彼らは防弾チョッキに身を固め、徳利を片手に敢然と危険な飲酒に出動する
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「ダーク」って言葉、ここで覚えました。
斜めに立つことをそういうらしいのです。
何でも「ダークダックス」ってグループ(サウンズ?)が斜めに立って
歌っていたとか。
松葉も日によりけり。美味しい日もあるそうです。
ダークダックスは、男性四声コーラスですな。「ダーク」の作法については、わたくし実は、当「食道街」ではなく、東都は銀座「ロックフィッシュ」の店主より、薫陶?を受けました。
当店のお菜がウマいか、そうでないか…は、あまり気にした事ないなぁ。「こんなモン」だと思って、その場の「空気」と「時間」のほうを、専ら愉しんでいます。
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なぜか薄暗く感じる、ひなびた、というより、「くたびれた」店内普請、カウンタに向かっての立ち喰い、卓上には喰い放題の「ざく切りキャベツ」、吸殻は「地面にそのまま」、そして「ソース二度漬けお断り」…
「揚げ物」は「揚げおき」のもの、或いは「揚げなおした」ものが、カウンタ上のバットに無造作に「配給」され、目の前に並んだそれを、気に入ったら手に取り、ソース(清く正しく「ウースター」である)に漬けて喰らう…という方式。
串カツのお値段は、基本の「牛くし」が100円。その他も似たような根付け。確かに安い事ぁ安いが、安いゆえに「具より衣の体積が勝る」状態だし、「給餌」いや「給仕」方法が上の通りだから、ほとんどの奴がフカフカと頼りない歯応えをしている。つまり、ま、「どってことない」
酒はハクツル(普通酒)、瓶とナマのビール(場所柄?共にサントリー社謹製)、「角」ないし「ホワイト」(「レッド」もあったかナ?)の水割り、あるいはハイ・ボール、イマドキなつかしい「タコハイ」なんつうのもある…という具合。
すなわち「コダワリのない経済酒」中心。
その他「冷やしトマト」だの「ひややっこ」だのといった、原則「調製に包丁しかいらない」、酒肴が若干。いずれも、安い。
顧客諸君の平均滞在時間は20分以内(推定)。払う勘定は2,000円以下。それ以上、ここで呑もうとすると「費用対効果」いや、「費用対ナミナミ」が良「過ぎ」て「泥酔」する事間違いなし、であろう。
そ、当店の「あり様」というのは、味わいだ、佇まいだとやかましい事を言わず、JRから阪急電車への乗り換え、或いはその逆、などの「チョッとあいた時間」を使って、ちゃっちゃと呑んで、軽くオナカをクチく-しかも経済に-するために使うため「だけ」にある、と考えればよろしい。
とは言え、夕方の時分時、老若を問わぬ顧客諸君が銘々にグラス、或いはジョッキを握り締め、ちまちまと串カツを摘みながら談笑している中に加わり、喧騒で「わーん」となっているところに身をおいていると、それはそれで、「面白くない、事もない」
そういう意味では、わたくしを含む、この土地のものでない「おのぼりさん」「旅あきんど」にとって、当店はある種「オトウサンの観光名所」であるのかもしれない。
普段使いの「虫やしない」に、そして「観光地」として。オススメ