2回
2012/01 訪問
季節毎に訪問したい滋賀が誇る名店の一つ。
「2012年1月再訪」
水飴を使って甘味を引き立てている点に関しては賛否両論ありましょうが、
熊の(天然の)脂の旨味を堪能できる「月鍋」は一食の価値はあると思います。
今回は、猪、熊のコースを戴きましたが、やはり、こちらでは「熊」と感じました。
夏秋の「鮎」も良いですが、冬の「ジビエ」も素晴しいと思います。
それにしても、昔と比べこちら、随分と有名になってしましましたね。。。
食べログの影響力って、ホント凄いと思います。
「2008年9月のレビュー」
東京在住時よりずっと行きたかった比良山荘、ついに伺って参りました。
正直、「猪熊鍋」とやらを戴きたかったのですが、
時期が少々早かったようで、今回は「落ち鮎と松茸」を堪能しました。
ぶっちゃげ、鮎は四万十の天然物で極めたと思っていたのですが、
いやぁ、上には上があるものですね。こちらの鮎絶品です。
子持ちの鮎の焼き加減、中のタマゴがレアで、
口に含むと何とも言えぬ豊潤な香り!!
流石に「香魚」と言われるだけのことはありますね。
実は、前日に美山荘で食べた鮎も「かなりの水準」と思ったのですが、
それをも凌ぐ味でした。
八寸(鮎のなれ寿し、鮎のオレンジ煮、揚げた箒茸、松茸と菊を和えたもの等)や、
椀物(鯉の子と湯葉饅椀)等、
どの皿にもふんだんに地の食材が使われているのですが、
単なる里山料理の域では終わってはいません。
そして、クライマックスは「松茸と鮎の御飯」。
まさに、それぞれの旨味凝縮って感じで物凄く美味しかったです。
これまで、私の中での鮎御飯ナンバー1は、埼玉の京亭でしたが、
正直、モノが違いました。
料理はどれも完成度の高いものばかりで、
季節毎に訪れて一通り制覇してみたいと感じました。
某諸事情により(汗)2008ベストレストラン投稿できませんでしたが、
こちら、間違いなくベスト3に入る店だと思います。
ちなみに、残り二軒のうち一軒は未在、
そしてもう一軒は.....今度、登録します。
2012/12/31 更新
この数年の人気に怖気ずいて、最近は御無沙汰だけれど、
もう何度も足を運んでいるお気に入りの一軒。
比良山荘といえば、焼鮎や鮎松御飯、月鍋(熊鍋)が特に有名であるが、
鮎の熟れずしや鯉の洗い、鯉こく等の脇役も相当美味しい。
また、一年で最も空くシーズンと言われる春に供される
山菜を使った料理や筍御飯、そして熊肉と山菜の花山椒鍋の旨さにも唸った。
アクセントに蜂蜜を入れる月鍋については(私の周囲では)賛否両論あるが、
熊肉の美味しさを世に知らしめた、こちらの店の功績は計り知れないと思う。
こちらの店の凄いところは、どのシーズンに訪れても、
舌や心の記憶に残る料理が必ず何品かあること。
なお、集英社より比良山荘の一年という本が出版されており、これがなかなかの名著。
滋賀、いや日本が誇る名店の一つと思う。