ノリ@チーズと猫さんが投稿したMAZ(東京/永田町)の口コミ詳細

ノリの食べ歩き

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ノリ@チーズと猫 (20代後半・男性・千葉県) 認証済

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MAZ永田町、赤坂見附、麹町/イノベーティブ、フレンチ、スペイン料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2022/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

異次元のペルー体験。感動と美味の共存

MAZ@永田町

今年7/1にオープンしたばかりのペルー料理店。本店はペルーにあるcentralという店で世界ベストレストラン4位に選出されている世界トップランカー。本店でヴィルヒリオシェフの右腕として活躍してきたサンティアゴシェフがヘッドシェフを務める今年最注目のレストランです。

本店はMater Iniciativa(マテル・イニシアティバ)という研究機関を設立し、ペルーの食材や生態系を研究し、centralのコースにはペルーの高度とその高度が織りなす生態系を一皿ずつ表すというクリエイティブなテーマで料理を構築します。
MAZもそのテーマを引き継ぎ、日本の食材を用いながらペルーを感じさせるコースを体験させてくれます。

料理の説明が長くなりそうなので先に結論を述べると、感動と美味の連続。間違いなくミシュランの星を獲得するんだろうなと思える完成度でした。人生で体験した中でトップクラスに楽しい食事。
テーマに傾倒しすぎると味が疎かになり気を衒っただけみたいなレストランも少なくない中、おいしさも兼ね備えた稀有な存在だと思います。

お店は紀尾井町ガーデンテラス3Fにまるで秘密基地のように存在します。外観はお店だと思えないかも。予約時に伝えられる暗証番号を入力しないとお店には入れません❗️

コースは通常・ヴィーガン向けの2種類。それぞれ24200円(税サ別)。
ドリンクはアルコールペアリング15950円、
ノンアルコールペアリング10450円です。

今回は通常コースにアルコール。友人はノンアルコールを選択しました。

店内に入るとまず最初にペルーの食材についてプレゼンテーションされます。この時点で普通のレストランとは違うので面食らう人もいると思います笑 見た事ない食材なのでとても興味深く拝見しました。

席についてコースの内容に目を通します。
それぞれのテーマの横に書いてある数値は標高を表した数値。ペルーの自然の位置を表してます。提供に合わせて風景を検索して見ておくとより明確に自然をイメージできて楽しいです。

◼️冷たい海 -2MASL
・カクテル マヨ コスタ ヒルズ ペルー(岩海苔とベルガモットのお酒)
・ハイビスカスと胡瓜、コリアンダフラワーのノンアルコールドリンク
→海をイメージした料理は3品構成。
マテ貝の中に酸味の効いたソース。ペルーの黄色唐辛子アヒ・アマリージョを入れているもの。いきなり南米を感じる鮮烈な風味。
海藻のクリスプの上に海ぶどうを乗せたもの。これシンプルに美味い。
海水のジュレに生ウニとウニのフラン。アチオテのオイルをかけたもの。海そのものといった香り。

◼️砂漠海岸 85MASL
・“タラ” シャルドネ ヴィニャ ヴェンティスケロ チリ
・ユカ、レモンバーベナ、プラムのノンアルコールドリンク
→砂漠海岸は2皿構成。バターナッツ・スクワッシュの器の中にタラバガニと海老のエキス・ソースがたっぷり。海老の頭から作ったパウダーとアヒアマリージョのパウダーをかけて砂漠を表現。これは単刀直入に美味いです……悶絶。
もう一つはコールラビときゅうりのピクルス、生のエビ、シトラス・エマルション。上記の甲殻類ソースと合わせて食べるとうんまい。

◼️熱帯雨林 178MASL
ドリンクは上のものを継続で。
温かいアボカドとユカ(キャッサバ)の上にキャビアとキウィチャ(ペルーの粒々した穀物)。紫のキウィチャは紫とうもろこしで色をつけたもの。仕上げにパッションフルーツのソースをかけます。
キウィチャの食感が想像よりしっかりしていて面白く、アボカドの濃厚さとパッションフルーツのさっぱりが良いコントラスト。

◼️極端な高さ 4200MASL
・ピルケ ヴィンヤード カベルネ フラン ガラージュ ワイン チリ
・チチャ デ ホラ、グレープフルーツ、ブルーコーンのノンアルコールドリンク
→こちらも2皿構成。とうもろこしのムースに紫とうもろこしのクリスプ、熟成した薄切り牛肉に椎茸とジャガイモのパウダー、ワカタイソース。卵黄の麺。見た目は何が何だか分かりませんが全て纏めて口に入れた時の旨さといったら無い。とうもろこしが死ぬほど苦手な友人でしたが言われなければ気づかなかったです。
もう一つは黒いマカ(芋)を使ったパンのようなもの。とうもろこしクリームと髭が上に乗っていてサクサク。

◼️海霧 0MASL
・“オールド ヴァンス” クリオジャ チカ,ボデガ エル エステコ、アルゼンチン
・岩海苔、ベルガモット、アヒリモのノンアルコールドリンク
→柔らかく調理したタコ、イカ墨のネット、スピルリナ、青いスピルリナの泡。ケミカルな色合いですが天然の色素。見た目に反して味わいは分かりやすく香ばしい。美味い。意味わからん。

◼️淡水 225MASL
・ドリンクは上のものを継続で。
→イワナ、食用ほおずき、スイカの薄切りの上にジュンサイ、ピタハヤ(ドラゴンフルーツ)オイル。ココナッツとビターハーブのソースをかけて仕上げます。この組み合わせは異次元。食べた事ない甘さと酸味と塩味のコラボ。でもちゃんと美味しい。凄すぎる。

◼️アンデスの森 3260MASL
・“ニンケン” ドメーヌ モントグラス、チリ
・キヌアミルクとアチオテオイル、パイナップルのノンアルコールドリンク
→メインも2皿構成。豚肉のシチューの上に豚肉の薄切り、ポルコンマッシュルームのクリスプが上に乗ります。もう一つはワティアという伝統的な土に埋めて熾火で焼くお芋。チャコという食べられる粘土でヤーコンという芋を焼いています。わかりやすい美味しさの肉料理。思わず天を仰ぎました。芋はウチュクタソースにつけて食べるのですがこれはなんとも不思議な味。フルーツのように爽やか。

◼️高地の森 1890MASL
・オ チューバー アマリージョ、ペルー
・ほおずき、ターメリック、オレンジミントのノンアルコールドリンク
→ こちらは2皿構成。チェリモヤのクリーム、ドラゴンフルーツ、バワハナッツ、アグワイマント(食用鬼灯)。甘味は控えめながらも酸味のあるデザート。もう一つはカブヤというサボテンの蜜とハーブを合わせたグラニテにミード(蜂蜜酒)を煮詰めてお花とナッツと合わせたソースをかけます。香りが華やか。美味すぎるかき氷です。

◼️アマゾニア 750MASL
・カクテル カケ、ペルー
・コーヒー、クマル、ヤーコンのノンアルコールドリンク
→カカオ(マカンボやコポアスもカカオの仲間らしい)6品構成。カカオのケーキ、ソース、ゼリー、麺、マカンボのクレームブリュレ、コポアスのシャーベット。それぞれ食べて気に入ったものをチョコケーキにかけます。私はソース。クレームブリュレも超好きでした。

最後はコーヒーとハーブティーで〆。

驚き、感動、美味。ペルー旅行を擬似体験できる最高の空間。一生記憶に残るディナーでした。また季節を変えて再訪したいです。

ご馳走様でした。

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2023/03/16 更新

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