旅浪漫さんのマイ★ベストレストラン 2017

旅に浪漫あり 旅先には旨いものあり

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2017年は、日本の最東端(根室市 納沙布岬)・最北端(稚内市 宗谷岬)・最西端(与那国島 西崎)・最南端(波照間島 高那崎)に立つことが出来た一年となりました。その日本の端にある居酒屋さんやペンションなどを訪れて、ご当地の食材を使ったご馳走に舌鼓を打てたことが良かったと思っています。 料理のみならずなかなか飲めない地酒や泡盛なども美味しくいただけました。 2017年もいろんなお店で店主やお客さんの話しを聞いて、勉強させてもらった一年だったなあと思っています。 いつも黙って行かせてくれる嫁さんにいつもながら感謝申し上げます。


マイ★ベストレストラン

1位

奴寿司 (天草市その他 / 寿司、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2017/05訪問 2017/05/29

天草、五島の旬の魚をいただきました♪ コスパもいいですね♪

2017春の九州の旅で本渡にやって来た旅浪漫であります。

今回の旅で一番楽しみにしていたのが、ここ奴寿司さん。

天草瀬戸大橋の近くにある有名な寿司屋さんで、

料理評論家の山本益弘氏が「日本三大鮨」に選んだお店のひとつであります。

もちろん事前予約して訪れました。 白い奴の暖簾が掛けられています。

午後6時少し前に入店させていただきました。

玄関で靴を脱ぎ、店内へ。 板敷、畳敷になった店内を歩き、カウンター席へ。

カウンター席は6席、畳敷きのテーブル席が3卓あります。

奥は個室となっているようです。 カウンター席は完全禁煙となっています。

眼鏡を掛けた大将と職人さんふたりが板場に立ち、いよいよ始まります♪

お願いしたのは、おまかせ12貫。 税別で6000円。

ビールを飲みたかったんですが、

レンタカーで来たので我慢してノンアルコールビールをお願いしました。

小皿に醤油を入れようとすると「醤油なしでお召し上がりください」とのこと。


◆ 天草産ムラサキウニ 

・・・ 手のひらの上に載せてくれました。 いきなりの雲丹に度肝を抜かれました。

天草の塩がかけられていて、塩っぱいというよりビリッとした辛さがきます。

◆ 鯛

・・・ すだち、梅塩がかけられていて、程よい弾力があります。

◆ アオリイカ

・・・ これもすだちとうに塩がかけられていました。 もっちりした食感。

◆ かわはぎ

・・・ 肝とネギ科の多年草エシャロットが添えらています。 肉厚でした。

◆ 本まぐろ 大トロ

・・・ 長崎産の本まぐろで、さすがに口の中で溶けてしまいました。

◆ こはだ

・・・ 白板昆布のせ。 昆布の香りと味が相まって絶妙。

◆ 石鯛

・・・ 大根おろし、ねぎ。 急流にもまれてよく身が締まっています。

◆ 金目鯛

・・・ 昆布〆を炙ってあります。 さすがにこれだけは千葉産だそうです。

◆ 車海老

・・・ 天草産の天然もので、軽く炙ってシャリに巻き付けてあります。 

こんなボリュームある車海老の握りは初めていただきました。

◆ くえ (あら)

・・・ 五島産の18kgの天然もの。 間に雲丹をはさんであります。

くえというと冬場と思いましたが、この季節のくえも美味しかったです。

◆ かんぱち

・・・ 短冊状に切ったにんにくを挟んであり、こりっとした食感が楽しめます。

◆ アワビ

・・・ からすみがかけられています。 想像していたよりも柔らかかったです。

◆ みそ汁  

◆ 珈琲のブランマンジェ

以上の創作寿司が12貫とみそ汁、デザートが付いておまかせ6000円です。


追加で5貫ほどお願いしました。 重複しているものもあります。

◇ のどぐろ

・・・ 五島産ののどぐろを炙ってあります。 脂がのっていました。

◇ 生さば

・・・ 柚子胡椒がかけられています。 見るからに新鮮さが判りました。

◇ 小鯛

・・・ 昆布〆になっていました。 まあ、味はそれなりでしたね。

◇ 穴子

・・・ 塩とタレを選べます。 タレにしました。 ふわふわな食感が最高でした。


☆ キリンフリー&キリン零ICHI 各500円 (税別)


食べた感想は、料理評論家が日本三大鮨に選んだ理由はよく分かりませんが、

内容から考えると12貫で6000円というのはリーズナブルだと思われます。

大阪でもこれより高価な寿司屋さんは、ざらにあります。

この値段ならしょっちゅうは行けませんが、

一般庶民の旅浪漫でも頑張れば食べに行ける金額です。

5貫ほどおまかせ追加しましたが、ちょうど1万円ほどで食べることが出来ました。

天草や五島列島で獲れた旬の新鮮な魚をこの値段で食べられるのなら

日本三大鮨に選ばれるのも納得かなと思いました。

雲丹と車海老、鮑、そして穴子はいままで食べた寿司の中でも一番美味しかったです。

是非機会があれば今度は本渡に宿を取って嫁さんと一緒に来たいと思います。

ごちそうさんでした。


  • 天草産ムラサキウニ
  • 長崎産本まぐろ 大トロ
  • 穴子 (タレ)

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2位

田代 (尾張瀬戸 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2017/07訪問 2017/11/16

蒸さずに地焼きされた豪快なうなぎ♪ 食べてみれば旨さが分かる♪

1900軒目キリ番レビューは、今が本番のうなぎにしました。

名古屋の栄町から名鉄瀬戸線に乗って尾張瀬戸にやって来た旅浪漫であります。

瀬戸市はご存じ瀬戸物(せともの)と呼ばれる陶磁器の街。

駅を出て瀬戸川沿いに歩くと、せとものの専門店が軒を連ねています。

今はそれ以上に有名なのが、あの将棋の藤井聡太四段が生まれた街でもあります。

銀座通り商店街には、おめでとう!藤井聡太四段 29連勝の垂れ幕も掲げられていました。

深川神社への参道、宮前地下街と書かれた長屋の一角にその店はあります。

全国のうなぎ料理屈指の名店 田代です。


日曜日の午前10時20分に到着しました。 まだ店は暖簾を掛けていません。

どことなく籠池理事長に似た店主が七輪で紀州備長炭をいこしたり、

開店前の準備をしています。 早速予約を入れることにします。

この時間はウェイティングボードはなく、

直接名前と人数を店主に告げるようになっていました。

小さく切った紙に名前と人数を記入しています。 

続いて次のお客さんが予約した時点で完売となってしまいました。 

わあ、危ないところでしたね!  ギリギリセーフでしたぁ~。

「何時に来ればいいですか?」と尋ねたところ「そうやね。2時半くらいになるかな」

「・・・・・」 これから4時間後ですが、仕方ありません。

こうなったら意地でも待ちますよ~。 ええ、待ちますとも。

「駅のところで待てるところありますか?」と店主に尋ねたところ

オレに「〇〇さん、11時に来られる?」と言います。 耳を疑ってしまいました。

ちょうど2人組のお客さんが一巡目に多かったからかもしれません。

カウンター席が1席空いてるからいいよと言う店主。 偶然とはいえラッキーです♪


11時に再び訪れました。 さっきはいなかった女性が暖簾を掛けました。

店内は4人掛けのテーブルが3卓とカウンター席が2席のみ。 かなり狭いです。

カウンター席に座りました。 順番が来ていよいよ注文します。

田代さんは、2700円の鰻丼の並でも九州産の養殖鰻を一匹丸々使う破格の値段設定。

それならと一匹半使う鰻丼(上)をオーダー。 税込で3800円です。

それと瓶ビールもお願いしました。 大瓶で600円。 これも安いですね♪

すぐビールを出してもらい、飲みながら待つことに。

アテには、ざく切りされたたくあん(こうこ)が出てきました。 

見れば店主が一人で鰻をさばき、串に刺して焼いています。

それも下ごしらえせず、黒い専用のブラ籠に入った生きた鰻を取り出して

頭に千枚通しを刺し、包丁で腹を一気に切り開き、内臓を取り、頭を取り、

鉄串に刺して備長炭がいこる焼き場へ。 蒸さずに焼く地焼きの関西風です。

赤い団扇で仰ぎ、まるで踊っているかのようなリズムで焼き上げていきます。

まるで大将の晴れ舞台といった感じがします。 生き生きとしていますね~♪


10分ほどで鰻丼(上)が目の前に出てきました。 思っていたよりも早いです。

丼の蓋からはみ出しているのを見て、これはデカい鰻だと容易に想像できます。

蓋を取ると、かなり焦げのあるうなぎが現れました。 直焼きならではです。

こういう男っぽい蒲焼が好きなんですわ♪ 豪快な感じがしていいですね。

さばきたて焼きたての蒲焼、いただいてみます♪

      
     わあ~っ、めっちゃ分厚い! 


先月食べた三ケ日にある炭焼うなぎ 加茂の鰻に匹敵するくらいの肉厚です!

地焼きなのでパリッふわっとした食感もいいですね~♪

その1/2匹の蒲焼が三枚ついている大ボリュームの鰻丼です。

女性なら鰻だけでお腹一杯になるかもしれません。 ご飯の量も多いです。

しかし、オレ個人の感想ですが、タレがあっさりしすぎています。 

もう少し甘辛さがあればよかったんですがね。

それに丼に付いてくるおすましが、肝吸いではなく普通のワカメのお吸物です。

他の人のレビューによると、永谷園のお吸物なんですね。 これも残念でした。

七輪にやかんをかけていたのも、このお吸物に注ぐお湯だったのかもしれませんね。

鰻にかける「山椒」も田代さんにはありませんでした。


店が狭くて10席しかないから何時間も待たされるのではなく、

大将がたった一人で生きた鰻を下ごしらえもなく一からさばいて、焼き上げていくので

時間がかかるんだと納得しました。 大将、カッコ良すぎます♪

今回は偶然とはいえ有難かったです。 それとは別にホンマに美味しい鰻丼でした。

準備中に伺ったいろいろな質問にも親切丁寧に答えてくれました。

90%以上は九州の鰻を使っていて、足らない時に三河産などを使うそうです。

活きのいい鰻は名古屋の柳橋市場のうなぎ専門店から仕入れているとのこと。

腹開きして蒸さずに地焼きした蒲焼だということ。 

大将は四代目ですが、どうやら代替わりしていて何年に創業したかわからないようです。

名鉄に乗ってわざわざ行った甲斐がありました。 ごちそうさんでした。

【1900】

  • 鰻丼(上) 3800円 (2017.7)
  • 九州産の養殖うなぎを1.5匹使用♪
  • 瓶ビールは、キリンラガー大瓶

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3位

信寿し (和倉温泉 / 寿司、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2017/12訪問 2017/12/23

能登の冬の味覚 バク刺と香箱がにで一杯♪ 〆はおまかせ寿司です♪

2017冬の青春18きっぷの旅で和倉温泉にやって来た旅浪漫であります。

今回の旅の目的は温泉と能登の冬の幸をいただくこと。

宿泊はビジネスホテルなので、温泉は翌朝に共同浴場の総湯に入ることにして

夕食は、和倉温泉駅から歩いて15分ほどのところにある

能登すしの庄 信寿し(のぶずし)に事前に予約をして伺ってきました。


冷たい風が吹く中、ホテルから歩いて行くと

ライトアップされた大きな庭園のあるお屋敷が見えてきました。

敷地が555坪もある能登の名店といわれる信寿しさんは、

創業から50年、6年前に今の場所に移転してきたそうです。

料亭と見間違うような立派な建物と庭園です。

二つある引き戸を開けて店内へ入ると、まず目に留まるのが花嫁のれん。

石川県の風習で婚礼に用いられる加賀友禅の家紋入りの暖簾です。

花嫁さんは仏間にあるこの暖簾をくぐって結婚式に出るようです。 綺麗ですね。


玄関で靴を脱ぎ、奥さんに先導されて長い畳敷きの廊下を進みます。

通されたところが長さ8メートルもあるカウンター席の部屋。

ご主人が出迎えてくれました。 畳敷きで琴の音がBGMに流れています。

カウンター下の間接照明など黒を基調とした高級感たっぷりな雰囲気で

柄にも無く緊張しました(笑)  ひじ掛けのついた椅子にも余裕が感じられます。

まだお客さんはいなかったので、店主に断りを入れて写真撮影をさせてもらいます。

大きな水槽が二つ、その向こうにはライトアップされた庭園が見えます。

黒いカウンターはカシュウと呼ばれる漆風の塗りだそうです。


スーパードライの瓶ビール(税別700円)と今が旬で限定のバク刺(税別1600円)

まずオーダー。 バクとはかわはぎのこと。 剥ぐことから名付けられた呼び名です。

おしながきを見ると、店の高級感から考えると比較的リーズナブルな値段です。

透き通るように綺麗なバク刺は、肝に醤油を入れて一緒に食べてくださいとのこと。

濃厚な肝と弾力のあるバクの切り身は、絶品です! 来た甲斐がありました。

ビールを早めにやっつけて地酒をいっときます。

本醸造 手取川辛口を熱燗でお願いしました。 一合で税別600円。

九谷焼の酒器で出てきました。 食器にもこだわりが感じられます。

この日本酒は辛口で美味しかったですね~♪ バクとの相性もバッチシ。

信寿しさんオリジナル珍味のえびみそ(税別600円)もいただきます。

聞くと、甘えび20~30匹から取ったみそと卵を煮詰めたものだそう。

これも美味しかった。 バクの肝を上回る濃厚さ。 酒の肴としてこれはおススメです!


酒も入って緊張感はかなり薄らいできました。

地元のお客さんも2組訪れて、場もにぎやかになってきました。

次に是非食べてみたかったのが、今しか食べられない香箱がに。

香箱がにとは、ずわいがにのメスで、

関西ではセイコガニやセコガニ、鳥取では親ガニと呼ばれ

産卵をするメスということもあり、漁期が11月上旬から年内いっぱいまでと

食べられる期間が短い石川県の冬限定の御馳走です。

こちらでも今年の11月12月は例年になく次々と寒波が襲来し、

海は時化が続き漁が出来なくて、なかなか手に入らない状況だそうです。

一杯1800円からと、これもリーズナブルです。 酒飲みには堪らない逸品です。

さすがお寿司屋さんです。 

姿そのままではなく、ちゃんと食べやすいように甲羅を皿代わりにまとめられています。

8cmほどの甲羅に、足のむき身、内子、外子が綺麗に並べられた香箱がに。

三杯酢でいただくと、卵の濃厚さとむき身の繊細さが際立ちますね。

福正宗 特別純米酒 黒帯悠々の冷酒 300mlを追加オーダー。 税別で900円。

やっぱり地元の食材には地元のお酒がぴたっと合います。 マジで美味しいです。


〆に選んだのは、おまかせ寿司6貫。 値段は2200円からとなっています。

こちらでしか食べられない赤西貝を入れて握ってもらいます。

朱塗りの皿がセットされ、そこに一貫ずつ出てきます。

最初に石鯛、次に甘えびと呼ばれるホッコク赤エビ、

順にアオリイカ、鯵、まぐろ大トロ、赤西貝の6貫に玉子がプラスしたおまかせ寿司。

アオリイカは奥能登の塩をかけて、歯応え抜群の赤西貝は軍艦巻きでいただきました。

まぐろ大トロは、夏なら氷見産が食べられそうですが、今の時期はインドマグロです。

氷見の寒ぶりが出なかったのは少し残念でしたが、美味しくいただきました。

追加したガス海老と地たこも品切れ。 漁に左右されるので仕方ないです。

1時間半ほどの滞在で、ゆっくりと能登の冬の味覚を楽しめました。

次回は嫁さんも連れてきてあげたいですね。

思ったよりも会計もお安くて嬉しかったです。 ごちそうさんでした。


  • バク刺(かわはぎのお造り) 税別1600円 (2017.12)
  • えびみそ 税別600円 (2017.12)
  • 福正宗 黒帯冷酒 税別900円 (2017.12)

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4位

ちゃわん屋 (秋田 / 居酒屋、郷土料理、鍋)

6回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2023/01訪問 2023/04/21

演歌と酒とだまっこ鍋♪ タダミの刺身でおさげっこ♪ この時間が好きです♪

2022-23 年末年始の東北の旅で

秋田にやって来た旅浪漫であります。

秋田に来ると立ち寄る居酒屋が、ここちゃわん屋。

繁華街 川反でも営業している店が少ない元日の夜。

午後6時30分の再訪問です。 

2021年8月以来1年5ヵ月ぶり、

かれこれこれで6度目の訪問となります。


予約なしで訪れましたが、普通は予約必須です。

カウンター席の端に座らせてもらいます。

笑顔のママと店員のスズキさん、

そして新しい店員のマユミさんが出迎えてくれました。

今夜も呑ませてもらいます。


◇ お通し とんぶり豆腐

◇ タダミの刺身 ・・・ 950円 (税別)

◇ 海草 くろも ・・・ 500円 (税別)

◇ だまっこ鍋 一人前 ・・・ 1400円 (税別)

◇ かにみそ ・・・ 550円 (税別)

◇ まいたけ炒め ・・・ 850円 (税別)


◆ ヱビスビール 中瓶

◆ 大平山 熱燗 二合 ・・・ 700円 (税別)

◆ おさげっこ 冷酒 一合 ・・・ 1500円 (税別)

◆ 刈穂 超辛口純米 冷酒 一合 ・・・ 650円 (税別)

◆ まんさくの花 純米酒 冷酒 一合 ・・・ 650円 (税別)

◆ 雪の茅舎 奥伝山廃 冷酒 300ml

◆ 生ビール 中ジョッキ ・・・ クーポン (無料)


懐かしい歌謡曲や演歌が流れる店内。

ここのカウンター席に座ると

何故か無性に落ち着くんですよね。

木の温もりが感じられるのか、人の温かさなのか。

お通しはいつもの「とんぶり豆腐」

ヱビスビールでいきます。 

冬に来れば必ず注文するのが、タダミの刺身。

秋田のダダミ、真鱈の白子はホンマに旨いんです。

それに合うのが、日本酒。 大平山の熱燗二合を。

「さっき電話があって、〇〇さん来ますよ」

スズキさんが教えてくれました。

コロナ禍になって来てなかった名古屋のTさん。

この方とちゃわん屋で会うのも楽しみのひとつです。

三年ぶりの再会。 旅の話しに酒のピッチも上がります。


日本で呑めるのは、ちゃわん屋のみという

日本酒「おさげっこ」 横手市の浅舞酒造のお酒。

イギリスでは一升で5万円もするそうです。

さらに刈穂超辛口純米、まんさくの花純米酒、

雪の茅舎300mlと今夜も呑みまくりです。

もちもちとした食感が堪らない「だまっこ鍋」、

濃厚な味が酒に合う「かにみそ」、

オイスターソースで炒めた「まいたけ炒め」を味わい

最後はクーポンの生ビールをいただきました。


滞在時間は4時間半。 いかに楽しい時間か分かりますね。

入口横の芸能人のサイン色紙もかなり増えています。

いつか有名人とも一緒に呑みたいものです(笑)

ママと店員さんのお見送りを受け、店を後にします。

Tさんとは再会の約束はしていないんですが、

「元日の夜にちゃわん屋で」は暗黙の了解なんです。

また逢いましょう。 ごちそうさんでした。


2021夏の東北の旅で秋田にやって来た旅浪漫であります。

盆休みの東北の旅。 六日目、七日目は秋田にいます。

秋田には何度か訪れている居酒屋さんがあります。

川反のすずらん通りにある「ちゃわん屋」

2017年の元日夜に初めて訪れて以来、今回で5回目の訪問。

過去4回は真冬の訪問で、夏のちゃわん屋さんは初めてです。

今回は事前に電話予約しての来店となります。

狭い階段を2階へ。 徐々に賑やかな声が聞こえてきます。

「あら~、いらっしゃい」

見覚えのある店員さんに声をかけてもらいました。

店内はカウンター席を含めて満席。 

ワタシの予約したカウンター席が空いているだけ。

お客さんのほとんどが観光客だと思います。


◇ お通し とんぶり豆腐

◇ 天然岩がき ・・・ 750円 (税別)

◇ まぐろ中トロ刺身 ・・・ 950円 (税別)

◇ 生じゅんさい ・・・ 500円 (税別)

◇ 秋田産 枝豆 ・・・ 350円 (税別)

◇ だまっこ鍋 ・・・ 1400円 (税別)

◇ きのこ田舎煮 ・・・ 450円 (税別)

◇ おにぎり 2個 (鮭・梅) 


◆ 瓶ビール アサヒスーパードライ 中瓶 ・・・ 650円 (税別)

◆ 生ビール アサヒスーパードライ 中 ・・・ クーポン利用 (無料)

◆ 大平山 熱燗 二合 ・・・ 700円 (税別)

◆ 新政 純米酒 瑠璃 ラピス 2019 (チョコ) ・・・ 850円 (税別)

◆ 刈穂 純米酒 冷酒 300ml ・・・ 850円 (税別)

◆ ハイボール ・・・ 600円 (税別)


コロナ禍になって初めての訪問。

カウンター席は前回は無かったアクリル板で仕切られています。

店員さんに、いつも元日夜に合う名古屋のTさんのことを尋ねると

新型コロナウイルスが蔓延しだしてからは来ていないそうです。

そうですか。 それは、とじぇねぇな(寂しいな)


お通しは、ちゃわん屋さんはとんぶり豆腐と決まっています。

そして今回は岩がきとじゅんさい、枝豆と

秋田の夏の味覚を堪能しました。 

岩がきも旬で美味しいんですが、

つるんとした生のじゅんさいの食感が堪りません。

夏でも食べたいのがやっぱり名物のだまっこ鍋。

ご飯を潰して丸めた団子を、鶏と醤油ベースのスープで煮込む

秋田の郷土料理。 一人前であるのが嬉しいです。

時期外れですが、きのこ田舎煮も絶品でした。


酒は今回はプレミアムな新政の瑠璃ラピスを頂きました。

昨夜居酒屋ふくじゅで呑んで美味しかったので、再注文です。

キレのある日本酒で人気があるのが分かります。

おチョコで850円しますが、また呑みたいお酒です。

大平山の熱燗、刈穂の冷酒と地酒をいただいて

〆におにぎり2個を食べてごちそうさん。


コロナ禍ということもあり、店員さんとの会話も少な目で残念。

でも隣り合った山形から来たSさんと話が出来て良かったです。

ママには、駅前のかおる堂のケーキを手土産に渡したので

帰りに、まこと農産の燻り麦酒漬けを頂きました。 おおきにです。

定番の秋田諸越もちゃわん屋さんのお土産です。

たまにしか行けませんが、これからも宜しくお願いします。

ごちそうさんでした。



令和初の年末年始の旅で秋田にやって来た旅浪漫であります。

今年も元日の夜は秋田です。 まあ、合わせてきたんですが(笑)

これで4年続けて通うのが、ちゃわん屋さん。

竹原ピストルさん、細野晴臣さん、クリスハートさんなどの

手書きサインのコピーが入口に貼られていて

著名人や有名人も多数来店することで有名な居酒屋です。 

細い階段を二階へ。 予約なしでの再訪です。


「あら~、いらっしゃい」と顔見知りの店員さん。 御無沙汰です。

カウンター席へ座らせてもらいますが、ほぼ予約で満席だったようです。

次回からは予約してくださいねと言われました。 了解です。

クーポンの生ビールとダダミの刺身をオーダー。

「お久しぶりね」 一年に一度しか来ないんですが、顔を覚えてくれています。

笑顔の店員スズキさんがビールとお通しのとんぶり豆腐を持って来てくれます。

「昨年のGWは、船が欠航になってしまって残念でした」とワタクシ。

昨年5月の大型連休の期間にも東北を旅したんですが

山形の離島 飛島で強風で船が欠航になり、酒田に帰ることが出来ず

秋田での宿泊予定が変更になってしまい来ることが出来なかったんです。 


そして一年ぶりに逢う名古屋の顔見知りTさんとも再会することが出来ました。

旅人として気が合う男性です。 この方とも会うのを楽しみにしています。

演歌が流れるカウンターで語り合うひとときの時間です。


ゆうべも秋田杉さんで食べたダダミの刺身。 これを楽しみに来ています。

北海道では「タチ」と呼ぶ真だらの白子。 ポン酢がかけられています。

大平山の熱燗二合をお願いしました。 やっぱりビールよりお酒が合います。


知らない間に満席となりました。 ほぼ100%県外からの観光客です。

昭和52年11月の創業から43年目。 横浜生まれのママさんが、

ここ秋田でご主人と出逢い、苦労して営んできた居酒屋さんです。

最近は評判を聞きつけ、芸能人や著名人の方々も来店されるようになったそう。

昨年もある国のファーストレディや最近急激にオネエ化している演歌歌手、

そのお友達の紅白出場の演歌歌手Yさんなどが訪れたそうで、

サイン色紙を見せてもらいました。 凄い顔ぶれですね。

ママさん、もしかすると来年桜を見る会に呼ばれるんとちゃいますか(笑)


秋田名物のだまっこ鍋とサービスで出してくれたいぶりがっこ。

シメジや舞茸、なめこなどのキノコ類がたっぷり入っただまっこ鍋も

ちゃわん屋さんで食べるのを楽しみにしています。

あきたこまちを半殺しにして、丸くまるめた だまっこも美味しいです。


だまっこ鍋をつまみながら、300ml入りの刈穂の純米酒の冷酒と、

オリジナルの熊のペニスと睾丸を浸けたマタギの酒(1杯1000円)を

いただきました。 〆にはおにぎりを2個と熱い緑茶を。


この落ち着ける雰囲気が大好きです。 話し相手にも困りません。

もしかすると来年の元日もちゃわん屋さんに来ているかもしれませんね。

一度、芸能人の方とも飲んでみたいですね。 出来たら米倉涼子さんと(笑) 

ごちそうさんでした。 皆さん、また宜しくお願いします。
平成最後の年末年始の旅で秋田にやって来た旅浪漫であります。

三年続けての元日の夜は、川反にあるちゃわん屋さんへ。

1階にあった居酒屋は閉店されたようです。

狭い階段を2階へあがると演歌が聞こえてきました。 

一年前と変わらない雰囲気の店内。 

見覚えのある女性店員さんが出迎えてくれます。

「〇〇さん、お久しぶりです」 

一年ぶりなのに名前を憶えてくれていて感激です。


クーポンの生ビールとお造りを盛合せでお願いしました。

お通しは、いつものとんぶり豆腐です。 

とんぶりとは、畑のキャビアといわれるホウキギという植物の種子。

温かな豆腐の上に乗せられていてぷちぷちとした食感が実にいいです。

これを食べると秋田に来たことを実感させてくれます。

二人の店員さんとの世間話し秋田の話しに花が咲き、

奥からママさんがお造りの盛合せを持って出てきてくれました。

にこやかな笑顔のママさんです。 「いつもありがとうございます」


ただみ(寒鱈の白子)、まぐろ中トロ、寒ぶり、水蛸、サーモンのルイベの

刺身り合わせ五種。 一人で食べるにはボリュームあり過ぎますよぉ~(汗)

刺身が出てきたらやっぱり地酒を。 飛良泉の山廃純米酒を燗してもらいます。


ただみの刺身は何度食べても新鮮でお酒にも合う絶品の旨さ。

これを食べるためにちゃわん屋さんに来る人もいるそうですね。

ママさんに最近来られた有名人を聞くと、

ひまわりさくまであとすこしを唄っている某俳優兼シンガーソングライター。

短期間になんと三回続けてやって来られたそうです。 

三枚のサイン色紙を見せてくれました。 よほど気に入られたようです。

TOKIOのリーダーや大船渡出身の演歌歌手の方も来られるそうです。


海藻のえごの酢味噌和えをいただいていると、

昨年も隣り合った名古屋の御方がやって来ました。 お久しぶりです(笑)

正月などハレの日に食べられてきたえご。 

見た目は寒天に似ていますが、食べるとぷるぷるではなくもっちりしています。


飛良泉に続いて、雪の茅舎 奥伝山廃(300ml)を冷酒でいただきます。

アテには比内地鶏の肉じゃが。 

程よい弾力の比内地鶏。 噛むほどに味が滲み出てきます。


この夜も美味しい料理と地酒、楽しい会話で素敵な時間を過ごすことができました。

午後6時過ぎの訪問から閉店までお邪魔させてもらいました。

また秋田に行った時は、寄らせていただきます。 ごちそうさんでした。



年末年始の旅で秋田にやって来た旅浪漫であります。

今年は酒田で新年を迎えた旅浪漫。 羽越本線に乗り秋田に移動してきました。

去年に引き続き元日の夜は、川反にあるちゃわん屋さんへと向かいます。

予約もなしの飛び込みでしたが、ちゃわん屋さんのカウンター席は空いていました。

一年ぶりの再訪となり、懐かしい気分がします。

まずは瓶ビールをいただきます。 お通しのとんぶり豆腐と一緒に出てきました。

昨年と同じお通しです。 

とんぶりは、畑のキャビアと呼ばれるホウキギという植物の種子で

ぷちぷちとした食感がいいです。 豆腐は冷たくなくほのかに温められています。

あ~、ホッと落ち着ける雰囲気がちゃわん屋さんなんですね。

店内に流れる懐かしい歌謡曲もオレたちの年代にピタッとはまります。

ビールを空け、刈穂の生酒(300ml 850円)とかにみそ(550円)をオーダー。

「確か去年の正月にもお越しくださいましたよね」と店員のお姉さん。

一年ぶりなんですが、顔を覚えていてくれました。 嬉しいですねぇ~。

「去年は北海道まで行くって言ってましたね。今年はどちらまで?」

今年も北海道まで行きますねんとオレ。 これこれ、話し出来るのがいいですね。

濃厚なズワイガニのかにみそと地酒の刈穂の生酒は実によく合います。

続いて赤海老の塩焼き(2匹 850円)を注文。 純米大吟醸の鳥海山をグラスで。

隣に座ったお客さん、見覚えがあります。 この方も去年も来ていて話しした御方。

愛知県からの旅人Tさんです。 反対隣には京都から来た若者ふたり。

ちゃわん屋さんは、やはり再訪してみたくなる魅力があるんですね。

隣合った者同士、店員さん、ママさんと会話に花が咲きました。

ぷりぷりの赤海老をアテに上品な飲み口の冷酒 鳥海山のグラスを傾けます。

最後に食べてみたかった秋田名物のだまっこ鍋(一人前1400円)をいただきます。

きりたんぽ鍋は有名ですが、それよりだまっこ鍋のほうが秋田では定番の鍋料理です。

ちゃわん屋さんのだまっこ鍋は、せりとネギの青菜、豆腐、

舞茸、しめじ、なめこなどのキノコ類、比内地鶏、だまこが6個入り。

ご飯を半殺しにして丸めたのがだまっこ。 丸めるという意味の「だまける」や

お手玉の「だまこ」という秋田の方言からきているという説もあります。

鶏ガラ出汁と比内地鶏から出た味がとても美味しい鍋です。

純米酒 まんさくの花とクーポンの生ビールと一緒にいただきました。

身体も心もぽかぽか温まるようです。 また元日に・・・というTさん。

旅に出れば毎日出会いと別れがあります。 一期一会ですね。

ほとんどの人とは再会することはありません。 再び会えることは稀です。

ちゃわん屋さんは再会してみたい名店だとオレは思いますね。

また行きますから忘れないでくださいね。 ごちそうさんでした。



青春18きっぷの旅で秋田にやって来た旅浪漫であります。

大晦日の12月31日と元日は秋田での宿泊となりました。

ここ10年以上は旅先で正月を迎えている風来坊の旅浪漫です(笑)

駅前のホテルから昨夜と同じく秋田の繁華街である川反(かわばた)へと歩いてきました。

さて、どこで飲もうかなと数少ない元日の夜に開店している店を当たってみますが、

意外とどこも満席です。 ビルの2階にあるちゃわん屋さんへ行ってみました。

食べログの評価もまあまあ。 口コミ件数も20件ほどです(2017.1現在)


狭い階段を2階へと上がります。 

カウンター席があり、そこへ座らせてもらいました。 案外と空いています。

笑顔の素敵なママと女性の店員さんが迎えてくれました。 BGMは演歌です♪

生ビールのクーポンがあったので、まずそれをお願いしました。

お通しと一緒に生中が出てきました。 お通しは、とんぶりの温豆腐です。

「畑のキャビア」と呼ばれるとんぶり。 ほうき草の実だそうです。 400円でした。

ぷちぷちとした食感が特徴的で、柔らかく温かな豆腐とのコンビネーションもいいですね♪

元日なのに本日のおすすめも色々と揃っています。 これはええ店に入ったなと思いました。

中からだだみの刺身をいただきます。 真たらの白子です。

今回の旅では、岩手の宮古のよし寿司でもいただいた今が旬の逸品であります。 

950円しますが、とろりとした口当たりと繊細過ぎる味わいが堪りません。 これは絶品です。


太平山の熱燗二合をお願いしました。 700円と値段も良心的ですね。 ホッとする味わい。

1913年(大正2年)創業の小玉醸造の日本酒。 地元で親しまれたお酒です。

熱燗をいただきながら、メニューを見ていると「ここでしか飲めない」とか

「どこにも売っていません」という地元秋田のプレミアムな日本酒や焼酎が置かれているようです。

女性の店員さんが「どちらからおいでですか?」話しかけてくれました。

大阪から来て、東北から北海道まで旅行することを話すと羨ましがっていました。

そのお姉さんにプレミアム日本酒のことを聞くと、やはり秋田ではこの店でしか飲めないと言います。


選んだのは太平山の傑作といわれる游神の純米大吟醸 雫取り。 なんと一合 2250円もします!

猪口サイズの72mlが900円であったので、それを味見してみることに。 これは楽しみ♪

表面張力ぎりぎりまで注いでくれた游神の冷酒。 こぼれないように口からいっときます♪

あ~、めちゃくちゃフルーティ♪ 華やかな味わいが口の中に広がります。

醪を布袋に詰め重力を利用してお酒が滴り落ちる「袋吊り」と呼ばれる手法を採用。

高貴な香りと雫取りならではの繊細で透明感ある口当たり・・・と説明されています。

ぽたりぽたりと落ちる生酒の雫がインスピレーションされてさらに旨味が倍増しました。

これは飲んでみてお値打ちがあると旅浪漫は思いました。 日本酒好きな方にはおススメします!

店員さんとも会話が弾み、雰囲気は抜群にいいです。 

芸能人も多数来店しているというちゃわん屋さん。 隠れた名店だったんですね!


次の馬肉ホルモン煮込み(650円)は味噌で煮込まれています。 一味を入れるとお酒が進みます。

由利正宗の雪の芽舎 純米吟醸を猪口でいただいてみます。 これは350円でした。

游神を飲んだ後だったので衝撃はありませんでしたが、これも爽やかで美味しいお酒でしたよ。

カスべ(エイのひれ)の甘辛煮(600円)もいただいてみます。

さんまのようなあっさりとした味は、酒のあてにはバッチシです。 北国の味だと思います。

ママさんが「これもどうぞ」と出してくれたのが、秋田名物のいぶりがっこ。

折角なんであんずサワーと一緒に味わいました。 あ~、ええ気分で酔いました♪


横浜出身のママさんは、東京農大で先輩だった秋田出身のご主人と結婚されて秋田に移り住んだようです。

秋田の方言が分からなくて相当苦労されたと言っていました。 店の入りもイマイチだったそう。

それから40年以上経ち、TOKIOのリーダーや演歌歌手など芸能人も多数訪れる名店となったようです。

一番感心したのは、他の店で手に入りないプレミアムな日本酒がこの店にはあるということ。

これはやっぱりその業者や蔵元とのしっかりとした信頼関係が築かれているということに他なりません。

片隅にさりげなく人間国宝が作ったこけしがあったり、棟方志功作の版画も掛けてあります。

ひとりカウンター席で演歌を聞きながら、秋田の郷土料理で地酒を飲む。 

店のママさんや店員さんが話の相手をしてくれて、元日から最高なシチュエーションでした。

帰りにお年賀までいただいてありがとうございます。 秋田諸越という素朴なお菓子でした。

メニューのすべて税込表示というのも気に入りましたね。

是非今度は嫁さんも連れていってみたいですね。 ごちそうさんでした。


  • ヱビスビールととんぶり豆腐
  • ダダミの刺身 950円 (2023.1)
  • だまっこ鍋 1400円 (2023.1)

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5位

森の賢者 (石垣市 / 居酒屋、創作料理、ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2017/11訪問 2017/12/08

備長炭マドラーの泡盛と島のごちそうが待っています♪

2017秋の八重山諸島の旅で南ぬ島 石垣島にやって来た旅浪漫であります。

石垣島の夜は、あの太田和彦氏も訪れる人気の居酒屋 森の賢者に伺ってきました。

事前予約してオープンと同時の18時の初訪問。 

バスターミナルから歩いて10分ほどの石中東通りにあります。

森の賢者とは、フクロウのことで、オーナーの鈴木さんは信州松本の出身だそうです。

店に入ると左の棚にはお客さんからもらったというフクロウの置物がいっぱいあります。

半円形になったカウンター席の一番端に座らせてもらいました。 店内は禁煙です。


まずオリオンビールの生中(550円)をオーダー。 

つき出しのゆし豆腐(200円)と一緒に出てきました。 豆腐の赤ちゃんでふわふわです。

メニューを見ると一品料理の種類は意外と少ないんですが、

ハーフサイズに出来るものもあるので言ってくださいと若い女性の店員さん。

それに比べてアルコールのメニューは豊富にあり酒飲みには嬉しい限りです。

泡盛はもちろん、日本酒、果実酒、薬草酒などのオリジナルのお酒も揃っています。

生ビールはゆし豆腐でやっつけて、やっぱり石垣島に来たからには泡盛をいただいてみます。

請福のヴィンテージ三年(一合 1400円)を水割りで。 

アテには石垣島産のぷちぷち島ぶどう(450円)。

泡盛は、海のように綺麗なブルーのグラスで出てきました。 

しゅっとした細いボトルには水が入っています。 マドラーはなんと備長炭(笑)

「気分だけでも美味しく飲んで欲しいもんですから」とご主人の鈴木さん。

スティック状の備長炭を使って七三に割った泡盛の水割りをまぜまぜ。

もちろん泡盛が七です♪ 飲んでみると何となく美味しくなったような・・・(笑)

島ぶどうは醤油、ごま油で作ったオリジナルのたれをつけていただきます。

はじけるようなぷちぷちとした食感が堪りません。 これは新鮮ですね~♪

古酒(クースー)と呼ばれる請福のヴィンテージ三年は、飲むと濃厚な味わいで

酒の弱い人にはクセがあって飲みづらいと思います。 オレは全然平気ですが。


次に注文したのは、牛すじ煮込み(650円)。 石垣島の美崎牛のすじ肉を使っています。

大根、豆腐、蒟蒻と一緒にコトコト煮込まれた美崎牛はとろとろになっていて

ピリ辛味がまた泡盛とバッチシ合います。 あ~、ええ気分。

「明日は波照間島に行くんですよ」とオレが言うと「ありますよ。泡波」とご主人。

1合いくらかと尋ねると、1000円というのでこれはいただかないとね。

幻の泡盛といわれなかなか手に入らないお酒です。 飲んでみるとあっさりとしています。

請福のヴィンテージと好対照の味わい。 これは女性でも飲みやすいでしょう。

アルコール度数は30℃あるので、水と氷をたっぷり入れてくださいね(笑)


隣の人が食べていて気になっていた島素材の天ぷらをハーフ(600円)でいただきます。

季節や入荷によって提供できる種類が違うようですが、

この日はオオタニワタリ、シカクマメ、フジマメ、フーチバー(よもぎ)、オクラ、

紅芋、ゴーヤ、マダン、ピパージ、カボチャ、ローゼル(ハイビスカス)の

11種類の島で獲れる野菜の天ぷらです。

こんなに種類が多いとは思いませんでしたね。 ちゃんと店員さんが説明してくれました。

ウコンと石垣塩、天つゆをつけていただきます。

いろんな食感、味がして食べていて楽しいです♪ 甘いもの、酸味があるものなど。

カレーパウダーのようなウコンと塩につけて食べるのが一番気に入りました。

泡盛を2合飲んでほろ酔いの旅浪漫です。 最後に果実酒をオーダー。


八重山アオキのノニの炭酸割り(800円)をお願いしました。 身体にいいそうです。

あ~、請福のヴィンテージ三年より飲みにくい(汗) かなり個性的な味がします。

身体にいい薬だと思って完飲しました。 もう二度とこれは飲まんぞ~。

店内は完全禁煙でメニューはすべて税込表示、店員さんの対応も良し、

ご主人も忙しいのに質問に答えてくれました。 ありがとうございます。

この夜のカウンター席はあまりお酒を飲むお客さんがいなかったのは残念でした。

あの太田和彦氏は3回ほど訪れたことがあるそうです。 一緒に飲みたかったなあ~(笑)

会計をしようとレジに向かうと、コンクリート打ちっぱなしの柱にサインがありました。

オレのサインも・・・いらん? そうでっか(笑)  いや~、酔うた酔うた。

どれも美味しかったです。 ごちそうさんでした。


  • オリオン生ビール(550円)とつき出しのゆし豆腐(200円)
  • 請福 ヴィンテージ三年 一合 1400円 (2017.11)
  • 牛すじ煮込み 650円 (2017.11)

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6位

郷土料理 大衆割烹 ほづみ亭 (宇和島 / 居酒屋、海鮮、郷土料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/03訪問 2022/03/06

新鮮な魚で一杯やった後の〆に、郷土料理の鯛めしを♪ 絶品です♪

青春18きっぷの旅で宇和島にやって来た旅浪漫であります。

1800レビューは、宇和島の郷土料理のお店ほづみ亭をご紹介します。

去年に宇和島を訪れた時は、ここほづみ亭が定休日で

きさいや広場にあるフードコートで

ほづみ亭の鯛めしをいただきました。


実は愛媛県の鯛めしは、東予地方と南予地方と2種類あって

東予は一匹まるまる焼いた鯛を

土鍋のご飯の上に乗せて食べる鯛めしと

南予の生の鯛の切り身を独自のたれにつけて

生卵と胡麻やネギなどの薬味をご飯に乗せて

食べる鯛めしがあるんですね。 

宇和島の鯛めしは後者の食べ方となります。

他にも焼いた白身魚の身をほぐし、麦みそをすり合わせた汁を

麦飯にぶっかけてたべる「さつま」や、

千切りにしたこんにゃくを四色の素材で

覆い隠すように盛り付けた「ふくめん」

鯛の姿そのまま薄味で煮て煮汁をだし汁に混ぜて

麺にかけて食べる「鯛そうめん」など

宇和島独自の郷土料理がいただけるお店が

ここほづみ亭であります。


JR宇和島駅から徒歩5分。 

穂積橋のすぐ横に建つ趣きのあるたたずまい。

三月の土曜日午後8時頃の訪問となります。 

三連休の初日やはりお客さんが多いです。

予約なしで訪れたんですが、

2階の座敷席ならご案内できますと言われて2階へ。

12畳ほどの畳敷きの和室です。 

衝立で仕切られたテーブル席へ案内されました。

まずは一人前刺と生ビール大ジョッキをお願いしました。 

テーブルには呼び鈴はありません。

しばらくして運ばれてきた一人用の刺身盛合せ。 

五種盛りで1500円(税別)です。

運んできた女性の店員さんに魚の種類を聞くと

「少しお待ちください」と言って去ってしまいました。 

とりあえずいただきます。

さすが港町宇和島、魚がどれも新鮮で美味しいです♪   

スーパードライの大ジョッキを飲み干し、

続いて香川のお酒金陵の熱燗をお願いしました。

しかし、先ほどの女性店員さん。 

待てど全然来てくれません。

受付の時対応してくれた初老の男性店員さん(?)が

一人で飲むオレを気遣ってテーブルまで様子を見に来てくれました。 

魚の種類を聞いても教えてくれないことを伝えると、

刺身を見て「鯵、カツオ、きびなご、鰆、地蛸」と

間髪を入れずに教えてくれました。

産地まで丁寧に教えてくれてさすがやなと感心しました。 

女性店員さんは、もっと責任感もって

自分の店が出す料理は把握しておくべきだと思いましたね。

ついでにその男性におすすめ料理を尋ねると

自家製のからすみや鯛のはらぼ焼きというので

それも追加でお願いしました。 

この人は信用出来るとオレなりの判断です。


大きな地物の鯵、深浦産のカツオは

生まぐろのようにねっとりしています。

キラキラ光るきびなご、

そろそろ旬も終わりに近づいた脂ののった鰆、

弾力がすごい地だこ。

どれも地元で獲れた魚。 美味くない訳がありませんね。 

熱燗に合います♪

鯛のお腹の部分を焼いたはらぼ焼きは、ふんわりと柔らかな食感。 

少し塩分が強めでしたが、これも美味い♪ 

日本酒にバッチシです。

なかなか食べることが出来ない部位ですが、

600円とはお値打ちある料理です。

続いて冷酒 野武士をお願いしました。 

北宇和郡松野町にある正木正光酒造の冷酒です。

野武士とは、現社長の祖父が飼っていた闘牛の名前だそうです!

軽量にもかかわらず横綱を張った、

まるで千代の富士のような勇ましい牛なんですね。

よほど豪快な酒と思いきやさらりと飲みやすいお酒です。 

ほづみ亭の自家製からすみは、

歯にまとわりつくようなねっとり感があります。

関西人はあまり食べない酒の肴ですが、

奥行きのある旨味がありました。

宇和海で獲れる大ボラの卵巣を塩漬けにした珍味です。 

減塩仕立となっていました。


さあ、〆にいただくのはやはり宇和島の鯛めしです。

地元の人は飲んだ〆に鯛めしを食べるそうです・・・ってことは、オレも地元民(笑)

鯛の切り身が入った器には、醤油味の出汁、

生卵と刻み海苔が入っています。

ご飯はおひつで供されていて軽く茶碗三杯分あります。 

ボリューム満点です♪

弾力のある鯛の切り身にからむ生卵と出汁の旨味。 

これはやはり絶品です♪

あっさりと茶碗三杯平らげてしまいました♪  

美味かったですわ~♪

この日は閉店時間が早く終わるということなので

余韻に浸ることは出来ませんでしたが、

お吸物と温かいお茶をいただいてごちそうさんです。

階段を降りると、例の男性店員さんが

お見送りの為に待っていてくれました。

ありがとうございます。 

あなたのお陰でほづみ亭さんの印象が悪くなりませんでした。

宇和島にほづみ亭あり。 来て良かったと思いました。  

【1800】


  • 一人前刺 1500円 (2017.3)
  • 金陵 熱燗 一合 350円 (2017.3)
  • 自家製からすみ 850円 (2017.3)

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7位

近江牛 毛利志満 近江八幡本店 (篠原、近江八幡、武佐 / ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2017/10訪問 2017/11/16

いろんな近江牛が食べられる四季御膳♪ 季節の一品は、松茸の土瓶蒸し♪

湖国周遊ぶらり途中下車の旅で近江八幡にやって来た旅浪漫であります。

いよいよこのレビューで2000件となります。 

そこで選んだのが、明治12年(1879年)創業の浅草 米久の血脈を

今に受け継ぐ名店 毛利志満近江八幡本店です。 


場所は国道8号線、日野川を越えてすぐの東川町交差点の西北角にあります。

名神高速の竜王インターから10分ほど。 

電車なら近江八幡駅で下車して近江鉄道バスで東川バス停から歩いて2分。


近江商人の竹中久次と森嶋留蔵兄弟は、

文明開化した明治初頭に関東地方での牛肉需要の急速な高まりを聞きつけ、

農耕用としてしか使われていなかった牛を外国人居留者の多い横浜などへの

陸路を数日かけて曳行して取引を始めました。

脂肪交雑の良い但馬の素牛からなる近江牛はたいへんな人気を博しました。

久次は家業の米穀店を手放して、明治12年に東京浅草に米久を開店したそうです。


蒲生野に自家肥育牧場を持ち、但馬産系の生後7~8ヶ月の雌牛のみを買い付け、

愛情をこめて育てた近江牛を提供する毛利志満のこだわりの牛肉です。

伺ったのは日曜日の正午過ぎ。 すでに40~50分の待ち時間となっています。

しばし待合で時間を潰し、入口の右側にあるホールのテーブル席に案内されました。

2人掛けのテーブル席です。 

待っている間に決めておいた四季御膳とキリンの滋賀づくり瓶ビールをオーダー。


◇ 四季御膳 ・・・ 6480円(税込)

前菜・牛肉の一品・ビーフシチュー・ロースステーキ・サラダ・季節の一品

・牛にぎり寿司・御飯・香の物・味噌汁・デザート


すべて大きなトレイに乗せられて出てきました。

前菜は、薄揚げの信田巻きと里芋の煮物。

牛肉の一品は、牛肉の刺身。 きょうび、生の牛肉を食べさせてくれる店は貴重です。

それもユッケではなく霜降り牛肉です。 お皿に三切れ盛られていました。

牛のにぎり寿司も生の牛肉のトロ。 歯応えがあり口の中で蕩けました。

メインの近江牛のロース肉のステーキ。 8切れあるので80gくらいでしょうか。

厚みは1cmくらいで、さすがの味わいと食感。 

固形燃料と小さな鉄板で焼き立ての熱々がいただけました。

じゃが芋、いんげん豆、人参、近江牛が2個入ったビーフシチューも美味しかったです。

ビールのあとに地元 竜王町にある松瀬酒造の松の司純米吟醸 冷酒をいただきます。

意外と牛肉と日本酒も合うんですよね。 

松の司を飲んでいると「松茸の土瓶蒸し」が運ばれて来ました。

えっ?という顔をしているオレに「季節の一品です」とほほ笑む着物姿の店員さん。

この内容でさらに松茸の土瓶蒸しが付いてきましたよ~♪

お猪口に注ぐと凄い松茸の香りがします。 美味しくて思わず笑ってしまいました。

松茸、ハモ、銀杏、海老が土瓶の中に入っています。

これは思いもかけない2000件レビューのプレゼントとなりました。

〆に牛そぼろ煮を御飯にかけて、ビーフシチューでいただきました。

食後のデザートは、ライチシャーベット。

今日はバスで来た甲斐がありました。 

美味しい牛肉と松茸の土瓶蒸しで飲むビールと純米吟醸酒。 サイコーです♪

本来なら嫁さんと二人で味わいたかったんですが・・・。

贅沢なおひとり様ランチとなりましたが、記念レビューということで許してね。

もう少し近江牛を食べたい気持ちはありましたが、

いろんなバリエーションの近江牛を味わえてよかったです。 ごちそうさんでした。

【2000】

  • 四季御膳 6480円(税込) (2017.10)
  • ロースステーキ
  • 牛にぎり寿司

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8位

島料理 海響 (与那国町 / 居酒屋、海鮮、沖縄料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2017/02訪問 2017/02/26

島の料理を堪能した与那国の夜♪ 予約したほうがいいですね♪

日本最西端の島 与那国島にやって来た旅浪漫であります。

生憎第一級の寒波の影響でどんよりとした曇り空、風が強く肌寒いです。

もし快晴なら宿でレンタバイクを借りて

島の南側までへ走っていって南十字星を見たかったんですが・・・残念です。

まあ、日本最西端に立つことが出来ただけでも良しとしないとね。

初めての与那国島の夜は、久部良(くぶら)にある海響さんで一杯やることにします。

宿のお姉さんが予約していたほうがいいと言うので当日のお昼にTELを入れておきました。 

人気店なのでハイシーズンなら当日予約なんて無理のようです(笑)

島料理 海響・・・いすんと読みます。 開店時刻の18時ちょうどに伺いました。

扉を開けて中へ入ると誰もいません。 店の人もいません(笑)

「すいませ~ん」と大きな声で呼ぶと慌てて出てきました♪ テーゲーですね~♪

入口で靴を脱いで上がるスタイルの海響さん。 カウンター席へ座りました。

他に掘りごたつ式のテーブル席が6卓ほどあり、落ち着けそうな雰囲気です。

まずは、オリオン生ビールの中とかじきの刺身をお願いしました。

接客担当はお母さんです。 厨房には息子さんらしき男性の姿が見えます。

BGMは、懐かしい歌謡曲が流されています。 天井には漁で使う網とガラスの浮玉。

メニューの表示はすべてきっちりとした税込価格。 嬉しいテーゲーさです(笑)


キンキンに冷えた生ビール。 泡が少なめビールの量が多くて嬉しいですね~♪

先日お亡くなりになった松方弘樹氏もよく釣りに来られた与那国のかじき。

よく「カジキマグロ」と呼ばれますが、マグロの仲間ではありません。

脂ののった冬場が旬のようですね。 淡いピンク色の身がいかにも新鮮です♪

これに島唐辛子をちょっとつけて食べるのが島の食べ方。 

あまりつけすぎると辛くなるので注意が必要です。 舌がしびれますよ~(笑)

ピリッと刺激的な島唐辛子と新鮮なかじきの組み合わせも乙なものです♪

豪快に肉厚に切っているので食べ応えも十分。 これはおススメです!


次第に席が埋まり出して、4席あるカウンター席にも地元の男性が座りました。

オリオンビールの次はやはり泡盛です。 地元の入波平酒造の舞富名を一合オーダー。

30度あるのでロックか水やお湯で割っていただきます。 

どうも島の飲み方は水割りのようです。 

オレ的には焼酎のようにお湯割りしたかったんですが、

黙ってたら水と氷が一緒に出てきました。 郷に入れば郷に従え・・・です。

いつも焼酎を飲むように焼酎7に水を3くらいにしていただきました。

水割りなので香りはしませんが、口当たりはマイルドです♪ 美味しい♪


店のお母さんにおすすめを聞くと、山菜のサラダだと言います。 じゃあ、それを・・・。

出てきた山菜サラダは、予想を覆す見たこともない山菜が山のようにてんこ盛り♪

「えっ、この山菜何ですのん!?」と思わず聞いてしまいました。

シダの仲間でホウビカンジュというそうです。 先端が蕨のようにくるりと巻いています。

熱帯植物の新芽だと思われますが、シャキシャキした食感で想像したより美味い♪

胡麻ドレッシングもよく効いています。 その下にはサニーレタスと菊菜のような野菜。

ボリュームもあってこれもおススメ。 700円のお値打ちがあります。


次に隣の男性が食べていた赤い魚が気になり、尋ねてみると

マチという近海で獲れた魚だと言います。

一般にはハマダイと呼ばれるアカマチは、与那国でも高級魚なんだそうです。

沖縄らしくそれのマース(塩)煮をお願いしました。 お値段は1000円です。

頭から尾っぽまで30cmの大きさ。 

これは非常に繊細な味つけで、めちゃくちゃ美味しかったです♪

一匹丸々なので食べ応えも十分。 泡盛も空いたので、どなんの花酒をいただいてみます♪

国泉泡盛のどなんの花酒は、与那国の最高度数のスピリッツ(蒸留酒)で60度もあります!

おちょこに入って500円。 舐めるようにちびりちびり飲みます。 和らぎ水も出されます。

美味しいお酒だとは思いませんが、これも話のタネですね。 ガツンと酔えます。

その後、ハイビスカスサワーとさんぴん茶のチューハイ(共に1杯 500円)をいただいて、

与那国の塩と鮭のおにぎりをテイクアウトしました。 おにぎりは1個 150円とリーズナブル。




外観は決して綺麗だとは言えない島料理の海響さん。 人気があるはずです。

食べるところがあまりない街なので予約が必要なのかと思っていたら、どうしてどうして。

与那国らしい料理で大満足しましたよ~♪ 今度は違う料理も味わってみたいです。

はたしていつ行けるかな(笑) ごちそうさんでした。


P.S 帰ってから宿で食べたおにぎり。 

もっと買っておけば良かったと後悔するほど美味しかったです♪


  • かじき刺身 700円 (2017.2)
  • オリオン生(中) 500円 (2017.2)
  • 山菜サラダ 700円 (2017.2)

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9位

しんまち (紀伊宮原 / 日本料理、居酒屋、丼)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2017/07訪問 2017/08/05

有田のご当地グルメ たっちょほねく丼♪ 謎めいた名前ですが、味はピカイチ♪

青春18きっぷの旅で紀伊宮原にやって来た旅浪漫であります。

きのくに線(紀勢本線)の紀伊宮原駅に初めて降り立ちました。

紀伊宮原駅がある有田市は、有田みかんの産地として全国的に有名ですが、

今有田のご当地グルメとして力を入れているのが、たっちょほねく丼です。

だっちょではありません。 たっちょです(笑)


有田では太刀魚のことを「たっちょ」と呼び、

ほねくとは太刀魚を骨ごと砕いて石臼で煉り合せた骨くり天ぷらのこと。

昔から地元では、ほねく(ほね天)はそのまま食べたり、刻んでチャーハンに混ぜたり

野菜炒めにしたりと各家庭で工夫を凝らして食べられてきたそうです。

そのほねくを刻んで野菜と混ぜ、かき揚げにしてふわふわ卵の上にのせ、

餡をかけたのが「たっちょほねく丼」であります。


紀伊宮原駅を左に出て、突き当りを左折して線路を渡り、次の三叉路を右へ。

九鬼歯科医院がある狭い路地をまっすぐ歩くと右手に明かりが見えてきました。

駅から約10分、暗い夜道をスマホのナビを見ても少し迷いながら

たっちょほねく丼が食べられる まごころの味しんまちさんにどうにか到着です。

L形のカウンター席、小上がりの座敷がある地元の居酒屋さんです。

昭和61年(1986年)に創業し、8年前からは元気な二代目の若大将が跡を継いでいます。

お品書きを見ると、刺身や魚の天ぷらなど種類が豊富で普通の居酒屋さんではありません。

割烹料理の店というほうが、いいような内容。 慶事法要の仕出しや弁当も作っています。

夜だったので、いきなり丼はまずいと思い、瓶ビールをお願いしました。

キリンのラガー中瓶とつき出しの小鉢が出てきました。

小鉢には、鶏の南蛮漬け。 これだけでも十分ビールを飲むことが出来ます。

フレンドリーな若大将に有田グルメのたっちょほねく丼を食べに来たことを話して

そのたっちょほねく丼を作ってもらうことにしました。


話ししつつカウンターに並べられたのが、

全国丼グランプリ金賞を受賞した記念のクリスタルスタンド。

それも三つあります。 

なんと第1回(2014年)から第3回(2016年)まで三年連続で金賞を受賞しています!

箕島港は太刀魚の漁獲高が日本一の漁港。 

毎月11日を太刀魚の日として市内の小中学校の学校給食にも

このたっちょほねく丼を出しているとのこと。

店の薬味なども、地元のみかん七味やみかんポン酢の「みかぽん」を使うこだわりよう。

地元有田を愛する二代目ならではでしょうね。


さあ、たっちょほねく丼が出来上がってきました。

太刀魚のほねくと野菜の天婦羅が、立体的に盛り付けされています。

これもタワーのように盛り付けされた天ぷらからヒントを得て改良したそうです。

天ぷらの上には赤い糸唐辛子。 あんかけの上に刻み海苔とネギがどっさり。

いただいてみます♪ 

天ぷらは、ほねくの他に玉葱や人参、三つ葉などが彩りを考えて混ぜ込まれています。

玉葱は、食べた時の食感がいいよう考えてこの大きさにしたようです。

想像していたより美味しかったので驚きました。 太刀魚の旨味も感じられます。

サクサクとした天ぷらは、さすが専門店で修業してきた腕の為せる業でしょう。

あんかけは湯葉あん。 卵とじになっていてご飯との相性もバッチリ♪

これはさすが丼グランプリ金賞という味わい。 マジで美味しい。

ある程度食べ進むと、ごま油に玉葱チップとすり胡麻を混ぜた薬味をかけて食べると

今度は中華風の味に変化する二段活用(笑)  これは凄い丼です!

値段は税別600円とリーズナブルで言うことなし。 

是非今度は、しんまちさんで腰を据えてじっくりと飲んでみたいと思いました。

有田のご当地グルメ「たっちょほねく丼」、これはB-1グランプリにも出て欲しいですね。

美味しかったです。 ごちそうさんでした。 また行かせてもらいますね。


  • たっちょほねく丼 600円(税別) (2017.7)
  • 有田のご当地グルメです♪
  • つき出しも出てきました。

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10位

ペンションうーにー (礼文町その他 / ホテル)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2017/01訪問 2017/03/07

人気のうーにーさん、真冬にお世話になりました♪

ハートランドフェリーに乗って礼文島にやって来た旅浪漫であります。

この日は稚内港を6時55分に出航し、利尻島 鴛泊港に8時35分に入港。

利尻島を観光した後、再びフェリー乗り鴛泊港15時50分に出ました。

16時35分に礼文島の香深港に着岸。 乗客は10名たらず・・・。

礼文島に来るのは三度目、20数年ぶりとなります。 しかし真冬に来るのは初めてです。

フェリーターミナルでは今夜宿泊するペンションうーにーのご主人が

名前の入ったボードを持って待っていてくれました。 おおきにです。

この日の午前中に近くにあるパチンコ店が火事になり全焼、車で買い物に出ていたご主人は

消化活動による通行止めで半日も自宅に帰れなくて大変でしたという話しを聞きながら

高台に建つ自宅ペンションへとワンボックスカーを走らせてくれました。

着いたのは綺麗なブルーの三階建て。玄関ではオーナーの奥さんが出迎えてくれました。

部屋は2階のバストイレ付きのツインルーム。 料金は1泊2食付きで税込み7560円

ビジネスプランでの宿泊なのでリーズナブルです。

冬の北海道では春の三月まで冬期休業に入っているホテルが多い中、

新年早々でしたが泊めていただき感謝申し上げます。

まあ、こんな時期に離島に観光に来るというアホはやはりオレ一人でしたがね(笑)

部屋には灯油のファンヒーター、テレビ、冷蔵庫などあってゆったりとくつろげました。


18時の夕食時刻に1階にある食事処へ。 40人くらい入れる広いスペースです。

入口の横には96歳になるオーナーのお母さん手作りの人形や飾り物が展示されていました。

中に入るとったりとしたBGMが流れています。

席に着くとある程度の料理はすでにセッティングされていました。

水だこのたこしゃぶをはじめ、北寄貝と赤ガレイのお刺身、赤ガレイの煮物、

鶏肉、大根などの炊き合せ、たちかま、イカ、とびっこの和え物、手作りのグラタン、

サラダ、温州みかんというラインナップ。 ビジネスプランとはいえかなりの豪華さ♪

「知り合いの漁師さんからなまこをいただいたんですが、食べますか?」と奥さん。

もちろんいただきます。 それと瓶ビールもお願いしますとオレ。

半透明の水だこのたこしゃぶは温まりました。 水だこは熱すると白くなり縮みます。

冷凍ものらしいですが、旨さが凝縮する感じで美味しかったです♪ 

他の料理も家庭的な味わいで、日本酒の熱燗も追加でお願いしたくらい美味しくいただきました。

獲れたてのなまこは、かなり硬かったですね。 これもお酒のアテにバッチシでしたよ♪

一人で黙って食べるのではなく、奥さんが付きっきりで話し相手になってくれたので

さらに美味しく感じられたのかもしれません。 楽しかったです♪

ペンションうーにーさんは、平成2年から奥さんが一人で経営されてきたそうです。

元公務員のご主人は定年されてから送迎や買い物などのお手伝いをされているそうですね。

近くにあるうすゆき温泉への送迎もされています。 割引券もあるそうです。

ほかほかのご飯は、おひつで出してくれたので遠慮なくおかわりさせていただきましたよ。


明くる日の朝ご飯は、銀鱈焼き、焼き茄子田楽、納豆、海苔、きんぴらごぼう、

ほうれん草のお浸し、昆布巻き、梅干し、なめこと豆腐の味噌汁、ご飯という内容。

海苔は地元の漁師さんが手作りした岩海苔を干したものだそうです。

地元の牛乳も美味しかったです。

豪華な朝ご飯もおひつのご飯が空になるくらい美味しくいただきました♪


ハイシーズンには予約客でいっぱいになるという人気のうーにーさん。

結局フェリーの都合でスコトン岬までの観光は断念して朝のフェリーで礼文島を離れましたが

昔若い時分にバイクで来た時のように道路のない礼文島西海岸を8時間かけて歩く

「愛とロマンの8時間コース」をまた歩いてみたいと思いました。

久種湖畔のキャンプ場でテントを張って、もう無くなった船泊湯に入ったことが

昨日のことのように思い出されます。 ありがとうございました。


  • ビジネスプランの夕食 (2017.1)
  • 水だこのたこしゃぶ
  • 北寄貝と赤ガレイのお造り

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