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'05/11/30
('05/11 訪問)
| 店名 |
日本橋 お多幸本店 (にほんばしおたこうほんてん) [
HP |
|---|---|
| 最寄駅 | 日本橋、三越前、東京 |
| ジャンル | おでん |
| 住所 | 東京都中央区日本橋2-2-3 お多幸ビル (地図を見る) |
| TEL | 03-3243-8282 |
| 営業時間 | [月~金] 11:30~13:30(LO) 17:00~22:30(LO) [土・祝] 16:00~22:00(LO) |
寒い夜風を避けるには、やはり燗酒とおでんでしょうと、たまたま日本橋にいたこともあって、開店直後のお多幸本店の引き戸を開ける。どうやら私が2番目の客であったらしく、カウンター奥には中年過ぎの暇そうなおじさんが燗酒をやっている。
どこでもよいとのことで、やはり一人客はカウンターと決まっており、中央のおでん槽の真ん前に席を取る。
まだ、豆腐など煮込み始めたばかりのようで表面が白く、食べごろになっていない。
この店では簡単な符牒が使われており、常連客はそれで注文する。例えば、大根は「だい」、豆腐は「とう」、玉子は「たま」といった風にである。それで続けて言葉にして注文する。だから「とうたまだいべつふくろ」といった風になる。もちろん普通に頼んでも良いけれどね。
今回はキリンビール(この店は瓶ビールはこれしかない)とおでん「だい・しら・ちくわぶ」で計¥1,218
甘みと醤油味が強い「お多幸風」とでも言いようのない懐かしくふっくりする味わいで、寒さは吹き飛んだ。
ちなみに、どうされたかと懸念であった先代のオヤジさんは元気で、昼の営業時間は店に出ておられるとのこと、おでん槽の前には若旦那が一人で立って客の相手をしている。メニューが増え、多分客層も替わってきているのだろうけれど、値段も上げず全く以前のまま代替わりしているのは古い客としてとても安心感があり、庶民の味方の店との思いを強くした。
日本橋の真ん中で、¥1,500もかからず1時間を過ごせるのだから、さる銀座の有名店で、¥8,000と取られるおでん屋があることを考えれば、如何にこの店が誠実な商売をしているかは評価しなかったら罰が当たる、という訳でポイントを上げました。
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かつてソニービル裏の路地には、おでん屋数軒に焼き鳥屋など一戸建ての居酒屋群が連なって、銀ブラ族の憩い処となっている一画があった。
その中央辺り木造二階建ての引き戸の建物がこの「お多幸本店」で夕方4時ともなると引き込まれるように店に入ってゆくオヤジや紳士たちの姿が見えた。
入り口から奥へ逆L字型のカウンターとテーブル席で17・8人分そして二階にやはり17・8人分の席があったでしょうか。入り口近くのカウンターの中には大きなおでん槽が二つ、その中に真っ黒に汁を吸った豆腐や大根、ちくわ麩、こんにゃくなどがぎゅうぎゅうに並べられ客を待っていた。
そして盛り込まれる皿は赤茶の背の低い直径18cmほど、この有様は要するに現在いろんなところで展開されている「お多幸」と標して暖簾に掲げる店の形態とほぼ同じ。どちらが今の姿を築いたのか存じませんが、私は「お多幸本店」が好きで、あの甘ささえ感じられる日高こんぶにかつおだし、それに醤油と砂糖を注ぎ足し注ぎ足しして作る味にはまっています。要するに味が濃い。それに燗酒を合わせると寒くなった季節には本当に得も言われぬ幸福感が得られたものでした。
この店が「本店」とわざわざ謳っているのは「お多幸」はこの店だけだと主張している訳で、他の「お多幸」と違っているし、資本関係もないと言っている訳です。
その店は現在日本橋に移転しております。
ビル4階がまるまるおでんビルで、一階にはカウンターもあって、少しだけ昔の様子を残しておりますが、混んで来ると上階へ上げられて、午後7時ともなりますと満席、宴会も出来ますが早い時期に予約が必要です。
どうしてもはずせないのが豆腐、大根あたりですが、しらたきやちくわ麩など汁を吸い込むタイプのおでんが美味いと思います。
現在はメニューが増えました。そして酒も生ビールや焼酎も選べ、以前に比べるとずいぶんと若い客が増えました。
私にとって「お多幸」はこの日本橋の店一軒だけで十分です。
これからの寒い季節何度となくお使いください、一人\2,500もあれば十分楽しめます。デートで女性を連れて行くと大喜びされること請け合い。