8回
2016/08 訪問
老舗のおでん屋
2016年1月再訪
初めてうかがってから15年以上たつが、なんだかんだでほぼ毎年きている。
お通しは出汁と生姜がきいたいもの芽の碗もの、カラスミ、ユリ根、お魚の昆布巻き。いちいち手が込んでいて美味しい。おでんはだいこん、えびいも、たこ。だいこんはきめ細かく、だしが均質に染みている。えびいもはしっとり。たこは柔らかい。おこぜの唐揚げは食べやすくカットされていた。もともとかなり大きそうなので、これがベストの食べ方なんだろうな。ポン酢か山椒と塩でいただく。うずらの丸焼き、ぐじのかぶら蒸しをいただいたどれもしっかりした技術と素材で調理されており至福のじかんだった。若いおかみさんも加わり、将来も安心。
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京都の老舗のおでん屋さん。女将さんは京都ではまだ新しい店、とおっしゃいますが。京都に行ったときに時間が許せば行きたい店。
おでんはとても上品。いいだし効いている。また季節のお料理があって、これがクオリティが高い!お通しもすごかった。
今回は友人と二人で一皿ずつ少しずつ食べていろいろいただき、とても贅沢な時間だった。
熱燗を頼むと徳利代わりに独特の小さな樽みたいなので出してくれた。
おでん屋だと思うと高額だが、出てきた品を振り返って考えるとコストパフォーマンスは決して悪くはない。
2019/04/30 更新
春には伺いたくなるたこ金さん。
このご時勢で17時位に訪問。相変わらず凛々しい店構え。カウンターの向こうには大将と若大将。やや肌寒いので熱燗をオーダー。
お通しは京都の春らしく筍の木の芽味噌。筍も木の芽の香りをそれぞれ鮮烈に感じさせながらも調和している。木の芽のピリッと感、たけのこの甘さと食感、奥底にあるほのかなエグミが最高。これが来訪の目的だったりする。若鮎はすでに鮎の香りをまとう。初夏が楽しみになる味。
お造りの平貝、鯛の昆布じめなど京都らしいもの。山菜とえびの天ぷらも素晴らしい。からすみ餅があったのでそちらも。温めた餅に、からすみを後で挿入する和久傳系とは違うスタイルでおもしろい。おでんはしんじょう、飛龍頭、卵、シュウマイ、海老芋。良い出汁でしみじみうまい。
このクオリティのお料理をアラカルトでオーダーできるというのはお値打ち。
昔は高いと思っていたんだけど、いろんなお店で食べて改めてこちらのお店の価値に気づいた。また来たい:-)