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凱旋門ビルの1階。バーや居酒屋の看板を横目に少し奥に入ると、右側の外壁の中にぽつんと飾られた茶花。暖簾をくぐると淡い香の匂いに気分もはんなり。みごとな桧の一枚板のカウンター。県北出身、京都の「萬亀楼」で修行した親方は、東南アジアでの職歴、著書もある料理の先生にして茶人。その眼光はまさに「師」の風格。
弟子は市内や六本木を始め海外にもいて、非公認(?)も含めると相当数とか。一見強面だけど、人望も厚くとても優しいお方。
注目すべきはカウンターの向こうの調理場。無駄なものはいっさい無し。ステンレスの調理台はいつもピカピカで、蒸し器、グリルもフル回転してるはずなのに、動きが感じられない。食材はやはりステンレス製の冷蔵庫で適温を保たれ、客の前にいらないものはいっさい無し、、、割烹です。
もう一つの驚きは昆布。ひと月10万円単位も仕入れると言う質と量の昆布が、絶妙な加減で使われ素材の風味を生かしています。出汁用に使われた昆布は、山椒を加えて佃煮にされお土産にいただけますが、これがまた美味。変わったぬか漬けや珍味も出してくれる茶目っ気もあり、季節ごとに一度は通いたい暖簾です。
一、茶碗蒸し蕪あん (鶏卵と昆布だしの極み)
一、ひらめ昆布〆 肝 皮 卵 (軽く確実な昆布)
一、柳がれい塩焼き (みごとな骨抜き)
一、甘鯛碗
一、柚子蒸しきぬかつぎ
一、蒸し鮑 肝ソース 鮑の爪 (一押し)
一、〆さわら
一、すっぽん碗 小松菜 曲がり葱
一、海老卵の塩辛
一、唐墨
一、煮あなご
一、鯨ベーコン
一、鶏つくね (これも絶品)
(まだ食べるの?と)
一、ちまき
一、杏仁豆腐