lealtaさんが投稿したコルドーネ(長崎/思案橋)の口コミ詳細

lealtaのお食事&お酒ガイド

メッセージを送る

lealta (50代前半・男性・神奈川県)

この口コミは、lealtaさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

コルドーネ思案橋、観光通、崇福寺/イタリアン、ワインバー、パスタ

3

  • 夜の点数:4.3

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
3回目

2024/04 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

極上のひととき

今回もやってきました。
思案橋のワインバー、コルドーネです。

長崎を訪問する時のわが家の定番。
日ごろ、なかなかワインバーなどに行くチャンスは少ない上、この店の雰囲気に
触れてしまうと、お手軽に雰囲気だけを整えたようなバーでは、なかなか満足出来ない
というのが正直なところでもあり、地元でもこの手のお店には足が向きません。

日中は暑い一日でした。
一杯目はソムリエの本日お薦めの白ワインから。
本日は仏アルザスの「ア・ブ・ドゥ・スフル /ドメーヌ・キンツレー」

リースリング、シルファーナ、ピノグリなどアルザスの複数品種のブレンドです。
以前、リクヴィール村のHUGELを訪問した時、購入したGentil(ジェンティ)と似た
感じ?とソムリエさんにお訊きしたところ、その通りとのこと。
Gentilの場合は、ブレンド比率に厳しい制約がありますが、このワインはそうでは
なさそう。爽やかなリンゴのような香りが印象的ですが、特定品種の強い味わいが
あるわけではなく中性的。アペリティフのように、口を湿らすくらいにはちょうど
良い味わいだと思いました。

二杯目は、ソムリエの本日お薦めの赤ワイン。
「レ・マン・ノワール/Vignobles Clémenceau (クレモンソー)」
普通であれば、ボルドーのメイン品種であるカベルネソーヴィニヨンやメルローの
味を整える補助品種として良く使われるプティヴェルド100%という珍しいワイン。
初めての体験です。
飲み口はいかにもボルドー。樽のニュアンスもハッキリと感じられ、食事と合わせる
赤ワインとしてなら十分かもしれません。
ただ、やはりタンニンの渋みと口の中で収斂する感じがなく、ワイン単体として、
味わうには少し物足りない。
ボリュームある果実感と渋みのバランスが欠けている印象です。

そこで、三杯目からは、グラスワインを離れて、ボトルに切り替えることに。
最後まで迷ったのは「 Pouilly-Fume /ロワール白」か「Core Rosso Montevetrano」。
Coreは、カンパーニャ州、品種はアリアニコ。要は「タウラージ」の2ndです。

久しぶりにソーヴィニヨンブランの白を楽しむか、やはり最後は赤で締めるか、
散々迷ったのですが、やはりここはイタリアワインバー。
最後はイタリア赤ワインで締めくくろうと決めました。
その他、仏ソーヴィニヨンブランならば、まだSancerreの在庫が家にありますが、
アリアニコのワインの在庫はない、ということもこの選択の理由の一つではありました。

Core(コーレ)とは、地元の方言でハートを意味するそうです。
口に含むとプルーンやベリー系果実香の熟度、バニラな樽香もしっかり感じられます。
口当たりは非常になめらか。重さも十分にあるけれど、飲み飽きない味です。

さて、ワインの時はつまみ不要のわが家ですが、このお店はお料理も美味しいので、
必ず1-2品は注文します。
お通しは、「サワラのカルピオーネ」。カルピオーネとは、北イタリアで食べられて
いる南蛮漬けのことです。
レシピは良く分かりませんが、ニンニク、ワインビネガー、オリーブオイルの調和が
取れていて、さっぱりとした味、一杯目のアルザス「ア・ブ・ドゥ・スフル」と
良く合う味でした。

しかしワインと食事の相性というのは微妙なものです。二杯目のグラスワインである
赤「レ・マン・ノワール」とは、これが合わなかった・・・。
サワラを食した後にワインを飲むと、生臭さが口の中に広がってしまうのです。
お通しは一杯目までで食べ切るべきでした。

もう一品はトマトと水牛モッツァレラチーズのカプレーゼです。
完熟トマトが甘く、オリーブオイル、バジルの香りとも良く合いました。もちろん
ワインとの相性もバッチリです。

気がつくと、時間は22時過ぎ。店内のお客は私たち夫婦だけになっていました。
レストランとしては既に終了、あとはバーでお酒を楽しむお客だけの時間のようです。
住んでいる地域が遠方であることに加えて、日曜祝日は営業しないため、滅多に
来られないお店ではありますが、とにかく唯一無二のお店の雰囲気に加えて、ワイン、
お料理についてもレベルが高く、ここに来れば、極上のワインタイムを過ごせること
は保証出来ます。やっぱりここはオススメですね。

  • ソムリエの白お薦め(一杯目)

  • ソムリエのお薦め(ボトル)

  • サワラのカルピオーネ(南蛮漬け)

  • ソムリエの赤お薦め(二杯目)

  • ソムリエのお薦め(ボトル)

  • 追加注文のボトル

2024/05/02 更新

2回目

2022/08 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

ゆっくりとワインを楽しめるお店

今回も長崎の夜の定番、コルドーネを訪問しました。
このお店、日曜と祝日がお休みなので、GWと夏の連休を利用して長崎を訪れるわが家に
とっては訪問のチャンスが少なくなるのですが、何とか行ける日を見つけて通い続けています。
「これ」と決めたら一つのお店にリピートすることが多いわが家ですが、一つのお店にこれだけ
続けて通うのは、長崎では2008年にお店を閉めた「とら寿司」以来でしょう。
それ程このお店は居心地が良い。

まず店の雰囲気が良い。
次にソムリエさんやスタッフの方の距離感が良い。
そして何よりワインとお料理が美味しい。

カウンターでワインを片手にソムリエさんとおしゃべりを楽しむという贅沢は、出来るようでいて
なかなか経験出来ないと思います。

わが家ではすっかり定番ですが、本日も大人はカウンター。
娘二人はテーブル席という”布陣”で臨みます。

この日も暑い一日でした。
まず最初の一杯は当然よく冷えた白から。
ソムリエお薦めの白は二種類。
その内の一つが、フランスのロアールのVouvrayということだったので、迷わず選択。
私も妻もVouvrayワインのメインセパージュであるシュナンブランは大好物。
同じロアールでもより東側でメインとなるソーヴィニヨンブラン程のエッジの効いた
切れ味ではありませんが、特有の金木犀のような甘い香り、やや甘めでも、くどさを感じさせない
豊かな酸味を持つこのブドウは食前酒としてもピッタリです。
余談ですが、このVouvrayはフランスを横断するロアール渓谷の中部に位置し、
スティルワインよりもクレマン(スパークリングワイン)の方が有名です。
セパージュがシュナンブランであることを除けば、ほぼシャンパーニュと同じ製法で
作られ、シャンパーニュのようでありながら、ロアールのクレマン特有の香りと味が楽しめます。
ロアールのワインは、価格高騰が著しいフランスワインの中でも、まだ比較的安価に楽しめるので
お薦めです。
お酒に合わせて、最初の一品は「水牛のモッツアレッラ」とメロンにバジルを組み合わせた
お皿。さすが希少性の高い南イタリアのカンパーニア州原産のモッツアレッラチーズだけあって
味が実にクリーミー。とろけるような食感とコクの深い味わいがメロンの深い甘味と素晴らしく
合っています。これは傑作。
ここで1杯目のVouvrayを空けてしまったので、2杯目として、本日もう一つのお薦め
であるイタリアの地品種ぺコリーノを使ったヴィッラ・アンジェラ・オッフィーダ・ペコリーノ
(Villa Angela Offida Pecorino)をいただきました。
やや甘口のVouvrayから一転して辛口のワインとなり、軽く口内が引き締まります。
次にお料理は「長崎県産ワタリガニのトマトクリームリング」と「長崎県産パッションフルーツ
を合わせたチーズリゾット」を選びました。
リングの方は、コロッケのイメージですね。蟹味噌の風味とコクが口の中でとろけます。
揚げたてのうすぎぬのような衣から出る油と、トマトクリームの相性が素晴らしく良いですね。

そして、リゾットの方は唸らせられる味といっていいでしょう。
パッションフルーツの酸味とアルデンテに仕上げられたパルメザンチーズを纏ったお米が
こんなにも相性が良いとは目から鱗でした。最近人気の一品と聞きましたが、それも納得です。

ここで2杯目が終了。
3杯目のワインはモンテプルチアーノ ダブルッツォ バローネ コルナッキアを。
(Montplciano D'abruzzo Barone Cornacchia)
ワインを始めてまだ間もない頃、赤ワイン特有のタンニンの渋みが邪魔して、ワインの「美味し
さ」を実感出来なかった私は、このアブルッツォ州で作られるモンテプルチアーノ ダブルッツォ
を好んで飲んでいました。イタリアではキャンティに使われるサンジョベーゼ種に次いで生産量
の多い品種ですが、サンジョベーゼに比べると酸と渋みが控え目で、凝縮された果実味を確りと
感じられるワインです。これが三皿目の「魚介のパスタのオイル和え」と良く合いました。
もちろんお肉とも相性が良いと思います。
パスタに使われたお魚は、確か太刀魚だったような気がするのですが、残念ながら失念。
(鰺だったような気もしています)
もちろん麺はアルデンテで、確りとお魚の味が絡んで美味しかったのですが、もし単体で頼むと
したら、私にはややオイリーかな、とは感じました。
強めの味の赤ワインと合わしたので、今回はこの位でちょうど良かったと思います。

写真にはありませんが、最後にキャラメルのジェラート(ミント風味)と珈琲をいただいて
本日の至福の時間は終了となりました。

コルドーネ初訪問の母もすっかり満足したようで、普段は1杯そこそこしか飲まないワインも
3杯全て空けておりました。
またお伺いしたいと思います。

2022/08/29 更新

1回目

2019/08 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味-
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

やっと見つけた満足出来る”ワインバー”

今回で2回目の訪問。
東京でも神奈川でもなかなか気に入るワインバーが無くて困ってたわが家。
今年のGWにやっと満足のいくワインバーを見つけました。

それがこのお店、コルドーネ。
このお店、以前は「オビナタ」という知る人ぞ知るイタリアンの名店でした。
2010年の8月にオビナタを訪問、オッソブーコや桃のコンポートをソアヴェと一緒に堪能し、
暫く来るチャンスが無かったものの、次回は子供達も連れてこようと思っている間にまさかの閉店。
いやショックでした・・・。
しかしその後お店の佇まいもそのまま居抜きでワインバーとなったと聞き、今回の訪問に繋がった次第です。
お店の中の雰囲気は以前のオビナタとほぼ変わらず。重厚でクラシックな佇まい。
一枚板の木目カウンターの重みはちょっとやそっとで出せる貫禄ではなく、ソムリエさんの「この
カウンターに惚れた」というコメントも納得です。
まさに大人のワインバー、ホテルのバーのようにいかにも”作ってみました”というバーには絶対出せない味わいですね。
大袈裟ではなくこれだけの雰囲気は欧州あたりのバーでも中々少ないと思います。

さて雰囲気ばかり取り上げてしまいましたが、肝心のワイン自体もなかなか充実した品揃えです。

最初にいただいたのは"Teanum Favugne Rosso"(テアヌム ファヴニュ ロッソ)
というイタリア、プーリア州のワイン(もちろんグラスでいただいてます)。
モンテプルチアーノ種100%です。
特有の重厚なボディがあり、渋みをおさえたどっしりした果実味に飲み応えを感じます。

わが家ではイタリアの赤といえばやはり"ネッビオーロ種"は外せません。
最近バローロやバルバレスコから遠ざかっていることもあって、二杯目はこれをいただきました。
”Langhe Nebbiolo”(ランゲネッビオーロ)、バローロの名門フォンタナブレッダ社が贈る渾身の一本!
ただ・・・実はわが家ではフォンタナブレッダのバローロはあまり好みではありません。
(イタリア人の間でも同社は有名でお遣いモノに使うなら間違いなし、という評価も承知の上ですが)
という訳でフォンタナブレッダ社ということで「どんなものかな?」という感じで飲んでみたのですが
これは美味しかった!
若いネッビオーロの持つ強いタンニンを上手に乗りこなした感じで、やや固い感じながらも上手く
渋みと酸味が調和する感じです。久しぶりのネッビオーロ、満足しました。

当然のことながらソムリエさんも知識豊富、そして客との距離感も上手に取られていますので居心地
が非常に良いワインバーです。

2019/10/27 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ