浜田 岳文さんの行った（口コミ）お店一覧

韓国を代表する、韓牛のレストラン。 まず、銀行の金庫を模した店構えに圧倒される。現代の日本で、ここまで内装にこだわって資金を投じた店は稀ではないかと思う。 料理はコース仕立てで供されるが、純粋な焼肉はその一部のみで、あとは肉割烹料理や肉を使わない魚介・野菜料理も盛り込まれている。また、焼肉についても、自分で焼くのではなく、スタッフが焼いてくれるシステム。 日本では食べられない韓牛を使った料理が魅力的なのはもちろん、当店は野菜も素晴らしい。聞くところによると、アジアのベストレストラン50にランクインするイノベーティブレストランと同じ契約農家から仕入れているそう。 イノベーティブとは異なる、韓国におけるファインダイニングの一つの方向性として、最も重要な一軒。 PREMIUM HAN-WOO COURSE プレミアム韓牛コース Organic vegetables from Namyangju 南楊州産有機野菜 Do-mi (sea bream) from Busan, namul from Ulleung island 釜山産鯛、鬱陵島産ナムル Squid, sweet shrimp, Korean apricot イカ、甘海老、梅 Mackerel form Jeju, beef gochujang, samnamul, 15y aged ganjang 済州島産鯖、牛肉炒めコチュジャン、山菜、15年物の醤油 Yukhoe (Korean-style raw beef) ユッケ Ripe's tomato salad トマトサラダ Neck chain ネックチェーン（チェビチュリ、一本カルビ） Smoked Flank フランク（チマッサル）のスモーク Abalone, Korean cilantro, oats, sancho 鮑、パクチー、オート麦、山椒 Chuck flap tail with Noodles ザブトン（サルチサル）の麺 Jujeonburi (RIPE style Snack) 「つまみ食い」（スナック） Sirloin with truffle サーロイン、トリュフ Salted Gochang milk Ice cream ＆ Yuzu sorbet 高敞産牛乳の塩アイスクリーム、柚子のソルベ Tenderloin Sandwich フィレ肉のサンドイッチ Bulgogi ブルコギ Gomtang (Beef-bone soup) with Pot rice コムタン、土鍋ご飯 Seol-Hyang (Korean strawberry) 韓国産苺「雪香」 Cheese ice cream touched with Black salt crystals from soy sauce チーズのアイスクリーム、醤油から生成したブラックソルト

酔い覚ましスープの専門店。 骨付き牛肉、牛の出汁、牛の血のゼリー、白菜入り。 スープの色からして重たく見えるが、飲むと味付けが濃すぎずに滋味深い。とろとろの白菜も出色。

牛ホルモン焼肉の名店。 ハツ、コプチャン（小腸）、センマイのミックスホルモンからの、テッチャン（大腸）。どれも日本ではまずお目にかかれないくらいに鮮度が高く、感動する。 庶民的な店構えだが、料理は間違いなく一級品。 同じ名前の有名店があるので、要注意。

豚肉の水カルビで有名なレストラン。 水カルビは、豚肉を焼くのではなく、ソースや水を加えてフライパンで煮詰めるという、当店発祥のユニークな料理。 メインディッシュは、残り汁で作る炒めご飯。

店名が示す通り、カルグクス（韓国風うどん）の店。 ただ、それだけを食べに来るというよりも、スユク（茹で肉）やチヂミなど定番料理を頂いてからカルグクスで締めるお客さんが多いそう。使い方が、福岡のうどん居酒屋に似ているのが面白い。 初めての訪問かと思いきや、10年以上前に来たことがあるのを思い出した。昔から変わらず、懐かしさを感じる定番料理を楽しめる一軒。

豚コムタンの人気店。 コムタンといえば白濁しているイメージだが、こちらは透明。雑味がなく、塩分控えめで繊細なスープが身体に染み渡る。 日本のラーメン屋が一昔前と比べて格段に進化したのと同様、当店は韓国のB級グルメの進化を先取りしているように思う。

ソウル中心部から車で東に一時間の、知る人ぞ知る老舗の名店。 当店の名物は、ナムル。メインとなる料理の付け合せとして供されることの多いナムルが、当店では主役となる。 この日は20種類のナムルが並び、壮観。野菜が中心で、ヘルシーなのも嬉しい。

ミシュラン一つ星を獲得する、カンジャンケジャン（ワタリガニの醤油漬け）の名店。 ワタリガニは新鮮で、味噌と身がたっぷり。クリーミーでとろける。

韓国家庭料理を供する人気居酒屋。 メニュー（韓国語のみ）を見る限りは、なんの変哲もない典型的な家庭料理ばかりで、個性は感じない。ところが、食べるとその印象は一変する。塩やその他調味料が抑制的に使われていたり、包丁仕事が丁寧だったり、一皿一皿の完成度が高い。今まで韓国で食べた家庭料理で、圧倒的にナンバーワン。 訊くと、シェフはミシュラン三つ星レストランで修業経験があるとのこと。ファインダイニングを経験した才能ある料理人が庶民的な料理に取り組むことで生まれた繊細な料理は、韓国料理の未来を指し示している。