2回
2018/09 訪問
想像以上の素晴らしい店でした
以前よりいつかは一度訪れてみたいと願っていましたが、ついにそれが叶いました。4月に予約してやっと訪れる事が出来たわけです。囲炉裏を使って松茸やジビエ肉を店員が程よい焼き加減でそれを提供していただくのですが、囲炉裏で焼く時に脂が肉から滴り落ちて炎があがるのは圧巻です。また、ジビエの鹿肉やイノシシの肉は全く臭みやクセがなく、長年使用されている秘伝のタレにつけられ、香ばしく仕上げていただきました。これは猟をした際に血抜きが丁寧に施されているため、このように全く臭みやくせのないものが提供できるとのことでした。また、ワインや日本酒も吟味されたものを提供しており、特にワインなどは店主がフランスまで買い付けに行き、気に入ったボトルを買い占めているとのことです。流石ですね。日本酒もしかりです。しかも原価で提供してくれています。今回はまだ夏のタイミングでしたので、お目当ての松茸ほチベットのもので、国産ではありませんでしたが、それでも大満足でした。丸々1本の松茸を串焼きにして食す醍醐味はなかなか機会に恵まれないので、感動です。焼けた松茸を自分で手で割いていただきました。10月になると国産も出始め楽しめるそうです。次回は天然キノコの時期に訪れてみたいとおもいました。こちらの特に人気の時期を伺ったところ、冬の熊を提供する時期が人気との事で普段熊はあまり食指が動かないのですが、今日の鹿やイノシシを食べてみて、熊が人気だという事に不思議と納得がいきました。できれば四季折々の柳家を楽しんでみたいとつくづく思います。
提供いただいたメニュー
冬瓜
獅子唐
ミョウガ
茄子
胡瓜
空芯菜
蜂の子、佃煮になっているのですが、全く蜂の子そのものを感じさせず上等なご飯の友や酒のつまみになっていました。お土産で提供もされています。
九頭龍川の桜鱒、安曇野のわさびで
夏野菜の天ぷらの盛り合わせ。なす、獅子唐、松茸、ピーマン、インカのめざめ、ミョウガ、抹茶塩で
鮎の塩焼き、極限に囲炉裏の炭で焼かれた鮎は本当に香ばしく素晴らしい仕上がりです。
串焼き松茸、贅沢な逸品。わ
鮎の一夜干し、これも珍しい逸品でした。香ばしいせんべいのようです。
あじめどじょう、桜鱒などの天ぷら七味塩を添えて。あじめどじょうはどじょうの中で1番美味しいとされているそうです。
イノシシのばら肉串焼き
鹿肉の串焼き
天然鰻のご飯
松茸と鮎のご飯 あまりに美味しくおかわりをお願いしました。
どのメニューも魅力溢れるものばかりで、とにかくまた再訪したいと強く思ってしまうそんな素晴らしい店でありました。
2018/09/09 更新
一年ぶりに訪れました。相変わらずのクオリティです。
秋はきのこが中心になります。地で取れたいろいろなきのこを使って、前菜や天ぷら、きのこ雑炊と本当に秋の味覚をこれでもかと堪能できます。もちろん国産松茸の囲炉裏焼きも出していただきました。松茸の香りが強烈に香りますし、松茸一本を串刺しして炭火焼きするわけですから、本当に最高の松茸の食し方でいただけます。松茸のジュースが溢れんばかりですね。何も調味料はいりません。すだちだけ少々かけてみました。その他にも天然の大しめじの炙り焼きも感動です。こんなしめじ見た事がありませんしこれが天然ですから奥が深いですね。また揚げたてのきのこ天ぷらも抹茶塩でいただきますが、歯ざわりといい、味覚といいこれ以上のものはありません。揚げ加減も素晴らしいです。またお馴染みのますの刺身やジビエのエゾシカの炙り焼きはロースの部分とヒレの部分を堪能させていたました。他の店では決して味わう事が出来ないエゾシカです。とにかく、全くクセや臭みといったものがないのです。これはロースの脂身を食べてもクセというものがなく、脂身がこんなに味わい深いものだという事を教えられました。血抜き処理にノウハウがあるようでこうした下処理を完璧にされている賜物なのでしょう。あゆの塩焼きも提供いただいていますが、子持ちの大きめの鮎でこれも頭からかぶりつくとなんとも言えない味わいです。締めの前に出た鰻も本当に香ばしく蒲焼きにされていてタレのかけられた小ご飯にぴったりで、何をいただいても満足感に溢れます。こうした唯一無二の料理にはシャンベルタンがよくあいました。感謝です。