ニールマンさんが投稿した天寿し 京町店(福岡/小倉)の口コミ詳細

食という字は、人が良くなる、人を良くする、と読み書きする。

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天寿し 京町店小倉、平和通、旦過/寿司

1

  • 昼の点数:4.7

      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2024/02 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.5

「食という字は、人を良くする。人が良くなる。と読み書きする。@ 天寿し 京町店」


"いつ以来か……天寿しへ"

今や、食べログGOLD連続受賞らは言うまでもなく、北九州市民文化賞などまでも受賞し、芸能人や海外からも日帰りで食べにくる外国人までいたりする為、世界規模での予約争奪戦が繰り広げられる「天寿し 京町店」。
もうかれこれ、記憶が定かでないくらいの再訪と相成りましたwww

久々に見る天寿しの横看板が眩しく屈強に感じます。笑

お変わりなく、快活さのみなぎる天野大将の背中が大きく見えます。
立派になった息子さんとつけばに立つ姿も実に頼もしいです。

エンヤやサラブライトマンらのBGMが流れる店内に意表を突かれたりしました。
今日は6席仕様のプラチナシートに着座します。
酒なし、ツマミなし。
胡瓜、塩、ガリ、チョロチョロ流れ続ける水まで、、、あの時のままです。。。しみじみ。

余談ですが、今に天寿しを目指すような方や行くようになった方は殆ど知らないでしょうが、、、私が若かりしき頃に行った魚町店しかなかった天寿しで天野大将は、お兄様と一緒に立たれていたカウンター内で、兄と弟それぞれにゲストがハッキリ分かれて座っていたという事象があったりした後、天野大将が現・京町店に移転されたわけです。

久しぶりの今日。
鮨にまつわる貴重なお話も天野大将から色々お聞かせいただきました。
大将はかつて、
*天寿しと江戸前の違いは、足し算と引き算。
*江戸前鮨は太陽。その太陽が輝くから、我々地方の月や星のような鮨も輝く。
とも言われたりもしていました。
今日も、
*自分は江戸前ではなく、田舎鮨だから東京で仲良くしてもらえる。
などと謙遜しつつも、、、
*江戸前がシンプルに追求する物なら、うちは足して足して1つの味を完成させるイメージ。
などといった、初めての来店者にもわかりやすく伝わる鮨の話でありつつも、人生訓みたいなお話だったりしました。

今日もネタは、マグロ、帆立、雲丹、山葵以外は九州の地物で揃えています。
そして天寿しらしさのカボス・塩ら薬味の妙で引き立て、格上げします。
今では東京でも見なくなった、"創作寿司"とも言われたりする天寿しですが、江戸前との比較など無用の"北九州(小倉)前"を地で行く、突き抜けた唯一無二の境地と地平。それこそが天寿しと言えたりもするのではないでしょうか?

オープニングは中トロ、そして大トロと。
ニヤリとしました(笑)
これを牛肉で言うなれば、サーロイン、ヒレ、シャトーで始まるようなインパクトで、歌で言えばいきなり、"その舟を漕いで行け"と、サビから入る中島みゆきの「宙舟」のようなインパクトであります。笑。

天寿しマストなアイコンの彩り華やかな綿胡麻に雲丹やトビコらが乗ったイカは言うまでもなく、かぼすと塩で。
さざえは炭火で焼き上げた香ばしさにオクラを乗せ、見た目から食感まで天寿しらしい個性。
ミョウガらが乗った締め鯖も然り。
そして今日一番のインパクトは、出汁までマグロで用いた漬け。鮮烈かつ余韻まで申し分なく強烈無比でした。

天寿しやすきやばし次郎(銀座)は"ツマミなし"、"酒なし"(または不要)。というある意味究極かつ最高にストイックな、私にドンズバ刺さるコース(料理)というより、お店の信念や哲学ですね。
私は別に、、、お酒を否定しているわけではないんですが、最近、"酒を飲まない客はお断り"なん言われる店をちらほら見かけますが、私的に論外であります。
次郎大将や天野大将の爪の垢を煎じて飲めとまでは過言ですがw
改めて天寿しに行って、すきやばし次郎もですが、握りには美味しい日本茶が合うなと思います。
あと、お任せコースの焼き鳥屋や鮨屋で、串や握りより、ツマミが多いという店も感心しません。
やはり、焼鳥は串、鮨は握りが本道だと思います。偉大なる先人たちは無言で語っています。

私が最後に天寿しに行っていた頃は、9000円くらいでしたが、今となっては50000円くらいになりましたが、これも時代の流れと空白の時間をしみじみと感じたりします。今日は食事というより、そんなこみ上げる空白の時や思いを噛み締めたようでした。
(※その当時、「近松」が昼3500円、夜7000円。「銀座・すきやばし次郎」がランチ5000円(テーブル席限定)があったりした時代でありました)。

天寿しは変わらず、一致団結ならぬ一家団結、女性スタッフ皆さまの男顔負けの覇気ある声や対応は全身全霊かのような真心(ホスピタリティ)の感じられるおもてなしでした。

"The Experience"

久しぶりの再訪で、天寿しが昭和から平成〜令和へと紡いできた礎の偉大なる軌跡を再知しました。

常に笑みを絶やさず、外国人相手に英語も達者にもなっている天野大将。
まだまだ、全国はもとより世界中から押し寄せてくる来客を1人でも多く受け止めてほしいと願ってやみません。
エネルギッシュで人望厚く、鮨外交らも多忙そうながら、まだまだお元気そうで何よりですが、くれぐれも御自愛くださいませ。

これを機に、また再訪させていただければと思います。

ご馳走様でした-

合掌。

【天寿し*本日のお任せコース内容】
◉中トロ。
◉大トロ。
◉イカ(カボスと塩)。
◉車海老(天草)。※息子さん。
◉※お吸い物。
◉しめ鯖(軽く炙って。ミョウガらで)。
◉帆立。※息子さん。
◉クエ。※息子さん。
◉太刀魚(炭火でゆっくり焼き上げて)。
◉マグロ(漬け)。※マグロの出汁が入った天寿しオリジナル。
◉キス(柚子胡椒)。※山葵でなく敢えて柚子胡椒だと。
◉本フグの白子。※息子さん。
◉雲丹(根室と釧路のバフン2周合わせ)。※息子さん。
◉サザエ
東京で出されるアワビの代わりとの事。
◉※赤だし。
◉※海老の頭。
◉鰆。
◉鯛と鯛の肝。
◉穴子。
◉トロタク巻き。
◉玉子。
◉メロン。

全22品(うち握り17カン)。約1時間30分。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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2024/03/08 更新

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