この口コミは、ぶいえっちえすさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数:4.2
-
¥2,000~¥2,999 / 1人
-
-
料理・味 5.0
-
|サービス 3.5
-
|雰囲気 4.0
-
|CP 4.0
-
|酒・ドリンク -
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス3.5
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.0
-
| 酒・ドリンク- ]
こんな美味しい天ぷら食べたことがない!!!
-
H26.1. メニュー
{"count_target":".js-result-ReviewImage-24130756 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-24130756","content_type":"ReviewImage","content_id":24130756,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
2014/02/08 更新
先週、私にはとても食べることのできないお店に連れて行かれるのではないかと勝手に思い込んで車内で夫をどやしつけた。
ラーメンヲタクの夫はウマイと言っているお店へ車が向かうので、あんなくっさいドロドロラーメンなんて食べたくないとゼッタイ!イヤダ!とどやしつけたのだった。
夫ははじめから、そのとても食べることのできないラーメン店ではなく、近くにあるうどん屋さんへ行くつもりだったらしく意に介してはいないようだけれど、私は思い出すたびに顔から火が出るように恥ずかしい。
そんなことがあったので、その夜は先に寝ていた夫のベッドに滑り込んだ。
夫へゴメンネの気持ちと自分自身のわだかまりを融かしたい気持ちもあったんだと思う。
ふ、ふふっ、ヨクわかないけどっ!
そんなサービスが効いていたらしい?
今日はお蕎麦を食べに連れて行ってくれると夫が言う。山形まで行くというのだ。
お蕎麦はやっぱり山形だわ!と思う。いつも夫にはそう話しているので、多分、私の気持ちを酌んでくれていると思う。
うれしかったので化粧にも服選びにも時間がかかった。
山形へは高速道路を使えば1時間あまり着く。幾度となく山形に行っているので見慣れた風景が通り過ぎていくけれど、今日は少し足早に通り過ぎていくようだ。夫の運転がいつもよりピリピリしている気がする。夫の足がいつもより強くアクセルを踏んでいるらしい。前の車を追い越すハンドル操作もいつもより急で私の体も大きく揺れる。
気付かないふりをして、ことさらにのんびり話しかけた。
「どこのお蕎麦屋さんへ行くの?」
「山形の人気店。」と、夫。
「行ったことあるー?」と訊くと黙って首を横に振りながら、去年までは山形の食べログ2位で、年が明けたら1位になってて・・・天ぷらを揚げたてで出してくれて・・・。と説明をしはじめた。しばし、言うがままにさせておいて判ったことは、その人気店の開店時間の11時半に間に合わないと混んでしまっていつ蕎麦にありつけるか不安なので急いでいるらしいというのが判った。
11時35分、無事到着。
高級そうな店構え。身なりに気を遣ってきてよかったヮ。
店内に入ると、先客が数人いる程度。(そんなに混んでないじゃない。)
靴を脱いでカウンター席に座る。そう、掘りごたつのように座る座卓のカウンターになっているのだ。
やっとのことで決めた私の注文は板天。夫は牡蠣天付き天ぷらと鴨ざるそば。
書かれた字は美しくはないけれど読みやすい筆字。それでもメニューとしては見にくい。同じ字句を何度も書いているために字間が狭まり見難いのだと思う。
これとこれは何が違うの?って理解するのに時間がかかる。
カウンター内で天ぷらを揚げているのは小父様が一人。
天ぷらの提供は一組ごと。ひととおり揚げおわると次の客に天ぷらを揚げていく。
私たちは3組目の客。その間、じっと待つ。新聞や雑誌は置いてある。
待った時間以上に天ぷらが美味しい。
一つ一つ丁寧に揚げた天ぷらは今まで食べたことのない美味しさ。
“からりと揚がった”と言う表現はこのことだったんだぁと初めて理解したような気がする。
天ぷら揚げる頃合を見計らうようにしてお蕎麦が運ばれてくる。お蕎麦はカウンター内とは別に暖簾の奥の厨房で茹で上げている。
お蕎麦も美味しい。つゆは少ししょっぱくとがった感じがするけれど私は好き。
夫の注文した鴨ざるのつゆは温かいつゆ。こちらもしょっぱいけれど鴨ダシと相まって美味しい。
損な役回りを蕎麦が受け持ってしまったよう。天ぷらが美味しすぎてお蕎麦への意識が薄れる。
揚げたての天ぷらをすぐに食べたいのでお蕎麦が後になってしまう。
すっかり満足して店を出た。
夫は少し不満顔。何故かといえば、揚げたての天ぷらでビールを飲みたかったそうだ。
それから・・・、今回、夫は写真を撮らなかった。お店の外に置かれたメニューの写真のみ。
夫が言う。
とても写真を撮る雰囲気ではなかったし、揚げたての天ぷらは写真を撮る間ももったいないくらいにすぐに食べたかったと・・・。