寿し処 寿々(寿司/溜池山王)

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縁に連るれば唐の物

縁に連るれば唐の物

〔縁が生じれば遠くの食物を口にする〕何かの縁で、思いもかけぬ疎遠なものとも関係が生じる意。

figeac (HP別ウィンドウで開きます) (40代後半・男性・東京)
標準点: 2.5
口コミ: 529 / 5,395 写真: 11 / 48 読者: 144 訪問者数: 167,483

これらの口コミは、figeacさんの主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
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昼の安定度が抜群なので、ほんじゃ夜でも、と・・・・。客席は七分ほどの入りだったが、幸運?にも落着いた客が多く、静かに楽しめた。予め予算は言ってあるのと嗜好を分かってもらっているので「(安い)おまかせ」とする。

他の席は「(高い)おまかせ」らしく内容を見れば、なるほど、な種物が次々と登場する。こちらは貧客であるが、正直、だからといって特に羨ましいとは感じない。海胆や大トロより鯵なんかの方が有難いからである。ただ私は蝦蛄だったが、その日の海老はかなり上質なものを使用している感じで、これだけは、その海老の方が断然旨そうだった。もちろん予算をアップすれば両方出る。

白身、光物、鮪、巻物という基本はとても旨い。反して貝類は少々寂しい。ちなみに最近、新しい店では「石垣貝」なる貝がよく出てくる。青柳、鳥貝・ミル貝をミックスしたような形と味、食感の貝であり、「磯臭い(潮の香りとか言われるが・・・)」貝好きには好まれるだろうが、私はどうも馴染めない。焼いた方が旨い気がするな。そして蛸・・・丁度良い具合に茹でられて味わい深く、実に旨かった。

結構飲んで1.6万ほど・・・・鮨なんて、このぐらいで収まらなきゃ通えない。店としては夜の利益率の方が高いに決まっているだろうが、個人的には、正直、昼の方が満足度は高いと感じている。

前回評・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
初めて訪れる店で、たまたまその日の食材が良くなくとも、本当に良い店であれば、何かしら光るものがあり、そして惹かれる何かを感じる。そして、すぐまた再訪したくなる気分にさせてくれるものである。反対に一度で十分、再訪に値しないという店も多く、例え一度きりでも判断材料に不足する事は無い。旨い店が下降する事はあっても、下手な店が旨くなる事は、まずもって無いからである。

前回の内容が素晴しく、偶然でなかった事を確かめに、数日後に再訪する。
やはり、当店の入口の設えはあまり良いとは思えないが、二度目という慣れた分だけ入りやすくなった。同じメニューを注文。その日の内容は鯛・鰈・コハダ・赤身・中トロ・大トロ・鰹・蝦蛄・海胆・穴子(塩・ツメ)・玉子・干瓢+鉄火、それに茶碗蒸で¥4000。

「噂」の蝦蛄はとても旨かった。やはり穴子は今ひとつと思う、そして海苔も・・・・それ以外は、この価格を考えればまったく文句の無い内容。鮪は普段とは逆で、中トロより、赤身・大トロが旨く感じる・・・・どうやら部位によって鮪自体が違うようであった。酢飯も、塩分、温度ともにしっかりしている・・・・赤酢ではないので、どの種にも合う。最近はどうも赤酢が鬱陶しく感じるので、当店の酢飯は気持ちよく食える。

酒は純米にランクダウンしたので、勘定も必然と安くなっていた。しかし純米でも、かなり良いものを使っている。馴染んできたので接客も軟らかくなった。過度な主張は鬱陶しいが、客もある程度、自分の嗜好をきちんと伝えた方が、店もやりやすいだろう。あと2,3回も行けば「おまかせ」でも大丈夫かも知れない。夜でも1.5枚程度で済みそうである。ただし喫煙可なのが危険ではあるが・・・・

安定感を確認したので少々評価アップとした。

前回評・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜、鮨屋に行く事はめっきり少なくなった。夜しか開いていない店はしょうがないが、当方、時間および体調的にも昼酒はまったく仕事に影響しない。昼だと「(種の)質の違い」を懸念する方は多いが、大きな店ならともかく、小さな個人店、それも一回転で精一杯のような店で仕入れ・仕込みを「昼用・夜用」と分けるのは手間がかかってしょうがない・・・・ので必然と良い店は昼夜ともに変らない。しかし、それでも「おきまり:一人前」として安くする店は多い。もう一つの利点は「静かな状況」が多いという事だろうか。夜に酔って騒がしく盛り上がるような客とは席を一緒にしたくないものである。

当初はあまり評判の芳しくなかった当店だが、日増しに評価を上げている・・・・ならばと「金魚の糞」に成りきり(事務所からも近いので)いつものパターンで「どれどれ訪問」してみた。

押すのか引くのか紛らわしい「引き戸」を開けると奥行きのある小奇麗な空間が広がる。ただ、主人も小僧君も視角に入らず、必然と挨拶もない・・・・「まいっか」でドカドカ勝手に靴を脱いで上がる・・・・そう、当店は靴を脱ぐのだが、夏場は外で歩き回った後だと足臭い危険性があるが、その日はセーフ。鮨屋で(なくともだが・・・)足臭いのはキツイ。汚い靴でも恥ずかしい・・・・これも一応セーフ。

その日はそこそこ客が入っていて賑やか・・・・だが、酒は入っていないようで、うるさくはない。しかし主人はどうも無愛想・・・というよりクール?な感じの応対である。好感は持てないが、かといって、こちらも気にしない。初対面の愛想の良し悪しで一喜一憂するような経験は積んでいない。

カウンターにはあまり金をかけていない。壁は「櫛引」だが、この左官職人はあまり上手くないなと分かる。板場は長く、職人一人だと、どうも間が空き過ぎる・・・・握りを端の席まで持って歩くのも何となく、いかさない。なので二人入って丁度な感じである。握りは主人だが巻物は小僧君が担当していた。

メニューはちゃんとあって「ランチ」から「コース」まで色々ある。「ランチ:¥4000」を。酒を所望するが、リストはなく「お好みは?」と聞かれるので「純米吟醸を」・・・・目の前には「有名大吟醸酒」の箱がいくつも並んでいるが、そういうものじゃないと言うと、他にも色々と説明される・・・・が、やはり高級銘柄・大吟醸ばかりである・・・・「いくらなの?」と聞けば、苦笑される。金額なんぞ聞くなと言わんがばかりな感じだが、一合¥3000なんて酒を「おまかせ」できる訳が無い。「普通のでいい・・・・」で落着いたが、やはり¥2000という高価なものだった。酒はなんともバランスの悪い品揃えである。接待用か。ちなみに「純米」もあるのだが、純米は癖が強い場合が多いので、やはり「吟醸」の方が鮨を邪魔しないと思うのだが・・・・反対に大吟醸は香りが強すぎる。

鰈・鱚・烏賊・赤身・鰹・鳥貝・中トロ・海胆・干瓢・玉子・・・・これで終わり?と思うも、そこから穴子(塩・ツメ)・海老が出て終了。普通、巻物・玉子が出ればお仕舞いと思うが、これは意図するものなのか?もしくは単純に穴子・海老を忘れただけなのか?は定かでない。聞いてみればよかった。

種質はどれも上質。酢飯は「いまどきな若手店」に見られる、シンプルな仕上がり。嗜好はあるにせよ、誰が食しても文句は言われないレベルと思う。鮪一つとっても、とても平均¥300の内容とは思えず、素直に驚くほかない。追加の鯵・コハダも極めて上質だった。唯一残念だったのが二種出る穴子。この時期にしては、かなり味わいに浅いものだった。

主人は無愛想と思うも他の客が捌けると、自然と会話になる。久兵衛の仕事を継ぐも、本人はそれ以外の幅広いスタイルも目指しているようである。それは良い志向と思うが、やたらツマミ料理に走ったり、バーナーで炙るような仕事は歓迎しない・・・・まぁそれも本人の勝手なのだが。

近所にある同門の人気店とは同世代・・・・だが面識はないという。いかにも大店(おおだな)っぽいエピソードで面白い。接客の面では「あちら」が優秀だが、CPというなら「こちら」の方が上と思う。あとは相性だが、最近「あちら」の客層が荒れている事を考えると、「こちら」が狙い目か。蒲田の「立食い」よりも安価だ。しかし酒はかなり高価である。
店名 寿し処 寿々 すず [HP別ウィンドウで開きます]
最寄駅 溜池山王 
ジャンル 寿司 
住所 東京都港区赤坂2-9-4 1F (地図を見る) 
TEL 03-3586-1010 
営業時間 12:00~14:30 (L.O.14:00) 17:00~22:00(L.O.21:30)
昼の口コミ夜の口コミ
'08/07/28 ('08/07訪問)
  • 評価:4.0
  • 評価:3.5
  • 評価:3.0
  • ¥15,000 ~¥19,999
  • ¥8,000 ~¥9,999
[ 有効 25票 / 25票 ]

コメント(17件)

'08/07/04

寿司のメニューはちゃんとあるのに、酒のリストがないとは痛いですね。
拘りがないというか、酒は接待用と割り切って儲けようということなのでしょうか?
一合2,000円とは恐れ入ります。

壁の櫛引の左官の腕まで視るとは、仕事柄とはいえ主人すら気がつくまい… というところですね。

'08/07/04

酒のお好みは?と聞かれるのも、バーのようです(笑)

日々入れ替えているらしいので、いちいち書くのも面倒臭いのは分かりますが・・・・
基本的に寿司屋がそんなに酒の種類を置いてどうするんだ?と思う方なので、、今ひとつ納得できませんでした。
「吟醸」というと「大吟醸」になってしまうのもいかがなものかと。
鮨が良好なだけに、そこが惜しい。

'08/07/04

ハハァ・・・
お出掛けになりましたですな。
「夜」経験者として「難」も知る者ですが、何やら憎めない印象の店なんですね。

ただ、酒に関しては、ぬる燗がアッチかったりで・・・
もっと酒飲みの気持ちをわかって欲しいなって感じはありましたです。

'08/07/05

何か妙に冷めた感じもしまして、もう少し商売っ気があっても・・・・
いや、夜の客で疲れているんでしょうか(笑)

燗・・・本音としては燗より、豊富に揃う大吟醸を飲んでもらいたいのでは?という気もします。

'08/07/05

おっ、行かはりましたな。

茹で上げの蝦蛄は出えへんかったでっか? 先週末は車蝦が出えへん代わり?に茹で上げ蝦蛄やった。
鮪も大トロ。
順番は玉子焼きと干瓢巻きが〆だったかと..。

先週末、「来週になれば買った儘寝かして貰ってる2**kgの鮪と新子が出て来る」ってなこと言ってました。

仰せのとおり、此処、使いようによっちゃ、蒲田より安くて足の便も良い。
近頃お気に入りの、週末昼飯どころです。

'08/07/05

蝦蛄はなかったですねぇ・・・・海老は茹で上げでしたが。
新子はもうかなり出回っていますね。私は6月の半ばが初でした。
食わないと寂しいけれど、食っても「だからなんだ」なネタですね(笑)まぁ季節ものですから。
普通のサイズのコハダは旨かったです。鮪は感心しました・・・・練れた味がしたから、それかなぁ?。

この内容なら破格でしょうね。¥4000は大満足です。
次回、酒は対処法を考えないと・・・・そこがネックです。

'08/07/08

>どうやら部位によって鮪自体が違う

みたいですね。「○○の時季の△△で揚がった××kg級の赤味」ってな具合に部位毎に産地や大きさをキチンと意識して使っている様子が窺えます。

>当店の酢飯は気持ちよく食える

茹で上げの蝦蛄とか、ミョーチクリンな設えに目が奪われがちですが、これこそがこちらの店の最大の特徴かと..。

砂糖も使わず、滑らかさを保ちながら、一粒一粒しっかりと立ち、しかも噛み締めるとサッと溶ける舎利ってのは、稀有な存在で、あたしの好み。

>接客も軟らかくなった

けしてベラベラ喋る親方じゃありませんが、鮨にも客にも誠実に向い合っていることがよく判ります。
自転車会館の親方とは対照的で、良い意味でも悪い意味でも「野心」がない。(ように感じます)

'08/07/08

最近このお店には入り浸っているのですが、不思議な魅力がありますよね。
大将は無愛想というよりは、客が立て込むなどして仕事に集中すると、たまにお客さんの話が聞こえなくなっていたりするようです。

ちなみに、ここの大将、自らシャコフェチを名乗っていました。

'08/07/08

卍師匠
確かにシャリは素直でいいですね。旨みも十分。赤酢系は「ととや」くらいに熟練していると旨いですが、
若手店のは、主張し過ぎて種に合っていない場合(特に白身・烏賊には合わない)が多いので最近は敬遠気味です。

最初は警戒するんでしょうかね? 前回と随分対応が違いました・・・・自分ではオタクっぽくはないと思うんですが・・・・まぁ十分怪しいか(笑)



P.Eさん
初対面だとしょうがないですが、本来あまり愛想のある性格ではないような。
ただ、馴染んでくると、話し好きな感じにもなります。
まぁ、それでいいんじゃないかと。近所のどこぞの店のように、延々と客に付き合わされて話している姿も鬱陶しい。
もちろん客が悪いんですが。

'08/07/16

figeac様、

遅れてのコメント、すみません。他の方の立てたレビューについては、どのタイミングでコメントが入ったかわからないので。。。

大将、初対面で緊張してしまうタイプのようです。かる~い挙動不審というか。でも、話すと素直で良い人です!

'08/07/16

>話すと素直で良い人です!

最初はとっつきにくいですが、仰るように癖のない人柄と思います。

'08/07/28

土曜昼にふらりと立ち寄ったら、似たような感じでした。
ひょっとすると半日程度のニアミスか..。
石垣貝はパス。鮑は九州のもんで今一つ。車は天草産と云ってました。

'08/07/28

私は平日でした。鮑は確かにそんな感じですし、穴子といい、煮物系は弱い気がしますね。
必然と蛤なんかも、どうなのかなぁ・・・・です。蛸は抜群に好みでしたが。

'08/07/28

なんだか、1週間行ってないと、えらくご無沙汰な帰になります。

師匠、

>けしてベラベラ喋る親方じゃありませんが、鮨にも客にも誠実に向い合っていることがよく判ります。
自転車会館の親方とは対照的で、良い意味でも悪い意味でも「野心」がない。(ように感じます)

そうですね。寿司に関する向上心はあるようです(まだまだ伸び盛りであることを強調していました。)が、経済的野心家ではなさそうです。この前も、店も上向いているし、経済的には今で結構満足なんですよ~、と言っていました。

'08/07/29

なんだかんだ言ってfigeac様もここ、はまってきましたね~。徐々に中毒症状が出てくる店なのですよ~。お会計もうまい具合にはめられている感じで。

'08/07/29

職場から近いという距離的なもの、手頃な価格、上質な魚とくれば、必然でしょうね。
予約に困難する自転車会館より、足が向くのも当然かもしれません。
まだ私は「はめられる」ほど通ってませんが(笑)

'08/07/29

少し先走りました。なんとなく巻き込みたくなってしまいまして。。

今のところ、唯一常連となっている寿司屋なのですが、このような店をいくつか他に見つけることができたらいいなと考えています。

また煮物系はあまり食べていないかもしれません。今度、煮ハマあたり食べてみようと思います。

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