5回
2021/10 訪問
巨匠のお店。5
大井町線尾山台駅から徒歩7分ほど、河田勝彦氏がシェフパティシエの老舗パティスリー。
・モンブラン(530円) ☆4.0
表面はとてもしっとりしたマロンクリーム。
その内側はミルクの風味の濃い生クリーム。
そして中に栗の風味の濃いマロンペースト。
表面のクリームは水気多く優しい舌触りなのに対してマロンペーストは洋酒も強く舌触りが少しザラ付く栗感は強い。なので内側外側でかなりトーンを変えている。
底はメレンゲ。甘味の強さで最後引き締まる。
オペラ(450円) ☆4.3
ほろ苦〜♡♡
コーヒー風味のバタークリームが超ほろ苦い。この直球勝負の味わいは正にオーボンヴュータンね!
アーモンド生地にはフォークを入れるとじゅわっとコーヒーシロップでしっかりアンビベされている。歯触りシャリシャリと、噛むとアーモンドの旨味。
ガナッシュはカカオで香ばしく。
表面を艶々にグラサージュせず飾らないけど渋いカッコ良さのある高倉健のようなオペラです。
・マルジョレーヌ(530円) ☆4.2
プラリネクリームはねっちりとても濃厚。
クラッシュナッツはひっきりなしにナッツの風味をかましてきます!
ふわっと柔らかい一番上と一番下の生地もナッツの風味しっかり。
バニラクリームで一息付けるがナッツで振り切ってるマルジョレーヌ。
・オーボンヴュータン(490円) ☆4.5
キャラメリゼいつもはバリバリと割れるが今回はトロリとして、一部固形になっている。いずれにせよキャラメルのほろ苦さは香り高い。
カスタードクリームを食べるとポワール酒の刺激が強め、梨のコンポートは爽やか。
カスタードクリームの卵も濃く強い要素が調和されてます。
去年食べれなかったオーボンヴュータンのモンブランは今年の秋絶対食べたいと思っていた。
モンブランは当日の朝の連絡ではお取り置きしてもらえなかったが、ただ当日以外ならばお取り置き可能との事。
2年半前にここのオペラを食べた事がありその時はピンと来なかったが今回は凄さを知った。
今回でオーボンヴュータンのレビューは日本橋支店と合わせると5回目になるが、僕にとって基本テキストになるようなパティスリーなので100回訪問する価値がある。
色々食べたいものがあり過ぎるがここに通うペースも出来れば上げたい。
2021/11/10 更新
2020/11 訪問
巨匠のお店。その4
オーボンヴュータンのモンブランが食べたくまた訪問。先週の日曜日もチャレンジしたのですが今回は木曜日の12時30分で売り切れでした。゚(゚´Д`゚)゚。
でも良い情報が。平日ならその日の電話でお取り置き、土日なら前日の電話でお取り置きしてくれると。
春頃まで販売されるそうなのでまた来ます。
・ラフランス(600円) ☆4.0
表面はフォークで簡単に割れる極薄のチョコでコーディング。パリッと割るととてもほろ苦いチョコレートムース。そして表面のフランボワーズ風味のチョコソースが追い掛けて来ます。フランボワーズ風味は酸っぱさ程々、甘さと酸味どちらも適度で後味を少し軽くして優雅さや清々しさを印象を与えてくれる役割。それよりもチョコレートムースがドシっとしている。
いくらみたいのがあるけどこれはフランボワーズのジュレ、カップの中にあるのもそう。これも酸っぱさ程々で僕だったらとても酸っぱくしたくなるんだけど、ここ引いてるのがスマート。
表面のチョコがフォークで簡単に割れるのも食べ易くて良いんだよね。地味なとこだけどとても研究されてそう。
・オーボンヴュータン(420円) ☆4.6
表面はガリガリザクッと割れる分厚いキャラメリゼ。そんなにほろ苦くはないんだけど、分厚い分量が多いからやっぱりほろ苦い。中の濃厚なトロリとしたカスタードクリームには強めのポワール酒(洋ナシのワイン)。と洋梨のコンポート。
オーボンヴュータンは加減が強くアグレッシブなイメージを持っているのですが、このキャラメリゼのガリガリさはオーボンらしくとても好き。
梨のスイーツなのでそんなに酸味は無いけどコンポートの量が爽やかに仕上げる必要十分な量。
・マルジョレーヌ(450円) ☆4.6
トップはナッツの香るサクサクの柔らかい生地、あ〜っ♡これは凄い香り。シュクレ生地と言うそうです。
プラリネのシャンティからも強いアーモンドの風味。
サイズの異なる散りばめられたナッツは食感のアクセント。
ガナッシュやバニラのシャンティもサンドされています。
マルジョレーヌ自体食べた経験は数回、よく覚えているのは大阪のラヴィルリエ。経験は浅いのですがこんな強烈なナッツのケーキは食べた事がないです!
ナッツ!ナッツ!ナッツ!なケーキで且つオーボンらしさも感じられるマルジョレーヌでした。
お目当てのケーキに中々辿り着けないけど、何度も行って巨匠河田氏のケーキを沢山経験するのも良いものだと思いました。
2020/11/29 更新
2019/04 訪問
伝統的なフランス菓子のお店。
マイレビ様とアサコでパフェを食べた後に次に向かいましたのは、同じく尾山台にあるフランス菓子の名店、オーボンヴュータンです。
平日12時前の訪問でイートインスペースは立って食べるスペースしか空いていないと言われましたが、運良く注文した直後に二人掛けの席が空きましたヽ(^◇^*)/
・タルト ダムール ☆4.0
ピスタチオのクリームを頂くと、思わず「おっ!」と言ってしまう程濃厚な味わい、上品さも感じます。それにフランボワーズのクリームの組み合わせ。
クリームの下にはキャラメリゼされている林檎と杏子のソテーが甘酸っぱい。キャラメリゼはチョコかと思うくらいビターな味わいでした。
・ミルフィーユ オ フレーズ ☆3.7
ミルフィーユの割にはパイ生地はサクッと切れる軽いパイ生地ですが、バター感は強め。カスタードクリームはねっちりしたタイプでは無くやや緩め。このカスタードクリームに苺は合っていますが、僕としてはねっちりしたクリームとラズベリーの組み合わせの方が好み。
・クァルテット ☆3.5
四重奏、塩味を含んだ各種ムースショコラ。
コスパ良く本格的なフランス菓子を頂ける点にやっぱりオーボンヴュータンは凄いと改めて思いました。
同行のレビュアー様もご満足頂けたようで一安心( ^ω^ )
同行者様がケーキを選んでいる際にパティシエの河田勝彦さんが説明してくださる場面もあり思い出になりそうな事もありました^ ^
ご馳走さまでした。
2020/02/15 更新
2019/03 訪問
3度目の正直。
1度目伺った時はケーキ完売、2度目は定休日以外の休業、3度目でようやくケーキを買えました。
ガラスケースの中のケーキの前にあるケーキの説明書きを撮ってよいか伺うと、「もちろんです」。
自分がパティシエならそう言いたいと何十回も思ってきた言葉を仰ってくれました。
・デリス オ フランボワーズ(400円) ☆4.0
キリッと酸味の強いフランボワーズのクリームが3層。なので満遍なく酸味が効いている、風味もはっきり。そのクリームが甘めのコクのあるビスキュイを挟んでいる構成。
・オーボンヴュータン(420円) ☆4.7
表面は硬くキャラメリゼされています。押すとパリッと割れポワール酒が溢れてきます。中には洋梨のコンポートとカスタードクリーム。キャラメルの苦さとさっぱりとした梨、それにカスタードクリームと強めの洋酒が絡み合い絶妙な美味しさ!
多く方がこのパティスリーを敬うのを納得したケーキ。
・オペラ(380円) ☆3.5
アーモンド生地にコーヒー風味のガナッシュ。
他のお店のオペラより苦味もコクも強い。
無くても良いですけどオペラなのに金粉が無いんですねー。ミルクの要素が入っている方が好み。
とても甘いとの評判を伺っていたのですが、今回食べた限りでは特別甘いとは思いませんでした。甘い方の部類だとは思いますが。イートインで食べていたら、あと2つはイケます。
14時だとケーキはあまり揃っていないとの口コミもございますが、今回は平日15時頃の訪問で、ある程度揃っていました。
15時でこれだけ揃っているなら何度か来ようと思います。
素敵なアイスも多数並べられていました✨
今日は用事がありテイクアウトにしましたが、イートインは空席もありました。
ご馳走さまでした(*^ω^*)
百名店スイーツTOKYO 33軒目。
2019/03/25 更新
大井町線尾山台駅から徒歩7分ほど、河田勝彦氏のパティスリー。
⚫︎オペラ(450円) ☆4.3
一口目からヒリっとするほどラム酒が強くそしてほろ苦さでもパンチがある。ガナッシュは重みがありバタークリームは旨味が強くグラサージュショコラを主に甘味も強い。そしてアーモンドの香りが後に引く。ポーションは小さいが食べ応えはとてもしっかり。クラシカルな味わいがお手本級に美味しいオペラ。
⚫︎ビスキュイ・オー・フリュイ(570円) ☆3.8
ビスキュイはかなり甘く歯触りもしっかりとして小麦の香りも強くこれだけでも菓子として成立しそうな味わいの強さ。そこにバナナ・キウイ・苺・レッドカラント・ブルーベリー・ハーブと色とりどりの香りが色付ける。生クリームとカスタードクリームで合わせている。
⚫︎ボー・タン(570円) ☆4.3
ポワポワの柔らかいシブーストクリームはメレンゲの甘辛さに刺激がありキャラメリゼが繊細にシャリシャリ。林檎が使われているかな?発酵させたフルーツの味もほんのり感じる。チョコのビスキュイで合わせているがカカオはほろ苦さは強過ぎず弱すぎず、それよりもじんわり洋酒の刺激が強い。下層にフランボワーズ乗せてのソース。シブーストクリームの卵の温かみに対し程良い軽減役。
⚫︎ミルフィーユ・オ・フレーズ(450円) ☆3.7
ザクッとした焼きがしっかりしたパイ生地。クレームムースリーヌは卵・バターどちらもしっかりしたねっちりした濃いクリーム。酸味の強い苺で合わせている。
関西のスイーツのお店も美味しかったが、関西のお店を巡れば巡るほど戻ってからまずオーボンヴュータンのケーキが食べたいという気持ちが募った。そんなに繊細なケーキでは無いんだけど何だろう味わい深さ、上手く表現が出来ないのだが。帰りの電車では美味しかった〜♡と余韻に浸っていました。
また、このお店ほど知れば知るほど食べれば食べるほど凄い思わせてくれるお店はそう無い。
モンブランはその年にもよりますが例年だとバレンタインデーくらいまでは出してある事が多いよう。
ご馳走様でしたm(_ _)m