GLOBE-Tさんが投稿したJean-Georges Tokyo(東京/六本木)の口コミ詳細

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Jean-Georges Tokyo六本木、麻布十番、乃木坂/フレンチ、アメリカ料理

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.1
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2015/08 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.1
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

東京で味わえるN.Y.の味と日本のおもてなし Jean-Georges TOKYO@六本木

N.Y.が大好きで毎年通ってた20歳前後、とにかく行くのがやっとで食事に贅沢なんて
出来なかったけど、そんな中でも『是非行くべき!!』と聞いて頑張って予約して行った
Jean-Georgesは、当時の私にとって初めて食べたフレンチ×アメリカな創作フレンチで、
今でも思い出すとあの時の感動が蘇ってくる…
15年前の私の中でN.Y.で1番インパクトのあるレストラン
(当時Parsonsにデザイン留学していた同じく"普段、食事に(お金は)掛けられないけど、
N.Y.をこよなく愛す"友達から『今一番N.Y.を感じられるレストランだから是非行って!!』と
熱弁された懐かしい思い出です)

N.Y.のJean-Georgesは、オープンから20年近く経った今でもN.Y.の人気レストランとして
ミシュラン3つ星を10年以上連続受賞、N.Y.タイムズ紙、Zagatに掲載し続けているお店。
一時の流行りかと思われた独特の創作力が、長い年月を掛けてもはや新しい料理のジャンル
として現地で確立しています。

といいつつ、最近はニューオープンのレストランよりも好きなお店に何度も行きたい派。
歳ですかね…(苦笑)。

だけど去年、Jean-GeorgesTOKYOが六本木ヒルズのけやき坂にオープンすると聞いてから
ココには絶対行きたいっ!!とずっと思っていたので、ようやっとの1年越しの訪問です。

東京店のシェフは、N.Y.のお店で日本人で初めてスーシェフとしてJean-Georges氏の右腕と
なったシェフだと聞いてさらに期待が高まります!!

場所は、アルマーニとマイケル・コース(隣はヴィトン)の間。ヒルズにはちょくちょく来てたけど
けやき坂通るのはかーなりご無沙汰だったので『ココに出来たんだ!!』とかなり新鮮でした。
通り沿いなのでタクシーでも来やすいし、麻布十番駅からぶらぶら歩いてくるのも有。

重厚な扉の開くと1Fは全席シェフズテーブルと言っても過言でないライブ感を味わえる
カウンター席が14席、2Fはテーブル席になっています。

キッチンとカウンター席はどこまでもフラットで、吹き抜けの天井の効果もありカウンター席(1F)、
テーブル席(2F)とキッチンの全てが同じ空間でフレンチには珍しい造りですが、聞くと
日本の"割烹料理"のスタイルを取り込んだ東京店だけのコンセプト。言われてみれば
私たち日本人にはお馴染みのスタイル!調理や盛り付けの全てが目の前で行われる
確かな自信と安心は、さすがです。

カウンターテーブルも程よい奥行きで、物理的にも気持ち的にもキッチンの雰囲気が感じられて
いながら、一緒に食事する人との会話もしやすくてすごくイイ!!

今回は、8CourseJGSummerTastingMenuとワインは、8CourseWinePairing
にしました。1杯目はシャンパーニュ(N.V.Billecart-SalmonBrut)。

"メロンと胡瓜のガスパチョ"

アミューズブーシュとして出されたガスパチョは、よく見掛けるトマトベースではなく
鮮やかなグリーン。ミントやレモングラスの爽やかさにパッションフルーツの酸味が絶妙で、
メロンや胡瓜をほんのり感じてつつ、後から加えるベリーの甘酸っぱい後味まで…
ほんの一口サイズなのに複雑で奥行きのある味わい!!

ミントを使うと少量でも他のスパイスが効かないくらい"とにかくミント"の主張が強い単調な
お料理になりがちですが(実はちょっと苦手)、JGはミントを下ごしらえして使用しているので
他のスパイスや食材を引きたてる絶妙な"爽やかさ"として、この後にも登場するのですが
普段苦手なだけに、こんなに複雑で美味しいミント味があるなんて!!と始終感激(涙)。

特に、蒸し暑い東京の夏にはこの爽やかさは最高でした!!
(さすが"SummerTastingMenu")

最初に出てきたパンがスコーン、というのはかなり珍しい。

ちょうど初めのパンは、ゲストはお腹が空いて来ているので普通のパンよりバターを効かせた
スコーンでお腹を落ち着かせてくださいね、という配慮だそうです
もう、いくつでも食べられるくらい美味しいから止まらない食欲を抑えるのが、
寧ろツラい(苦笑)。その後のクルミのパンも美味!!

この8皿のコースは、かなりボリュームがあって一緒に行った友達は、メインでかなり
苦しそうだったので、パンは美味しくても控えめに(私は全部完食でしたけど(笑))。

ペアリングの白1本目は、ソムリエが惚れこんでその場で120本買い占めたという
2008Sancerre,"LaMDdeBourgeoise"HenriBourgeois。

この1杯目が本当に美味しすぎて、買い占めたのを分けて欲しい…。
ペアリングのワインは、その日のお料理にはもちろん、お天気などによって
ソムリエの方がチョイスしてくれるので、かなりオススメ!!(しかもお得)

"エッグトースト キャビアとハーブ"

サンドされているのが、プチトマトにしか見えませんが大分県の自然卵"蘭王"という
栄養価の高い卵を低温でじっくり1時間半ほど加熱して出来たこのなめらかな食感。

ナイフを入れるとトロリと絡んでくる黄身と太っ腹盛りキャビアのほどよい塩気(コレも
絶妙!!)にピッタリです。ちなみにJean-Georges氏、キャビアの盛りにはうるさいそうで
神々しくちょこんと乗せるのはNGで、しっかりたっぷりが基本!!なのでお店の経営を
圧迫させないレベル(もちろんコースの価格設定にも)、かつ料理の塩気としての本業の
役割を果たすべく量が増えてもほどよい塩気のキャビアを常に世界中で探しているのだとか。
すでにスターシェフとなってもこの探究心も20年以上第一線で活躍するシェフならでは。

"真鯛のカルパッチョ(グリーンチリ、ピスタチオ、ミント)"

テーブルに運ばれてきてから、最後に掛けられる淡路島産オリーブオイル。
香りが華やかでキラキラしたオイルは、あっさりとした真鯛の身とナッツやミント、
自家製グリーンチリとを馴染ませる最高の引き立て役。

ここでも美味しいミント使いに唸る…。

こんなに臨場感のある景色も会話のエッセンスになって、とっても楽しい♪

"チャードコーンラビオリ チェリートマトとバジル"

アメリカ料理で多用されるコーンやポテト、大好きです。
そのままでも甘いコーンがたっぷりのソースに、ラビオリの中には炭火で焼いた
コーンがたっぷり。甘さの強いコーンにバジルの大人なソースがgood。

2本目のさっぱりした白を飲みながら…

"大粒ホタテとカリフラワー ケッパーとレーズンエマルジョン"

私の中では、今回のコース1番のお皿。とにかくケッパーとレーズンのソースが今まで
食べたことのない奥深くて不思議で後引く味わい。ケッパーをこんな風にアレンジできる
なんて驚きでした。う~ん、すごい!!(しか言えない)

コチラのお料理は、N.Y.でもよく出される定番メニューだそう。

"甘鯛の鱗焼き ユリ根 ラデッシュとセサミのソース"

サクサククリスピーに揚げ焼きされた山口・萩産の甘鯛の鱗部分とほっくりとした身の
食感が素晴らしい逸品!!香味だけでなくすりごまのコクも合わせたソースもピッタリです。

手前のラベンダーの蕾を一緒に口に入れると口の中が一瞬でプロバンス(笑)。
揚げ物&濃厚なソースの後味にさっぱりとしたスパイス。

3本目の白は、大好きなMEURSAULT。

"飛騨牛のシアード サマースクワッシュ ハバネロチリバター"

噛みしめるほど味わい深い飛騨牛は、鉄板焼きで焼いた後に炭火でじっくり
(カウンターから観察)。チーズで包み揚げされた黄色ズッキーニは、水分がぎゅっと
逃げずにジューシーなまま味わえます。珍しいハバネロのソースが斬新で、これまた
日本の暑い夏にピリリと効きます。

"バジルパンナコッタ サマーベリー ブルーベリーのソルベ"

ドライストロベリーのパウダーが掛かって可愛らしいパンナコッタは、
真っ白なのにしっかりバジルの大人味。

"プティ・フール"

ヌガー、柚子のプリンのセミフレッド、フランボワーズの餅粉、西京味噌のキャラメル
プティ・フールまでJGらしい日本を取り入れたひとひねりの一粒。

食後の飲み物は、珈琲、紅茶、ハーブティーから選べます。

カウンター席でシェフとの距離が近く、お料理のお話はもちろんN.Y.店や
Jean-Georges氏のお話しも聞けて、このおしゃべりもお店の良さが一段引き立つ
スパイスに。さらにお料理が出来上がってから提供されるまでが早いので、作っている
シェフたちも最高の状態でサーブできるのが本当に嬉しそうでした。

お料理は特にミントやハーブの使い方が絶妙で本当に上手、こんな風にミントやバジルを
味わえてとても感激しました。Jean-Georgesの味を日本の気候や食材をよく知る
日本人シェフが引き継ぎ、割烹スタイルでのおもてなし…。また季節を変えて、伺いたいな。

大切な人と美味しくて楽しい時間を過ごす為に知っておくべきマストなレストランです!

  • "大粒ホタテとカリフラワー ケッパー・レーズン エマルジョン"

  • キッチンが見渡せるカウンター席でシャンパーニュ

  • "メロンと胡瓜のガスパチョ"

  • スコーン

  • ワインペアリング 白1本目 2008 Sancerre, "La MD de Bourgeoise" Henri Bourgeois

  • "エッグトースト キャビアとハーブ"

  • "エッグトースト キャビアとハーブ"

  • "真鯛のカルパッチョ(グリーンチリ、ピスタチオ、ミント)"

  • "真鯛のカルパッチョ(グリーンチリ、ピスタチオ、ミント)"

  • カウンター越しのキッチンを眺めながら

  • "チャードコーンラビオリ チェリートマトとバジル"

  • 2本目の白

  • "大粒ホタテとカリフラワー ケッパーとレーズンエマルジョン"

  • "甘鯛の鱗焼き ユリ根 ラデッシュとセサミのソース"と3本目のMEURSAULT

  • "飛騨牛のシアード サマースクワッシュ ハバネロチリバター"

  • "バジルパンナコッタ サマーベリー ブルーベリーのソルベ"

  • "プティ・フール ヌガー、柚子のプリンのセミフレッド、フランボワーズの餅粉、西京味噌のキャラメル"

  • 外観

2015/08/09 更新

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