2回
2017/11 訪問
記憶に残る!四国でぶっちぎりの高評価を誇る日本料理店!!
★2017年 感動したお店シリーズ②★
徳島県の山奥に佇む孤高の日本料理店…。ご主人はあの「京都吉兆 嵐山本店」のご出身。高級食材を多用するわけではなく、素材を極限まで活かした、シンプルながらも味わい深い日本料理が頂けるお店です。
料理はどれも絶品ですが、とくに焼物・椀物が秀逸。京都でここよりレベルの高い日本料理店はたくさんあるかもしれませんが、その佇まい・空間も含めて強烈に印象に残ったお店です・・・。
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【徳島・愛媛ツアーだじょ!! vol.2】
さて、11月に行った徳島・愛媛ツアー1日目のお昼…。ある意味、ここが旅のメインやったと言うても過言じゃないんですw
「虎屋壺中庵」徳島県にある日本料理のお店なんですが、ご主人はあの「京都吉兆 嵐山本店」のご出身。食べログスコアも総合☆4.48とまさに化け物級のお店・・・。
で、さらに驚きなのがその立地…。そもそも徳島県ってだけでもハードルが高いのに、徳島駅からさらに17km(バスで37駅w)離れた場所に店はあり、おまけに1日2組(昼夜で合計4組)限定とのこと…。まあそうそう来れるお店じゃないです。。
でもな、フットワークの軽さには定評あるねん!一度きりの人生やしな!!後悔したくないやん!!!
というわけでやってきました〜。徳島県の佐那河内村(サナゴウチソン)!!あ、ゴーストライターじゃないよww
川のせせらぎが聞こえるのどかな里山風景の中「虎屋壺中庵」は佇んでいます…。趣のある庭を抜け、扉を開けて中へ入ると、女将さんが正座でお出迎え…。二階の個室へと案内されました。
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★頂いたメニュー★
■おまかせコース(ランチ) ¥8000
♦︎箸付
柿のなます
料理説明がなかったので、最初は何だか分かりませんでした…。友人の「もしかして柿??」発言で確信へと変わりましたよ\(^o^)/
柿は少し硬めの食感ですが、それが逆に料理全体としての一体感を生んでいるように感じました。
多分これ以上熟れてまうと、食感が変わってしまうやろうし、柿の甘みが主張しすぎるんやろうなと思いました。
♦︎先付
カマスの一口寿司 栗 銀杏餅
銀杏餅!たしかに銀杏の香り、モチっとした食感で酒の進む味わい(T ^ T)
栗!!こんなにも甘みがあってホクホク食感の栗は初めて食べました(T ^ T)
カマスの一口寿司!!!シャリにはもち米も使ってはるんかな??身の炙り加減といい、シャリとの一体感といい、文句の付けようがないです(T ^ T)
♦︎椀物
松茸 海老しんじょう
蓋を開ける前から松茸の香りが物凄いです!!出汁は正直、最初の一口目は物足りなかったのですが、口に含めば含むほど旨味が増して来ます!!!
はあー!これは堪らんぞ!!素材を活かす繊細で奥深さのある出汁…。抜群に美味しかったですわ(*´∀`*)
♦︎向付
アオリイカ 鯛 車海老
これも普通に美味しかったですが、他の料理と比較するとややインパクトは弱かったです…。
アオリイカ!ねっとり系やね。
鯛!!じんわりと旨味が広がるわ。
車海老!!!ピチピチと弾けるような食感。
♦︎焼物
鰆の酒盗焼き
・・・きました。
・・・・え、なんなんこれ??
・・・・・ちょちょ、ちょー待って!
・・・・・・う、う、旨すぎるやろー!!!
ホンマに感動しました・・・。冗談抜きでこの先、これ以上の焼物に巡り会えるんかな?ってくらいに…。皮目や身の焼き加減、塩加減、全てにおいてパーフェクトでした。
♦︎焚合
穴子 海老芋
穴子の脂乗りはほどほど…。でもふっくらしていて美味しい穴子です。海老芋はねっとり感が堪りませんね!!お酒も進みます\(^o^)/
♦︎お食事
甘鯛とムキタケの炊き込みご飯
これも絶品!!もちっとした食感で、ほんのり甘みのある米にまず感動!甘鯛やムキタケの味・食感もしっかりと活かされた見事な炊き込みご飯です…。
またこの塩加減が絶妙なんですよね〜。決して物足りなさを感じるわけでもなければ、味付けの濃さも感じない…。お櫃一杯、余裕で完食しちゃいました\(^o^)/
♦︎水物
酢橘シャーベット
はるばる徳島まで来たことを実感させられますw 甘みよりもやや酸味が前面に出てくる感じ…。これも素材重視やね\(^o^)/
♦︎和菓子
栗きんとん
栗本来の味を活かした栗きんとん。最後まで大満足の内容でした(^_^)
♦︎お酒
おでんでん 生原酒
地元・佐那河内村の米を使って作られるお酒…。かなり希少なお酒で、地元でもほとんど出回っていないそうです。
このお酒、一口飲んだ瞬間に思わず「旨い!!」と叫んでもうたw 食材との相性も抜群で、気付けば二人で10合ほど飲んでました\(^o^)/
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♣︎所感
まずお料理に関しては、とにかく極限にまで素材の味を引き出すために、必要最低限の味付けしか施されていない印象…。でも素材そのものがどれも抜群ですので、トータルの満足度は半端なく高いです!!
特に感動したのが椀物と焼物…。これは他店でもなかなか味わえないレベルの逸品やと思いましたよ(^_^)
次に空間・ロケーションに関してですが、これは文句なし!!部屋にはお香の香りが優しく漂い、目の前に広がるのは、都会の喧騒から離れたのどかな里山の風景…。
横に流れる川のせせらぎを聞きながら、美味しい日本料理に舌鼓を打つ…。これ以上の贅沢があるでしょうか??非日常を味わうには、この上ない空間・ロケーションだと思いました(^_^)
そして接客・サービス面ですが、これは正直評価が分かれるだろうと思いました。 このクラスの日本料理店ですから、料理説明や食材の話など、もっと詳しくして欲しいと思う方も多いだろうと思います。
なにくろはその辺はあまり気にならないタイプですし、気になればこっちから聞いちゃいますからw 後述しますが、サービス料がかからないことも考えると、問題ないんじゃないかなと思います。
最後にCP、これには驚きました!!前述したように、この日は二人でお酒を軽く10合は飲んだはずだったのですが、お代は二人で¥22000・・・。
一瞬、一人分のお代かと思いましたよw この日は¥8000のコースでしたので、酒代ほぼタダ??みたいな…。このクラスのお店だと。別途税・サービス料がかかるところも多いので、非常に良心的と言えますね(^_^)
結果、トータルとして非常に満足度の高いお店でした。料理はどれもシンプルながら非常に奥深さがあります。そしてこの空間…。季節を変えてぜひ再訪したいお店ですね♫
今年訪問した中でも、特別記憶に残るお店となりました。日本料理が好きな方にとくにおすすめしたいお店です。ごちそうさまでした(*^^*)
2020/12/20 更新
徳島県の山奥に佇む孤高の日本料理店…。ご主人はあの「京都吉兆 嵐山本店」のご出身。
高級食材を多用するわけではなく、素材を極限まで活かした、シンプルながらも味わい深い日本料理が頂けるお店です。
料理はどれも絶品ですが、とくに焼物・椀物が秀逸。
京都なんかでここよりレベルの高い日本料理店はたくさんあるのかもしれませんが、その佇まい・空間も含めて強烈に印象に残ったお店です・・・
(↑前回レビューのコピペw)
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4年前の初訪時に深い感銘を受け、いつかは再訪したいと思っていた、徳島県の山あいに佇む日本料理店「虎屋 壺中庵」
前回はお昼の訪問でしたが、今回は夜のコースを頂きました♪
今回再訪したことで、前回訪問時には分からなかった料理のさらなる奥深さや、お店自体の凄みにも少しだけ気付けた気がする♡
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♣︎まとめ
料理は一見シンプルですが、食べてみると物凄い手間と手数が掛かっていることが伝わります。
でも「洗練されてる」というよりは、全てにおいて「研ぎ澄まされてる」って感覚の方が近いかな。。
食材そのものの味を損なわず、美味しく頂くための調理を大切に大切にされてる感じ…
おそらく根底に、食材に対する深い造詣とリスペクトみたいなんがあるんやろうなと・・・( ・∀・)シランケド
お連れさんの言葉を借りるなら、ある種「悟りを開いてる」とも言えるかもw
半端ない知識と経験、卓越した技術に裏打ちされた者にしか辿り着けない、ひとつの境地に達している感じ・・・
このお店・料理の凄みは、実際にお店で食してみないと分からない!
今回も大将のお顔は一度も拝見できんかったけどw これはこれでいいよね。変に愛想振り撒くより、料理に全力投球って感じがするもん!
料理全体で特に印象深かったのは、やはり日本料理の生命線とも言える「出汁」が抜群に美味しかったこと…
ここの椀物は間違いなく、なにくろ史上最強であーるヽ( ・∀・)ノ
わざわざ遠方から伺う価値のある一軒やと改めて思いました!
そしてお店を出た時には女将さんより、地方ならではの自然が生み出す素敵なサプライズが♡
ああ、日本人に生まれよかった。。
なんかこんな言葉が自然と出てくるような、素敵な魅力に包まれたお店♡
また来年もきっと来るよヽ( ・∀・)ノ
ごちそうさまでした☆