2回
2019/07 訪問
6年たっても変わらぬ味と値段!
梅雨が明け、台風シーズンまでの間隙にあたる7月。
最高の時期にまた宮古島に来れた。
幸せだ、、、なんと幸運なのだ自分は!、、、と、太陽と大地に感謝せねば(毎回忘れるが)。
さて。
宮古島に来たらなんとしても行きたいお店がいくつかあるけれど、ここだけは外せないというのが菊栄食堂。
宮古島自体は何度か来ていて、ほぼすべてのスポットらしきところは巡りつくしたつもりでいるんだけど、飲食店だけは開閉店があるため、来るたびに新店ができていたり、以前の店がなくなっていたりする。
今回の目的は水中の撮影と空撮、それに伊良部島へ架かる大橋を渡ってみたいのだ。
あれから6年、宮古島はどう変わったのか。
噂によると空前のバブル景気が押し寄せているというじゃないか、、、変わってほしくない、、、でも地元の人の利便性や生活水準を考えれば、潤ってほしい気持ちが交錯する、、、複雑だ。
空港に降り立ち、とりあえず宿へ向かった。
直行便なので朝一番に羽田を出ると、9時半には島へ到着。
もろもろ準備をして宿を出ると、少し早い昼食となる。
とりあえず宮古気分を満喫したいので、地元のものを食べたい。
となれば、もう菊栄食堂さんしかない。
6年前、タクシーの運転手や海人に聞きまくり、ここが一番だと教えてもらった海沿いの小さな食堂。
潮で錆びた看板と、何の飾り気もない店構え。
手書きで”以下省略”のメニュー名。
何も変わっていなかった。
ここのゴーチャンプルーは次元の違う旨さだったのを思い出す。
厚切りのスパムに大量のゴーヤー、豆腐と豚肉も入っている。
さすがにランチ時という事もあり、テーブルの8割くらいはお客で埋まっていた。
一番手前の入り口に近いテーブルに腰かけ、注文は前回と同じゴーヤーチャンプルー、それと真っ黄色のカレー、みやこそばの3種類。
暑い。
気温は30度を超えている。
しかも天気は晴れ。
冷房が効いているのかいないのかわからない。
建てつけの問題か経年劣化なのか、入り口の開き戸がきちんとしまらないから外から蒸し暑い空気が入ってくる。
う~む。
他のテーブルを見ると、ほとんどのお客はトーフ汁らしきものを注文していた。
たぶんゆし豆腐汁の事じゃないだろうかとは思うのだが、今回自分はあの真っ黄色のカレーが食べてみたいので、トーフはまた次回に。
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最初に出てきたのはゴーヤーチャンプルだった。
おぉ、、、同じだ。
6年の時を経ても何も変わっていない。
そしてあの時と同じ味。
そしてカレー。
うこん色というか、真っ黄色。
味は「昔食べた記憶がある素朴な感じ」という感想、、、ありきたりだがそれしか出てこない。
スーパーなどで売られているルーを使うと絶対に作れないやつだこれ。
たぶんカレー粉からちゃんと作ってる。
大きめのじゃがいも、にんじん、豚肉と玉ねぎ。
具がごろごろしていて、普通の極み。
だがめちゃくちゃ美味い。
みやこそばは具が麺で見えない”THE宮古タイプ”。
実に質素、麺と三枚肉、かまぼことネギのみという本当にシンプルな見た目。
やはり個人的にはゴーヤーチャンプルーが最高だ。
いろんな沖縄料理屋にいったけど、これ以上のものを食べたことが無い。
カレーもチャンプルーも500円ワンコインという信じられないコスパだし、やはりここに来て正解だ。
2021/07/24 更新
2013/04 訪問
ダイエット指数:3 漁師とタクシーの運転手が通う地元食堂
「食」を中心とした旅にするなら、ガイドブックには載らない店に行きたいね。。。ってことで、タクシーの運転手さんと、沖縄の漁師に聞き込みし(笑)ついに巡り合えた食堂がこちら「菊栄食堂」
もちろん人によって回答はまばらでしたけど、タクシーの運転手の約半数、漁師さんはほぼ9割はこちらのお店を指名。
そんなにうまいの?!ってことで、市街地から歩いて10分ほど、海沿いの、まさに港の前のTHE食堂へ伺いました。
外観は潮風の影響なのか錆びた看板があって、「冷やし物一切」と書いてある・・・・
え?!食堂でしょ。
沖縄 では「アイス、ぜんざい、ラムネ、ジュースなどの冷たいお菓子系=冷やし物一切」と書くんですけど、ここはどう見ても古びた食堂。
大丈夫だろうかと思いながらも、恐る恐るドアを開ける。
すると、荒くれ者風情(失礼)のごっつい男たちが飯をガシガシ食べているでないの!。
本当に”港の男の食堂”っていう感じ。
そこは相撲の土俵のように女人禁制の雰囲気さえあり、私のような貧弱男も立ち入りを拒むような気配さえある・・・。
※1人だけ、男性か女性か判別不能な「おそらくおばさん」が居ましたけど・・・。
店員は「肝っ玉おっかさん」ですが、みな常連のようでメニューを正式には言わず、
「俺、豆腐」
「俺、野菜と卵」
など、何かを省略して注文している。
おそらくこれは、豆腐チャンプルー、野菜炒め、卵焼きのことだろう・・・(メニューを見る限り)。
テーブルに座る勇気は無かったので奥のカウンター一番左にひっそりと腰掛ける。
反対側の壁には品数少ないメニューがあり、シンプル過ぎて正直何にしようか迷う。
本音を言えば、ゴーヤーチャンプルーにチャーハン、さらにオムライスとカレーを注文し、いつものように写真撮影して「記事を書くので残します」って伝えたかったけど、とてもとても残すなんて言えない空気(^-^;)
でも念のため・・・・
「ゴーヤーチャンプルーはごはんセットですよね?そのご飯を別料金でチャーハンにできますか?」って聞いてみた。
すると、おっかさん:「できない」
・・・・
ではゴーヤーチャンプルーで。
伺ったのが13時頃だったのですが、さらにお店が混み始めて、店内は海と同じく荒くれ者で大シケ状態。
カウンターもテーブルもほぼ満席になりました。
隣の人がカレーを頼んでいたのですが、見るとルーが真っ黄色。
これ、多分ウコンが入ってるね、でなければこんなイエローは出せないでしょ。
私のチャンプルーは10分程度で届きました。
で、これがめちゃくちゃ美味い!!
ゴーヤの臭みは全くなくて柔らかく、ポーク、豆腐、そして宮古かまぼこがチャンプルしてあるんですけど、信じられないくらい美味いです。
これには少々面食らいました。
店の外観は寂れているし、味なんかわからない海の野郎共、飯の味もたいしたことはないだろう・・・なんて甘くみてましたが、ごめんなさい。
本当に美味いです・・・。
お世辞抜きで、過去一番うまいゴーヤーチャンプルーとなりました。
もし宮古島へ来る機会があれば、是非これは食べて欲しい。
こうなるとカレーも、オムライスも、チャーハンも気になってしまう。
知らない土地で美味しいお店を探すコツは、市場に行くか港にいけ、そしてタクシーの運転手に聞け。
と、昔から言われていますけど、それ正しいです。
2021/07/24 更新
うこんたっぷりのカレーがおすすめ
2021/07/27 更新