11回
2019/11 訪問
島本の山の幸でイタリアン
水無瀬駅近くはお好み焼き屋さんもドムドムも、居酒屋も、ちょっと前だがラーメン屋さんも失ってしまって、飲食店が減る一方でさみしかった。しかし久々に新店ができた、しかも旨いらしい、ときいて訪問。
この区画も、ひょうたんがなくなってさみしかったが、おしゃれ風カフェ的なものがあったり、おいしいパン屋ができたりして、ちょっと元気になってきた感じ。そして、知らないうちにとてもおしゃれな外観の店=コンテさんが角にできてた。前はなんだったろ(^^;
入店すると素敵なペンションにきたような。思ったよりひろい。伺ってみると上牧から移転されたそうな。ジビエは地元の山でマスターがとってきて、店で処理する、と。これはびっくり。
三名でソフトシェルのパスタと瓜坊、食べてみたいよね。他の料理も気になる、と話していたら、それをいれて3000円程度でコースにしてくれると。ではそれで。
2種の生ハムのサラダから始まり、ジビエのコンソメの松茸スープ、ハツとタンのグリルとハッとするうまさの前菜が続き、ワインが進む。
そしてソフトシェルのエビのパスタ。太めのもっちりしたパスタに濃厚なエビの味噌のソースが絡む絶妙なうまさ。スパゲティーは乾麺だというが、ラーメンで言うと低下水麺みたいな力強い食感で、エビの風味と素晴らしくあう。これはすごい。ぐいぐいいける。赤ワインにはちょっと合わないので白ワインに戻る。ちなみにワインはボトルでも頼めるがまあまあなレベルのハウスワインがリーズナブルに楽しめる、うりぼうのグリルはぬか漬けをソースのように使う。骨をもってうま味が深いお肉に漬物の酸味とうまみが加わるのは新しい味の世界。かなり楽しめた。
遠くからでもこの店を目的に訪れたい店。
2021/12/05 更新
3月末と4月初旬に訪問。島本の山で採れた鹿や猪、山菜などをイタリアンを軸として、マスターのセンスでアレンジし、美味しく調理してくれる。3月はいいイノシシが取れたとのことで、内臓のグリルとか。島本ピザ≒パーネフラッタウにジビエのハンバーグをのせるとかなかなかおもしろい料理をだしてくれた。スパゲティは、かなり太めで、トスカーナのピチという太いスパゲッティのようなパスタを使っていて、その辺のイタリアンよりマニアックなイタリアらしさを醸し出す。定番っぽくメニューにいつも載っているソフトシェルのエビのスパゲティも毎回、同じではない。季節の食材を使うからその都度違う。一期一会のような皿たち。
4月には鹿のいいのが採れたから、と鹿のロースのグリル。山で採れたタケノコも一緒に。そしてなんとソースはワラビ!これはこれまで食べた鹿の中で一番美味しかった!!
ジビエそのものも素晴らしいが、それを引き出すシェフのスパイスの使い方もすごい。
島本の山の幸とシェフのセンスと確かな腕がこの店の個性。
ワインもお料理に合う、なかなかおいしいものをお安く置いてくれている。
このクオリティの料理をこんなに手軽に食べられるなんてとても幸せ。
落ち着いたらまた伺いたい。