一平 本店(ラーメン/小倉)

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なぢらね (40代前半・男性・新潟)
標準点 2.5
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一平 本店
(ラーメン / 小倉)

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旅というのは、ひとの気持ちを浮き立たせ、否「浮かれさせ」、常日頃、体調だの持病だので「呑み喰い」においてあれこれ我慢している「制限事項」を、「せっかく来たんだから」の一言で、片時、心の隅に押しやり、勝手気ままにたのしんでしまうようなところがある。

わたくしの場合「糖質制限」が、これにあたる。 日常は酒毒でさんざ、身体を苛めている関係上、食事のなかに「糖質」含有率が高くなると、どうも体調がイマイチ優れなくなる。だから、普段出入りしている地域では、原則として「米」「麺類」「粉モノ一般」につき、出来るだけ遠ざけている。しかしながら、滅多に足を踏み入れることのない「ここではないどこか」に立った途端、さきの「せっかく…」を言い訳に、土地土地の「糖質三昧」に淫してしまう。

今回も同様。「せっかくとんこつの本場に来たんだから…」と、小倉駅前の「角打ちコンバット・ゾーン(と、勝手に命名)」をふらつき、目に付いた当店で、ラーメンを摂取すべく、暖簾をくぐる。

店内は昭和四十年代の典型的「ラーメン・チューカ屋」のたたずまい。店内に長年の間に、染み付いてしまったかのような、「とんこつ」の匂いが漂っている以外、とくになにがどう、という特徴があるわけでは、ない。

さてラーメンを…と、品書きをなにげなく眺める、と! そこに書かれた一品のお菜に、文字通り「目が奪われる」

「カレーやきめし」

なんとまあ! 時は平成初期、火事で忽然と消えてしまった、東京は銀座の路地裏の店「東興園」の名物であったコイツに、こんなところで再会?しようとは!
http://u.tabelog.com/sundowner/diarydtl/7323/
http://u.tabelog.com/sundowner/diarydtl/7324/

…ま、実際「東興園」で出ていたものと、どれほどの関連、ないし類似があるのかは、分かったものではないが、ここであったが百年目、この機会、ゆめゆめ逃すマジ! と、いう訳で、急遽予定を変更。

「えー、ギョーザと麦酒、そのあとカレーやきめしをひとつ」

すぐに運ばれてきた瓶から、麦酒をコップに注いでひとくち。これを呑み干し、二杯目を注いだ頃合で、ギョーザが、運ばれてくる。早い!

皮が薄く、接合部(と、いうのか?)にしわを寄せず、ざっとくっつけただけで焼かれた、小体なそれは、一皿十個入り。ギョーザと共に運ばれてきた小皿に入った「たれ」をチョイとつけ、口に放り込む。とりわけ「なにかが」というほどのものでもないし、第一皮が薄すぎ、醗酵した粉モノ特有の「もちもち」感なども覚えない。

が、麦酒の「合いの手」につまんでいる分には、特に不都合もない。或いはコップを、或いは箸を操りながら、呑み、且つ、喰らいながら、厨房の「手順」を横目で覗く。

店主は「ラーメンおよびそのスープ担当」らしく、わたくしの注文に対し、とくに動く様子はなく、横に立つご新造さん(だろうか?)が、専ら差配をする。

まずは冷蔵庫より、予め炒めてあった具―たまねぎ、豚肉、ニンジンの微塵切り―を取り出し、フライパンを熱し、ここに多めに油をひいたところにコイツを「ひやめし」(と、「魔法の粉」少々)と共に投入。一挙に炒め/あおりの一連作業に入る。

具とめしが適当に混ざり合った頃合で、缶入りの「S&B社謹製カレー粉」が茶匙に取られ、投入される。さらに「煽る」こと数十秒、仕上げに醤油をひとたらししたか、と思うや電光石火でフライパンを「五徳」から下ろし、皿に鉄の「返し」で器用にひょいひょいと盛り込み、一丁あがり。

と、脇でそれを見ていた店主、すばやくスープを小どんぶりに注ぎ、ここにゴマを散らして、主菜と同時に、食卓に供する。思わず「ナイス・コンビネイション! 」と声を掛けたくなるシンクロニティ振り。善き哉。

まずはスープをひとくち…ここいらへんだとチャーハン・スープまで「とんこつ」な事にまずタマゲる。が、考えてみれば、他にスープを調製するのも面倒だから、アタリマエか。

そして「もんだい」の「カレーやきめし」 油を吸ったカレー粉は、全体をしっとりとさせながらも、米のひとつぶひとつぶをハラリ、とさせている…のは、「思い出の味」とほぼ同じ。炒め油に「ラード」を使っていないのか、いまひとつ芳ばしさが足りないのは、チョッと残念。具は・・・まあ、まるで「餃子の王将」の炒飯、通称「かごチャーハン」みたいな作り方だから、正直「どってことはない」

と、全体をみれば、かなり雑なものだが、カレーを炒めた事による、独特の「駄菓子っぽさ」が、舌になつかしく、ざっくざっくと匙(なぜか燕は大泉物産社謹製18-10の高級スプーンであった)を使い、瞬く間に皿のなかみを平らげる。

勘定〆て1,450円。美味、というより、「思い出を食べた」心もちがした。オススメ。

おすすめ!!

カレーやきめし

店名 一平 本店
最寄駅 小倉
ジャンル ラーメン
住所 福岡県北九州市小倉北区京町2-6-2 (地図を見る
TEL 093-521-4543
昼の口コミ
'08/04/08 ('08/04訪問)
  • 評価:2.5
  • 評価:2.5
  •  
  • ¥1,000 ~¥1,999

コメント(4件)

'08/04/09
>旅というのは、ひとの気持ちを浮き立たせ、否「浮かれさせ」・・・「呑み喰い」においてあれこれ我慢している
 「制限事項」を、「せっかく来たんだから」の一言で、片時、心の隅に押しやり

  ホント「旅の妙味、ここにあり」ですよねヽ(*⌒∇⌒*)ノ
  だから折角誕生日で旅行に、それも夢の乗り物「特急」で行ったのに「ころちゃんは飲んじゃいけません」と
  監視され、泪を呑んだうちゃ悲しいイキモノデシタ。

カレーチャーハンって時々作るんですが、気持ちが荒れていると味が尖るんですよ。わはは。
カレー自体も、時々すんげー尖ったものが出来てしまうのはうちゃだけではないでしょう?

'08/04/09
ほう、心のゆれが、お菜に現れるとな。なかなか哲学的な御話だなあ。

あれでしょうか、薬味(ここではねぎやにんにくの事)を、甘味が出るまでじっくりと弱火で炒める「心の余裕」が、知らず知らずに失われる、とか? 或いはそんな、即物的な事じゃなくって、指の先あたりから「負のビーム」がでて、お菜に影響を与えるのかしらン? ナゾだねえ。

'08/04/09
o○☆*゚なぢお兄様o○☆*゚
  調味料の配合を致す時にかなり力が入っちゃったりしたり、
  普段1本の唐辛子がイキオイ余って3本になったり、フライパンを
  返す時に余分な力が入りすぎたり、など。

  ま、「怒りのエネルギー」の放出先がお料理方面に行ったと、
  力学のホウソクで証明できないでしょうか(メ--)ノノ。。。┻┻

'08/04/10
あっあるなぁ、怒りのあまり、勢い余って、調味料が「どさっ」、フライパンを振りすぎて「ばらり」

むぅ、これこそまさに「ドラゴン怒りの鉄拳」流…って、ナンノコッチャ(例えも古すぎだし

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