3回
2024/03 訪問
店主の粋を感じる雰囲気、商品
一巡目終了狙いで11時半前に行くと3組入っており、以降の3組目の待ち、後から続々並びます。
20分後に店の中に入れ、次の次待ち、店主のお爺さんが、いつものようにうろうろしてます。
今日は5人だったので中々入りづらく、5人入れる席まで先には飛ばされず、もう少しですよと先にオーダー取ってくれました。50分後位か、ようやく着座。
子供二人は、丸挽蕎麦と一番プレーンなざる蕎麦、母と妻は、とろろ蕎麦、私は焙煎蕎麦、他に、そばがき、焼き味噌、鴨焼き、瓶ビールに、日本酒3種類オーダー。
待つ間に頼んであったので、すぐビールが塩と揚げそばと一緒に出てきます。そして、鴨焼き、焼き味噌、そばがきと続々登場。
はっきり言ってこの蕎麦前は絶品です。
そばがきは、箸で中々切れないくらいの弾力あって、お醤油、えごま、わさびがついてきて、蕎麦粉だけで出来ているとは思えないまろやかな風味。
鴨焼きは鉄板上に熱々で出てきて、長ネギと共に焼かれたしなやかでしまった風味豊かなお肉。
次は焼き味噌。これは魔法じゃないかと思うくらい8種類の具材で練り上げられたお味噌。胡桃か、山椒の実か、紫蘇の実か、カリッとした粒々とともに焼き上げられ色んな味が凝縮され、酒のつまみだけでなくご飯にかけて食べても良いくらい子供もパクパク。意外に量もあるんです。
残念ながら楽しみにしていたなごり雪というざる豆腐は目の前で売り切れ〜。
お蕎麦は、家族で3種類、プレーンなまる曳蕎麦も正に手打ちでつなぎのない10割の蕎麦粉を感じる風味がふんだんに溢れる塩で食べたい一品。
とろろ蕎麦は、粘っこい豆腐に濃厚な卵で好きな人にはたまらないでしょう。
焙煎蕎麦は、蕎麦風味に加え焙煎された香ばしい味わいで、ここにしかない開発商品で、これも蕎麦つゆでは勿体無い塩で頂く逸品で、中学生の子供が絶賛です。
ドリンクは、そそられる銘柄の日本酒が豊富にあり、1合づつ3種類いきました。
日本酒にはおじゃこがおしゃれな容器に入れられて添えられます。
お店の方々もとても優しく丁寧で、室内は古民家風で器も凝っていて、味、品揃え、雰囲気、ホスピタリティ抜群の教えたくないお店です。
2024/05/04 更新
2023/09 訪問
柴又住宅街の穴場蕎麦屋
11時半に家族4人で訪問、11時開店だからそろそろ一回転しないかなとこの時間狙う。
二人連れの一組待ち、ラッキー、すぐに待ちトップへ、二人連れがゾロゾロ帰って行く、やはり30分過ぎから一回転するなと思いつつ待ちます。
30分位経ったところで、とてもハキハキした若い女性がご案内。6人席の良い席に通してくれました。
中学の娘はプレーンな丸挽き蕎麦、母、妻は、とろろそば、私は鴨汁蕎麦膳、他に生ビール、黄水仙、飛龍の日本酒、蕎麦前に、なごり雪、八㐂味噌。
もう完璧なラインナップです。
生と冷酒にまずは、なごり雪登場。
えっ⁈
正に畑のステーキ!やや固めの食感に弾力ある歯応え、そして味わいは大豆の風味が漂よう、濃厚さ、食感から言って豆腐を超えています。調味料は、塩、エゴマ油、醤油ご出てきます。
まず塩、豆腐に十分な味があり、塩が丁度良い、エゴマ油も豆腐の風味を邪魔しない、醤油も味変で良い。
感想、美味い豆腐を食べるとスーパーの豆腐は食えねえなって感じです。
次に出てきた八種類の具材で練り上げたという焼き味噌、
これも最高です。ナッツのコロッとした食感に、色んなものを練り合わせた食べ応えがある焼きおにぎりかと思っちゃった位です。にんじんと一緒に出てきました。
日本酒のアテとしては涙が出るぐらいドンピシャ!
好きな人だからこそわかるこの酒のアテ。
加えて日本酒と一緒に出てきたちりめんじゃこ、濃く煮詰まり、鼻腔をくすぐる山椒かなの風味、これがまた美味い。
入れ物も欲しくなる小洒落た器です。
やっと蕎麦の説明に入れます。
丸挽き蕎麦は、ここで最もプレーンな蕎麦で、喉越し、風味は、まず塩で頂きました。中1の娘も絶賛しており、おっ、蕎麦の味がわかってきたかとこの点に喜びあり。
とろろそば、とろろがねっとり濃厚で蕎麦、ツユ、とろろが三位一体によくからまる。
そして、鴨汁蕎麦膳、分厚い鴨肉が鉄板の上でネギと共に揃い踏み、よく締まった鴨肉が香辛料で調理され食べ応え十分、他、燻製と、汁の中にも焼きネギ、鴨肉が入っておりなんと鴨三昧の贅沢な一品です。
つけ汁は、鴨肉の油が程よく出て、辛すぎず、甘すぎない上品なつけ汁にアクセントを加え、歯応え、風味のある蕎麦とのナイスコンビネーションです。
日本酒も本醸造から、純米大吟醸まで他ではあまり見ないラインナップが取り揃えてあります。
基本は、蕎麦、蕎麦前に合う淡麗辛口系、さっぱり系が多いのではないか。
日本酒は、荷札酒の黄水仙をオーダーするとご主人ご出てきてくれて、これはやばいぞって言ってる。
飲むと、熟成された風味だがフルーティでワインのような飲み口です。どんどんいっちゃうからやばいと言ってたみたいっす。
おっと最後の蕎麦湯、美味い蕎麦屋ならではの蕎麦の風味が滲み出ているどろどろの濃厚な蕎麦湯。
これ飲んだら他で出てくる蕎麦湯って何って感じ。
蕎麦屋で、日本酒に合う選別された蕎麦前と共に日本酒を粋に楽しむ方にはこの上ないお店ではないですか。
ご主人の蕎麦、蕎麦前、日本酒のよく考えられたセンス、奥様かな?の店内雰囲気、食器のセンスが見事に調和された素敵なお店でした。
今度は、焙煎、粗挽き、玄挽きなどのより蕎麦を感じるものにチャレンジします。
2023/10/07 更新
GW期間、10時45分到着、いつもより混んでる、五番手で名前記載。あっという間に、10組ほど開店前並び、店主が並んでいる人に声掛けしている。
少し前に案内、ギリギリ我々も1回目で入れたラッキー、入った右手前の一番大きいテーブル。
今日は、妻、祖母はいつものとろろ蕎麦、娘は渋く焙煎蕎麦、私はホントは、粗挽き蕎麦が良かったんだけど、前の人たちで完売ですとのことで玄挽蕎麦。
とろろ蕎麦は、とにかくとろろが濃厚でいいのと、付いているアオサがふんわりとした香りの良いもので、これが最高との妻祖母の評価。
娘は、焙煎は香ばしく塩で食べるのが蕎麦本来の味がして良いと14歳ながら早くも通の見解。
私の玄挽蕎麦は、初めて頂いた、家族みんなの評価は、10割だとボソボソするのが多いがここは全然違う、この蕎麦は全くそんなことなく、粘り、歯触り、喉越し、丸挽き蕎麦より、より蕎麦本来の風味が感じられる、本格蕎麦好きにはたまらない。
これが、自家製粉、長期熟成ならではの風合いか。
蕎麦の前には、お楽しみの日本酒、1合づつ二杯に、八喜味噌、鴨の鉄板焼き、そばがきオーダー。
日本酒には、じゃこが付いていてこれも美味。
最高の日本酒のアテです。
日本酒のラインナップもとても魅力的。
店員さん達もとても明るく丁寧でホスピタリティも十分教育されてます。言う事なし。