BWV988さんが投稿したCrony(東京/乃木坂)の口コミ詳細

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BWV988 (40代後半・男性・東京都) 認証済

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移転Crony乃木坂、広尾、六本木/フレンチ、ワインバー

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/05 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

ホッとするイノベーション。

週末の夜に訪問。
数週間前にネットから予約して伺いました。
予約日が近くなると、リコンファームのメールが何回か送られてきます。
電話での確認もありましたので、抜かりがないです。


場所は、あまり最寄りの駅というものがありませんが、西麻布の交差点からすぐと言えば分かりやすいでしょうか。
ちなみに私たちは、千代田線の乃木坂駅から歩きました。約10分くらいかかりますね。


お店はビルの半地下にあります。
通りからも入り口のドアが遠目に確認できますね。


中に入ると、ライティングが薄暗くいい雰囲気です。
すぐにスタッフさんが出迎えに来てくれました。
店内は木目の家具が多く使われていて、確かに北欧のエッセンスを感じることができます。
テーブルにクロスも引いてないので、カジュアルさがありますね。


手前側左手に個室があるようでした。
そして奥の方がメインダイニングになっています。
スクウェアのテーブル席に続いて、ラウンドのテーブル席がいくつかあります。
私たちはこのテーブル席に案内されました。
さらに奥にはオープンキッチンがあり、シェフたちの動きをつぶさに見ることができます。
そのキッチンに沿って、カウンター席が5〜6席ありました。


今回は「お任せコース」(12,000円)ということでお願いしていました。
というわけで特にメニューの事前開示はなく、ドリンクだけ個別にオーダーしました。


ドキドキしながら待っていると、すぐに前菜の4品がサーヴされました。合計では12品になります。


一皿目は、Cronyのある種シグニチャーディッシュと言っていいかもしれません。
小石の前菜です。写真でよく見るやつですね。
ちょっと冗談めかしての登場でした。
食べてみると、それは温かくサクサクで美味でした。期待が高まるスターターです。


次に出てきたのが、コーンに卵黄のパウダーがかかっている前菜その2。
一口でいただくのですが、甘いコーンがとても印象的でした。


3番目に出てきたのは、たこ焼きのような見た目のスポンジケーキ風ノルウェー郷土料理。
中には、新タマネギ、イカ、インゲンが入ってるとのこと。
確かに、ふわっとした中に素材の甘さを感じることができました。特にインゲンが多く入っていたのがサプライズです。


次は、ロワールから来たホワイトアスパラガス。
とても熱いのですが香り高く、柔らかかったです。チーズも香ばしくて良かったですね。


5番目は、まず見た目が大変美しい。
グリーンピースを茹でたものと焼いたもの、加えてボタンエビとインゲンを細かく刻んだものが合わさっています。
グリーンピースは苦手の人も多いと思いますが、青臭さが一切なく、野菜本来が持つ甘みが引き立てられていて、本当に美味でした。


次は、フキとレバー(?)にフォアグラがかかっているディッシュ。
このフォアグラがすごくて、まずフォアグラをテリーヌにするそうです。
それを瞬間冷凍したあとに、スライスしたものがかかっているのです。
野菜の肉の熱でフォアグラが溶けるような仕組みになっていました。
今日出てきた料理の中では、最も香りが強く、味も濃いものでしたが、フキとレバー、ファグラのマリアージュは大変美味で、印象に残りました。


ここで、パンがホイップバターとともに登場です。
バターには少量の塩がかかっていました。
スタッフさんによると、こちらのパンはカリフォルニアからの酵母を用いて作られているそうで、モチモチ感と香りの高さが特徴的でした。
またホイップバターは、ヨーグルトが多く入っているそうなので、罪悪感を強く感じることなく、たっぷり付けて食べてもOKとのことでした。


さて、いよいよメインディッシュです。
まずは魚で、本日は金目鯛。
見るからに美しい焼き色で、火入れが完璧なことをうかがわせます。
食べてみると、身が柔らかすぎ固すぎず、やはり完璧。
ソースは、焼き茄子エッセンスと本物焼き茄子。
エッセンスが香ばしさを加え、金目鯛とともに食べるとさらなる高みへ連れて行くシナジーでした。


さて、お次のメインディッシュはお肉。
「しんしん」という部位のお肉で、薄くスライスしたカブが載っています。
こちらも全く文句のつけどころがない完璧な火入れで、最高の状態。
肉がとても柔らかく、美味しさが存分に引き出されていました。
あまりに美味しくて永遠に食べ続けたいほどでした。


口休めで、ゴルゴンゾーラチーズが入ったチップスを挟み、次はデザートが2品。


一つ目がフローズンチーズケーキでした。
ケーキと言っても、一つのブロック(塊)になっているのではなく、細かく砕かれていて、例えて言うならばポップコーンのようなサイズ感。
これらが柔らかい層と、半冷凍の層に分かれていて、違いを楽しむことができます。
味も濃すぎず非常に美味。
加えてレモンのジュレが下の方に入っており、インパクトも残してくれました。
これはコンビニとかで商品化して欲しいくらい美味しかったですね。

二品目のデザートが、おこげのアイス。
「え?なんのアイスっておっしゃいました?」と聞き直してしまいました。
お味はキャラメルに似てるのですが、おこげでアイスを作ろうという発想力に驚かされるばかりです。


最後に出て来たコーヒーまで、トップクオリティで全く抜かりがありません。
春田シェフの独創力にただひたすら驚かされ、圧倒されながら時が進みました。
しかしとかくイノベーティブなものを提供されると、奇をてらっていたりとかで、多少落ち着かないような気持ちを覚えることがあります。
春田シェフの料理はイノベーティブなのに、そういうところがないんですね。
シンプルな提示で、かつどこかホッとさせてくれるような心地よさを感じることができます。
またスタッフさんもユーモラスかつプロフェッショナルな対応で素晴らしかったです。
最後にはシェフまで外に出て見送りに来てくださり、嬉しかったですね。


二人で32,000円ほどだったので、そんなにしょっちゅう来られる場所ではありませんが、何かのお祝いの際には必ず再訪したいと思います。
本当に素晴らしい食体験をさせていただきました。
ごちそうさまでした。

2018/05/22 更新

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