸味や何かの苦味が加わっていて、五味のバランスを調えている。味が単調にならず、食べ飽きない。お見事、旨い。上越の龍馬軒、新潟のかなみ屋に引けを取らない完成度の高さだ。
 この店に来て、がっかりしたことは一度もない。
020年11月
「香る塩ラーメン 税込780円」
 昼は常に行列だったこちら。周囲に新店がたくさんでき、今ではほとんど待つことなく入りやすくなった。既にベテラン店となったため、オペレーションがスムーズで客回転が速いのも、行列にならない理由の一つ。
 看板メニューの一つ「薫る塩ラーメン」を券売機で購入。客層はやや若め。ファミリー層が少ない。小あがりの無いせいかもしれない。
 香る塩、安定の旨さ。海老の香味油で適度にこってりしている。スープそのものはあっさり目で、22番極細ストレート麺がするするとススム。低温調理のチャーシューは、しっかりした存在感があって、ゆっくり味わえる。
 こちら、人気絶頂時から批判意見もあり、レアチャーシューが口に合わないとか、麺の食感が気に入らないとか、海苔が板のりで貧乏くさいとか(←これは私デス)言われてきたが、今日まで全く変えずに同じラーメンで貫いてきた。海老の香味油でコクが増したが、それは店主の考えで変えたものだ。頑固というか信念を曲げないというか、全くたいしたもんだぜ。
2020年5月
「鶏だし醤油ラーメン 税込750円」
 新型コロナ対策として、席数を減らし、全体にスペースをゆったりとった配置に変えた。また、各席にアルコール消毒液のポンプを設置。
 このメニューは6年ぶりに食べる。和風に傾いた旨口醤油スープ。相変わらず黒焦げクルトンが面白い。焦がしネギの香味もあるが、黒焦げクルトンで鶏の臭みを取っているのかも。「祥気」の鶏そばとはまた違うアプローチで鶏だしの極上醤油スープを仕上げている。
 麺はゴワゴワした食感で、推定加水率30%の22番極細麺。これはこれで旨いんだなあ。
2019年7月
 つけ汁は、豚骨白湯スープベースだと思う。そこにイワシ煮干しや節系の強い魚介風味があり、ねっとりした中に少しざらつきのある感じ。実際、麺をつけると粉のようなものが付着する。醤油だれも力強い。
 チャーシューが煮豚風になり、塩味がしっかりついている。糸唐辛子やネギ、ゆず皮、メンマといったトッピングもあるが、麺とつけ汁の存在感がすごく、ほんの添え物だ。
 麺は16番太麺。非常に強いコシがあり、小麦の旨さもしっかり感じる。強いつけダレと五分に渡り合うだけのポテンシャルの高い麺だ。
 割りスープを頼んだら、コーヒーにつけるミルクみたいなのが出てきた。しょうがないからレンゲ上で薄めながら頂いた。半分くらいしか飲めなかったが、まあこっちの方が塩分とり過ぎないでいいかもね。
 麺、つけ汁に注力したレベルの高いつけ麺。価格もリーズナブル。

2018年10月 香る塩ラーメン 750円
 22番極細麺。角のしっかりした無かん水麺で、推定加水率30%のやや低加水タイプ。
スープは、エビが薫る。アミエビのから揚げがきいてるね。開店当初はゆずが薫ってたんだが、味も少しずつ変化してきたんだなあ。店主も、開店当時は渋谷系?みたいなかわいらしい青年だったのに、今や先鋭Rockerっぽいごつい感じになったしね。(笑)
 変わらないのは、相変わらず抜群に旨いってことだね。このスープ飲むと、体にいいような気さえしてくる。白湯化せず、油にも頼らず、深い重層的な旨みをたたえたスープ。一級品だね。

2017年7月  担々麺・黒 750円
 平日の開店直後に訪問。11:05に二番入店。しかし3人ばかりの後客が急ぎ足で続く。熱心な固定客がいるなあ。おっと、他人のことは言えないか。
 券売機の前に立ち、今日は「担々麺」750円と決める。カウンターに案内され、中盛り無料サービスで黒をオーダー。黒はマー油入り、赤はラー油入りで、どちらかを選べる。辛い物好きは赤だね。マー油とは、ニンニク焦がし油のこと。
 目の前に置かれただけで、花椒の香りがする。麺は16番太麺、加水率やや高し。つけ麺の麺と同じ感じ。スープはどろどろのタイプ。乳化豚骨にゴマペーストを加えたか。中国山椒、花椒のしびれる辛さが適度にきいているが、カプサイシン系の唐辛子タイプの辛味が少ないから食べやすい。豚ひき肉も、機械でミンチしたのとは違って肉の粒が不揃いで、食感が柔らかい。総じて担々麺を看板とする店レベルの味だ。非常に旨い。
 この店の面白いのは、BGMで無意識に客を選んでいることだ。ラジオでは絶対かからないような先鋭的なマイナー・ロックを流している。サザンやいきものがかりを聞くような常識的な感性である大多数の客層には、心地よくないはずだ。多くの客は、居心地悪さを我慢してラーメンの味をとるか、もう来ないかだ。こういう先鋭的ロックに好感を持つような者は概してひねくれものだ。ゆえにこの店は、私のようなひねくれものを呼び寄せる。
だが、これでいい。店主はまだ若い。ここは店主の城だ。長くこの仕事を続けていくには、店を店主にとって気分のいい環境にすることが大切である。お客が来なくなったら考え直せばいいのだが、まあこれだけの味だ。客足が遠のくことはなかろう。店主は、ロックも好きだが、ラーメン屋のおやじであることにも誇りを持っている。そうでなきゃこの味は出ない。

2016年6月 「煮卵入り濃厚醤油ラーメン」\880
 夕方に利用。夕方は比較的すいているので待たなくてもいい。こんなに旨いラーメン店に待たずに入れるなんて、ありがたやありがたや。きょうは未食の「濃厚醤油ラーメン」にしよう。
 BGMは椎名林檎。たぶん店主としてはもっと尖ったマイナーロックをかけたいんだろうけど、お客が嫌がらないようにメジャーなところで我慢してるんだろうなあ、えらいぞ。ま、ラーメン食べながら『凛として時雨』やNOVEMBERSなんて誰も聴きたくないだろうしなあ。ましてや自主製作CDなんて…。
 おっと、話がそれた。ラーメン屋に来てたんだった。着丼した一杯は、濃厚醤油ラーメンというイメージそのまま。醤油だれを中程度の乳化豚骨スープで割り、いわゆる魚粉を投入したもの。これがもう間違いなく旨いのだ。個性的な工夫を何らしていない感じなのに、旨い。一味突き抜けて旨いのだ。麺はやや平打ちの16番太麺。多加水タイプ。
 この店は、塩ラーメンで有名である。つけ麺も個性的ですごく旨い。だが、オーソドックスな濃厚醤油ラーメンにさえ、サムシングがある。ここの店主は、まれに見るラーメンの才能をもっている。石神秀行に食べてもらいたい。

2015年7月
 移転後の「薫る塩ラーメン」を食べに来ました。700円、サービスで中盛。
 むむ、香味油が効いてスープのこってり感が強くなった気がする。これで麺とのバランスが取れた。水菜トッピングはなくなり、代わりにたっぷりの白髪ねぎが盛られている。これです、これです。低加水の麺とバッチリの相性じゃないですか。進化してますねえ、開発当時よりずっとおいしくなっています。
 個性的で全国レベルのおいしさだと思います。

2014年10月15日(水) 20:15「麺や 真登」鶏だし醤油ラーメン \680
 移転後初めて、平日の夕方に訪問。土日の昼はいつも行列なので、すいている時間帯をねらった。券売機で「鶏だし醤油ラーメン680円」を買う。
 店内は6割の入り。30代あたりの客が多い。椅子の高さは適当だし、荷物入れのカゴも提供される。移転前より断然いいぞ。大体店内が倍の広さになった。雨風をしのぐ行列待合スペースも作ってある。
 予想より早く着丼。なるほど、22番極細麺だもんね。早ゆでのはずだ。加水率の低いストレート麺。ちょっとゴワゴワした感じの麺だ。
 スープの一口目がバカウマ。鶏の鍋のスープが凝縮した感じ。結構こってりした感じは、香味油のせいか。白絞油かオリーブオイルのような植物系の食用油がベースだと思う。こってり感はあるが重くない。鶏だし、香味油、ほんのりした魚介の旨みを醤油だれで一つの味にまとめている。
 麺とスープのマッチングがいい。黒い四角い粒は、焦がしクルトンか?初めて見る手法だなあ。これだけ食べると苦いが、スープに浮かんでいると程よい薫香をプラスするのだ。
 メンマは味付けして柔らかく丁寧に仕上げてある。他にカイワレ、板のり、白髪ねぎ、糸唐辛子。見た目に繊細な感じがする。
 チャーシューは生ハムのような独特の食感。
オリジナリティーたっぷりで、なにより旨い。この店は本物だあ。

2013年9月 つけ麺 \750
 以前塩つけ麺を食べ、それもおいしかったが、隣席の太麺のつけ麺がおいしそうで、いずれ食べたいと思っていた。お店は徐々に人気が出てきたが、今年に入って爆発的にブレイクし、大行列店になってしまった。
 行こう行こうと思いながらも行列を見て断念していたが、もう1年以上たつ。そろそろ行っとかないと行列が長くなるばかりだと思い、20分並んでつけ麺を食べた。
 隣の理容店に迷惑をかけないようにする行列整理も堂に入ったもの。すっかり人気店として成長している。先に券売機で券を買ってから列に並ぶ。
 つけ麺は普通盛りと中盛を選べる。二日酔いなので普通盛り。
 店内にはマキシマム・ザ・ホルモンが流れていた。店頭にも素人バンドのメンバー募集などが告知されている。店主、若いんだなあ。荷物入れの籠がサーブされ、サービスも上々。ただ、椅子が高すぎるよなあ。
 つけ麺運ばれてくる。これこれ、これだよ。この麺を食べたかったのだ。盛り方も美しい。ハムみたいな真空調理法のチャーシュー、私は好きだね。
 つけダレは熱々。中にメンマと、サイコロ状のチャーシューが沈んでいる。チーパイタン風の濃いスープに魚粉系の旨みが加わり、刻みゆず皮がほろ苦くさわやかで、これは旨い。太麺をつけ、ずずっと頬張ればもう無我夢中で食べきるまで無言。中盛でもよかったな。
 女性の一人客がちらほらいて、人気が本物だと感じた。女性が一人でおいしいパスタを食べる感覚で並んでいるのだ。店主が若くてしゅっとしてて男前なのも関係あるかな。

2012年5月 「薫る塩ラーメン」 \680
 塩つけ麺にした時はあんなにおいしかったのに、そのまま塩ラーメンにしたら、ちょっと残念なことになっていた。
 まず、麺の主張が強すぎる。20番くらいのストレート細麺なのだが、無かんすいだろう。十割そばが少しぼそぼそするように、粘りの弱いビーフンっぽい麺なのだ。汁麺にすると、スープになじまず食感も悪い。
 スープはどちらかというと濃厚な部類に入る。スープとして十分においしい。鶏とホタテの旨みがしつこくない程度に凝縮されていた。だが、もう少し麺にからむひと工夫がほしかった。わかめや昆布の粘り成分とか、ありがちだが背脂とか。
 具がまたうるさい。ねぎたっぷりと干しアミエビの香りはいい。だが、しょうゆ味のメンマはいかがなものか。しかも多すぎる。この塩ラーメンのバランスを崩している。それから水菜のくきが邪魔だった。シャキシャキした食感が強すぎて、落ち着いて麺とスープを楽しめない。
 味付け海苔の流用は、見た目を安っぽくしている。 … ダメ出しばかりでスイマセン。
 真空調理法だというハムっぽいチャーシューは、歯ごたえがあって個性的で素敵。でもこれも好き嫌いが分かれるところ。

2011年8月
 しょうゆつけ麺は太麺、塩つけ麺は細麺。普通盛りと中盛は同額サービスとなる。太麺がおいしそうだが、1日8食限定という魅力に負け、限定麺「ゆずの香りの塩つけ麺」\800を注文した。券売機では「限定麺B」という食券を買うことになる。
 カウンターの椅子が高くて居心地が悪いが、旧喰拳といい、上越市のGOGO宝来軒といい、どうも新規でおしゃれな感じにしたお店はこういう椅子になるようだ。まあ当方にとってはラーメンがおいしければどうでもいいことだが。
 近頃人気店である。つけ麺がうまいと口コミで広まっている。土日の昼は券売機の前に人が並んでいるのを見る。昨年までは「中華天天」、その前は「麺屋つかさ」、もっと古くは「角ちゃんラーメン」だった店舗だが、この場所にあったラーメン屋としては歴代1位の客入りである。 
 期待して待っていると、来ました限定塩つけ麺。ゆるめに縮れた細麺。加水率は低め。無かんすい。白髪ねぎと糸唐辛子、板のり、水菜の茎とチャーシューをトッピングして、見た目がきれいだ。ゆずこしょうをどんぶりの縁にひと絞りしてある。
 熱いつけ汁はしっかりした塩味。だが塩味がとがっていない。確かにゆずの風味がする。酸味はない。獣系のだしでシンプルに調えた感じた。中にメンマが数本入っている。
 刻みねぎ、水菜の葉の微塵切りが浮かび、見た目さわやか。一味唐辛子でピリッと辛い。
 一口食べると、旨い。小麦の風味が広がる。むぐむぐと麺を食べている実感が強い。細麺なのに、つけ汁に負けない。麺自体もよくつけ汁を拾うが、白髪ねぎや、つけ汁中のメンマが麺に塩味をまとわらせる役目をする。
 チャーシューは単なる煮豚とは違う独特のもっちりした仕上がり。濱之家のチャーシューを厚くした感じ。
 ゆずこしょうを溶くと、辛みが増す。ゆずの風味はむしろ減退。もともとのつけ汁にそれだけしっかりゆず風味が効いているのだ。もちろん割りスープを快く足してくれる。
 充実の限定麺である。
 隣の人が食べていたつけ麺用の太麺がめっちゃおいしそうだった。うう、次はこれだな。

  • 濃厚醤油ラーメン
  • 14番極太麺
  • 強力スープ

もっと見る

7位

麺屋のばな (六日町 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/09訪問 2013/09/09

超個性的な和風ラーメン

2013年9月 みそラーメン \600

 六日町駅の、いわゆる駅裏にある。
 店主は職人タイプの性格である。職人気質だから、少々ぶっきらぼうである。そして商売っ気がない。それに独自の美学があるようだ。声高に主張しない。店内の装飾はシンプル。清潔に丁寧に店内を整えている。「ラーメン」なんて赤い幟を絶対に店先に立てたりしない。
 ラーメンは独学で型破りだ。ラーメンというカテゴリーをややはみ出しかけているような麺料理である。凄く面白い。ここのラーメンを食べると、ラーメンである必要条件は何だろうなどと考え込んでしまう。ラーメンマニアには是非一度食べていただきたい。上越線の駅すぐ裏にあるので、他県の方にも利用しやすいのではないだろうか。他県から食べに来ていただくだけの価値のある店である。
 特に何の告知もないが、自家製麺である。16番平打ち麺。低加水で縮れている。かん水も使っているという。ややうどんに近い食感だ。やや小さめの深鉢どんぶりに、たっぷり入っている。
 特に何のアピールもないが、旨み調味料は使っていない。やや和風に傾いたスープだが、しっかりと旨みがある。味噌の味もきちんと主役になっている。キクラゲ、メンマ、ゆでホウレン草、刻みねぎ。
 厚切りのチャーシュー2枚がまことに旨い。しょうゆ、塩、味噌らーめんがいずれも600円。一番人気は塩ラーメン。我々の知るラーメンに最も近いのが塩ラーメンだからかな。

  • みそラーメン
  • あちゃー、お約束のピンボケ
  • スープ

もっと見る

8位

もつ焼 多しろ (長岡 / 居酒屋、焼酎バー、もつ焼き)

2回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2017/11訪問 2017/11/23

ちょっと一杯・実践編

2017年11月1 1000円弱
 しばらく前から、多しろのもつ煮を食べたくなっていた。5時過ぎ、ちょうど長岡駅近くにいたので、急ぎ足でお店へ。
 もつ煮と焼酎お湯割りをオーダー。あー、もつ煮、これこれ。野菜なんかなくてモツばっかりギッシリ。でもかつおだしのスープで仕上げるからあっさりしてるんだよね。ごち、さーて、あとは家で豆菓子でも食べながら飲み直しだ。

2013年11月 17:30「もつ焼き 多しろ」
長岡市台町1-7-40
 長岡バル街で入店した際、雰囲気の良さにリピートを心に誓って2か月。ようやく実現しました。開店間もない時間に入店し、何はともあれホッピーだ!
 いくつかのもつ焼きメニューをオーダーし、つきだし代わりにマカロニサラダをオーダー。もつ焼きの煙が上がり出し、実にいい感じ。
 マカロニサラダはチーズが全体にまわって濃厚な味。ホッピーがぐんぐん進む。はやくもタン元焼きあがる。やわらかながらさくっと噛み切れる歯ごたえがたまらない。細かく包丁を入れた一仕事に拍手。
 続いて、ハツとカシラ。ハツのプリッとした食感がいい。ハツ独特のくさみが全然ないぞ。こりゃうまい。カシラは脂ののった肉の旨さを味わえる。からしをたっぷりつけると、鼻にツンと刺激。たまらんぞ、焼酎ロックだ!
 つくねは、まるでミニハンバーグ。タレの味は控えめにして、鶏肉の旨さが湧き上がる旨さ。ぐいっと二杯目の焼酎ロックを飲み干して、早めの切り上げ。ご常連の皆さんに席を開けとくとしましょう。いやー、想像通りおいしかった。
 お会計で、お値段の安さにも満足。


2013年9月7日(土) 19:00 「もつ焼き 多しろ」
 長岡バル街で来店。後ろ二組目でピンチョスのもつ煮が終了。うわー、ぎりぎりセーフ。ホッピーで乾杯!もつ煮旨い。豆腐もこんにゃくも一切入っていないんだね。しかもこれ、もつ煮を盛ってから別に作っただし汁をかけてるよ。昆布とかつおですっきりとおいしい出汁に、しっかり煮込んで味のしみたもつが浸って、もう旨いのなんの。これがプロのもつ煮だね。
 安くてうまくて人の集まるお店。一度来たかったんだけど、この機会に来れて良かった。今度は本格的に飲みに来なくては。

  • もつ煮込み
  • 焼酎お湯割り
  • タン元

もっと見る

9位

福桝 (小千谷 / そば)

2回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2020/10訪問 2020/10/05

秋の好日

2020年10月
「手振り7ヶ盛り 税込650円」
 ふらふらと小千谷方面へドライブに出た。休耕田に白いそばの花が咲いているのを見て、ああ、蕎麦でも頂くか、とこちらへ。食べログアップは7年ぶりだが、確か2年前にも来ていたはず。
 少し郊外にあり、適度ににぎわう小千谷ふのり蕎麦の店。時勢に合わせてほどほどの営業を心掛けていると見え、昼のピークを過ぎると天ぷらは品切れになる。で、サービスで天かすが付く。7ヶ盛りをすすりながら、天かすで十分だと思う。値段も激安チェーンの丼なみ。
 蕎麦湯で改めて味わうと、ここのつゆはずいぶんと甘い。七味を入れてキリッとさせ、飲み干した。満足。家族客でごったがえす大箱の店とは違って、静かに落ち着いたたたずまいが好ましい。
2013年8月「福桝」もりそば\550

 小千谷に広がる「魚沼コシヒカリ(小千谷市もこのブランドに入る)」の田園地帯に、福桝の店舗がある。創業の場所からは移転したのだが、ロケーションとしてはとてもいい。水田の中にたたずむだけで、庭もアプローチも必要なくなる。福桝さんは、小千谷では「須坂屋」あたりと並ぶ三番人気のお店である。ちなみに小千谷の人気ツートップは、「わたや」と「角屋」。
 数人分をもりつけた「へぎそば」が人気だが、一人なのでもりそばをいただく。盛り付けだけの違いである。550円。値段としても日常食である。
 薬味はわさびとねぎ。卓上には七味唐辛子とすっていない白ごまがある。
 そばが細い。ラーメンでいうと20番くらいか。細いがコシがしっかりしている。ご存知ふのりつなぎの小千谷そばだ。
 つゆは鰹だしで、塩分がひかえめ。かえしのみりんが強い。だからつゆにどっぷりつけても、そばの風味を殺さない。そばの方にわさびをつけ、作法通り2/3ほどつゆにつけてすするとまことに具合が良い。この時期なので香りは弱いが、食感、味を十分楽しめる。麺の量もたっぷりある。
 そば湯で〆て、ごちそうさまでした。

  • 手振り7ヶ盛り
  • いただきます
  • そば湯

もっと見る

10位

オーシャンテラス 新産店 (長岡市その他 / ハワイ料理、アメリカ料理)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2015/06訪問 2015/06/24

パスタも旨いしロコモコも

2015年6月 ロコモコオムライス\930
 麺の気分ではなかったので、ロコモコメニューからチョイス。でも遅い夕飯なので、肉少なめのメニューにしようと、ロコモコオムライス。
 まずはお通しのように名物ガーリックポテトが届く。これを食べていると料理を待つ間を短く感じるんだよね。ナイスなサービス。
 ロコモコオムライスは、白飯にゆるめの卵焼きを乗せ、サラダ風野菜を少々載せ、ドミグラスソースを周囲にたっぷり回しかけ、粉チーズを振りかけたどんぶり。卵ごとご飯を崩して、野菜も混ぜていただいちゃう。うーん、これでご飯がケチャップライスだとくどいので、白飯で正解。ロコモコ丼シリーズの魅力は、こうして一つの丼にオールインワンになっていて、ぐちゃぐちゃに混ぜていただいちゃえるところだな。
 ガーリックポテトと合わせたら結構ハイカロリーなんだろうな。ごちそうさまでした。

2013年10月 「シシリアン」\950
 トマトソースの麺が食べたくなった。一人で広いテーブル席だと寂しいんだよなあ、と覚悟していると、カウンター席もありますと案内された。一人だとカウンターが落ち着くね。よかった。シシリアンを注文して、ガーリックブレッドをガーリックポテトに変更したら、のんびり読書。津村記久子の「これからお祈りに行きます」。
 あっという間にガーリックポテト到着。濃いめの塩味とガーリック風味。熱く太くカットしてあって、カリカリの外側をかじると、トロッとクリーミーな内側。パサパサしてない。おいしいな、コレ。
 シシリアン登場。乾麺のゆであげ。ニンニクの風味がスゴイ。生ニンニクのすりおろしも入っている感じ。ちょっとピリッとする。トマトソースは酸味と甘みのバランスがちょうどいい。これ、これですよ。これが食べたかったのよ。
 あちっ。熱々のパスタ。ふうふう冷まさないと食べられない。これって日本人好みにアレンジしている。ヨーロッパは常温が基本だもんね。
 輪切りのナスが汁気をしたたらせてグジュグジュ。まんべんなく溶けたチーズが絡まり、うーん旨い。薄切りベーコンがちらほら混じって、イノシン酸の旨みを加えている。トマトのグルタミン酸と旨さの相乗効果をもたらしている。
食べたかった味が期待通りに味わえると、深く満足するね。

2012年10月
シュリンプアラビアータ \980 
 カレーとパスタとロコモコ丼のお店。ガーリックトーストとガーリックポテトも名物。
今日はパスタ・メニューから、シュリンプアラビアータの生パスタ。パスタは黙っていれば乾麺ですが、全メニューを生パスタでもオーダーできます。
 まずはガーリックトースト登場。これも、オーダー時に選べは、ガーリックポテトにもできます。
 登場したシュリンプ・アラビアータは細麺のパスタ。乾麺のシャキッとした感じと違いますね。
 おお、トマトのソースが甘い。フルーツみたいにすごく甘い。そこにピリピリ来る辛みは、唐辛子プラス生ニンニクの辛みだ。ピリピリするけど味は甘い。何だかヴァイオレントなおいしさ。力づくの旨さ、味の組み立て。後引くなあ。
 ズッキーニ、ブロッコリー、アスパラもいいアクセントになっている。特にズッキーニがグニョグニョな食感でフルーティーに甘いトマトソースに味の濃淡をつけている。
 生パスタが甘いソースをからみつかせて、旨い。えびも、ちゃんとプリッとしている。
 全体にサラッとしていて油っこいくどさがない。

  • ロコモコオムライス
  • いただきます
  • シシリアン

もっと見る

ページの先頭へ