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広島に着いて最初に行きたくなるのは、やっぱり、こちら。 駅直結で、昼間から営業されているので、本店よりも利用しやすいし、時間帯によっては空いているので、伺いやすい。 こちらでは注ぐ方は時間帯などによっても異なる様ですが、使われているビールは相変わらず、アサヒのマルエフの様です。 今回も先ずはシャープつぎ。 これがやっぱり一番、バランスは良いとな感じます。今回は若干、泡が多い様に感じますが。 JR広島駅の新幹線口からすぐのekie一階に入るビールスタンド。 ビールのみの提供で凄くシンプルな営業スタイルながら、注ぎ方の違いで、味わいの違いを表現しており、朝10時からの営業ですが、朝からファンが集まっており、店の前のイートインスペースはいつもほぼ埋まっており、オーダー待ちの方々で列ができる事も。 使っているベースのビールはアサヒのマルエフの様。 一度つぎ、二度つぎなどメニューにその違いが説明されており、店員さんも色々と教えてくれます。 店員さんは1人で営業されていますが、時間帯なのか、曜日によってなのか、シフトがあるのか、違う店員さんも入っておられるので、店員さんによる味わいの違いもあるのか気になるところ。 今回はシャープつぎを頂きました。 現代のサーバーと昭和サーバーとを組み合わせた注ぎ方で、ビール自体の旨さと滑らかな泡の美味しさを味わえる感じで、特に泡の滑らかさには驚いた。この泡だけ飲んでいても幸せに感じるクオリティ。 また、空いていそうな時に寄って、色々な継ぎ方を飲み比べてみたいと思います。
2024/04訪問
3回
広島の隠れ家イタリアンに半年以上ぶりに伺いました。 前回はランチでの訪問でしたが、今回はディナーで。 暑い日が続いており、街も人は少ない印象。 それでも駅周辺は外国人や若者などの観光客も目立ちます。 こちらの周辺は隠れ家っぽいお店も多く、通りは人も疎。 更に前回も貸し切りでしたが、今回も貸し切りで贅沢な時間を過ごさせて頂きました。 店内に入るとカウンター正面の竃の薪火が点けられていて、準備が進んでおり、火を見ながら、これから始まるコースの期待が高まります。 ワインはグラスで色々と頂けますが、今回もペアリングで。全部で7杯との事です。普段はフルのペアリングでお願いするところですが、今回は少なめの量でお願いしました。その為、前回よりはリーズナブルな支払いとなっていましたが、ワインに関しては充分な満足感もありました。 料理はそろそろ夏らしいメニューも終了。素材も特に今年はなかなか難しいと思いますが、きちんと纏っており、どの料理も素材の旨みが引きたっている。そこに薪の香りが良いアクセントを出している。 今回、特に驚いたのは鰻のフリット。 一度、焼いてから揚げているそうですが、ふっくらとしていながら、プリっとした食感。言われないと鰻とは気づかないと思います。 ペルシュウもいつもながら素晴らしい。温燗にした日本酒とペアリングも素晴らしく、センスを感じさせる。 また別の季節にゆっくりと伺いたいと思います。 広島の平和大通りから一本入った通り沿いの隠れ家イタリアンのDIRETTOさん。広島駅からは少し離れていますが、バスの富士見町からだと直ぐです。 こちらは広島では珍しい薪火を使って仕上げる料理を提供されています。最近は都内周辺や関西などでもジャンルを問わず薪火のお店が増えてきていますが、地方ではまだまだ貴重だと思います。 地図を頼りにお店に向かいますが、目立つ看板も無く、ちょっとお洒落な外観の建物が現れるので、多分、ここかなという感じで、恐る恐る扉を開けて、入店。意外とゆったりとした広い店内で幅広のカウンター。その奥には薪火が燃えており、カウンター越しでも暖かさを感じます。 平日のランチでの訪問でしたが、コロナなどによるキャンセルの影響も多少はある様ですが、比較的、予約は取りやすい感じで、この日は貸し切りの贅沢な時間を過ごせました。 それなりに人気はもっと出てもおかしく無いお店だと思いますが、敢えて目立たない様な造りにしたせいか、地元での認知度は上がってきていない様です。帰り際に教えて頂きましたが、外壁に目立たない様にコッソリとお店のロゴは入っている様です。余程、気にして見ないと気付かないし、解読も出来ないくらいの文字ですが。 料理は最初から鮑を使ったスープなど味わいや食感も含めて期待が高まる内容。多田さんのペルシュウを切り立てで頂けるのも素晴らしい。前菜だけでも引き込まれます。 広島ではよく雲丹とほうれん草の組合わせを使う様ですが、根付きのものは珍しい。ホクホクとした根の美味しさはなかなかのもの。葉物野菜やハーブなどの根が美味しいのを知っていて敢えて使うのは、なかなか美味しいものが好きじゃないと出来ないし、店主のセンスの良さを感じさせます。 特にイタリアなど海外での修行経験は無いようですが、きっと研究熱心で拘りも強いのでしょう。スタイルは全然違うものの、なんとなく岐阜のベルエキップさんを思い出しました。 パスタはその場で作るトルテリーニのスープ仕立てやレモンパスタも非常にクオリティが高く驚きました。素朴でシンプルなものですが風味も食感も良い。 メインの鴨も火の入り方も抜群。薪火の良さを存分に感じられる。 更に〆のごはんはカレーですが、変にカレーの風味が強いものではなく、魚介やスパイス、ハーブの香りが良い作り。クミンなどの風味の強いものを使うと流れをぶち壊す感じで、〆にカレーを出すお店のセンスを疑ってしまいますが、こちらのはセンスが良い。まるでブイヤベースの様な雰囲気でした。オレンジワインを合わせる感じも良い。 ワインはイタリアの自然派ワインを中心にしたペアリングも全体的に良い感じでした。こちらも広島では何軒目?というくらい不思議なコース中盤でスパークリングを合わせて出されていました。何故か広島では流行りなのか、ただの偶然なのか。 またグラスはジャンシスのプロデュースのものを使ったりもしており、情報収集も結構されていそう。飲食店でこのグラスを使われているのは初めて見ました。 ちょっとしたキッカケで予約が取りづらくなりそうな予感はありますが、また、その内、伺ってみたいと思います。
2023/09訪問
2回
広島の繁華街、広電の八丁堀駅からも程近い、えびす通り商店街に入って直ぐの小さなビル内にあるお店。 若干、派手目の外装のビルですが、中に入ると年季の入った雰囲気。エレベーターを上がると、元々、スナックかクラブだったのかなという感じの内装のカウンター中心の店内が目に入ります。 小さなお店ですが、スタッフは多め。シェフの他に男性3名、女性1人。 おまかせコースなので、一斉スタートなのかと思っていましたが、どうやら開始時間はバラバラ。通常は年配のお客さんが多いのか、18時スタートで揃うことが多い様ですが、この日はほぼバラバラだった様です。 小さなお店ですが、店主のこだわりなのか、趣味もあるのか、減圧調理や分子料理など、新しい調理法や機材を使って、海外のモダンなお店の様な料理に加えて、日本酒メインのペアリングを提供されています。 かなり品数のあるコースですが、どの料理も日本酒とのペアリングを意識しているのがわかる味わい。ペアリングもミックス、ワインのみ、日本酒のみと選べる様ですが、合わせられたワインも比較的、日本酒に近い味わいのバランスの構成のものが多く、クリーンナチュラルが多い印象。熟成が早いという理由のせいか、最初のシャンパンはミニボトルを使用されているのは若干違和感があるが値段が上がっているので仕方ないのかもしれない。 敢えてシャンパンを使わずペットナットを使っても良いと思うが、場所柄、多少の高級感は求められるのだろうか。 素材は広島周辺のものも多く使われているが、普段はあまり目にすることのないナマズや鹿の舌などが印象的だった。 少し気になったのは複数の皿で泡状のソースを使っていたが、なんとなく既視感が重なるので、一部は別の形でエスプーマなどに変えるか、もっとシンプルにしても良い気がした。マッシュルームは発酵したものとフレッシュなものを合わせるなど面白さはあるのだが、発酵マッシュルームに関してはラルジャンの影響か最近はよく見かけるようになってきたので、もう一工夫が無いと驚きは少ない。 安定感は全体を通してあるのだが、新しい試みを取り入れている割には驚きが少なく感じられ、満足感が若干欠ける様に感じられたのは少し残念。 もう少し独創性のある料理、クセのある日本酒やナチュラルワインをもっと取り入れていくと、もっと進化しそうと感じられた。
2023/01訪問
1回
半年以上を空けて、久しぶりの訪問です。 今回もランチでの訪問です。 夜は周辺は街灯も無く真っ暗で、心細いと思うし、迷いやすいと思うので、初めて伺う方はランチでの訪問がオススメです。 とは言え、何のサインも無いので、地図を見ながら進むしか無いのですが。 今回は久しぶりに宮島口から歩きましたが、タクシーを使うなら、予め予約したり、アプリで呼んでおかないと宮島口駅前からタクシーを捕まえるのは非常に困難です。 広島から向かうなら一つ手間の阿品駅前にはタクシー会社もあり常駐されているので、阿品で電車を降りて向かうのが良い様です。 お店の予約は波がある様ですが、人気店の割には直前でも予約は取りやすい様です。日によって、ランチがいっぱいだったり、逆にディナーがいっぱいだったりという事もありますが。 コースの流れ以前と同様。 旬の素材を使いながら、まずは米料理から始まり、前菜が続いた後、肉を途中に挟んで、魚、その後、肉、〆の料理と続きます。 ドリンクは今回もペアリングでお願いしましたが、こちらも途中で赤ワインが入って、白に戻ったりするので、違和感を覚える方も多い様です。 今回は見ていると、ペアリングを選択されている方は少ない様でした。 季節的に春から初夏は広島は食材的に難しいのかもしれませんが、こちらでもそう感じます。 実際に6月は通常の営業はお休みして、スタイルを変えて、惣菜屋さんとなるようです。 その間に今後のコース内容やスタイルも模索されるのだと思います。 7月以降、どういうコース内容で再開されるのか、今から進化が楽しみです。 山菜 煮えばな 平貝 山菜 黄身酢和 牡蠣 柑橘ジュレ 豚 肩ロース 玄米麹 甘鯛 原木椎茸 がんもどき 猪 ハンバーグ ご飯 グリーンアスパラガス 黄身醤油漬け レモン アイスクリーム 約半年ぶりに広島の宮島に程近い場所にあるAKAIさんへ。 前回は寒い時期の夜に訪問しましたが、今回は昼間に。 夜は周囲には何も無く真っ暗で、看板も無いので、不安になりながら向かいましたが、今回は一度行った場所だし、周囲も明るいので安心。とはいえ、真夏の炎天下に駅から歩くのはきつく、宮島口の駅前からはタクシーで向かいます。最近は駅前にタクシーがいない事が多いので、Uberで地元のタクシーを呼ぶのがリーズナブルだし便利な様です。大抵は数分で来てくれます。 お店に着くと前回同様に直ぐにスタッフの方が表まで出てきてくれます。 今回もおまかせコースにアルコールのペアリングを付けて頂きました。 前回の年始のコースに比べて、素材の良さを感じられ、相変わらず和の要素は強いが、AKAIさんらしい料理。 今回、驚いたのは鮎をおろして、ほぼ生で洗いにして出していて、小骨も気にならないし、厚みのある身も食感が良かったこと。 鮎は焼いたりコンフィにするお店が多いが、骨の処理と苦味をどうするか難しい食材。特にワインと合わせるなら苦味や生臭さはどうしても気になるが、こちらではそれらを全く感じず、上手く鮎の旨みを引き出している。 ペアリングもワインと合わせても面白かったかもしれない。 年末年始のコースは日本酒も多いペアリングでしたが、今回は一部のものに限られる感じ。お米と生に近い魚には日本酒を合わせている。比較的、味わいも強く、最近の造りではあるので、食事に合わせやすいものを選ばれている印象。 ワインも味わいはクラシックだが、自然に近い造りのものが多く、和食にも合わせやすいものが多い様に感じられた。 ただやはりクラシックなセオリー通りに近いペアリングとなっており、驚きはすくない。ソムリエが入るか、何らかのコンサルティングが入ると、より一段、良いお店になる気がする。 なかなか来れないお店ですが、また違う季節に訪れたいと思います。 広島駅から電車で30分ほど、郊外の宮島、厳島神社の玄関口の宮島口駅から更に徒歩で10分ほどの距離にあるお店。 少し高台の裏道の奥にある古民家をリノベーションされた雰囲気のある佇まい。 ただ、実際に歩いて向かってみると、ネット上の地図の通り、踏切を越えて、車一台が通れるくらいの細い道に入っていくのだが、あまりにも真っ暗で、そこに道があるのかもよくわからない。18時45分からの一斉スタートであるが、この時期は既に辺りは暗く、初めての訪問であれば、昼の訪問をお勧めしたい。 街や大通りからもそれ程、離れてはいないが、山奥に入った様な静けさと暗さは、よくこの場所を見つけたなという感じで、街灯も無く、更にお店の看板なども無い事から、正しいルートで向かい、実際にお店の前に着いても本当に合っているのか、どこからお店に入るのかもよくわからず不安になる事だろう。 お店の入り口は敢えてなのか、勝手口や茶室の入り口の様な狭くて低い造り。 実際に中に入ると古民家らしい雰囲気などは残しながら、カウンター中心の贅沢な造り。 敢えてなのか、店員さんは客側の方には入らず、荷物や上着なども預からず、客自らが管理して席の側に置く感じ。 客が全員揃うとドリンクやペアリングの確認をして、コースが始まるが、季節柄か、年始だからか、日本酒のペアリングが非常に多い設定であったが、お店側からも日本酒が多く入るけれど良いですか?との確認もあった。 なので、普段のコースの感じとは若干異なるのかもしれず、面白さはあるが、不思議な感じも若干、感じられた。 この辺は別の季節に再訪してみないと判断は難しいが、和のニュアンスが全面に出ており、都内周辺などでもよく見られる日本料理とクラッシックな洋食の部分が調和した料理に感じられた。貴重な食材はふんだんに使っているが、目立つ高級食材は使用しておらず、一般的な年配の客層が多いお店の様だが、そういう層には解りやすい内容だと感じられた。 また、料理に相当な自信があるのか、白い皿を敢えて使っているのは、最近の高級店の多くが有名な窯の作品を使っている中で好感が持てる。 ドリンクは日本酒とクリーンナチュラルなワインが半々くらいで、かなり日本酒比率が高いペアリング。質が高いものばかりだし、決してペアリングも下手では無いが、流れや特別感などで不思議に感じるものも多くあると感じられた。 料理は最初に〆の様な温かい米を使った料理から始まるのは面白さもあるが、季節的に次に冷菜が来るのはコントラストが激しく感じられた。 更に広島では流行りなのか、こちらだけでは無いが、ペアリングでコースの中盤にスパークリングワインを入れるのは、あまり納得感も無く、流れ的にも疑問に感じた。 コース中盤で魚料理の前に肉料理が出たり、合わせて赤ワインが出たりもするので、一部の年配のお客さんは戸惑っている様にも感じられた。 店主はかなり自身にも客にも素材にも真剣に向き合っている様に最初の挨拶から感じられたが、目の前で火入れする様子を見ても、何度も焼きの工程を繰り返して、仕上げる感じは、なかなかの真面目さも強く感じられ、トータルとして好感を持った。 丁寧に仕上げている事もあるのか、トータルで十品のコースであるが、店主自らが淹れるコーヒーを飲み終わるまで、ほぼ三時間の所要時間。 飲む事を考えると大半の客が電車で伺うことになると思うが、夜は30分おきにしか電車は走っておらず、タイミングを逃すと大変なので、ゆっくりとした余韻の時間を楽しみたい気持ちはあるが、オーベルジュでは無いので、終了時間はもう少し気を遣われるか、敢えて辺鄙な場所を選んだのだから、駅まで送迎するくらいはしても良いのではと感じられた。 なかなか人気も上がってきており、今後は予約も困難にはなるだろうが、別の季節に今度は明るい時間に訪れて、お店の周囲の雰囲気もまた感じてみたい。
2024/04訪問
3回
広島駅新幹線口から歩いて10分程度の場所にある鰻専門店。広島は鰻より穴子の方がメジャーだと思いますが、クオリティーの高い関東風の焼き方で鰻を提供されています。 一年以上ぶりに訪問で、前もって電話で予約しての訪問です。予約時に注文も聞かれるのでオーダーしておくと、お店に着く頃には準備が進められているので、比較的、時間が掛からずに提供されます。 最近も基本的にはテーブル席とカウンター席の二組ずつしか一度に入れない様で、落ち着いて食事が出来るのも嬉しい。店内で食事する方以外にも持ち帰りの弁当を取りにこられる方も何組もいて、人気なのもよくわかる。 今回は鰻重に追加で白焼きの半身もオーダーしました。値段は昨年より半身は若干上がっている様ですが、鰻重は変わらない様です。 入店から数分で白焼きが提供されます。 皮目はしっかり、身はふっくら。山葵を付けながら頂きますが、なかなか美味しい。お酒とも合いそうです。 その後、10分くらいで鰻重も運ばれてきます。 今回は大を選びましたが、鰻は三枚のっており、なかなかの大きさです。特大だと更に大きく食べ応えがありそう。 綺麗に焼かれており、表面が輝いている。 前回は寒い時期の訪問で、脂ものっていて、かなり感動したが、今回は少し暖かい時期に入ったせいか、個体差か、比較的、あっさりとした味わいに感じた。 大きい個体なので、ご飯は普通盛りだったけれど、半分くらい頂くと少し飽きてくる。次回は小さな個体でも良いかなと感じた。 山椒は相変わらず、他ではなかなか見ない鮮やかな緑色。挽きたてではなく、仁淀川産のものをパウダー状に仕上げたものを仕入れているらしいが、毎回、驚かされる。 次はまた冬の時期に伺いたいと思う。 広島で江戸前スタイルで鰻を提供しているお店。 広島駅の新幹線口からも歩いて5分ほど。裏道の昔ながらの雰囲気の会社なども多く見られるエリア。 こちらはランチの時間帯でも現在は一度に二組までの入店に制限されている様で、基本的には店頭か電話で予め予約しての訪問になる様です。メニューから前もって指定する事も必要です。 席が空き次第、連絡を受けての訪問。前もってオーダーしているので、比較的、早い提供時間だと思いますが、席について10分くらいで鰻重が提供されました。 鰻自体のサイズが色々とあり、普通サイズでも良いかなと思いましたが、この日は大を選びました。更に大きな特大も選べる様です。 江戸前という事で蒸しが入っていると思いますが、外側はしっかりとパリッとツヤが良い。焦げ目は見えず綺麗に丁寧に焼かれているのが判ります。身はふっくらと肉厚で柔らか過ぎないし、旨みもしっかり。 やっぱり専門店の鰻は美味しい。 タレは濃すぎず、甘すぎず、しっかりと焼かれていても苦味は少ない。 更に山椒が凄く綺麗で香りがいい。たっぷりと掛けても嫌味の無い風味と味わい。 ご飯もタレが掛かっていても、粒がわかる固めの感じで美味しい。 付け合わせの漬物もどれも食感も風味も良く、丁寧に作っているのがよくわかる。 トータルとして落ち着いた雰囲気の中、それ程待たずに品質の高い鰻重を頂ける素敵なお店だと思います。 夜も営業されていますが、今は早めの時間で閉めてしまう様です。機会があれば、またゆっくりと伺いたいと思いました。
2024/04訪問
2回
広島の平和大通りから南に一本入ったところにある寿司店。最寄りは路面電車の中電前やバス停の富士見町などから直ぐで、道が混んでいなければ、広島駅からのアクセスも意外と良い。 店構えは門がしっかりとある造りで、奥にモダンな感じの入り口が。店内はそれほど広く無く、カウンターに数席。カウンターの客席の間にはアクリル板が設置されていて、店主は顔をすっぽりと覆うフェイスガードをしている。 どちらも感染対策としては意味がないのはわかっているし、科学的根拠は無いので、止めてはどうかと思う。今回、広島でアクリル板を設置しているお店は駅の中を覗いてはこちらだけ。街を歩いていても気になったが、他の地方都市や都内周辺と比べても地元の人や観光客を含めてもマスクをしてない人の割合が異常に少なく、ほぼ皆無に近く驚いた。 都内や他の観光地に比べても人混みはほぼ無く、距離は相当取れているので、不思議に思ったが、どうやら広島の人はかなり保守的な文化で、自粛警察も厳しかったとの事。周囲に影響されやすく、自分では考えない人が多いのだろう。 お店の話に戻るが、店主は元々九州で修行されたとの事で、常連や地元の方のプレッシャーもあるのだろうか。 サービスに関しても客との距離を取るために全てカウンター越しでの接客となり、終わった皿は自らカウンターに戻す様にも説明された。 コースは水出しの緑茶から。九州出身の店主らしいおもてなし。 元々、旨みのある茶葉だと思うが、水出しで風味を損なわず、旨みもよく出ており、まるで昆布茶の様。 ネタは九州や瀬戸内近海のものが多く、江戸前寿司のスタイルではあるが、異常な値段になっている都心や銀座の寿司店に比べても満足度は高く、地方に来て頂く価値は感じられる。 ドリンクはワインはかなり種類が限られており、客層のせいなのかカリフォルニアでも最近は見かけない数十年前のスタイルのKENZO ESTATEのものばかり。和食の高級店でもよく見かけるが、そろそろ付き合いで置くのはやめてはどうか。白ワインはココファームのものも一種類だけあるとの事で、そちらを頂いたが、こちらはバッチリ寿司にも合う感じ。日本酒は有名なものが多く置かれているが、こちらは最近のモダンな造りのものも提供されている。値段は書いてないので、わからないが、半号ずつグラスでも頂けるので、貴重なものも色々と合わせられるのは有り難い。 ランチは二部制だが、現状、平日は予約が埋まることは余りない様で比較的、気軽に伺えると思います。 昼はおまかせは11,000円。夜のコースは一品料理なども増えるとの事で、次回は夜に伺ってみたい。
2023/01訪問
1回
広島市内の繁華街、本通り商店街のアーケードから少し外れたところにあるワインバー。 レモンスタンドという名の通り、本来、レモンサワー推しなのでしょうが、古い商店街の街並みの中で映えるポップなパステルカラーのサインの店先に一際目立つ色々な顔が描かれたワインボトルが並ぶ様は不思議な感じ。 自然派ワインが好きで飲む方には有名なオーストリアのGut Ogauのものです。ただ、自然派ワインを扱うお店がここ数年増えてきた広島ですが、これらのワインもまだまだ認知度は低く、これに惹かれて入店する方は少ない様です。 広島県産の養殖牡蠣を生でも頂ける、広島市内でも比較的珍しいお店。比較的、焼きガキやカキフライではよく食べる様で、ワインと合わせるお店も少なそう。 生牡蠣は品種が異なるものを食べ比べも出来、新鮮で何も味付けしないで提供されています。それぞれ風味も異なり、なかなか面白い。 自然派ワインだけではなく、せっかくなので、レモンサワーも頂きましたが、自家製のシロップにはスパイスを使ったり、国産のスペシャルなジンなどと割ったり、こだわりもある感じです。 オーナーが色々と拘りもある様で、複数店舗を市内に持っており、自然派ワインのインポーターなどとも仲が良い様子。 14時からのオープンなので、日中もフレキシブルに使いやすく、また、寄りたいと思いました。
2023/01訪問
1回
広島、原爆ドームからも程近い、本通り商店街の端の辺りにあるビール醸造所併設のお店です。 昼から開いており、ランチも15時まででメニューも豊富な事もあり、ビール好きじゃ無くてもハマりそうなお店。 ランチのピーク時間帯を外しての訪問でしたが、どこで情報を仕入れてくるのか、外国人のグループが複数来店中。 短時間でビールだけを色々頼んで、去って行きました。 気軽にビールを一杯だけとかでも利用できそうな雰囲気は海外のパブっぽくもあり、良いですね。 週末で無くても昼飲み出来る感じも嬉しい。 ランチとディナーの隙間時間は比較的のんびり。 それでもランチ終了時間直前でのんびりとランチのセットメニューなどを頂いている日本人や外国人の旅行客っぽい方達も。 料理はアラカルトメニューも充実。 都内などでは高級店などでよく見かける梶谷農園さんのハーブも、地元の広島県内ではポピュラーなのか、普通にサラダに使われていて、美味しいのにリーズナブル。 ビールはメニューに載っているものが10種類。 カウンター奥のタップから注がれます。 どれも個性的ですが、美味しい。 流石に全ては試せませんが、ちょっとした時間に寄れるので、また機会があれば、伺いたいと思います。
2023/01訪問
1回
4月にオープンされたばかりのベトナム料理店。周辺の路面電車の駅からも徒歩数分圏内でアクセスも比較的良い感じ。 路地裏の飲食店がいくつも並ぶ一角にあり、階段を上がった二階にお店はあります。 伺った際はベトナム人らしい女性二人で営業されており、若干、不慣れな感じの日本語で対応されますが、こちらの話す内容は通じている様です。 メニューはアラカルトで多くの料理が並びます。あまり普通の日本人には馴染みのないものもありますが、比較的、カジュアルな料理が多い様に見えます。 今回はランチでの訪問でしたが、特にランチメニューを別に作っている訳ではない様で、口頭で+50円の追加で、どの料理でも春巻きとぜんざいが付いてくるランチセットに出来ると説明されます。 という事で、今回はスタンダードな牛肉のフォーとセットを頂きます。ランチの割引があると言っても50円だけの追加というのはリーズナブル。 10分ほどで料理が提供されます。 フォーはもっと生肉に近い牛肉がのっているかと思いましたが、薄っすらと赤い部分が残る感じ。厚めに切られていますが、柔らかく美味しいです。 麺は自家製なのか、幅はばらつきがあります。食感もよく、日本のベトナム料理店の多くが使う乾麺と比べて、味わいも良い。 スープも比較的、濃く、出汁がよく出ていて美味しいです。 セットの春巻きは生では無く、揚げたもの。 個人的にも揚げたものの方が好きなので、これは嬉しい。 また〆のぜんざいもなかなかの美味しさ。蕎麦がきの様に練られた感じも美味しい。 高級感はありませんが、この感じなら、夜はもっと宮廷料理っぽい雰囲気で営業されても人気が出そうと思いました。
2024/04訪問
1回
広島駅の新幹線改札内の奥にあるお弁当の売店。 老舗のお弁当専門店の様で、以前から人気です。 色々な種類のお弁当も扱っていますが、メインはやっぱり「あなごめし」。 店内の一角で穴子を捌いて、焼かれていて、その様子を覗く事も出来ます。 拘りを感じられる雰囲気で、出来たら、出来立てのものを頂きたい。 店員さんに聞いてみると、カウンターに並んでいるものは、少し時間が経ったものですが、カウンター奥に、ある程度出来立てのものが別に積まれていて、そちらも購入可能との事。という事で、そちらを購入させて頂きました。 新幹線の車内で頂きますが、ほんのりとまだ温かく、穴子の食感も風味も良い。 駅弁はどうしても冷えたイメージがありますが、こういう感じで本格的なものをほぼ出来立てで頂けるのは嬉しい限り。 新幹線改札内だし、目立たない場所にある店舗ですが、また広島から新幹線に乗る際には是非、また、利用してみたいと思います。
2023/09訪問
1回
広島では以前から自然派ワインを中心に扱うワインショップとして有名なこちらのお店。 最近、特にここ数年は広島でも自然派ワインを扱う飲食店が一気に増えてきたという印象がありますが、こちら出身の方が始めたり、こちらからワインを仕入れているというお店も多い様です。 お客さんの信頼も厚いのか、広島の自然派ワインの情報発信基地としての役割も果たしている様で、店内には多くの生産者のサインも見られますし、インポーターのイベントなども行われている様。 セラーはそんなに広いわけではありませんが、フランス、イタリアをはじめカリフォルニアやオーストラリア、日本のものも見られます。自然派ワイン専門店と言いつつ、ほぼフランスしか置いていないお店に比べて、ちゃんと良いものは扱う感じは信用できる感じ。 店内には更にワインバーの様なカウンターがあり、軽い食事をしながら、色々なワインのテイスティングも日替わりで可能です。 この日はアルザスの人気生産者、ジェラールシェラールの四種飲み比べのセットがあり、そちらを頂きました。 こういうオススメのセットがイベントじゃなくても飲めるのは嬉しい。 抜栓数日経っており、若干の怪しさはありますが綺麗な感じで、飲み進めると優しい感じになっていきました。
2023/01訪問
1回
広島の平和記念公園から川を越えた西側の比較的、古い街並みが残り落ち着いたエリアにある自然派ワインを提供するお店。 今回、色々な場所でこちらをオススメされましたが、朝から夕方までの営業で、昼飲みには最適なお店。 原爆ドームや平和記念公園から直ぐの立地で、観光で疲れた際のひと休み目的にも良さそう。 ただ、結構、ランチの時間帯は混雑することが多い様で、あらかじめ連絡して伺うのが良さそう。 小さなお店ですが、外観からセンスの良さそうな感じ。 一階はカウンターだけですが、二階にも席があるとの事。 料理は色々と定番メニューが黒板にも書かれていますが、少し摘む感じであれば里芋のフリットがオススメとの事でした。 ただ、ケールを使ったウルル焼きというのが気になってオーダーしてみました。 本当にケールだけをたっぷりと使った感じで、こちらも梶谷農園さんのものを使っており味も濃い。 繋ぎもほとんど使っていないが、鰹節の風味も良い。 オープン以来の人気メニューだそうですが、他では味わえないお好み焼きです。 ワインはイタリアやフランスの自然派ワインを中心に出されている様子。 色々と並べて見せてくれるので、飲んだことの無いものを幾つか頂きました。 因みにこちらの店主もハナワインさんの出身だそうです。
2023/01訪問
1回
広島空港内の三階のフードコートの様な「たちまち横丁」にあるラーメン屋さん。 広島ラーメンと尾道ラーメンのスタイルの異なる2種類のラーメンを提供されています。 朝10時から営業されており、午前中の便の利用の合間にも使えて、朝食として頂くのも良さそうです。 今回は尾道ラーメンを頂きました。餃子やチャーハンとのセットメニューもあり、どのラーメンを選んでもセットの追加は出来るそうです。更にビールも加えたセットもあり、サイズも選べるのでリーズナブルに楽しめます。 餃子は焼くのに10分ほど掛かるとの事でビールを飲みながら待ちます。 今回は店内のカウンターで頂きましたが、テーブル席で頂く場合はテーブルまで持って来てくれるそうで、大半がテーブルで頂いている様でした。 いくつかのお店のものを一度に楽しむ方も多いのでしょう。因みに隣のお好み焼き屋さんは焼くのに20分ほど掛かるとの事で、時間に余裕がある際には楽しんでみたい。 ラーメンは麺はストレート。スープはもう少し背脂が入っているものをイメージしましたが、あまり目立つほどは入っておらず、シンプルな醤油ラーメンっぽい。 具材もシンプルですが、まあ普通の街のラーメン屋さんの感じで頂くなら十分満足できるクオリティだと思います。 餃子も小さめながら普通に美味しく頂きました。
2023/09訪問
1回
広島駅新幹線口の目の前、駅ビル内にある人気のお好み焼き店専門店。 駅直結という事もあり、一日中、ひっきりなしにお客さんが入店。地元の方も便利な場所なので訪れている様ですが、新幹線に乗る前の空き時間に利用する出張者や観光客、外国人も目立ちます。 利用人数も様々で1人の客も男女問わず多い様なので、気軽に使える様です。 目の前の鉄板で焼くのではなく、カウンターで店員がまとめて焼いて提供されるので、臭いをあまり気にする必要が無いのも良い点。更に皿か鉄板での提供を選べる様で、食べ方含めて気になる方は選べるのは良い点なのでしょう。 見ていると半々くらいで皿か鉄板を選んでいた様に見えました。 東京などにも進出いるお店ですが、初めての利用なので、定番の人気メニューと生ビールを選択。 ピークの時間帯では無いものの、それなりに席は埋まっており、オーダーから焼き始めまでで10分、そこから更に提供まで10分ほど掛かっており、この辺はもう少し効率化を図って欲しいところ。 味自体は薄味な感じ。 テーブルにおかれたソースを少し掛けて頂くとちょうど良いのかなと感じました。 ビールはどういうこだわりなのか、プレミアムモルツの香るエール。もう少し味わいの濃いビールの方がお好み焼きには合う気がしますが。
2023/01訪問
1回
広島空港内、2階のお土産もの売り場に併設のカフェ。 窓際のカウンター席のみですが、意外と使っている方も多い。 出発前の時間潰しに使っている方が多い様ですが、意外と良い使い方なのは到着直後に10分程度の休憩に使うこと。 広島空港から広島駅までのリムジンバスは所要時間は1時間ほど。 更に観光客も増えて混むことが増えています。 面白いのがバスのスケジュールが混雑や航空機の遅れも考えてなのか、飛行機の着時間後、最初のバスから10分程度刻みで3台ほど出発する様に組まれていること。 その為、最初のバスは異常なほど混み合いますが、10分ほど待つと、ゆったりとした空いたバスに乗ることが出来ます。 という事で、それまでの待ち時間にこちらでコーヒーやスムージーを一杯頂いたり、テイクアウトで、そのままバスに持ち込むと言うのが、最適な利用方法だと思います。 そんなにクオリティ自体は高いとは言えませんが、ちょっとした贅沢は出来ると思います。
2023/09訪問
1回
広島のPARCOやドンキホーテの裏辺りにあるお店。 比較的、長くから営業しているお店なので、地元では認知度はあるんだと思いますが、目立つ看板も無く、古いビルの狭い急な階段を上がる入り口に小さなサインがあるだけ。階段を上がっていっても何階にお店があるのかも判らないし、ドアにもサインが無いので、初めてだとかなり迷うだろう。 人気店なので、早い時間から満席になるし、予約は必須のお店のはずだが、意外と当日の営業中の忙しい時間帯に電話がよく鳴ったり、飛び込みの客が結構いるのも不思議な感じで、客層的には恵まれていない様に感じた。 早くから日本ワインや自然派ワインを提供しており、県内だけではなく、関東や日本国内でも珍しい中華料理ベースに自然派ワインを合わせて出すお店ですが、意外と古くからの常連さんはワインを飲まないし、新しい客も残念な事にナチュールワインとか変な呼び方を使ったり、なんとなくオレンジワインだけは知っているという感じの客層。 料理は台湾料理などがベースになっている様であるが、人気で定番の前菜の盛り合わせは、かなり和のテイストが強く、中華っぽさは無い。 揚げ物や炒め物も比較的、町中華っぽい感じで、本格的な感じは乏しく、味も濃く、物によっては日本ワインや繊細なナチュラルワインには合わないとも思えた。旨みは強い感じに仕立てているので、バランスは取れているのかもしれないが。 広島や地方都市ならではのクオリティなのかもしれないが、値段的には仕方ないのかもしれない。 またこの日はたまたまなのか、店主一人の営業で混雑しだすとタイミングよく対応が出来なくなっていたのも気になった。 物価も上がってきているし、もっと客単価を上げつつ、料理もワインも客層もクオリティが上がる様に頑張って欲しいと感じた。
2023/01訪問
1回
広島駅の西側に拡がる飲み屋街、通称「エキニシ」エリアにあるお店。 この周辺は比較的、リーズナブルな値段で食事や酒を提供するお店が多く、何軒かハシゴする感じで飲み歩く方も多い様子。 グループ客もいますが、早い時間帯から1人で焼肉屋などで飲まれている方も多く見られます。 駅周辺は工事も進んでいますが、新幹線口からは高架橋の脇の地下道を潜っても訪れる事ができます。 こちらは広島やこのエリアでも珍しく日本ワインに特化したお店です。 ただ、客層的に難しさはあるのか、比較的、かなり安いものを中心に提供されており、日替わりのラインナップですが、特に目を惹くものは無く、ワインを飲み慣れている方には、残念ながら、あまり面白さは感じられ無いと思います。 料理は居酒屋くらいのクオリティーで、おつまみは3種、5種の盛り合わせもありますが、あまり儲けようという気がないのか、3種を勧められました。ハシゴ前提というのもあるのかもしれませんが。 このエリアはクオリティ的にはまあまあですが、安く飲みたいなら、色々と周ってみるのも面白いかもしれません。 因みに現在はランチは営業されていない様です。
2023/09訪問
1回
広島駅新幹線口ekie一階の人気のお好み焼き屋さん。 一階にはお好み焼き屋が数軒並びますが、ランチタイムにはその中でも長い列が出来、人気もトップクラスの様です。 老舗であるので、そういう意味では実際のクオリティや味わいよりも認知度と値段が人気に結びついているのかもしれません。 今回はピークのランチタイムを外して15時台に訪問です。 この時間はほとんど店の前に列が出来る事は無く、カウンターもテーブルも席は空いています。 目の前で焼いているのを眺められるのもありますし、鉄板から直接、頂けるカウンターへ。カウンターでも皿に盛ったものを頂く事も出来ますが、常に温かいものを頂ける鉄板がオススメです。 席に着いて、注文を済ませて、先ずはビールを。色々な好みに合わせてなのか、各社のものを揃えている様です。 かなり冷やしての提供で、暑い時期じゃなくても、熱気のある鉄板前の席で頂くには嬉しい。 オーダーから約15分でお好み焼きが提供。 予め切られてはいないので、手頃なサイズに自分で切って、手元の皿に移しながら頂きます。 ソースは3種類用意されていますが、既に黄色の甘口のソースが塗られています。 他の2種類も試しましたが、オリジナルのものはスパイシー過ぎるし、辛口の赤い蓋のものは合わないと感じ、ほとんどを甘口で頂きます。 ただ、途中で飽きてしまう感じもあり、全体としてはイマイチ。 具材や麺の味わいがシンプル過ぎるせいもあるかもしれません。キャベツにも甘みを感じませんでした。 以前に頂いた二階の電光石火の方が味わい的には上だと思います。 値段が重視なら、こちらのお店がいいかもしれませんが、個人的には何故人気なのか疑問に感じました。 並んでまでは頂こうと思いませんし、列が出来ていなくても、残念ながら、利用する価値はあまり感じませんでした。
2024/04訪問
1回
半年と少しの期間を空けての訪問です。 前回訪問時は色々と驚かされる事も多かったですが、今回は色々と心の準備もしながらの訪問でした。 その為か、入店して直ぐに気づくのは、出汁の良い香りが店内に既に拡っている事。湿度や気温の違いもあると思いますが、これは気分も最初から上がります。 出汁は料理によって使う昆布も変えており、やはり拘りも感じますし、面白い。一品目から、出汁が素材を引き立てている事がよくわかりますし、それぞれの旬の素材も適切な下処理、調理がされて良さを最大に引き出されている事がよく解る。 全体的にコースの流れは変わりませんが、素材としては、若干、寒い時期の方が面白さはあるのかなと感じましたが、何度か訪れてそれぞれの季節の良さを感じてみたい。 お店によると5月から始まる潤菜はかなりオススメの様で、既に予約はほとんど埋まっているとのこと。来年は狙って訪れてみたい。 ドリンクは今回も日本酒を色々と合わせて出して頂きました。大将も変態だというくらい日本酒の知識を持つスタッフが拘って選んだものを二品に一杯くらいのタイミングで頂きましたが、出汁の強さをしっかりと受け止める感じで、食事とのペアリングをちゃんと考えられている。 日本酒単独では未だに淡麗辛口が一番だと思い込んでいる人も多いが、現在の楽しみ方ではやはり生酛造りなど、旨みや酸味があるものが良いと思う。 〆の煎茶まで、今回も楽しませて頂いた。 これだけの有名店、人気店でありながら、クオリティも高く、予約も比較的取りやすいのは奇跡的。また、タイミングを見ながら、訪れたい。 ただやはり、広島県内の客層の悪さは前回同様に感じられたのは残念。ここだけでは無く、県外から広島の有名店に訪れる方は気にし過ぎない様に注意して欲しい。 鮑 朝採れ白筍 羅臼昆布 鯛の子 京湯葉 平貝 雲丹 地中海の塩 甘鯛 利尻昆布 おこぜ 熟成2日 鯛 熟成2日 甲烏賊 熟成5日 白甘鯛 熟成1週間 桜鱒 おじや 紅瞳のどぐろ キャベツ 沼本ビーフ サーロイン 出汁しゃぶ 真昆布 鯛飯 筍 玉子 煎茶 一煎目 41度 お茶菓子 煎茶 二煎目 30度 広島市内の繁華街から少し離れた中央通りと平和大通りの交差点から一本入った富士見町にある日本料理店。 この周辺はこちらのお店の影響か隠れ家的なお店が増えていますが、人によっては馳走通りと呼んでいるらしい。 色々と噂は聞いていたものの、広島市内のお店としてはというか、全国的にもまさにトップクラスの料理店だと今回、改めて認識しました。 今回、普通にネットからの予約。 数日前に女将から携帯のショートメールでご挨拶と質問が。何故か県内か、県外からかの訪問か、聞かれるので不思議に思っていましたが、食事の中盤頃には、その答えが自ずと理解できました。 店内は現在はカウンターのみの利用で、目の前で大将が仕上げていく感じで、臨場感がある。 コースが始まる前にも大将や女将などとも色々と話が出来、その考え方には一部の人には抵抗もあるかもしれないくらい、繊細過ぎる程に拘りも強いが、自信の表れともいえるほど豪快さもあり、個人的には親近感も持った。 料理は日本中の信頼の出来る生産者から一番良いものを仕入れており、そのクオリティは素晴らしい。 見た事も無いくらい大きく肉厚の鯵を一番最初に見せられて驚きからコースが始まり、一品ずつ提供されるお造りも新鮮なものから、適度に寝かせたものも含め、どれも味わいも食感も驚かされた。 ぽん酢も美味しく、全て飲み干したくなるくらい。 肉にも拘りの高森和牛が使われ、適度にサシが入っている。焼いたものも味わいが素晴らしいが、しゃぶしゃぶも火が入り過ぎない様に銅鍋には氷から入れられて、低い温度で仕上げられていく。 器には出汁に浸かった状態で提供されるが、蓋を取った際の見た目にも適度に火が入った半生の状態で美しい。 出汁の味わいも素晴らしく、全て飲み干したくなるし、これで饂飩を頂きたいと思うほど。意外とそういう客は多いそうです。 出汁は使う昆布にも拘りがあり、2種類をコースの前半と後半で使い分け。水に関しても拘りを語っておられた。これがきちんと良い仕事をしているのが、どの皿を頂いてもはっきりと感じられる。 その後は〆の土鍋ご飯ですが、硬めに炊かれたものにイクラを混ぜて提供されますが、これがまた適度にイクラにも火が入って食感が楽しい。 最初から最後まで隙が無い、素晴らしいコースでした。 更にこの料理を支えるのが、合わせて出して頂いた日本酒の数々。こちらのスタッフの一人が唎酒師の資格を持っており、かなりの知識を持っておられる。大将曰く、変態との事。 自ら仕込んだお酒やアレンジを加えて提供されるものもあり、ここでしか経験の出来ない日本酒の世界を堪能出来た。 最後になるが、ここまで素晴らしいお店ではあるが、広島の客層の品の無さ、幼稚さを嫌になる程、感じさせられ、何故、最初の質問をされるのか実感させられた。 なかなか他の広島の高級店でも感じる事が無かった印象だが、年齢層の高い、成金の客が多いお店では、よくある光景なのかもしれない。 お店側も余程の事がないと注意はしないようだが、グループ客は最初から断るなど、改善はしていって欲しい。 客層以外は良いお店だと思うので、また機会を見つけて通っていきたいお店です。 雲丹 茄子 鯵 本ミル貝 お椀 甘鯛 お造り 虎魚 ミズイカ 金目鯛 鰆 鯵 煎茶 二煎 高森和牛 31ヶ月 無経産 焼魚 真魚鰹 和牛 サーロイン しゃぶしゃぶ 白胡麻プリン