3回
2018/12 訪問
竹岡 梅乃家
仕事で半月ほど地元を離れていましたが戻って最初の外食が梅乃家さんでした(  ̄▽ ̄)
店から50メートルほど離れた場所にある駐車場へ車を停めて店まで歩く途中、竹岡という漁師町の空気にチャーシューを煮る醤油の匂いがしてきて梅乃家へ来たんだなってホッとした気持ちになります( ´∀`)
子供の頃の夕暮れ友達と遊び終わった家への帰り道、自分ちの玄関の灯りが見え安心する温かいあの感じ。
昔から人気店で、この辺りでは少ない行列店のひとつ。
今回の行列は10人ほど。梅乃家にしては普通〜やや少な目。多い時には数十人が行列することもあります。
初めて梅乃家でラーメンを食べてから数十年経ちますが、きっと3桁は来店しています。
乾麺だからどうのとかスープちゃんと取ってないからどうのとかって話もよく聞きますが、そんなのはどうでもいいんです。
「時々、無性に食べたくなる」
自分にとってはそんな食べ物なんです( ´∀`)
最新のラーメンと梅乃家を比べること自体が間違いです。多分www
行列時は並んでる時にオバちゃんが先に注文を聞きに来るので「ラーメン、薬味」を頼みました。
※薬味とはタマネギのみじん切りです。
20分ほど並んで店内へ。
始めてきた頃に比べればだいぶ綺麗になった店内。
使い古して天板の色が剥げたテーブルは今は新しいテーブルに変えられましたが、あのガタついたテーブルが好きでした^^;
案内された席に座る前に梅割りを注文。
玄人は梅割りの事を「アカ」「アカンペ」などと言います。
「ネェさん、アカくんな」
と言ってる人がいたらかなりの玄人www
自分は普通に「梅割りお願いします」です(^^ゞ
焼酎を梅の香という甘いシロップの様なもので割った梅酒の様な甘い味のお酒。それが梅割り。
梅割りを飲み口が甘くなった頃、ラーメンが出てきます。
醤油で真黒なスープに厚切りのチャーシュー、メンマ、地元の海苔、そして炭火で茹でられた乾麺。薬味のタマネギは必須アイテム。
何か1つ抜けても足しても梅乃家にならない気がします^^;
昔、今は亡き2代目が本の中でやはり同じような事を書いてました(p_-)
テーブルには胡椒と七味がありますが俺は必ず七味をかけます。
アジのフライのようにソースをかけるのが正解なのか?醤油をかけるのが正解なのか?といったことはなく七味が正解です(  ̄▽ ̄) あくまでも個人的意見ですがw
そして4〜5枚乗っているチャーシューの一枚をパクリとやると梅割りで甘くなった口に醤油とバラ肉の脂が広がります。
広がっているうちに麺を啜ると今度は乾麺の独特な食感や味が混ざり、そこに後から薬味のタマネギが追いかけてきます( ̄ー ̄)ニヤリ
後はそれを繰り返し、時々メンマ、半分くらいで海苔って感じで完食ですがスープを飲み干すと1日喉が渇いたような状態になるので飲み干しませんwww
運転があると梅割りは飲めませんが梅割りを飲んで食べるラーメンと飲まずに食べるラーメンはかなり印象が違うように思います。
梅乃家を味わうなら梅割り飲んでから食べるラーメンをオススメします(  ̄▽ ̄)
いつまでも変わらず、この味を守って欲しい一軒です。
2年ほど前、食べログにレビューを書かせてもらい始めた頃にレビューしていますが、その時は3.8と評価しています。
その頃は点数を付けるにも人の評価を気にしながら付けていましたが、レビューを重ねていく中、この店に5.0付けなくていいんだろうか?
自分の大好きな店にこそ5.0付けるべきじゃないのか…?
って思ったので今回5.0付けさせて頂きました(  ̄▽ ̄)
2019/01/24 更新
2016/01 訪問
竹岡式といえば
竹岡式といえば梅乃家。誰もが認める有名な店です。
ここのラーメンを、その辺のラーメン屋のラーメンだと思って食べると驚かれると思います。
ハッキリ言ってラーメンと言うより、梅乃家と言う食べ物です。
強烈な醤油の香り、醤油で煮込まれた豚バラ肉のチャーシュー、生の海苔の香り、薬味の玉ねぎ(追加トッピング)、そして炭火で茹でられた乾麺。それらが一体となって食べる人の心を鷲づかみにしちゃいます。でも、万人向けのラーメンではありません。好みがハッキリわかれます。
車の運転手じゃない人は梅割りを飲んでからラーメンを食べるとホントの梅乃家ラーメンがわかるかも知れません。かなりアルコール度数は高いので飲み過ぎには注意して下さい(笑)
2016/01/30 更新
こんに千葉(^^)/「こんにちは」
世の中が物価高、物価高と騒いでいますが、僕が1番それを実感するのが、竹岡式ラーメン発祥の店「梅乃家」さんです(ーー;)
梅乃家さんのラーメンは内房に住む人ならソウルフードと言っても過言ではないように思います(p_-)
僕が通い始めた頃は、確か500円で食べられた梅乃家のラーメン
安くてチャーシューがいっぱい乗ってて、チャーシューを煮た醤油に次長化調をぶち込んでお湯で割った単純なスープ、麺は乾麺という上品とは真逆の食べ物
その頃から行列店ではあったけど、並んでいるのは地元の人が多く
朝も早めの時間からやっていて、仲間と朝イチに波乗りに行って、ワンラウンド終わってからラーメン食べに来ると、漁を終えたお父つぁんらがチャーシューをツマミに梅割り飲んでいるような店でした
様々なメディアで取り上げられ、竹岡式発祥の店として地元以外でも有名なお店となりインスタントラーメンまで発売され…
最初は自分の通うお店が世間で認められ誇らしいように思う気持ちがありました
過度の人気は衰える事なく、現在は観光地化され、お店もラーメンも作る人も変わってないけど客層から地元の常連は少なくなったように思います
今回、久しぶりに食べに行ったけど、お店のおばちゃんが顔を覚えていてくれたことは嬉しかったです(〃ω〃)
でも、前は常連の一人、二人に会って「あーどうも(^^)/」ってのがありましたが…この日は誰とも会いませんでした。
僕と同じで値段や行列を考えると足が向かない人がいるのかも知れないですね(^^ゞ
今回、頼んだラーメン950円+ヤクミ(タマネギのみじん切り)100円で1050円
あの頃の2倍だっぺ(@_@;)
だっけんが俺の給料、あの頃の2倍にはなってねぇ(笑)
ラーメンの値段は上がってるのは仕方ないとしても、バラ肉高騰のためチャーシューの枚数を減らして提供、酒類の販売は当分の間中止、等…
細かい部分を言えば海苔も変わってました。普通のラーメン屋が使う焼き海苔になってました。←このラーメンには前の生海苔を干した海苔のほうが合うと個人的に思います(^^ゞ
物価高やコロナ禍などを乗り切る為の経営者の苦労を感じながらも…
儲けにはしってんじゃねぇか?
って思った僕がいたのも正直な話です(ーー;)
この10数年くらいで、震災や隣の店の火事での被害、房総に甚大な被害を出した令和元年台風、コロナ禍、物価高など、梅乃家さんも大変な思いをしていると思います。
でも、常連たちがチャーシューをツマミに梅割り飲みながらワイワイやって、店のおばちゃんに
「◯◯さん、飲みすぎんじゃないよっ!」
なんて怒られてた頃の梅乃家さんが僕の中の梅乃家。
そんな気持ちを書きたくなったので、あえて評価無しとしました。
でも、やっぱり並んでる時にチャーシューを煮る醤油のニオイがプ~ンとしてくると
なんとも言えないノスタルジックな気持ちになる
そんな梅乃家さん。
御馳走様でしたm(_ _)m