sanokuniさんが投稿した花水季(静岡/伊豆急下田)の口コミ詳細

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sanokuni (男性・東京都) 認証済

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花水季伊豆急下田/日本料理

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  • 夜の点数:4.5

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2023/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

地元の人たちの間でも伊豆下田で和食といったらここと言われる名店(#花水季)

花水季(はなみずき)@静岡県下田市

伊豆急下田駅から徒歩10分、下田の街とは反対側の閑静な住宅街にある割烹料理屋「花水季」。創業20年以上になるお店で、地元の人たちの間でも下田で和食といったらここと言われる名店だそう。

敬愛する居酒屋探訪家 太田和彦さんのテレビシリーズ「ふらり旅いい酒いい肴」の伊豆下田の回で紹介されていたのでチェックしていたお店。

土曜日の19時に予約して訪問。職人気質のご主人と和服姿が似合う女将さんの夫婦で営む凜とした佇まい割烹料理屋。店内はカウンター8席と個室のお座敷で最大15名ほど。夫婦2人で切り盛りするのにちょうどいいサイズのお店だろう。

ご主人は箱根の一流ホテルや下田の料亭などで板前として約30年間腕を磨き、49歳でこちらのお店を構えたそうだ。氷細工の職人としても有名で、下田で氷細工ができるのは花水季のご主人だけだそう。カウンターの奥に氷細工の作品の写真も飾ってあった。

屋号を「花水木」ではなく「花水"季"」としている通り、季節ごとの旬の味を提供するのがこちらのお店のスタイル。自家製がんもや豚の角煮、天ぷらといった一年中楽しめる定番メニューの他、カウンターの中の頭上には、その時期の旬の食材が書かれた短冊のお品書きが掲げられている。

いくつか値段が書いていないメニューもあったがお会計は2人で9000円ちょい。感覚的に1人5000~6000円は飲み食いしたつもりだったけど、思っていたより安かった。

ご主人は一見コワモテだが、気配りが素晴らしく常連客でも一見客でも分け隔てなく接して、地元の色々な話をしてくれたりと、リラックスできる穏やかな雰囲気。店内も調理場も掃除が行き届いていて、几帳面な店主の人柄を表わしている。料理を盛り付けるお皿のセンスも良く、その土地の季節ごとの旬の食材を味わえるという、これぞ居酒屋の鏡と言えるようなお店。


●お通し 300円ぐらい?
突き出しで枝豆とうふ、真竹の粉節(こぶし)和え、中華風くらげの3品。居酒屋で最初の突き出しの品の味や内容で、そのお店と相性が合うかどうか判断基準になるけど、もうこの時点で相性バッチリだ。ご主人も初めてのお客さんに最初の料理で花水季を知ってもらうと、突き出しにはかなりこだわっているそうだ。どれも今の時期が旬の食材で、素材の味を活かした上品な味付け。

●ビール 大びん 800円
最初の一杯はビールで。キリンとサッポロがあるとのことでキリンをチョイス。一番搾りじゃなくて昔ながらのラガービールなのが渋い。上品で甘みのある一番搾りと比べてコクとキレのある味わい。

●赤いかお造り 700円ぐらい?
赤いかとは関東地方ではケンサキイカのことを指す。5月から6月に伊豆諸島海域でいか釣りや定置網で漁獲される赤いかが下田港にたくさん揚がることそうだ。金目鯛に次ぐ名物にようと下田市観光協会の呼びかけで2022年、2023年の5月~6月に「赤いかキャンペーン」を開催し、下田市内の旅館や飲食店で様々な赤いか料理を提供している。
丁寧に給水シートに包んだ赤いかの身はほどよく水分が抜けてねっとりと濃厚な甘み。下足(ゲソ)は茹でてあり、プリッとした食感。

●冷酒 花水季 300ml 1000円ぐらい?
たくさんの種類のおちょこから好きなものを選べるのが楽しい。静岡県浜松市の「花の舞酒造」で作っているお店オリジナルラベルの日本酒。ふくよかなお米の旨味とやや辛口でキレがあり、和食に相性ピッタリの味わい。

●なめろう 900円ぐらい?
注文を受けてから新鮮なアジを捌いて三枚におろし、ネギや大葉、生姜、味噌と一緒に叩いた作り立てのなめろう。なめろうはお店によって薬味の分量や味の濃さ、叩き具合など千差万別だけど、花水季のなめろうはネギのシャキシャキした食感としょっぱすぎない絶妙な味加減で上品な味わい。

●このわた 900円
このわたはナマコの内臓の塩辛でウニ、カラスミと並んで日本三大珍味の一つに数えられる。語源はナマコ(こ)のワタ(内臓)なのだそう。塩辛さと濃厚な磯の風味が口の中に広がる。日本酒をちびちびと飲むのにぴったりの酒肴。

●黎明(れいめい) コップ酒 700円
下田には造り酒屋はないが、「黎明」は下田の日本酒好き集団「下田自酒倶楽部」が誕生させたオリジナルブランドのお酒。メンバーが地元の田んぼで下田産米の「きぬひかり」を田植えするところから始めていて、基本的に会員の間だけで飲まれている超レアなお酒で、花水季のご主人も「下田自酒倶楽部」の一員なのだそう。仕込みは静岡県富士宮市にある富士高砂酒造で醸造が行われている。
よく冷やした四合瓶からコップになみなみと注いでくれる。爽やかで上品な甘みとお米の旨味もしっかり感じられる味わい。

●かき揚 900円
タコとナスやオクラ、トウモロコシなど季節の野菜を使ったサクサクの揚がったかき揚げ。油切れがよく下に敷かれた紙にもほとんど油が染み込んでいないぐらいカラッと揚がっている。ご主人の和食の腕が光る逸品。

●茶わんむし 500円
崩れるか崩れないかギリギリの絶妙な固さで、一口食べるとつるんとした喉越しのよさがたまらない。和食ならではの出汁の旨みもたっぷり。

●おにぎり 500円
締めは鮭のおにぎり。温かいご飯をふっくらと握ってあって、口の中で米粒がほどけるような食感。海苔の香りも絶妙。

2023/06/15 更新

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