7回
2023/10 訪問
池袋2丁目、「割烹 吉野」。【11th】
ランチばかりで申し訳ないのだが、ありがたく頂戴している。
個人的には、コロナ禍での禁酒の影響で、めっきり飲む機会が減った。
仕事上の付き合いメインに、親交を深める場合など、あとは、夜の店の付き合いなどでしか飲まなくなった。
という言い訳じみた前置きで、いつも通りのランチである。(笑)
「ランチ・海鮮丼」(1,000円) ―― 写真の通り。
こういうレベル感のある店で、一つ一つの味がどうだとか細かく言うつもりはない。
ただ、全て、素材の良さと大将の確かな腕が感じられた。
今回は、大間のマグロ。
厚切りアワビ、牡蠣の燻製。
カツオ昆布の佃煮。
汁椀的に、今回の小鉢は、モツ煮。
じんわりと、美味。
明らかに居酒屋のモツ煮とは別の種別。
最後の水菓子で、大将手作りの牛乳プリンがくる。
一つ一つの味わいが丁寧で品を感じる。
頷くようにして食べている。きっと、ごくごく自然に。
ごちそうさまでした。
この店の、このランチ、いつも贅沢な時間が流れる。
ホントに、コレ、千円じゃ申し訳ない。
(文責:京夏終空、2023.10.24)
(26件/3.15)
2023/10/24 更新
2022/11 訪問
池袋2丁目、「割烹 吉野」。【11th】
続々々々・今は、池袋西口では少ない、本格的割烹料理店。
なんだと思う。
相変わらずランチの海鮮丼である。
今までも、ああだこうだと書いたので繰り返さない。
「ランチ・海鮮丼」(1,000円) ―― 写真の通り。
こういうレベル感のある店で、一つ一つの味がどうだとかは言うつもりはない。
ただ、全て、素材の良さと大将の確かな腕が感じられた。
今回は、トップにウニと肉巻き牛蒡。
マグロも最高にイイ感じ。
そして、干し椎茸のお煮しめ、いつも噛み続けていたいと思う。
汁椀、筍・牛蒡・人参のお吸い物。
はんなりと、ほっこりと美味。
最後の水菓子で、大将手作りの牛乳プリンがくる。
さらに今回は、オマケで高級羊羹も。
一つ一つの味わいが丁寧で品を感じる。
頷くようにして食べている。きっと、ごくごく自然に。
ごちそうさまでした。
この店の、このランチ、いつも贅沢な時間が流れる。
大将の仕事に向き合う確かな腕と心意気。
心粋でもある。
ソレをいただく。
千円じゃ申し訳ない。
ありがとうございます。
(文責:京夏終空、2022.12.24)
(25件/3.16)
2022/12/24 更新
2022/05 訪問
池袋2丁目、「割烹 吉野」。【11th】
続々々・今は、池袋西口では少ない、本格的割烹料理店。
なんだと思う。
相変わらずランチの海鮮丼である。
今までも、ああだこうだと書いたので繰り返さない。
「ランチ・海鮮丼」(1,000円) ―― 写真の通り。
こういうレベル感のある店で、一つ一つの味がどうだとかは言うつもりはない。
ただ、全て、素材の良さと大将の確かな腕が感じられた。
今回は、トップにイクラさん。
この時期、青背のモノが、イイ感じに主役級になる。
厚切りの生サバ、最高。
コハダの〆も、唸る感じの口の中での広がり。
干し椎茸のお煮しめ、いつも噛み続けていたいと思う。
今回のご飯には、海苔と紫蘇の実。
春から初夏の味わい。
汁椀、ヨモギしんじょう的なお吸い物。
はんなりと、ほっこりと美味。
最後の水菓子で、スイカがくる。
順序から言えば、汁椀で春。丼で、春から初夏へ。
そして、水菓子で夏へ。
季節の移ろいを演じた食事だったと思う。
すべてが一切の妥協がなく、上品に流れる。
一つ一つが丁寧で奥深く、噛みしめるようにして、噛みしめる。
だから、自然とゆっくり味わう。
ごちそうさまでした。
この店の、このランチ、いつも贅沢な時間が流れる。
大将の仕事に向き合う確かな腕と心意気。
心粋でもある。
ソレをいただく。
ありがとうございます。
(文責:京夏終空、2022.5.26)
(17件/3.08)
2022/05/26 更新
2022/01 訪問
池袋2丁目、「割烹 吉野」。【11th】
続々・今は、池袋西口では少ない、本格的割烹料理店。
なんだと思う。
相変わらずランチの海鮮丼である。
前回、前々回、ああだこうだと書いたので繰り返さない。
「ランチ・海鮮丼」(1,000円) ―― 写真の通り。
こういうレベル感のある店で味がどうだとかは言うつもりはない。
ただ、全て、素材の良さと大将の確かな腕が感じられた。
今回は、椀の中には、何品目が入っているのだろう?
赤身、トロ、白身、青背、タコ、ウニ、子持ち昆布、イカナゴ釘煮、凍り豆腐、干し椎茸のお煮しめ、桜澱粉…。
そしてトップには、生シラスくん。
この店のトップの飾り物が、毎回楽しみにもなってきた。
揚げ物の先付け、汁椀、最後の水菓子まで、一切の妥協がなく、上品に流れる。
一つ一つが丁寧で奥深く、噛みしめるようにして、噛みしめる。
だから、自然とゆっくり味わう。
ごちそうさまでした。
この店の、このランチ、贅沢な時間が流れる。
確かに価格は重要な要素の一つだろうが、ソレを価値判断にする頭だけで対峙するべき料理ではないように思う。
あぁ千円なんだ、と見下した瞬間、本来感じられるモノから遠ざかって行くような気がする。
こういう時間を「プライスレス」と言うのだろう。
上手く和訳できるコトバが無いのは、日本人が苦手としている感覚なのかも知れない・・・。
(文責:京夏終空、2022.2.12)
(16件/3.08)
2022/02/12 更新
2021/11 訪問
池袋2丁目、「割烹 吉野」。【11th】
続・今は、池袋西口では少ない、本格的割烹料理店。
なんだと思う。
前回、ああだこうだと書いたので繰り返さない。
「ランチ・海鮮丼」(1,000円) ―― 写真の通り。
こういうレベル感のある店で味がどうだとかは言うつもりはない。
ただ、全て、素材の良さと大将の確かな腕が感じられた。
椀の中には、何品目が入っているのだろう?
赤身、白身、タコ、アワビ、ウニ、イクラ、タラコ、子持ち昆布、牡蠣の薫製、花麩…。
トップには、イナゴくん。
前回は、沢蟹さんだった。
大将自ら、豊洲・築地に通う。
目利きを何より大事にする。
そして、そうあるべき作法を大事にする。
そんな感じに思えた。
デザートの豆乳プリン、〆る。
最近のデザートは、「甘くなくて美味しい」などと右へ倣え的な迎合主義ばかりのようだが、甘くあるべきモノが、キチンと甘い。
こうでなきゃ、ってつくづく思う。
妙なときだけ、ヘルシー嗜好・志向になったりして、全くわからない。
健康面について1食を切り取って論じるから歪な印象を受けるのである。
ごちそうさまでした。
大将も、女将さんも、イイ感じで、ほっこりする。
贅沢な昼だ。
(文責:京夏終空、2021.11.12)
(15件/3.08)
2021/11/12 更新
2021/06 訪問
池袋2丁目、「割烹 吉野」。【11th】
今は、池袋西口では少ない、本格的割烹料理店。
なんだと思う。
池袋西口に棲み始めて、約35年。
昔は、割烹料理店風の店が多くあった。
特に、花街の名残が残る2丁目、3丁目の奥池袋のエリア。
そのエリアの今は、食べログにも登録されていない、完全予約制の老舗割烹料理店が1店と、最近できた店が数店のみである。
西口では、個人的には、大衆割烹的な要素を含んだ「笹周」が思い出深いが、一番通ったのは小料理割烹的な店であった「そえ田」だった。
2丁目でも、トキワ通り近くのエリアや、1丁目寄りのエリアには、まだ何店舗か存在する。
そんな中の1店である。
この店も、もう50年近いと聞く。
最近、ランチの案内をし始めた。
「ランチ・海鮮丼」(1,000円) ―― 写真の通り。
こういうレベル感のある店で味がどうだとかは言うつもりはない。
ただ、全て、素材の良さと大将の確かな腕が感じられた。
大将自ら、豊洲・築地に通う。
目利きを何より大事にする。
そんな感じに思えた。
この丼は、もちろん日替り的な要素が強いので、同じモノとは限らない。
また、お椀や、小鉢・漬物・デザートなどは、その日の都合が優先するだろう。
大将、コレ、千円じゃダメだよ。倍でも、全然おかしくない。
世の中落ち着いたら、絶対に夜に行くから…。
ごちそうさまでした。
ありがとうございました。
こういう店、ホントは写真を撮るべき店でないように思って、やや遠慮していたのだが、先客1名で、その方が撮影していたので、女将さん了承のもと撮影させていただいた。
沢蟹さんがのったときは、むしろ、コレは撮らなきゃねって勧められもした。
(文責:京夏終空、2021.7.1)
(10件/3.08)
2021/08/30 更新
いつもランチばかりで申し訳ないのだが、ありがたく頂戴している。
そのコトは毎回書いているので繰り返さないが、最近は特にイイ感じである。
「御昼どころ」の幟旗、「営業中」の木製案内板、あとは入口の「暖簾」。
ソレだけが合図で、初めて見る人には、どんなランチなのか、いくらぐらいするのかすら、わからない。
ジャスト地元の池袋2丁目。
時代とともに数少なくなった割烹料理店の1つである。
「ランチ・海鮮丼」(1,000円) ―― 写真の通り。
「安心してください、変わってないですよ」、である。(笑)
こういうレベル感のある店で、一つ一つの味がどうだとか細かく言うつもりはない。
ただ、全て、素材の良さと大将の確かな腕が感じられた。
今回、ちょっと驚いたのが、先付け的な汁碗。
ビーフシチュー的なモノだった。
割烹、和食屋という先入観で、何かの味噌仕立て的なモノだとばかり・・・。
そのビーフシチュー、趣深い。
和ダシ感と、微かな生姜の風味が活きている。
さて、丼の方である。
今回のメインは、塩釜の生本マグロ。
他は、牡蠣の燻製、子持ち昆布、生サバ、蒲鉾。
トップには、イクラ。
佃煮系で、マグロの佃煮、昆布の佃煮。
あとは、海苔とふりかけの隠し味。
どれも、じんわりと、美味。
大将の世界観が、丼ぶりの中に詰め込まれている。
最後の水菓子で、物凄く甘いパイナップル。
毎回、イイ感じで流れる。
一つ一つの味わいが丁寧で品を感じる。
頷くようにして食べている。
きっと、ごくごく自然に。
ごちそうさまでした。
ありがとうございます。
この店の、このランチ、いつも贅沢な時間が流れる。
ホントに、コレ、千円じゃ申し訳ない。
今回の訪問で、隣の客人、急いでいたのか、待てなかったのか、パイナップル前に、会計してそそくさと店を出ていった。
・・・もったいない。
(文責:京夏終空、2024.3.22)
(28件/3.29)