恵ありてこそさんが投稿した岩本町高はし(東京/岩本町)の口コミ詳細

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岩本町高はし岩本町、小伝馬町、神田/日本料理、海鮮

2

  • 昼の点数:4.4

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
2回目

2024/05 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

グワッとくるお料理はありませんが、実直で安定したお料理です。CPの良さは群を抜いています。

前回の訪問で、非常に好印象を持ちましたので、再訪させていただきました。
今回も相当の好印象で、全体的な印象は題名そのもので不満はなく、
ハズレのお料理はありませんでした(一品だけ、食材特有の臭み
は感じました)。和食本来の季節感を
重視している印象でした。例外的に旬のものでないものも若干ありましたが、
実際に育てていないと、もはや何が旬なのか判別するのは難しい時代になってしまいました。
味的には問題ありませんでした。本当に細かいところまで気を使って
お料理をなされています。清冽な色彩を特に心掛けていらっしゃると感じました。

仕事が忙しくて、口コミが書けなくて、
一ヶ月くらい前の訪問でしたので、記憶が薄れてきていますが、
憶えている範囲で書かせていただきます。

(1) ジンジャエール

市販のありがちなジンジャエールよりサラッとした感じに受けました。
和食には本当はお茶あるいはお水にした方が良いのですが、
少しでもお金を落としたいので、注文しております。

(2) 先付け(穴子白煮、おかひじき、木の芽)

運ばれてくる時から、木の芽の香りを感じます。
テーブルに置いていただいたときには清冽な香りを
まず感じます。この時点でよほど、料理がおかしくなければ、
美味しくいただけるはずです。穴子は写真にあるように、見た目通り
綺麗な味です。臭みは全く感じませんでした。きちんと滑りを取り、
本当に丁寧にお仕事なされているのでしょうね。

(3) 碗(鱚、水なす、アスバラガス、青柚子)

こちらもまず、青柚子の皮の爽やかな香りがします。
吸い地は利尻昆布を使われ、やや甘みを感じますが、
京都で主流の甘すぎる吸い地ではなく、サラッとした甘さで
青柚子の爽やかな味と混じり合い、個人的に心地よい、吸い地です。
アスバラの使い方に「おっ!」と感じました。固めのアスパラを短く切って、
その固さを心地良さに変化させ、碗と合わせる大胆なお料理と感じました。
水なすは確か、一度あげているとおっしゃっていたと思います。
旨味が増して、油が吸い地に溶けて、いいバランスに感じました。
鱚の碗ものは初めていただいたと思いますが、淡白で薄い感じの鱚も
揚げなすが入っているからだと思いますが、「少量」とも感じませんでした。

(4) 藁焼き(真鯵藁焼き、きゅうり、茗荷、紫芽、大葉、浅葱、ポン酢)

前回、鰯の藁焼きに衝撃を受けましたが、今回は美味しいとは感じましたが、
衝撃を受けませんでした。鰯の内臓臭さがあった方が藁焼きには合っているのですね。
力強さが今回は前回よりも減じていると感じました。この点が前回より、若干
点が減じた点です。上に乗っているものには特別な印象は持ちませんでした。

(5) お造り(細魚、墨烏賊、伊佐木)

墨烏賊の切り方が非常に面白く、直方体に切ると、
味の感じ方が全然違うのは非常に面白かったです。
粘りを感じるような味でした。
細魚も銀の部分が非常に視覚的に綺麗。綺麗な甘みを
感じました。柚子の味との相性も柚子が目立ちすぎるわけでもなく、
バランスが良かったと思います。伊佐木はあまり印象がないのですが、柔い味
な感じだったと思います。

(6) 煮物(鮎魚女、竹の子、こごみ、木の芽)

間違っていたら、申し訳ないのですが、鮎魚女は片栗粉をつけて、
白絞油で揚げたものだったかと思います。竹の子は竹の子特有の味が
薄くて、あまり味を感じませんでした。今年は野菜その他の成長が異様に早くて、
5月初旬では竹の子はもう終わりの季節だったのかも知れません。
しかし、こごみは特有の味がちゃんとしていました。木の芽は二品目でしたが、
嫌な気はしませんでした。

(7) 冷鉢(地蛤、若目、独活、長芋、青柚子)

この品くらいになると、前回同様、料理談義になり、話が盛り上がってしまい、
写真を撮るのを忘れました。ただし、この品だけ、蛤の若干の臭みを感じました。
その臭みが全体にも影響を与えていたと感じました。
冷たいからなおさら目立ったのかも知れません。
これまで、全品、パーフェクトでしたので、一品くらいはしょうがないかとは
感じました。多くのフレンチ、イタリアンのお店では最初からグラスが臭いですからね。
当店にはそれは感じません。

(8) 蛍烏賊と蕗の土鍋ご飯、赤出汁、香の物

蕗の緑の透明度に驚きました。蕗を最初から入れると、もっと、黒ずんでしまうので、
入れるタイミングを遅くしているか、別に火を通しているかと感じました。
(家で最初から炊飯器に入れると、黒ずんでしまいました。)
ご飯は醤油の味がした方が好みではありました。淡白な味だったと思います。

(9)水菓子

前回と同じのパンナコッタに台湾パイナップルを合わせたもので、
文字だけ見ると和食のコースの甘味としては?と思うかも知れませんが、
甘さがすっきりして、抑えられていますので、すんなりいただけます。

これだけ、品数があって、5500円とは今時、信じられません。
打ちのめされるお料理を求めている方にはお勧めしませんが、
このお値段でこのクオリティーで、文句を付けたら、バチが当たると
思います。食事していても、嫌な気持ちに全くなりません。

また、訪問させていただきます。

2024/06/01 更新

1回目

2024/03 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

極めて良心的なお店です! 今時、大変目面しい、驚きの価格設定です!

全国くまなくお店を精力的に開拓なさっていらっしゃる
マイレビ様情報でBMしておいたお店にお邪魔いたしました。
本当に非常に多くのお店を教えていただき、
心より感謝申し上げます。

一番お値打ちなランチコース5500円を注文させていただきました。

全体の印象としては、
飛び抜けて美味しいと感じた品はありませんでしたが、
とても美味しい品あり、ハズレの品がない、
非常に良いお店と感じました。
ランチの5500円のコースに関して言えば、
東京、京都を含めて、他の地域でもありえない価格設定です。
先々週、お邪魔したL'innconu様
もそうですが、ランチはサービス価格でしょうが、
大丈夫?と心配になる程、満足できる
お店でした。6倍以上のお代金でも
全然満足とはほど遠いお店もありますので、
お料理のお値段って一体なんなんだろう
と考えさせられます。5500円ではありえない、
品数、量、レベル、準備工程、気合の入り方でした。
マイレビ様が「神レベル」と書いていらっしゃりますが、
まさしく、そのような感じです。


とても、食べログをやっていないと
見つけられないお店ですので、お店自体もそうですが、
情報を公開なさっていらっしゃる方々に心より
感謝申し上げます。

時々書いていますが、外食に以前ほどは興味が薄れてしまいまして、
積極的に再訪したいと気持ちも薄れてしまいましたが、当店でしたら、
再訪する気持ちは今のところ、あります。

現在の点数3.53も評価点が低すぎるので、実食した印象では
京都のお店の感覚だと評点4.2以上のお店ではないかと感じます。
東京のお店でも3.9以上は行くと思います。

全体的な味付けは素材を生かした、曇りない薄味でこれも好印象でした。
素材自体も良いものをお使いでした。しかも、少なくとも、これに近いものなら、
家でもそれほどは困難なく作れるのでは?と思う、親しみやすく、毎日、食べても
飽きないお料理でした。ただし、口コミを書いていませんが、
グッとくるような爆発力みたいなものは京都の木山様と同じく、
ほとんど感じません。そういう点では素材を大胆に変形して、組み合わす
フレンチやイタリアンの方が美味しいと思う品があります。
和食そのものが、そのような方向性ではないですからね。

一言で言えば、家庭料理の延長線上にある、透き通ったお料理と感じました。
ちなみにロブション様のお料理もフランス家庭料理がベースに
あると言われています。

食事は楽しい会話で盛り上がってしまいましたので、食事にほとんど
集中できませんでしたが、コメントを残します。


(1) 先付け(蛍烏賊、生湯葉、焼きなす、空豆、花山葵餡掛け)

焼きなすの皮の焼き目の味が一番目立つ、
心地よい味でした。家で妻に同じものを作ってもらいました
(花山葵以外の食材は私が調達)が、
家では焼きなすの焦げが無く、今ひとつでしたので、
この焼き目がとても大事です。空豆がお店の
一般的な空豆に近い物で、柔らかい方ですが、
個人的には若干硬く感じ、致し方ないところかと
思います。

(2) 椀物(真鯛潮汁、蕪、蕗、木の芽)

運ばれてきますと、木の芽の香りが立って、感じます。
吸い地はかなり薄味。若干の甘さを感じます。
昆布は利尻昆布、きちんと処理した鯛のあらで出汁を取っています。
出汁は前日ではなく、当日、取っていると感じました。
臭みは全くありません。頭の中のイメージ的には手で吸い地を救うと指の隙間から、
少しづつ液体が下に落ちてくるように、体にしみていく感じ
でした。鯛自体は良い意味で普通に美味しいと感じ、特段
個人的には何か特別なものは感じませんでした。
ふきは透き通るように超薄切りに切られており、
視覚的に非常に美しく感じました。
大浦太(ゴボウ)が現在、庭で再び小さく芽吹いてきましたので、
大浦太の葉脈で真似させていただきたいとは
感じました。蕪は利尻昆布、塩、酒で味を染み込ませていたと
おっしゃていたと思います。
きちんとやれば、難なく、家庭でも真似できる品とは感じました。
木の芽も育てようと苗を昨年購入したのですが、
愛情を注げずにアゲハにやられてしまったので、また、
機会があればとは思っています。


(3) お造り(1) イワシわら焼、新玉葱、茗荷、紫芽、大葉、浅葱、ポン酢

初めて、イワシのわら焼きをいただきました。
このイワシのわら焼きが一番グッときて、美味しかったです。
普段、グリルで焼いただけのイワシとは段違い。わら焼きの香りが
素晴らしく、非常に美味しく感じました。わらまでは調達したことがないので、
今のところ、真似できないのですが、調達できないことはないので、
今後、真似させていただきたいと思った非常に良い品でした。

お造り(2) スミイカ、鯛、マグロ(塩釜産)の3点盛り。
どの素材もよく、特にマグロ(塩釜産)がよかったです。
スミイカは醤油と塩両方でいただきましたが、全然味、食感が違く感じ、
醤油の方がより甘く、柔らかく感じました。鯛はこの中で存在感が
やや薄く感じました。温度帯は程よく冷えていましたので、
これも良かったです。マグロの二切れの部位は二切れ目にいただいた、
赤身だと思いますが、中トロに近いもの?か柔らかくしなった
感じのもので個人的には少し感じるところがありました。

(4) 揚げ物:稚鮎(天竜川)米粉揚げ、鮎魚醤、蕗の薹

薄い衣とともに、鮎の魚醤の味(いしるの感じ)が鮎の内臓の
味と合わさり、他で食べたことのない味でした。
蓼酢で頂くよりもより、内臓の味をより感じました。
小ぶりですが、十分味を楽しみました。
蕗の薹の天ぷらは極めて少量でしたので、
添え物としか感じませんでした。

(5) 焼き物 (唐墨西京漬、焼き餅)

目面しいですね。からすみと餅を合わせて、焼き物とするのは。
カラスミの独特の味(日本では一般的な味のものでした)を
おもちの味で補佐されていて、この日、
2番目に美味しいと感じた品でした。

(6) 煮物(桜鱒、新玉葱、菜の花、木の芽)

こちらも品を持っていただけると、木の芽の香り
がかなり目立ちます。こちらも春を感じられる品ですが、
木の芽以外は、どの素材の味も大人しめの味と感じました。
魚の火は低温で入っていると感じました。

(7) 酢の物(真蛸、鮟肝、うるい、独活、新わかめ、酢味噌和え)

5500円のコースなのに、
酢の物もありました。酢味噌の甘味がちょうどよく、
組み合わせに不自然なものはなく、
すんなりいただけました。簡単にできますので、
家でも真似させていただきました。

(8) 食事:(たけのこご飯、赤出汁、香の物)

たけのこご飯でした。旬ですからね。
個人的にはかなり、塩味(醤油の味)も出汁の味も
ないとは感じました。好みの問題ですけれどね。
さらりとしすぎた、たけのこご飯とは感じました。
自宅で自分の味つけ的には好みにしたら、やはり、
個人的には味付け的には美味しく感じます。
ご飯自体は当店の方が全然上でした。

香の物のゴボウの甘い味付け(イメージ的に黄色っぽい色)が
個人的には好みでよく京都の三条のお惣菜屋で買っていたものと
同じ味でしたので、美味しくいただけました。

(9) デザート

イチゴとパンナコッタを合わせたもの。
まだ、3月中旬ですので、苺は旬ではないのですが、
12月からスーパーでも販売されているので、自分の感覚を維持するが
難しいご時世です。パンナコッタの甘味は個人的にはドンピシャの
甘味。甘すぎす、食べ続けても嫌な気持ちになりません。
苺はあまおうほどの爆発力はないですが、品種もこれだと思うものはありますが、
はずれるといけませんので、書かないでおきます。
関東では一般的な味の苺でした。苺そのものと苺を凍らしたものを削っています。
和食のスイーツとしては丁寧に甘味をどの程度にするか考えられている感があって、
頑張っていると思います。イタリアンのお店だともう少し、力感が
あるパンナコッタであることが多いと思いますが、
和食だとこのくらいの甘味がちょうど良く感じます。

写真を見返してみても、とても5500円のコースとは思えません。
この価格帯でこれ以上、求めたら、バチが当たります。
申し分ないです。店内も清潔そのもの。
食事の雰囲気も穏やか。

いずれ、もっと有名になるお店と感じました。
赤い本で言えば、星がつき、食べログ様で言えば、
百名店にはいずれなると思います。
実際、東京の一つ星のいくつかの和食店より全然良いと感じました。

また、お邪魔させていただきます。

  • リンゴジュース

  • 先付け

  • 碗物

  • 中身

  • お造り1

  • お造り2

  • 稚鮎Swimming

  • 揚げ物

  • 焼き物

  • 煮物

  • 酢の物

  • 食事

  • 食事

  • 氷、綺麗

  • デザート

  • おまけ写真

2024/03/20 更新

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