3回
2021/08 訪問
池袋2丁目、韓国家庭料理「自起屋」。【10th】
棲家から一番近い韓国料理店。
この店の前回レビューが約8年前。
自分自身、いかに韓国料理について素人だったかがよくわかる。
今でも、多少毛が生えたぐらいではあるのだが…。
でも、この間に、韓国には2度訪問したし、新大久保や池袋の韓国料理店にも多く足を運んだ。
その2度の訪韓で、ずいぶん印象は変わった。一番は、韓国人の友人がいたからだ。
単なる観光メシだけでなく、地元メシに寄ったモノも案内された。
さて、この店も近過ぎるが故、なかなか再訪できていなかった。
棲家から徒歩、1,2分。いろいろな情報が入ったり、目にする。
でも、緊急事態宣言下、不用不急の外出は完全に控えられなくとも、せめて最小限にとどめたいという思いから、最近は、基本的に棲家の近くでしか外食はしない。
池袋2、3丁目、西池袋1丁目ばかりである。
「ランチ・コムタン」(700円)+「ランチ・イカ炒め」(800円)+「チャンジャ」(300円) ―― 写真の通り。
厳密に言えば、ランチ・コムタンにはライスが付くのだが、イカ炒めライスを追加したので、こういうカタチでワンプレートで提供された。
昔は、よくこの店で、キムチやチャンジャなどをアテにマッコリを飲んでいた。
きっとその頃は、韓国料理を堪能するというより、飲みがメインだったので、あまり各料理の味わいについて深く考えるコトもなかったのだと思う。
今、こうして食べると、全体的になかなか美味しい。
コムタンは、塩の調味がやや強めなので、本来の好みから言えばもっと淡い感じの方が牛ダシ感をより強く感じられるんだと思う。でも、質感は伝わってくる。
韓国や新大久保の店などでは、足りなかったら、と言って、塩が別の小皿で提供されるケースがある。
牛テール、韓国春雨、長ネギ。
イカ炒め、唐辛子・コチュジャン系の味わい。やや甘さがある。
もっと辛くてもイイが、日本人寄りに調味されている感じなんだと思われる。
チャンジャ、この店のチャンジャも好きだ。
既製品かも知れないが、味と量に対するCPは良いと思う。
プレートには、ミニ野菜サラダと、ワカメの和え物、漬物が付く。
うん、美味しかった。
ごちそうさまでした。
首都ロックダウンでも、家から徒歩5分圏内とかは、許して欲しい。(笑)
あぁ、笑ったのは、きっと不謹慎であろう。
罹患者や、その家族、苦労されている医療関係者、飲食店関係者も含めて、こういうトーンで書いたらダメなんだと思う。
でも、多くの一般人も我慢した生活を送っているというのに、全く我関せずで遊びで出歩いているごく一部の人々は、一体どういう思考回路なのだろう?
と、思ってしまう。
(文責:京夏終空、2021.8.18)
(52件/3.28)
2021/08/18 更新
2013/10 訪問
池袋2丁目の韓国家庭料理「自起屋」。【10th】
夜の宴会利用や、昼のランチで何回か行っている韓国料理店。
隣に中国家庭料理店の「楊3号店」がある。向かいには、イタリアンの「オステリアサンテ」もあり、ちょっとした異文化料理エリアでもある。
こういう店に来ると、評点に迷う。普段食べ慣れていない種類の味だからだ。僕にとって韓国料理は、ある意味では、「珍味」と呼ばれるモノの類と同じだ。決してゲテモノというわけではないが、普段食べ慣れていないもの、変わったものを食べるとウマいと錯覚する傾向がある。初物に弱いつもりもないのだが、つい良いと思いがちだ。なので、10回以上の訪問を経て評点をつけてみた。
夜は、大人数で宴会利用がメイン。ビールやマッコリを飲みながら、チゲ鍋やカムジャタンの鍋を囲み、また一方ではチャプチェや専用の鉄板で焼いたサムギョプサルをつつく。
他にも多くの一品料理や、韓流ドラマなどでよく見かけるトッポギや韓国のり巻を食す。鍋や焼肉だと言ったらそれまでだが、キチンと韓国独特の味付けがなされているので、明らかに日本のそれとは別物である。
マッコリが進む料理でもあるが、調子に乗って呑み過ぎると急にクル。口当たりがイイのは特に要注意。ツレの1人はココのマッコリにハマっている。
昼は、1人や2人でランチを食べる。ただどうしてもココへ来るとマッコリを飲んでしまう。グラスマッコリもあり便利。チャンジャでツマミながらマッコリを吞む。冷麺で〆てのランチになるコトが多い。ランチメニューも豊富な種類があり、吞まなければ700円~1,000円程度で十分食べられる。
全体的にはどの料理も、日本人が食しても十分美味しく食べれる印象があり、韓国で食べたときより若干ではあるが日本風にアレンジされているのかも知れない。
あぁ、一つだけ、味とは関係ないが、サムギョプサルや冷麺を切るとき、食切バサミで目の前で切られるコトに、何回見ても何故かちょっと抵抗を感じる。
実はこの店、改装のためしばらく休みだった。改装後も行ってみたが、外装・店内ともキレイになった。テーブルも以前より高級感のあるものになり、配置も変わった。
店員も韓流スターを思わせる若い男子がメインで、パリッとしたストライプシャツに蝶ネクタイをしている。身なりがキチンとしていて清潔な印象を受ける。受け答えも比較的ハッキリしているし、日本語も不便が無い程度はキチンと通じる。ランチに来ているOL達はお目当ての店員の出確までしてから来ている様子。営業時間が深夜4時までであり、これも僕にとっては使い勝手がいい。
政治・思想や食品管理等は別にして、味の継承である食文化という点においては、韓国は立派だと思う。自国の伝統的な食文化を守る姿勢が強い。コノ店に来ているとつくづく思う。多くの韓国人達もやってきて、ホントにウマそうに食べている姿をよく見る。「カ~ッ、チョンマルマシィッソヨォ~!」
自国の伝統的な食文化に誇りが持てるコトは素晴らしいことだと思う。
海外では、伝統的な日本食の素晴らしさが注目を浴びて久しいのに、国内に目を向けると何故か忘れ去られている感がある。
頑張っているのは、回転寿司くらいか。
我らが日本の食文化は、一体どうなることやら...。
※一つ一つの料理に対しての説明は、韓国の食材・調味料等を熟知していないので、省略させていただきました。
日本の料理で例えようと試みましたがムダに時間が過ぎ行くコトに気付きやめました。悪しからず。
(文責:京夏終空、2013.10.23)
(※写真は、後日掲載。)
2019/09/24 更新
続・棲家から一番近い韓国料理店。
お隣の「楊3号店」とともに、再び通い始めた感じの店。
地元過ぎるぐらい地元。(笑)
この店のスゴさの一つは、今でもワンコインランチを20年近く前から続行中であるコトである。
「ハッピーランチ・テールコムタン」(500円)+「豚バラコチュジャン炒め丼」(880円?) ―― 写真の通り。
ワンコインランチには、ご飯・サラダ・おかず2品が付く。
ただ、僕の場合は丼を同時注文しているのでご飯は割愛されている感じなんだと思う。
最近は、聞かれもしないので、自然にそうやって出てくる。
テールコムタン、前回も書いた。
塩分は好みよりやや濃いめなのだが、なかなか美味しい。
特にこの時期、アツアツのスープ料理は身体も喜ぶ。
豚バラのコチュジャン炒め丼。
ボリューム満点。
豚バラ肉も多く、玉ネギもイイ感じ。
甘辛のコチュジャンの味わいはテッパンにメシが進む。
若干「濃い×濃い」の味わいだが、長スプーンでタンに浸しながら食べるのもまた盛り上がる。
うん、美味しかった。
ごちそうさまでした。
(文責:京夏終空、2021.12.30)
(57件/3.28)