17回
2024/05 訪問
滋賀「サカエヤ」から仕入れた「佐助豚」リブロースを220gでいただく
本日は妻と共に「熟成豚かわむら」で、かなり早めのランチを済ませてきた。
これまで多くのとんかつを味わってきた中で、同店のリブロースが最も印象に残っている。様々なブランド豚から好みの銘柄を選べる点も魅力的だ。
さて今回、メニューに新しく追加されていた「佐助豚」という見慣れない銘柄が目に留まった。メニュー表には「サカエヤ」から仕入れたことが記載されており、興奮を隠せなかった。言わずと知れた日本一の精肉店であり、私のお気に入りのレストラン「洋食おがた」でも取引のある超有名店だ。「南の島豚」のように「京都中勢以」から仕入れた熟成豚とはまた違った新しい試みに期待が高まる。私は迷わず「佐助豚」のリブロースを220gで。一方、妻は「南の島豚」のロースを130gで注文した。
現在、とんかつ専門店は競争が激しく、鮨の如くひと切れずつコースで供したり、特製の塩やソースでブランド豚を愉しめたり、また、油のブレンドや温度、揚げ時間、パン粉の選択などをマニアックに突き詰める店が増えている。
同店では、パン粉専門の「中屋パン粉工場」の低糖質なものを使用し、ラードとブレンド油で低温の二度揚げを行っており、店主の卓越した技術により、サクッと、フワッとした食感を実現している。
「佐助豚」のリブロースは圧巻のビジュアルを誇り、ロゼ色の断面と香ばしい香りが食欲をそそる。開店直後の綺麗な揚げ油のおかげで、衣はいつもより白く、これがビジュアルを一層引き立てていた。
肝心の味であるが、脂の甘味と赤身の柔らかさが絶妙で、口の中で脂がとろけ、肉汁も溢れ出て、この上なくジューシーだ。まさに「最強」のとんかつである。
とんかつの味を決める要素は多岐に渡るが、火入れの技術が最も重要だと私は考える(あくまで私見)。揚げ手の技術がなければ、生焼けの不快感や、揚げ過ぎによる肉のパサつきが起こり得る。この微妙なバランスが、とんかつの美味しさを大きく左右すると思うのである。
肩肘張らずに、美味しいとんかつを、定食スタイルで堪能できる「熟成豚かわむら」は、とんかつ専門店の中で私の最もお気に入りの店だ。いずれは「サドルバック」のリブロースを試してみたいと思う。
2024/05/19 更新
2024/03 訪問
これぞ最強のとんかつ。「梅山豚」リブロースを220gで。
京都にある「熟成豚かわむら」はミシュランガイドでビブグルマンを獲得し、食べログでは「とんかつ百名店」にその名を連ねている実力店。
この店の強みは、その比類なき商品力にある。常に複数のブランド豚を揃えることで、顧客に多様な選択肢を提供している。ラードとブレンド油で2度揚げする調理法を採用しており、その見事なロゼ色の断面と、衣のフワッとした食感は、店主の巧みな火入れ技術の賜物であることは言うまでもない。
「梅山豚(メイシャントン)」の脂身は甘く、この上なくジューシーで、口の中でとろけるかのよう。まさに芳醇な味わい。
今年1月、同店は価格を200円引き上げたが、最近の経済情勢を鑑みれば、この価格改定は納得の範囲内。提供される料理の味は依然として絶品で、大いに満足を与えてくれる。
近頃、ブランド豚を低温調理し、コース仕立てで提供する専門店が増えているが、そうしたスタイルには馴染めない。自分にとって、とんかつ屋の醍醐味は、やはり定食スタイルで"がっつり"と楽しむことにある。そうした点からも「熟成豚かわむら」は気軽に訪れることができ、質の高いとんかつを食べられる価値ある店だ。今後もこの店には長く通い続けたいと思う。
2024/03/07 更新
2024/01 訪問
2024年も「熟成豚かわむら」の超特上リブロースかつ定食にお世話になる
2024年が始まってから早くも2週間が経過した。その間、私は禁断症状を抑えきれずにいた。その対象は言うまでもなく「熟成豚かわむら」の超特上リブロースかつ定食だ。今宵、機会を得て訪れることにした。
例に従い、ブランド豚の銘柄一覧より「TOKYO X」を選択して220gでオーダーした。この1月、店は価格を200円値上げしたが、最近の経済情勢を考慮すれば、この改定は納得できる。提供される料理の味は相変わらず絶品で、大いに満足した。この店の商品力の高さは、他の追随を許さない。
最近、ブランド豚を低温調理し、コース仕立てで提供する専門店が増えているが、私はそのスタイルには馴染めない。私にとって、とんかつ屋の醍醐味は、定食スタイルで"がっつり"と楽しむことにある。そうした点からも、「熟成豚かわむら」は、気軽に訪れることができ、質の高いとんかつを楽しめる、価値ある店だ。今後もこの店には長く通い続けたいと思う。
2024/02/17 更新
2023/12 訪問
2023年の食べ納め「熟成豚かわむら」で「TOKYO X」リブロース220gを堪能
年の瀬を迎え、私のお気に入りである超特上リブロースかつ定食(220g)を堪能してきた。銘柄は「TOKYO X」で、その品質の高さは言うまでもない。
予定を控えていたため、ゆっくり味わう時間は限られていたが、それでもそのとんかつの印象は強烈であった。超特上リブロースの味わいは、他のとんかつ専門店と比べても一段と際立っている。その肉厚でジューシーなリブロース、低温調理による見事なビジュアル、絶妙な揚げ加減は、どれをとっても最高レベルだ。来年もこの味を求めて、再び訪れることを心待ちにしている。
2023/12/27 更新
2023/12 訪問
絶品とんかつ「TOKYO X」リブロース220g!
約2週間ぶりに「熟成豚かわむら」を訪れ、晩ごはんを済ませた。いつものように、超特上リブロースかつ定食(220g)をオーダー。銘柄は「TOKYO X」だ。肉質は驚くほど柔らかい。脂身の甘さが特徴的で、揚げ加減は完璧に仕上がっており、とてもジューシー。一口噛み締めると、上質な脂が口の中で溢れ出す。これこそ、まさに極上のとんかつというものだ。
また、付け合わせのキャベツ、白飯、豚汁も非常に質が高い。特に豚汁は、生姜の風味がアクセントになっており、とんかつとの相性も抜群である。こうした細部にもこだわりを見せるこの店は、商品力に優れたとんかつ店であることを疑う余地はない。全体的に見て、この店は確かな品質と卓越した技術を持つ、名店と言えるだろう。
2023/12/20 更新
2023/12 訪問
絶品とんかつ「京中式 長期熟成豚」リブロース220g
本日も「熟成豚かわむら」を訪れ、その絶品のとんかつを堪能してきた。残念ながら超特上リブロースが売り切れていたため、特上リブロースかつ定食(220g)を注文することにした。豚肉の銘柄は「京中式 長期熟成豚」で、鹿児島県産の三元豚の中から上質なものを選び、京都伏見の「京都中勢以」で3~5週間熟成させたものだ。この熟成プロセスにより、香りと風味が豊かになり、味わい深く濃厚な肉質を実現しているとのこと。
約30分の待ち時間の後、目の前に現れたリブロースは見事であった。肉の断面は低温調理によって見事なロゼ色を呈し、感動すら覚えた。味わいに関しても、期待を裏切らない満足感があり、この店のとんかつのクオリティの高さを再確認した。ビブグルマンに選出されるのも納得のレベルである。今後も定期的に足を運びたいと強く思う店である。
2023/12/21 更新
2023/12 訪問
脂身の甘みが絶品「京中式 南の島豚」リブロース220g
久しぶりに訪れた「熟成豚かわむら」で、妻と共にランチを楽しんだ。午前10時30分の開店時間に到着し、我々が注文したのは、いつもの「超特上リブロースかつ定食(220g)」と「ヒレかつ定食(130g)」である。使用されている豚肉の銘柄は、「京中式 南の島豚」。約20分の待ち時間の後、目の前に現れたのは、ロゼ色が印象的な見事なリブロースだった。低温調理により、そのビジュアルは目を見張るものがあった。
初めに、薬味なしでそのまま頂いた。柔らかさはとろけるほどで、脂身から立ち昇る芳香が食欲をそそる。熟成による深い旨味と脂身の甘みが口の中に広がり、文字通り悶絶するほどの美味しさだった。これぞ、まさに絶品のとんかつである。
同店は豚肉の銘柄に対するこだわりが際立つが、それに留まらず、お米や豚汁、薬味、揚げ油に至るまで、すべての要素にこだわりを感じられる。こうした細部への配慮が、高い満足感をもたらしている。価格は決して安くはないが、その価値は価格を大きく超えている。
総じて、「熟成豚かわむら」は、こだわりを重んじる飲食店として私のお気に入りであり、今後も長く通い続けたいと思わせる店である。素晴らしい食事をありがとうございました。
2023/12/05 更新
2023/11 訪問
幻の豚と称される「TOKYO X」リブロース220gを堪能
気に入った店を見つけると、頻繁に通い詰めてしまう。「グリル小宝」はその典型である。料理の美味しさはもちろん、気軽に訪問できる点が魅力の一つだ。予約でいつも満席の店は人気の証だが、思い立ったときに一人で訪れることができる店は、日常生活において特に重宝する。この点で「熟成豚かわむら」も私のお気に入りの一つとなっている。
この店のとんかつは間違いなく一級品で、使用している素材にもこだわりが感じられる。ブランド豚を常に複数種類用意しており、その「揚げ」の技術が素材の良さを引き立てている。低温調理による美しいビジュアルも良い。
今宵も、「超特上リブロースかつ定食」(¥4,700)をオーダー。豚肉の銘柄は「TOKYO X」。幻の豚と称される銘柄で、濃厚な旨みと脂身の甘みが印象的であった。今回も大満足。これからも足を運び続けることは間違いない。
2023/12/21 更新
2023/11 訪問
見事な"揚げ"加減の「京中式 南の島豚」リブロースを堪能
前回、同店でいただいた超特上リブロースの揚げ加減に少々の不満を感じたことから、リベンジを果たすべく再訪を決意。今回は「京中式 南の島豚」という、私にとっては初体験となる銘柄を選んだ。「超特上リブロースかつ定食」(220g)を注文し、約20分の待ち時間を経て、目の前に運ばれたリブロースの堂々たる姿と香ばしい香りに食欲が刺激された。
前回とは異なり、揚げ加減は完璧。赤身と脂身のバランスが絶妙で、低温調理によるロゼ色が美しい。ブランド豚の質の高さと、「熟成豚かわむら」の"揚げ"の技術の見事さに大満足。噛むたびに溢れる肉汁、赤身の深い旨み、そして脂身の甘みは、まさに一級品。他店のとんかつとは一線を画す、圧倒的な味わいであった。
2023/11/13 更新
2023/11 訪問
ブランド豚「縄文スイートポーク」のリブロース220gをやってきた!
激動の一週間を終え、久しぶりの休日がやって来た。今日は妻と共にランチの場所を探索。うどんの「岡北」と迷ったが、最終的には京都で名高いとんかつ専門店「熟成豚かわむら」へと足を運ぶことに決めた。妻にとっては初めての訪問。同店は低温調理で知られ、近年流行のブランド豚を使用している。その評価は高く、ミシュランガイドでビブグルマンを獲得し、とんかつ百名店にも選出されている。
開店時間の10時30分に合わせて訪問し、私は同店で最も高価な超特上「縄文スイートポーク」のリブロース(220g)を選んだ。休日のランチという特別な日に相応しい選択だ。一方、妻はヘルシー志向で「ヒレかつ定食(130g)」を注文。加えて、「国産男爵コロッケ」、「キャベツたっぷりミンチカツ」、「ホタテ貝柱フライ」も単品でオーダーした。
料理はすべてが高品質。「縄文スイートポーク」のリブロースは脂身の甘みが濃厚で、口の中でとろけるような食感を楽しめた。ただ、少し揚げ過ぎの感もあった。本来ならば、肉の断面にはもっと鮮やかなロゼ色が見られるはずだが、これは些細な点か。それを差し引いても、味は非常に良く、満足できるものだった。
妻がオーダーしたヒレかつも柔らかく、赤身の旨みが際立っていた。コロッケやミンチカツ、ホタテのフライもコスパが高く、大満足の味わいだった。白飯は「八代目儀兵衛」のコシヒカリを使用し、炊き方も完璧。豚汁には生姜が良いアクセントを加え、高いクオリティを示していた。
この店が更なるレベルアップをするためには、クレンリネスの向上と、店内のデザインへのこだわりが必要だろう。これは私の個人的な見解である。しかし、そうした細部にも目を配ることで、より素晴らしい店になることは間違いない。全体的には、この店の料理品質の高さから、今後も定期的に訪れたいと思えるお店である。
2023/12/21 更新
2023/10 訪問
「TOKYO X」の濃厚な旨み、脂身の甘さに舌鼓を打つこと間違いなし
本日のディナーは、ビブグルマンを獲得し、とんかつ百名店にも選ばれる京都山科の「熟成豚かわむら」である。
前回は「サドルバック」を堪能したが、今回は「TOKYO X」のロースを選択した。それぞれの違いを詳しく説明するのは難しいが、サドルバックもTOKYO Xも共に絶品であることは確かである。使用されている豚ロースは極上で、その柔らかさや脂身の甘さには驚かされる。低温調理によるビジュアルの美しさも際立っている。ミンチカツもまた、しっかりとしたこだわりを感じられる。ご飯や豚汁のクオリティも高く、全体として非常に満足できる内容であった。
しかし、店内の雰囲気や清潔さに関しては、さらなる改善の余地があると感じる。それを克服すれば、この店の評価はさらに向上するだろう。
2023/11/01 更新
2023/10 訪問
念願の"サドルバック"を「熟成豚かわむら」にて堪能
遂に幻の豚と云われる「サドルバック」を堪能する機会を得た。その場所は、京都山科のとんかつ専門店「熟成豚かわむら」である。以前から「サドルバック」には興味を持っていたが、度々品切れのため未体験であった。だが、今宵の訪問時、メニューにその名を見つけ、感動の邂逅を果たした。
迷うことなく超特上(サドルバック)ロース170gを選び、加えて「国産男爵コロッケ」も注文した。サドルバックは脂の柔らかさと甘み(旨み)が際立ち、とろける食感で、その銘柄の価値を感じさせるものであった。コロッケも、粗めのジャガイモがゴロゴロと感じられ、独特の甘辛さが口の中に広がった。
確かに、それなりの価格が設定されているが、銘柄豚を使用し、低温調理により、見た目にも工夫を凝らした料理は、同店がビブグルマンや百名店に選ばれる理由を納得させるものであった。
2023/10/26 更新
2023/10 訪問
「かわむら」でいただく、銘柄豚『贅豚』ロース170g
今日は、とんかつの気分であった。久しぶりに京都山科が誇るビブグルマン獲得のとんかつ専門店「熟成豚かわむら」を訪れた。
銘柄豚『贅豚』を使用した「超特上ロースかつ定食(170g)」と、一品メニューの「キャベツたっぷりミンチカツ(60g)」をチョイス。さすがは銘柄豚。肉質は素晴らしく、豚肉の旨みと、脂の甘さが際立っていた。低温調理によるビジュアルも見事だ。
ミンチカツに関しては、商品名にある通りキャベツが豊富に使用されており、粗目にひかれた豚肉とのハーモニーが印象的。料理のクオリティは非常に高い。
しかしながら、店舗空間については改善の余地が見受けられる。とんかつは3,700円という高価格であり、この価格帯であれば、店内のインテリアデザインや雰囲気にも更なるこだわりを期待する。加えて、店内の清掃に関しても、より徹底的な対応が求められるだろう。商品力の高さを考えれば、店舗の魅力をより一層引き立てることができると信じている。期待を込めての意見である。
2023/10/11 更新
今週も「熟成豚かわむら」で、とんかつを堪能してきた。同店では、リブロースとロースのランクを3つに分け、特上と超特上ランクでは日替わりで複数のブランド豚が提供される。この日のラインナップは「梅山豚」、「佐助豚」、「マンガリッツァポーク」だ。「マンガリッツァポーク」は初見だったが、リブロースの提供はなく、代わりに妻がロースを170gで注文し、私は「梅山豚」のリブロース220gを選んだ。「梅山豚」は数回食べており、その脂身の甘味が印象的である。
味については言葉を尽くすまでもなく、絶品である。ビジュアルもお見事で、店主の高度な火入れ技術が光る。以前、とある大阪の百名店で生焼けのリブロースに遭遇し、それ以来敬遠していたが、「熟成豚かわむら」での挑戦以降、リブロースが好物になった。他の店でもリブロースを試してみたが、こちらの店の品質を超えるものには未だ出会っていない。
とんかつの調理は、表面上は単純なプロセスかもしれないが、実際には非常に技術を要する。豚肉を叩いてから塩コショウを振り、小麦粉、卵、そしてパン粉を付けて油で揚げる。しかし、油の質、肉の揚げ具合、使用するパン粉によって、その品質は大きく変わる。「熟成豚かわむら」では、衣はサクッとしており、なおかつフワッとしている。肉の断面からは、食欲をそそる甘くて芳ばしい香りが立ちのぼり、脂身は口の中でジュワッと溶け、赤身はジューシーで肉汁が溢れる。このすべてが、店主の高い技術によるものだ。
定食スタイルで提供されるこのとんかつは、ご飯と豚汁も高いクオリティを保ち、全体的な満足度が非常に高い。今後も何度でも訪れることになるだろう。