この口コミは、川井 潤さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.8
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 4.8
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|サービス 4.8
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|雰囲気 4.7
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|CP -
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.8
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| サービス4.8
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| 雰囲気4.7
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| 酒・ドリンク- ]
【京都の和食を満喫。ここにはまた訪問したい^ ^】
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2016/11/26 更新
今の京都の和食では「下鴨茶寮」がお気に入りだが、今回は祇園の10席しかない店を選んでみた。なかなか予約困難らしいが、たまたま数週間前に電話を入れたら取れた。。
結果、大当たりの店だった。再訪すべき店になってしまった^ ^
中の撮影は禁止なので今回は文章でどこまで伝えられるか…。。
①「柿なます」
紅葉した柿の葉の上に、柿をくり抜いた器が目にも美しい。その柿の器の中には、4つほど丸く小さくくり抜いた柿、大根、人参、胡瓜、などのなます。そしてそれをマヨネーズ系のものが入った胡麻のペースト。そしてピーナツがぽりぽりの面白い食感を醸し出す。
最初から五感を刺激する魅力的なスタート。
続いて②「琵琶湖子持ち鮎の春巻き」
鮎の身のみならず頭までがすり潰され春巻きの具材になっている。中は半生っぽさを残しながら、外の皮はカリカリ。めちゃくちゃ美味しい。コリコリの骨せんべいも横に添えられ、鮎全部をいただく完全食。
③「鯖寿司に海苔を巻いた一品」
実は鯖寿司は学生時代に京都にいた時、何度食べても好きになれなかったので、ビビりつつ食べた。それがとてつもなく美味しくて驚いた。。え?鯖寿司って、こんなに美味しかったんだ。。臭みもないし…もう1つ食べたいくらい。食人生が変わった瞬間(^O^)
④「フカヒレの姿焼きをかぶらのすり流しに入れたお椀もの」。
繊細な味と大胆さが見える一品。出汁がとにかく美味しい。
⑤「少しだけ塩をふった白甘鯛の刺身」、醤油で炊いた岩茸(断崖絶壁に生える茸)とワサビと。絶品。
⑥伊勢海老の漬けの上に叩いた長芋、雲丹、手で刻んだ海苔を掛けた一品。黄味醤油で食べるひと皿。ぷりっぷりの伊勢海老と黄味醤油、雲丹などが絡み合って至高な味。
⑦「白子が上に乗った、このわたが下部に潜む茶碗蒸し」、
とろける食感の茶碗蒸し。この上ない贅沢を感じる一品。
⑧「(500〜600グラムの脂の乗った)ノドグロの焼きものに、湯葉と細く刻んだ白髪ネギが添えられたひと皿。万願寺とうがらしで作った柚子胡椒も薬味に出たが、付けなくて美味しく、柚子胡椒は柚子胡椒だけで舐めて美味しかった^^;
⑨おまけにもらった乾干しのクチコ(ナマコの卵巣)。美味すぎ、贅沢。
⑩香箱ガニ、すだちと鬼おろし(荒くおろした大根おろし)のジュレを乗せて。
ここで食べられると思ってなかったので、なんとも嬉しい時間となった。甲殻類好きとしてはもちろん、たまらなく美味しい。
11:「野菜の炊き合わせ」…京都府南部で採れる丸大根のひとつ「淀大根」、そして「えびいも」、「京小松菜」「ミンチした銀杏を揚げた一品」が食材。このひと皿からも美味しい出汁が心に染み込む。
12:〆のご飯は「栗とムカゴの飯蒸し、カラスミかけ」、飯蒸しのもち米がなんとも言えず美味しい。お新香には、みょうが、昆布、など。赤出汁等汁物はつかない。
そしてデザートは13:「塩の効いた焼き栗のアイスクリーム、焼き栗が中に。揚げたポリポリ感のある栗のスティックが美味しさを引き出してたまらない。お代わりしたくなるけどここは我慢。。
そして本当の最後には14:「あんこの葛焼き」、中は熱々なので気をつけて食べてくださいと注意を受けつつガブリと。うんまい(^。^)。
この店はもう一度来るべき店と思う。。ただ、京都っぽいなと思ったのは、やはり常連にならないと「気が通じ合うには、まだまだですよ」、と言われている感じがしたのは自分の気のせいとも思えない(^^;;。