レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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2位
1回
2015/10訪問 2015/10/20
レビューが20程度しかないのですが、食べログ北海道ナンバーワンということで気になっていたお店です。
3ヶ月前に予約してお邪魔しました。
15000円のコースをいただきましたが、評判通りの素晴らしい料理でしたね。
基本的にオーソドックスで意外性は少ないのですが、とにかく隙が無く、一言で言えば「整っている」という印象。
通常コース料理を一通りいただくと、生意気にも素人の分際で指摘したくなるような粗がちらほら見られるものです。
しかし、温味さんの料理は、コースを通して味付け、火入れ、食材の取り合わせなど、ほとんどイチャモンをつけられるところがありませんでした。
私ごときが言うのもアレですが、これって物凄いことです。
お弟子さんが準備する料理を頻繁に味見しておられましたが、全ては山本氏の鋭い感覚、卓越した技術に支えられているということなんでしょう。
欲を言えば、何かこちらでしかいだけないような新味・意外性のある一品があると、なお良かったかな?
ともあれ、素晴らしい料理の数々、心の底から堪能させていただきました。
ドリンクは日本酒の品揃えもなかなかでしたね。
独楽蔵の純米大吟醸を燗でいただいたのですが、とろりと滋味溢れる味わいで思わずおかわりしてしまいました。
サービス面も基本的に悪くないのですが、客とのコミュニケーションは重視されていないんでしょうかね。
連れがいると良いのでしょうが、1人ですとちょっと気詰まりな感じもありました。
この点は少し残念ですね。
以下、いただいたものについて簡単に。
★たちの茶わん蒸し
たちとえび、百合根が入っていましたかね。ダシの風味は控えめで繊細な味付け。それだけにアサツキの量は控えめな方が良いような気がしました。とても美味しかったですけどね。いきなりイチャモンですみません。
★飯蒸しの筋子の味噌漬け乗せ(でしたっけ?)
振りかけれたゴマの香りがたまりません。大好きな味。このレベルのお店では当たり前ですが、きちんとお皿も温められていています。
★お造り
鰹と松皮鰈、アワビのお造り。鰹がとても良かったです。
★甘鯛のかぶら蒸し
甘鯛は火入れが完璧でふわっと柔らか。あと小さな焼き餅が入っていましたかね。ダシも塩加減も薄すぎず濃すぎず、素晴らしい椀でした。
★八寸
蟹や子持ち鮎、いかの塩辛、れんこん・栗のチップなど。どれも良い塩梅の味付けで、食材の取り合わせも良し。
★焼き物
松茸とうなぎの焼き物と、いちじくの西京焼き(でしたっけ?)。どれも美味しかったです。
★えびいもの塩うに乗せ
薄味のダシで炊いたえびいもに焼き目をつけ、塩うにを乗せたもの?えびいもの表面のパリパリサクサク感と、中身のネットリとした食感の対比が最高。塩うにとの量的バランスも完璧。銀杏の塩加減もいちいち絶妙なのでぐうの音も出ないです。
★炊き合わせ
身欠きにしんと京ふき、茄子の炊き合わせ。見た目地味ですが、全部完璧。美味しすぎます。
★ご飯
舞茸に栗、むかごなどが入った炊き込みご飯。秋の香り満載。ダシや塩気は控えめで、食材の香りが立っています。香の物も美味しいです。汁物は角切りの魚(鰤?)と大根が入ってましたが、これはちょっと脂臭さがあって苦手でした・・・。
★北海道マンゴーとシャインマスカット
マンゴーが美味しい!
3位
1回
2016/12訪問 2016/12/19
前回とても満足したので、今度は夜のおまかせコースを予約してお邪魔しました。
初めに結論から書いてしまいますが、ちょっと期待し過ぎてハードルを上げてしまったかなと。
つまみや握りを一通りいただいて1万円ならコスパは良いと思いますし、それなりに楽しめましたが、正直驚くようなネタや趣向はありませんでした。
つまみも悪くなかったのですが、他店でいただいた上位互換のような品が頭に浮かぶことがちらほら。
握りはやや緩めなのと、シャリの酢の効きが弱すぎる点が、ちょっと好みから外れます。
昆布だしで締めたさよりなど面白い物もありましたが、ネタの質もまずまずといった印象。
まぐろも大間らしいですが、あまり心に響かず。
そして、炙りネタは香ばしさよりも焦げ臭さを感じてイマイチでした。
3年から5年くらい時間を空けて、またお邪魔したいと思います。
どうもご馳走さまでした。
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2015年12月
美味しくてリーズナブルという評判を聞いて、博多駅から電車で大野城駅へ。
閑静な住宅街の中にある菊鮨さんへお邪魔してきました。
いただいたのは4,500円?5,000円?のランチ。
つまみ2品に握りが12貫と赤だし、卵焼きのコースでした。
正直つまみ2品は値段相応の味で、まあこんなもんかという印象だったのですが、握りが良かったですね。
基本的にどの握りも良かったですが、練れた味の鰆や敢えて冷たい状態で供されたうにが特に印象的でした。
シャリは程よく固めで、特に赤酢のシャリの方はコクがあって美味しいです。
個人的にはもっと酸味が効いた方が好みですが、これはこれで良いですね。
握り方は軽く空気を含ませるような感じですが、手に取って崩れるようなことはなく、しっかりとしています。
ネタは超一流とはいきませんが、どれも酢や塩、昆布で締めたり寝かせたりと仕事がしてあって、しっかりとシャリに絡みつくような一体感があります。
言うまでもなくネタとシャリの一体感ってものすごく大事だと思うのですが、名店と呼ばれる店でも割とバランスの悪いちぐはぐな握りを出すことが多々見られます。
こちらの大将はまだお若いですが、そのへんしっかりとしていて、技術の高さやセンスの良さを感じさせますね。
全体的にとても満足しましたが、気になる点も挙げておきます。
煮切りの量が足りなかったり、わさびが鼻にツンとくるような握りがあったり、そのあたりの指先のさじ加減がやや不安定な印象を受けました。
まあこのあたりは、経験を積まれれば、改善されていくでしょう。
そして赤だしはしょっぱすぎ。大将、味見しました?
また、いたずらに炙ったネタが多かったのも気になるところ。
基本的に炙ったことにより美味しさが増すネタが多かったですが、ただ甘鯛は炙らなかった方が良かったですね。
完全に甘鯛の持ち味が殺されていて残念でした。
お酒は燗酒ばかりいただきましたが、独楽蔵に神亀に十旭日と「わかっている」ラインナップ。
素晴らしいチョイスなので、冷酒の品揃えも気になってきますね。
サービス面も良好ですが、いわゆる高級店と比べるとちょっと落ちますね。
今後どういう方向を目指しているのかわかりませんが、いわゆる一流店を目指すのであれば、サービス面も洗練させる必要があるでしょう。
などと、色々書きましたが、CP抜群ですし将来有望な素晴らしいお店だと思いました。
どうもご馳走さまでした。
またお邪魔したいと思います。
4位
1回
2015/12訪問 2015/12/17
2015年12月再訪
今回も堪能させていただきました。
定番の鯖の棒寿司に穴子の肝、小粒の牡蠣を炊いたものや、アンキモを奈良漬と和えたものなどが特に良かったですね。
握りは旨味たっぷりで香り豊かな車海老や、塩と柑橘で食べさせるはまぐりなどが印象的でした。
ただ、改めて一通り食べてみて、自分の好みのど真ん中ではないなと。
ところどころ、味付けがやや甘めに感じますし、炙り系のネタは少々焦げ臭さが気になりました。
また、今日のネタは全体的にそれほどでもという印象。
特に赤身のヅケがイマイチだったのが、とても残念でした。
小振りでゆるめな握りも少し好みから外れます。
もちろんつかんだ際に崩れるようなことはありませんが、個人的にはしっかり握られていてパラける握りが好きなので。
また、美味しいシャリだとは思いますが、もう少し酢が効いた方が好みです。
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2015年7月
20:30からの2回転目にお邪魔しました。
店内には馥郁たる酢の香りと、わずかに魚を炙ったような残り香りが感じられました。
時間も時間ですし、食欲をそそることこのうえないですね。
カウンターの向かいに立つ店主はかなりのイケメン。
落ち着いた雰囲気と柔和な声音が印象的です。
撮影禁止らしいので、写真はなし。
メモを取ろうかとも思いましたが、せっかくなので食事に全力投球したいと思い、止めておきました。
ですので、ところどころ、記憶があやふやです・・・。
つまみは一口サイズのものが次から次へと出てきます。
どれも趣向を凝らしたもので、次に何が出るのか待ち遠しくなりますね。
酒飲みにはとても楽しいひと時です。
清冽な甘さの白えびの昆布〆も美味しいですし、鰹のヅケも浸かり具合や和辛子のアクセントが最高。
鯖の棒寿司は昆布の香りにやや甘めに締めた鯖の風味、赤酢を使用したシャリが混然一体となっており絶品。
まるで焼肉でも食べたかのようなパンチの効いた味と香りの穴子の炙りも〇。
以前北海道の某有名店で食べた穴子の炙りは正直?でしたが、こちらは丁寧に骨切りされており美味。
甘辛く炊いた穴子の肝も全くイヤな風味がなく、まったりとした濃厚な味わいでとても美味しかったです。
赤むつの焼き物はホロホロに柔らかく、脂も上質でスーッと舌の上を流れていきます。
鰯の海苔巻も美味しいですね。素晴らしく香りの良い海苔。芽ねぎとごまがいいアクセント。
続いて握りです。
ネタは塩や酢で締めたり、ヅケにしたり、寝かせたりと、魚の旨味や香りを引き出す仕事がなされています。
赤酢を使用したシャリは固めの炊き加減で、ほとんど粘りがなくパラリとした仕上がり。
とても美味しいシャリです。
酢の使い方が巧みなのか非常に香り高い握りで、ネタとシャリの一体感が抜群でした。
ちょっと捨てシャリが目立ちましたが、私レベルの舌ではそれで味がどうこうということはなかったです。
どのネタも美味しかったですが、特に春子や赤うにがとても美味しかったです。
もちろん他のネタも良かったですよ。
酸味が感じられる鮪や、穴子や車海老も美味しかったです。
さて、不愛想などと言われることもある店主ですが、全くそんなことはなかったですよ。
確かにもっと料理についての説明があるといいなーとは思いましたが、質問すれば丁寧に答えてくれますし。
たぶん、客同士の会話を邪魔したくないというのと、性格的にシャイなだけなんでしょう。
他の客が帰った後話しかけてくださったのですが、結構気さくで笑顔の素敵な方でした。
いやはや、素晴らしい店でした。
この店のためだけに福岡へ来たくなる、そんなお店ですね。
どうもご馳走さまでした。
5位
2回
2021/06訪問 2021/07/03
夕食の予約が午後5時と早いので、昼は軽めに済ませたいところ。
軽くと言うとすぐラーメンが浮かんできますが、あまり行きたいと思えるお店もなし。
そんな時にふと思い出したのがこちらのお店です。
気が付けば5年もご無沙汰しておりました。
今回は2人での訪問だったので、マリナーラとマルゲリータを1枚ずつ注文しました。
食事が運ばれるまでの間、店主がピッツァを窯で焼いているのを見ていたのですが、焼き時間がかなり短いんですよね。
タイマーで計ってみましたが、大体45秒くらいでしたでしょうか。
真のナポリピッツァ協会の規定では焼成時間は60~90秒が基準ですから、かなり短いと言えますね。
ピッツァを窯に入れてごくわずかの間に縁が焦げ始めて、提供前には余分な焦げをこそげ落とすぐらいですから、通常のナポリピッツァよりも窯の温度が高いのかもしれません。
生地は薄めというレビューが多いですが、ナポリピッツァとしてはやや厚めかなと(中心部の厚みは0.25cmが基準)。
もっちもちの弾力とともに、特にマリナーラでは生っぽい?粘り感があって、ちょっと他にはない感じ。
熟成としっかりと効かせた塩気が小麦粉の香りと旨味を引き出しており、美味しい生地だと思いました。
焦げ目は丁寧にこそぎ落しただけあって焦げ臭さはなく、ポジティブな香ばしさのみが感じられました。
ソース部分はオイル多めでジューシーな仕上がり。
個人的にはミルキーで弾力と伸びのあるモッツァレラがトッピングされたマルゲリータがより好みでした。
トマトソースの程良い酸味とバジルの甘い香りとの取り合わせも絶妙ですね。
連れが少食なので5/8ずついただいたら、思いのほかお腹一杯になりました。
どうもご馳走さまです。
またお邪魔してきました。
マルゲリータをいただきましたが、やっぱり美味しいですねー。
もっちもちで風味豊かな生地が、とにかく素晴らしいです。
ラーメン一杯食べた後でも、ものの数分でペロリでした。
強いてイチャモンをつけるとすると、焦げて苦味を感じる部分があったのが気になりましたね(提供前にある程度削ってはくれますが)。
また、具とのバランスを考えると、生地はもう少し薄くても良いかもと思いました。
ともあれ、今回も堪能させていただきました。
どうもご馳走さまです。
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2015年10月
札幌から平和まで電車で移動し、そこからてくてく歩いて訪店。
食べログでは随分高得点なので行列でもできているのかなと思いきや、開店すぐだったからか程々の客入りでした。
さて、マルゲリータをいただきましたが、正真正銘本物のナポリ・ピッツァでした!
見た目も美しく、トマトソースやバジル、オリーブオイルに、香ばしく焼けた生地の香りから既に美味しいです。
わずか50秒程度で焼き上がった生地はもっちりとした食感で、一方コルニチョーネはふかふかで香ばしいです。
強めの塩が効いたこの生地がとても美味しいんですよね。
そこにミルキーさの感じられる美味しいモッツァレラチーズと爽やかなバジルの香り、そしてトマトソースが合わさると、これはもう至福の味わいです。
間違いなく本場ナポリでもやっていけるレベルだと思います。
わざわざ北海道まで来てピザなんて食わんでも・・・と思われるかもしれませんが、寿司や海鮮に飽きたら是非!
どうもご馳走さまでした。
6位
2回
2017/05訪問 2023/08/01
久しぶりに岐阜まで足を伸ばして、胡蝶庵で昼酒をいただいてきました。
胡蝶庵で飲むとなると、やっぱり卵巻きとかも汁ははずせません。
今回の卵巻きはダシ感はほどほどでしたが、その分卵の味が濃厚で美味。
薬味の辛味大根がまた良いんですよね。
フツーの大根おろしではこうはいきません。
かも汁のダシも相変わらずとても美味しいですね。
清澄ですが、実に力強いです。
ただ、今日の丸はちょっと生臭み(?)のようなものが気になりはしましたけど。
そばは基本のざると手びきをいただきましたが、この日は手びきが特に良かったです。
最後はそば湯もたっぷり飲んで、満腹満足。
どうもご馳走さまでした。
久しぶりに再訪。
やっぱり素晴らしいお店ですね。
とにかく、かも汁でいただく酒の美味さは格別。
相変わらずダシが超絶的に美味しいのですが、この日は鴨丸の野趣溢れる味わいにも唸らされました。
卵巻きも安定の美味しさ。
天ぷらはサクサクっとはいかないものの、さすがに上質の油を使われている様子。
そんな佳肴で一杯やってから美味しいそばで締められるなんて、最寄に住んでらっしゃる方々がうらやましいですね。
どうもご馳走さまでした。
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2015年5月
口コミは初めてですが、前に二度ほどお邪魔したことがあります。
久しぶりに岐阜へ行く用事が出来ましたので、お邪魔することにしました。
10時30分過ぎに到着しましたが、予約席以外は満席。1組待ちもある状態でした。
祝日とはいえ、さすがに有名店ですね。早めに来て良かったです。
ほどなく席へ案内されました。
まずはビールと酒肴を注文し、蕎麦の前に一杯やらせていただきます。
はりはり大根や三種肴をツマミにビールを干して、それからお酒にチェンジ。
お酒は全て岐阜のお酒なんですね。小佐衛門は置かないのかな?
房島屋を注文しました。最近は生酒が苦手なんですけど、まあいけます。
続いて卵巻きをいただきました。
うーん、これは美味しいですね。
アツアツでふんわりジューシー。
ダシの風味も素晴らしく最高の出汁巻き卵です。
程よく味付けされていますので、醤油は要りません。
辛味大根をを載せていただいても、とても美味しいですね。
皆さん、この卵巻きは必食ですよ(笑)。
同じくつまみとして頼んだかも汁もメチャクチャ美味しいです。
鴨せいろ用の濃いめではなく、恐らく鴨南蛮用の薄め、いわゆる鴨抜きで頼みましたが、酒が進む塩梅の塩気で、とにかくダシの香り高さふくらみ、ふくよかさが半端ないです。
鴨肉や丸も美味しいのですが、とにかくダシが素晴らしすぎます。
このあたりでお酒を達磨正宗の熟成古酒へチェンジ。
もちろんお燗でいただきます。これを冷酒で頼んでは、物知らずの誹りを免れません(笑)。
おー、かも汁とよく合いますねー。
惰弱な生酒なんかより100倍ぐらいオススメできます。
古酒と言うほどひねた感じではないですし、熟成酒に不慣れな方でもそう抵抗なく受け入れられると思いますよ。
いよいよ、蕎麦の登場です。ざると手碾きの2枚いただきました。
まずはツユを味見。カドがなく、絶妙な濃さで甘さも控えめ。とても良い塩梅です。
ただ、前回いただいた時も思ったのですが、ダシの主張がちょっと強すぎるかなと。
単体で舐める分にはとても美味しいのですが、自慢の蕎麦に合わせるにはちょっともったいない印象。
さて、まずはざる蕎麦です。
粗挽き、挽きぐるみのようですが、キレイに細打ちされており、実に端正な佇まい。
喉越し、歯応えともに申し分ありませんが・・・正直この日の蕎麦の風味は大したことなかったです。
手碾きはさらに粗挽きで皮のぷちぷち感が感じられるほど。
こちらは太め短めでワシワシとした食感。食事と言うより最早嗜好品の域ですね。
この日は蕎麦の風味がイマイチだったので、ざるの方が楽しめました。
店内は趣深い雰囲気で、居心地は抜群です。
ただ、食事しているところが待ち客から丸見えなので、このあたりが気になる方は落ち着いて食事ができないかもしれません(笑)。
サービス面は不足なしですが、待ち客から「1時間も待つんですか?」と返された際、「皆さんあれこれ頼まれますので・・・」と答えていたのは正直どうかと思いました(笑)。
そんなこともありましたが、とても良いお店だと思います(笑)。
またお邪魔したいと思います。どうもご馳走様でした。
7位
1回
2015/04訪問 2015/04/14
素材選びから調理、もてなしに至るまで、心の行き届いた良店でした
2015年4月再訪。
前回程の驚きはありませんでしたが、十分楽しめました。
先付(かにと菜の花、トマトを重ねたもの)の和風ドレッシングがにんにく臭くて完全に不要だったことや、茶わん蒸しの冷凍蟹味噌が既に溶けていて全体にぬるかったりなど多少のアラはありましたが、やっぱり美味しいですね。
お造り、碗、焼き物あたりはさすがのクオリティでした。
夜のお高いコースも試してみたくなりますね。
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2014年4月
高評価は伊達じゃありませんね。
どの料理も素晴らしいの一言。
素材選びから調理、もてなしに至るまで、心の行き届いた良店でした。
金沢に来た際は、また必ずお邪魔したいと思います。
どうも、ご馳走さまでした。
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金沢の料理の特徴か、味付けは全体的に甘めしっかりめな印象でした。
★先付:毛ガニと賀茂茄子のオランダ煮を生ハムで包んだもの。
特筆すべきことはないですが、とても美味しいです。
★八寸:トリュフとチーズの茶わん蒸しは絶品。
ブルーチーズがこんなに合うとは思いませんでした。
飯蛸のこのわた和えは、それ程妙味を感じず。
ハタハタの寿司はものすごいスモーク臭で好みがわかれそう。
フォアグラのゼリー寄せは美味しいですが、ダシ味のゼリーの方がやや勝ってるかな。
ビワの甘酒ソースは面白いと思いました。甘いモノは苦手なのですが、美味しくいただきました。
★碗:ホタテと湯葉の真薯の碗。ゆずの花の香りがたまりませんね。
湯葉の効果は良くわかりませんでしたが、ふわふわの真薯は素晴らしいデキ。
真薯に入っている枝豆までしっかり美味しいのが泣けてきます。
ダシも旨過ぎ。正直500ccぐらい飲みたかったです。
★お造り:カジキ(金沢でいう鰆)がメチャクチャウマイです。なんだこのカジキは。
赤イカの明太子乗せはマズくはないですが、居酒屋メニューみたいでちょっと・・・。
メジマグロの漬けアボカド巻もベタな組み合わせですが激ウマ。
ネットリした身が練れた味で最高。アボカドとの量的バランスも最適。
甘海老。食べラーみたいなので味付けされてます。
寝かせて甘味が引き出された甘海老に、ピリッと辛い食べラーは確かに合ってますね。
これも居酒屋メニュー的で、ちょっとアレですけど。
〆サバ、カンパチはフツー。バイ貝は炙ってあって香ばしい。
アコウダイは昆布〆ですね。これも美味しかったです。
★焼き物:柳鰆の西京焼き。やや強めの味付けに、まったりとした鯛の白子ソースのマイルド感が絶好の相性。
白子ソースはミルクやバターが入っていて、魚風味のベシャメルソースのような印象でした。
付け合わせの長芋の素揚げと、口直し(?)のオリーブのもろみ詰めも妙にウマイ。最高。
★炊き合わせ:鴨治部煮。甘めの味付けですが、とても美味しいです。
特に鴨肉が異様なウマさでした。1枚だけしかないのが、悲しくて仕方がなかったです。
★ホタルイカともずく酢:ホタルイカは山芋ソースがかかってました。
特段変わった点はないですが、どちらも良い素材を使用されていました。
★ご飯:タケノコとキノコの炊き込みご飯と漬物にミョウガの味噌汁。
ご飯は美味しいですが、イクラはいらないです。
味噌汁は赤だしなんですね。これもとても美味しかったです。
漬物も真っ当なものでした。
★デザート:甘いモノは苦手なので・・・。フツーに美味しかったです。
8位
1回
2015/12訪問 2015/12/18
この日のスープは塩を入れずともちょうど良い塩梅でした。
半分ダシ要員の鶏肉はさほどでもないですが、やっぱりつくねとスープを吸った野菜がウマイです。
腹一杯になり過ぎて晩飯に差し支えるのだけが難点ですね(笑)。
どうもご馳走さまでした。
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2015年7月
ランチに水炊きをいただきにお邪魔しました。
店内は落ち着いた雰囲気で清潔感がありますね。
卓上に用意されたカセットコンロもピカピカに磨き上げられています。
客層がいかにも食べログを見てきました的な感じなのがちょっとアレですが、自分もそうなので文句は言えません(笑)。
まずはビールとお通しをいただきます。
茹でた鶏胸肉に甘めのごまだれをかけてあります。
胸肉がしっとりと仕上がっていて、なかなか美味しいですね。
続いて水炊きの前に鶏のから揚げをいただきました。
通常だと5個らしいですが1個単位で注文できます。
こちらも胸肉を使用されており、ややパサついた感じでしたが、なかなか美味しかったです。
味付けは塩と山椒。胡椒も入ってましたっけ?
シンプルな味付けで、山椒の香りがさわやかに効いています。
個人的にはにんにくガツンな醤油ダレに漬けた唐揚げよりも好みです。
さて、真打の水炊きの登場です。
黄金色のスープは透明感があるタイプ。
鍋の底には鶏肉がゴロゴロと鎮座しております。
まずはスープをいただきます。
スッキリと鶏のダシが効いたスープですね。
塩を入れずともそれなりに味がついていますが、少し塩を入れた方が味がビシッと決まりますね。
それから胸肉やもも肉、手羽元と、肉をいただきます。
鶏肉はややダシ要員の側面もあって、美味しいことは美味しいですが想定の範囲内です。
ポン酢も美味しいです。橙の他に、いい醸造酢を使ってそうです。
続いてつくねの登場です。
これがとても美味しくて俄然テンションが上がります。
ふわっと柔らかく、鶏の旨味と香りが濃厚なのですが、さっぱりといただけますね。
1人4つずつ供されますがあっという間にペロリです。絶品です。
このあたりでいただくスープがまた旨味が増していて美味しいんですよねー。
スープは少なくなったら継ぎ足してくれますので、遠慮なくいただきましょう(笑)。
ここからはもう一気呵成ですね。
濃厚なスープを吸った野菜も美味しいですし、シメの素麺も雑炊も最高でした(薬味のニラ醤油も美味しいです)。
サービス面は基本的に良かったのですが、ただ人数がちょっと足りないのか、鍋の様子に目が届かないことがありますね。
鍋がたぎり過ぎていたので、何度か勝手に火を弱めてしまいました。
ともあれ、お酒も色々あって、美味しい食事を楽しむことが出来ました。
おかげでついつい昼から飲み過ぎてしまいました。
どうもご馳走さまでした。
9位
1回
2015/06訪問 2015/06/17
久しぶりに上京したので、地元ではなかなかいただけないミールスをいただきに、ダバインディアさんへお邪魔しました。
場末の中華料理屋のようなスリッピーな床に気をつけつつ着席。
インドといったらやっぱり菜食が基本でしょ、ということでヴェジミールスをいただきました。
ヴェジミールスの主食はバスマティライスとプーリー2種。
おかずはサンバルにラッサム、ポリヤルと、後はオクラが入ったココナッツミルク味のカレーと、ヨーグルト味のカレー、ヨーグルト。
薬味はチャトニ2種とアチャールでしたかね。
プーリーが油でギトギトなのが気になりましたが、まあ本場のプーリーもこんな感じでしたかね。
ご飯は当然のごとくバスマティライスで、田舎者にはこれがとても嬉しいです。
個人的にはプーリーなしで、ご飯のみでもいいかな。
基本のサンバルは茄子やら色々野菜が入ってましたね。
豆のコクが感じられ、塩気もスパイスもマイルドな感じ。
ラッサムはニンニクのパンチが効いていて、旨味もキレもあってこれがとても美味しかったです。
辛さでいえばラッサムが一番辛かったですが、ヒーヒー言う程ではなくちょうど良いぐらいの辛さです。
ポリヤルはキャベツ主体でしたかね。
ミックスベジタブルっぽい野菜が入っているのが萎えますが、食感的にいいアクセントでした。
その他のカレーはあまり細かく覚えてませんがどれも堂に入ったもので、コリアンダーリーフやカレーリーフなどの香草や各種スパイスの香り高く複雑な風味が楽しめました。
薬味のチャトニもアチャールも美味しかったです。
お値段的にはなかなかのものでしたが、本格的なミールスがいただけて大満足です。
また上京した際はお邪魔したいと思います。
どうもご馳走さまでした。
10位
10回
2021/08訪問 2021/08/20
ほぼ1年ぶりに再訪。
行列が凄過ぎるので、足が遠のいていました。
平日の夜の開店30分前に到着し、先客は6人。
断然夜の方が空いていますね。
この店に来るなら、やはり夜に限ります。
さて、醤油わんたん麺をいただきました。
日々ブラッシュアップされていると思われるスープは鶏と醤油の芳醇な香りがたまりませんね。
ふくよかですがキレもあって、思わずズビズビいってしまう美味しさです。
自家製の細ストレート麺はしなやかかつ伸びやかで、風味も良好。
ソフトなタッチですが芯に弾力や粘りが感じられ、実に美味しい麺です。
間違いなく名古屋トップレベルの自家製麺ですね。
お初のわんたんはでっぷりとしてボリューミー。
粗挽きの挽肉がたっぷりで肉々しく、皮はピロピロ。
良い意味で武骨さも感じさせる、美味しいわんたんでした。
柚子胡椒風味の鶏チャーはしっとり歯切れ良く、燻製した豚チャーも美味。
シャクシャク食感のメンマも良いですし、具のレベルも高いです。
あ、いつの間にか薬味が三つ葉からねぎに変更になっていました。
総じて、毎日満員御礼なのも納得の、全てにおいて隙のないハイレベルな一杯でした。
正直行列さえなければ、しょっちゅうお邪魔したいお店です。
どうもご馳走さまでした。
久しぶりの紫陽花さん。
しかも超久しぶりの夜訪問です。
開店20分ぐらい前に到着しましたが、行列は10人程度。
昼と比べるとやはり格段に利用しやすいですね。
さて、わんたん麺と迷った挙句、醤油つけ麺をいただきました。
つけ汁は薫り高く、芳醇そのもの。
ですが、野暮ったさや重たさはなく、後味にキレがありますね。
以前の物よりもブラッシュアップされて、さらに洗練された感じです。
きれいに麺線を整えられた平打ちの細麺は、昆布水に浸って実に艶やかなルックス。
しなやかでムチムチとした弾力が心地良く、こちらもハイレベルな仕上がりです。
ところで昆布水の他に何か小振りなレードルから注いでいたようですが、煮干油でしょうか?
麺だけ啜った時にほんのり煮干しが香ったような気がしましたが、気のせいですかね?
チャーシューは細切りの肩ロースの他に、ロースが1枚。
肩ロースよりも肉質が細やかで好みですね。
薫香も味付けも塩梅良く、美味しかったです。
メンマは穂先メンマになっていて、これもまた良し。
次回こそはわんたん麺をいただきたいと思います。
どうもご馳走さまでした。
大行列に恐れをなし1年以上ご無沙汰しておりましたが、メニューがリニューアルされたと聞いて一念発起。
久しぶりにお邪魔いたしました。
醤油わんたん麺にも惹かれましたが、前回醤油をいただいたので同じく新メニューの煮干らぁ麺をいただきました。
半濁のスープは煮干しの旨味、クセがガツンと効いていて、煮干しが苦手な方は間違いなく受け付けないであろうパワフルな味わい。
ほんのりと効かせた甘味がまた煮干しダシと相性が良く、さすがの完成度でした。
ただ、大盛にしたせいか、塩気がかなり強かったですね。
もうちょい塩分控えめだと嬉しかったです。
平打ちの細ストレート麺は以前よりもさらにしなやかかつ伸びやかにグレードアップ。
麺自体の味わいも良いですし、こちらもかなりのレベルです。
しかし、麺量に比してスープが少ないので、大盛だと全然麺が泳いでいないんですよね。
麺線もかなり長いですし、おかげで麺同士が絡まってリズミカルに手繰りづらいのが難でした。
スモーキーな豚チャーシューとほんのり柚子胡椒風味の鶏チャーシューは、スープとの調和を考えたのか味付け控えめ。
一方メンマはしっかりと煮締めてあります。
個人的にはチャーシューはもうちょいはっきりとした味付けで、逆にメンマはもう少しプレーン寄りな味付けが好みです。
次回は醤油わんたん麺を試してみたいと思います。
どうもご馳走さまでした。
久しぶりに美味しいラーメンが食べたくなり、4ヶ月ぶりに紫陽花さんへ。
暇つぶしグッズを準備して、開店1時間前にお邪魔しました。
特製醤油らぁ麺をいただきましたが、相変わらずハイレベルな一杯ですね。
店主さんは間違いなく、引き算の味作りがわかっているでしょう。
クリアかつ鮮やかな味わいで、実に美味しいです。
風味豊かでツルシコな平打ち麺(スピルリナは止めました?)も良いですし、この日は具も美味しくいただきました。
メンマは昔と比べるとシンプルな味付けになって、シャクシャク柔らかな仕上がり。
コリコリのメンマもいいですけど、こういう味が染みて柔らかいメンマも美味しいですね。
個人的に名古屋では他の追随を許さない、ダントツ一番のラーメンですね。
美味しいラーメンが食べたくなったら、気合入れて並んでお邪魔したいお店です。
どうもご馳走さまでした。
久しぶりに間違いのない、美味しいラーメンが食べたくなり、らぁ麺紫陽花さんを訪れました。
ちなみに1時間前に到着しましたが、それでも先客が1人いるんですから、相変わらずすごい人気です。
こちらのお店に行く際は、文庫本などの暇つぶしグッズは必須ですね。
この日は特製醤油らぁ麺をいただきましたが、今までで一番美味しく感じたかも。
キリリとした生醤油とふくよかな鶏スープの組み合わせがたまらないですね。
曖昧なところがなくクリアで、実に鮮やかな味わいでした。
以前と比べると生醤油の効かせ方もマイルドになりましたね。
日々色々いじって、ブラッシュアップされているんでしょう。
無論今でも生醤油が主役のスープではありますが、以前よりもバランスが良くなったと思います。
平打ちの細ストレート麺はしなやかかつ滑らかで、スムースな啜り心地。
シコシコとした食感も心地良いですし、やはり名古屋屈指の自家製麺かと。
ハムっぽいレアチャー、柚子(胡椒?)で風味付けした鶏チャー含め、具にはそこまで惹かれないのですが、トータルでは大満足。
名古屋最強の醤油ラーメンの座は、ますます揺るぎないものとなっている印象です。
どうもご馳走さまでした。
この日はことのほか気力が充実していたので、いつも大行列の紫陽花さんへ行ってきました。
到着したのは開店45分前ぐらいでしたが、既に15人ぐらいは並んでおり、相変わらずの大人気ぶり。
読みかけの文庫本をちょうど読み終わったころに入店いたしました。
前回はつけ麺をいただいたので、今回は久しぶりに醤油らぁ麺をいただきました。
生醤油と鶏の風味がガツンと来るスープがやはり絶品。
実にクリアで鮮やかな味わいなのですが決して軽くはなく、ズドンと来るインパクトもあります。
ちょっと醤油が強過ぎるきらいはありますが、抗しきれない魅力のある美味しいスープです。
平打ちの細麺はつるつると啜り心地が良く、噛めばシコシコした食感で風味も良好。
自家製麺も名古屋屈指のレベルです。
鶏チャーシューは柚子(胡椒?)風味で、豚チャーシューは燻してあってハムっぽい雰囲気。
具もソツのない出来だと思います。
総じて、曖昧なところがなく、クリアで鮮やかな美味しい一杯でした。
名古屋の他店と比べると、明らかに頭一つ二つ抜けていますね。
間違いなく名古屋最強の醤油ラーメンでしょう。
どうもご馳走さまでした。
5ヶ月ぶりくらいにお邪魔して、新メニュー(いつから提供が始まったのか知りませんが)の鶏油煮干つけ麺をいただいてきました。
1年前にいただいた鶏油煮干らぁ麺のつけ麺バージョンでしょうか。
見た目は完全にそんな感じですね。
ちなみに以前はつけ麺って細麺と太麺から選べたと思うんですけど、今回は特に何も聞かれずらぁ麺用っぽい平打ち麺で提供されました。
こちらの太麺が好きだったんですけど、止めちゃったんですかね?
ともあれ、キレイに麺線を整えられた平打ち麺は昆布水(?)に漬かってツヤツヤと輝き、実に食欲をそそるルックス。
もう少し動きに艶かしさがあると良いのですが、風味も良いですし、ムチムチとした強いコシが楽しめる美味しい麺です。
やっぱりこちらの自家製麺はレベルが高いですね。
つけ汁は芳醇な醤油と鶏油の香りの後に、濃密でほんのりビターな煮干ダシがガツン。
それから醤油由来っぽい酸味が結構強く主張していました。
味付けは正直超しょっぱいです。
麺とつけ汁の絡みが悪いのですが、たぶんその麺を啜ったときに一番美味しく感じられるよう調整しているからだと思います。
でも、これはこれでアリだと思えるような暴力的な美味しさがあって、大盛300gの麺もペロリと完食してしまいました。
麺の上だけでなくつけ汁の中にもチャーシューがどっさり入っていて、なおかつ麺の増量も無料。
これで800円はなかなかお得なんじゃないかなと思います。
行列がものすごいので頻繁にお邪魔するのは難しいですが、やはり時々はお邪魔したいお店です。
どうもご馳走さまでした。
最近はラーメン熱が沈静化気味かつ大行列が億劫で、実に8ヶ月ぶりぐらいにお邪魔しました。
開店40分前に到着しましたが、既に駐車場は3台ぐらい埋まっていましたし、店の前には6人ぐらい並んでいましたかね。
平日でこんな具合ですから、休日に確実に駐車場を確保したかったら、1時間前には来た方が良さそうですね・・・。
さて、いただいたのは特製醤油らぁ麺です。
初期はカエシとスープを注いでから鶏油を注いでいたと思いますが、久しぶりに見てみるとカエシと鶏油の後にスープを注いでいました。
フレッシュな鶏油のインパクトよりも、スープに鶏油の香りをまとわせた一体感を重視しているんでしょうか。
スープは芳醇な生醤油のコクと香りと鶏の旨味がたっぷりと感じられ、後味に煮干しの甘味がほんのり。
相変わらずハイレベルなスープですが、久しぶりにいただくと前面に出た醤油の強さがやはり気になりますね。
明らかに塩分過多ですし、もう少し地のスープを活かす塩梅でいただいてみたいです。
麺は平打ちの細ストレート麺で、こちらも相変わらずハイレベル。
つるつると滑らかな舌触りでムチッとした歯切れが良いですし、風味も良好です
ただ、これ系だと飯田○店とかカド○食堂の麺などもっと上がありますからね。
もっともっとブラッシュアップしてほしいですね。
レアチャーシューは初期と比べるとだいぶ改善されて、ジューシーで味付けも良く美味。
鶏チャーシューは60度以下のキワキワの低温で攻めたようなプリンプリンとした食感。
以前よりもプレーンな印象ですが、ほんのり柚子の香り??
側面に緑色っぽい微細片がついており、辛味は感じませんでしたが柚子胡椒かも??
メンマは味濃いめの和風だしで炊いたような味わい。
個人的にはもっと薄味が好みですね。
味玉は特筆すべきことはありませんが、美味しかったです。
総評としては、相変わらず美味しいラーメンでした。
しかし、スープも麺もまだまだ見直せる点はあるのに、安定期に入ってしまったような、そんな印象を受けました。
どうもご馳走さまです。
新メニューの鶏油煮干らぁ麺をいただいてきました。
スープは煮干を炊く段階で鶏油を投入して乳化させたらしく、醤油らぁ麺とは異なって見た目は濁っています。
煮干は旨味や香りとともにクセもガッツリ出ていて、ぶっちゃけ元スープは煮干が苦手な方にちょっと辛い感じだと思います。
しかし、スープを炊く際と提供時の二段階で投入された鶏油と、紫陽花らしく強めに効かせた醤油ダレのおかげで、煮干のクセは良い意味でマスキングされており、食べやすく昇華されております。
麺は醤油と同じなんですかね??
4ヶ月ぶりなので記憶もあやふやですが、記憶の中の醤油の麺と比べるとしなやかさよりも歯切れの良さを強調しているように感じられました。
個人的にはもっとしなやかな麺の方が好みかつこのスープにも充分マッチすると思いますし、歯切れの良さを追求するなら関東の煮干系有名店なんかでよくあるザクザクパツパツした極細麺でも良いのかなと思いました。
なんだかんだ言いましたが、紫陽花らしく高水準にまとめ上げられた煮干らぁ麺でした。
個人的には醤油の方が好きですけど、これはこれでアリですね。
どうもご馳走さまでした。
家から遠いのですが、ちょくちょくお邪魔しています。
本日は醤油らぁめんをいただきましたが、相変わらずハイレベルですね。
個人的には名古屋一のラーメンだと思います(言う程食べ歩いていませんが)。
スープはよりクリアに明確に、ズバッと味蕾と鼻腔を直撃する感じになったような。
醤油辛さはありますが、ついついスープを飲み干してしまいそうになります。
滑らかな舌触りの麺も相変わらず名古屋トップレベルのデキ。
もう少しカエシが控えめになって、麺ももっとにゅるにゅるで艶めかしい感じの柔麺になると最高ですねー。
そうそう、○○インスパイアな醤油らぁ麺も良いですが、そろそろ店主オリジナルな一杯(変化球ではなく、レギュラーメニューで)が食べてみたいです。
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2015年7月
1ヶ月ぶりの訪店。また醤油らぁ麺をいただきました。担担麺も気になりますが、そうそう気軽に来られる場所ではないので、間違いのないところを選んでしまいます。
煮干が入っているという情報を得た後ですと、スープを注ぐところから煮干がふわっと香るのを感じますね(笑)
飲んでも煮干の存在をハッキリと感じます(笑)温度が下がってくると特に。
やはりカエシが強すぎるきらいはありますが、実に美味しいラーメンですね。
特に麺の美味しさは名古屋ラーメン界ではズバ抜けてます。
人それぞれ好みはありますが、間違いなくレベルの高いラーメンと言えるでしょう。ブラボー!
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2015年5月
醤油らぁ麺がとても美味しかったので、早々に再訪しました。
平日だというのに開店前から結構な行列が出来ていてビックリ。
今回は醤油つけ麺をいただきました。
麺が抜群にウマイですねー!
ちょっとつけ汁の持ち上げが悪いですが、ツルモチで風味も良くて素晴らしいデキです。
メンマの味付けがちと過剰(ゴマ油とか)な気がしましたが、その他の具も美味しかったです。
どうもご馳走様でした!
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2015年5月
ラーメンブログ等でとても評判が良かったのでお邪魔しました。
看板メニューっぽい醤油らぁ麺をいただきましたが、とても美味しかったですね。
そのへんの凡百のお店と比べると、センスや意識の高さがずば抜けてます。オススメです。
スープはいわゆる関東地方で流行っている(今でも流行っていると言って良いんでしょうか?)、鶏清湯醤油系という感じでしょうか。
この手のラーメンは湯河原の飯田商店でいただいたのみですが、その飯田商店さんのスープを彷彿とさせるような、生醤油と鶏の風味が鮮やかな一杯です。
多めのチー油(大さじ2~3杯分?)がまたイヤな脂っぽさもなく、スープにまったりとしたコクをプラスし、一層香り高いものにしていますね。
メニューにはたくさんの鶏で取ったダシと書いてありましたが、魚介系のダシは入っているんでしょうか?
私の舌ではよくわかりませんでしたが、入っていても下支え程度?・・・のような・・・。
ともかく、鮮烈な生醤油の味わいとスープに浮いたミツバのせいか、完全に和の趣を感じるスープです。
しかし、美味しいことは美味しいのですが、やはり醤油が強いなあという気はしますね。
飯田商店さんでも同じ感想を抱きましたが、途中で飲み疲れるというか、飲み飽きる感じがあります。
それでも、この上質なスープを残すのはもったいないので、全部飲んでしまいましたが(笑)。
薄口とか塩らぁ麺が出たら嬉しいなーと思います。
大きめのテボで茹で上げた、自家製の麺がまた良いですね。
全粒粉ブレンドでしょうか?
非常に滑らかかつ風味豊かで、名古屋のラーメン屋ではなかなかお目にかかれないレベルです。
個人的には飯田商店の麺のような、もっとニュルニュルでソフトなタッチながら、艶めかしいコシのある麺がツボなのですが、まあ名古屋では受け入れられないですよね。
滑らかさやしなやかさ、風味なんかよりも、歯応えや固さばかりを重視する人が多すぎるので・・・。
具は正直あまり好きな感じではなかったですかね。
特に豚チャーシューの食感とか味付けとか。
ともあれ、今後が楽しみな新店でした!
期待も込めて、4.2点をつけさせていただきます。
どうもご馳走さまでした!
予約争奪戦が厳しいですが、久しぶりにお邪魔できました。
つまみはまず優しい味付けの煮はまぐりとあずきなで静かな立ち上がり。
昆布締めにして熟成させた赤むつは脂ノリノリですが、しっとりと身に脂がまわっていて嫌味はなし。
たっぷりの薬味とぽん酢のおかげで、さっぱりといただけました。
甘鯛は皮目を炭火で炙っていますが、中はほぼ生。
マイルドなそら豆のソースと山わさびでいただきました。
定番の鮑はぷりんぷりんのムッチリ。
鮑の塩味とソースの塩梅も絶妙でした。
ほわほわの太刀魚は軽く醤油漬けにして炭火で焼いたもの。
緑と白のアスパラガスは酢漬けにしてあって(白だけでしたっけ?)、スッと味を切ってくれました。
つまみの最後は毛蟹とばふんうにのタワーにすだちのジュレをかけたもの。
ちびちびつまみながら、いくらでも飲めちゃいそうなやつでした。
ここから握りになりましたが、完成度の高さが半端なかったです。
ネタとシャリのバランスや一体感がさらにとんでもない域に達していました。
ネタは基本シャリに絡みつくような柔らかい物が多いのですが、柔らかさの中にも無論ネタごとに食感の違いあり。
そんなネタに合わせてシャリの量や握り方を変えられているので、ネタとシャリのどちらかが勝つことがなく、ほぼ同時に口内からスッと消える感じ。
1貫目のかすごの柔らかさとはんなりとした深い旨味にいきなりやられ、シャクシャクと柔らかくジューシーなほっきに悶絶させられました。
ちなみに、この日の握りではほっきが一番ふんわりと柔らかく握られていましたね。
その後もまはた、赤身漬け、金目鯛とホームランを連発。
こはだの香りに癒され、また中とろの柵漬けでガツン。
そのまま、軽くスモークした桜鱒、ミディアムレアな火入れの車海老、穴子棒寿司でフィニッシュまで持って行かれました。
酒も結構いただいて最後にとろたくを追加して、勘定は3万円ちょっと。
今回も満腹満足いたしました。
どうもご馳走さまです。
ご無沙汰していた間に、入口近くに小さな個室が出来ていました。
今回は週末でカウンターの予約が取れなかったため、初の個室利用です。
トップバッターは余市のばふんうにをのせたとうもろこしのプリン。
ひんやりとした口当たりで、品の良い甘さ。
シンプルですが宮川さんらしい、絶妙な塩梅の逸品でした。
続いてあかはたの昆布締め。
薄切りにされた身は軽く脱水されたような感じで、柔らかくもプリッと弾力あり。
しっとりと程良く脂がまわり、旨味も香りもしっかり。
これもめちゃくちゃ美味しかったです。
太刀魚は漬け焼きで。
肉厚でほろっと柔らかく繊細な身質。
薬味は山わさびに柚子を混ぜたものと木の芽。
相変わらず宮川さんの薬味使いは素晴らしいですね。
いつもの煮鮑はいつものごとく、食後シャリを投入。
極上のマヨネーズご飯って感じで、これがまた美味しいんですよね。
続いては甘鯛の唐揚げ。
当然のごとく、鱗パリッパリで身はホクホク。
昆布主導の鰹昆布だし餡と、大葉よりも香りの優しいペリーラでいただきました。
にしんは水茄子と一緒に味噌和えに。
脂の乗ったにしんに、瑞々しくフルーティーな水茄子と茗荷の独特な清涼感がベストマッチ。
味噌味の塩梅も濃過ぎず薄過ぎず、このあたりのさじ加減が素晴らしい、というか私好みでした。
握りは相変わらず一体感があって、ネタとシャリも私好みのバランス。
それにシャリが絶品ですね。
固めの炊き加減で、塩や酢のパンチを感じさせながら角はなく、宮川さんらしい優しい味わい。
久しぶりに宮川さんのシャリの美味しさを堪能させていただきました。
今回も美味しい料理と大将の優しい笑顔に癒されました。
また近いうちに再訪したいのですが、さすがに年内は厳しいかなあ。
ともあれ、どうもご馳走さまでした。
5月に続いて、今年は2回もお邪魔できて嬉しい限り。
1品目の金目鯛とたちの蕪蒸しから悶絶。
抑制の効いた典雅なだし餡に、蕪の鄙びた風味の取り合わせがたまりません。
旭川の某店も良かったですが、やはり格が違うと言わざるを得ませんね。
皮目を湯引きした真鯛の刺身の熟味と柔らかさと、適切な厚みに瞠目。
そして、漬けにして藁で燻したはがつおの濃厚な旨味で、完全に宮川ワールドへ持って行かれました。
お初のぶり大根は単体ですと「うん、まあ、美味しいですけど」という感じなのですが、柚子皮をしのばせた山わさびといただくとビックリ。
わさびや辛子じゃダメ、これしかないという味の締まり方で、本当宮川さんの味覚センスには脱帽です。
定番のあわびのソースは過去の写真と見比べると明らかですが、初期と比べるとだいぶさらりとしたものになりましたね。
過去はもっと肝の緑色がかったどろりとしたタイプでしたが、個人的にはそっちの方が好みですかね。
香箱蟹もこの季節だと定番ですかね。
外子が入った黒酢ソースと身や内子をしっかり混ぜていただくと、これが美味しいのなんの。
目の前に置かれる際すっと沈み込むような動きを見せる端正な握りは、丁寧な仕事が施されネタとシャリの一体感が抜群。
赤むつ、赤身漬け、中とろ柵漬け、こはだあたりでガツンガツンとやられ、酢と塩で締めてから寝かせて仕上げに皮目を藁で炙ったさわらでさらにガツン。
舌と上顎で簡単に崩れそうなぐらい柔らかく、皮目の香ばしさ、しっとりと柔らかい身の旨味の底深さに、ただただ驚嘆するほかありませんでした。
思いのほか薄味でだしの香りがやや悪目立ちするいくらや、あまり香りが感じられない車海老で少し失速。
しかし、追加でいただいた大助の上質なスモークサーモン感で持ち直しました。
次回は来年の夏くらいに来られると嬉しいですね。
どうもご馳走様でした。
年1回はお邪魔しているお気に入りのお店です。
この日のつまみはしゃことアスパラガス、じゅんさいに酢橘のジュレをかけたものでスタート。
初夏らしい爽やかな美味しさで、この後の料理への期待が高まります。
続いて静岡の花鯛のポン酢がけ。
花鯛は地方名だと思いましたが、やはり稚鯛の別名でした。
しっかり寝かせたような柔らかさと旨味がたまりませんね。
ただ、特にクセがあるわけでもないので、たっぷりのせられたねぎは蛇足のような気も。
ほっき貝と山うどの酢味噌和えもいいですね。
食感の対比も酢味噌の塩梅も当然素晴らしいのですが、上に散らされた焦がし松の実がグッジョブ過ぎ。
この香ばしさとほろ苦さが、いわゆるぬた的な惣菜風味を一段も二段も深みのあるものにしていました。
なんでこんな取り合わせを思いつくんだろうと感心しきりです。
いつものあわびはもちろん美味しいですし、久しぶりのしゃり玉追加も満喫。
肝ソースの卵黄とシャリの酢が合わさって、卑近な例えですが極上のマヨネーズご飯といった雰囲気で面白いです。
やっぱり宮川さんとこのシャリは美味しいなあと、ここで再確認。
にしんを梅肉やかいわれ、しその芽?などで和えたものも美味。
脂ののったにしんがさっぱりといただけました。
最後のつまみはこの季節にまさかの香箱がに。
噴火湾産でしたっけ?
以前秋にいただいた時と同じく、黒酢のジュレに外子を混ぜたものをかけてありました。
さすがに外子は小さく内子の量も少ないですが、間違いのない美味しさ。
酒のアテにちびりちびり楽しませていただきました。
にぎりは端折り気味に。
以前よりもシャリの酢や塩が強くなって、さらにパンチが出たような。
とても美味しいシャリですが、ネタによっては1貫の握りとしてちょっと味が濃かったり、バランスを欠いた感があったような。
一番グッと来たのはかつおですかね。
炭火で炙った皮目はパリッパリ、身はねっとりの対比が素晴らしく、実にわかりやすい美味しさでした。
赤身は柵の状態から角が丸くなっていて色味も深く、いかにも脱水して凝縮されたような風合い。
どこのまぐろか聞きませんでしたが、この季節にこんな美味しい赤身がいただけるとは思いませんでした。
金目鯛も程良く脂がのって、しっかりとした食感と旨味。
これもメチャウマでしたね。
その他薬味としてしょうがを使ったあおりいか、身厚のとり貝、あじ、とろあたりも美味しかったです。
一方穴子は旨味が物足りず、ばふんうには苦味が少し気になりました。
この日はランチを食べ過ぎて腹具合が万全ではなかったため追加注文できず。
皆さん色々追加されていてうらやましかったです。
今年はもう1回ぐらいお邪魔したいですね。
どうもご馳走さまでした。
こよなく愛するすし宮川さんに、久しぶりにお邪魔することができました。
つまみはいつもながら見た目も味も素晴らしいの一言でした。
ずわいがにや野菜の酢橘ジュレがけは見た目通り涼やかな一品。
赤はたの薄造りはしゃっきりと歯応え良く、上品な旨味でとても美味しいです。
太刀魚の南蛮漬けは辛味の強い大根おろしでさっぱりと。
にしんはしめさばなんかでよくやられていた腹側を藁で燻して、皮目を炭火で炙ったやつです。
皮目はパリッと香ばしく脂ののったにしんに、繊細な細切りのねぎやきゅうり、みょうが(でしたっけ?)がどんぴしゃりでした。
蒸しあわびはいつもの肝ソースですね。
最後のあんきもはふわっと軽くムースのような口溶けでこれまた美味。
酢橘の皮や多めのわさびのおかげで特有の風味(好きな人は好きな)が抑えられ、あん肝のエッセンスのみが味わえました。
握りは相変わらず赤酢ブレンドのシャリが美味しいですね。
固めの炊き加減で塩や酢も良い塩梅でコクがあります。
握り加減はネタの食感に合わせて微妙に調整されているように見受けられました。
柔らかめのネタは優しくふんわりと、咀嚼を要するようなネタはしっかりめに握られているような気がします。
おかげでどの握りもネタとシャリがバランス良く絡み、一体感も抜群です。
いただいたのは以下の通り。
金目鯛
まぐろ赤身漬け
いさき
中とろ柵漬け
こはだ
あじ
とりがい
ときしらず
むらさきうに
穴子
玉子焼き
どれも美味しかったですが、この日は旬のいさきがピカイチ。
旨味が予想外にもの凄かったです。
間違いなく今までいただいたいさきの中でナンバーワンでした。
ときしらずもすごく良かったですね。
塩と酢で締めて寝かせてから藁で燻してあって、早い話がスモークサーモン的な味わいなんですけど、恥ずかしながら(?)これがとても美味しかったです。
身にしっとり脂がまわっていますが決してクドくはなく、実にわかりやすいパンチがあって最高でした。
その他金目鯛や沖縄のまぐろ、あじなんかもとても良かったですね。
シメの玉子焼きも、贅沢な味わいかつきめ細やかな口溶けで美味しかったです。
お酒は夏酒が多かった印象ですね。
この日は6月だというのに結構寒かったので燗酒ばかりいただいたのですが、燗上がりする酒が少なくてちょっと残念でした。
ともあれ、今宵もつまみから握りまで、心の底から堪能させていだきました。
大将の味の組み立てのセンスやバランス感覚はやはり天才的ですね。ブラボー。
宮川さんの寿司をいただくために、また札幌に遊びに行きます。
どうもご馳走さまでした。
三つ星おめでとうございます。
「フランスのタイヤ屋の星なんて・・・」などと嘯くこともありますが、いざ自分の好きな店が星を獲るとなると嬉しいものですね(笑)。
今回も素晴らしい料理の数々、しかと堪能させていただきました。
つまみは夏らしく見た目も味も涼やかな物や、いつものあわびや金目鯛、焼いた赤茄子にうにと味噌をのせたものなどをいただきました。
当然のごとく全て美味しいのですが、中でも温かな赤茄子とひんやりとした口溶けのうに(しかもばふんうにとむらさきうにの2種)の取り合わせが素晴らしく、とても気に入りました。
金目鯛を昆布締めにして軽く漬けにしてから炭火で炙ったものも、皮目の香ばしさと身のねっとりとした旨味が最高ですね。
このアテで飲む日本酒の旨いこと、旨いこと。
握りは美しい流線型で、どのネタとも一体感抜群。
ネタはもちろんのこと、シャリの美味しさが特筆ものです。
炊き加減は固めで粒感が感じられて、しっかり酢や塩が効いていますがカドはなく、コクがあって実に美味しいシャリです。
赤むつやくえといった白身はしっかり旨味を引き出しながら、フレッシュな歯応えも同居。
艶っぽい色合いのまぐろは特にシャリとどんぴしゃで、美味しいのなんの。
シャリに細かく刻んだたくわん、紫蘇、茗荷、ゴマを混ぜ込んだいかの印籠詰めも、実に手が込んでいて香り良し。
その他どの握りも全て美味しく、ひとつひとつ挙げるとキリがないので、このへんで割愛させていただきます(笑)。
また時間を見つけてお邪魔したいと思いますが、次回は来年になっちゃいますかね・・・。
どうもご馳走様でした。
久しぶりにお邪魔しました。
やっぱり宮川さんの寿司は美味しいですね。
接客や雰囲気も含め、全てがパーフェクトでした。
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2015年1月
ちょびっと写真を追加。
やっぱり抜群に美味しいです。おすすめ。
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2014年12月
先日札幌へ遊びに行った際、お邪魔してみました。
先行レビュアー様の口コミを拝見してかなり期待しておりましたが、その期待をなんなく跳び越えるような素晴らしい店でした。
あれこれ趣向を凝らしたつまみも面白かったですし、熟成や仕事によって素材の旨味と香りを徹底的に引き出した握りは感動モノです。
時に凝り過ぎて、やり過ぎ感を感じることもないではないですが、どの料理も間違いなく美味しかったです。
久しぶりに食事をして感動し、良い芸術作品に触れた後のような素晴らしい余韻を感じることができました。
こちらのお店は、道産に拘らず日本全国津々浦々から良い素材を集めてらっしゃいます。
しかも、かなり仕事が入っていますので、フレッシュでダイレクトな素材感を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
ですので、札幌へ来て新鮮な地の魚介類を楽しみたいという向きには全くオススメいたしません。
北海道という土地は関係なく、「とにかく美味しい寿司が食べたい!」という方だけに、強く推薦したいお店です。
以下、食べたモノについて
★たちの茶わん蒸し
炭火で炙った白子が香ばしいです。
寒い屋外から来ると、暖かい一品は嬉しいですね。
★真鯛の刺身
1週間寝かせた真鯛はねっとり柔らかく美味。
醤油は鯛の骨のダシ入りと凝ってます。
それは良いのですが、甘味が強いのが気になります。
正直通常の上質な醤油、もしくは塩でも良いのでは・・・と思いました。
★たこの柔らか煮
美味しいです。ツメも甘すぎなくて良いです。
★蒸しあわび
それだけでも十分美味しい蒸しあわびを、あわびの肝で作ったソースでいただきます。
肝ソースは想像していたよりもかなり粘度が高め。
美味しいことは美味しいのですが、個人的にはもっと粘度を下げた方が良いのではないかと思いました。
残ったソースにシャリを入れてくれるのですが、シャリが抜群に美味しいです。
固めの炊き加減でしっかりとしたコクと酸のキレがありました。
★しめ鯖炙り。
皮目に針で穴を空けてから、炭火で炙ってあります。
皮のパリパリ感が尋常じゃなく、とても美味しいです。
締めた後に藁で燻してあるらしく、ひと手間もふた手間もかかった一品です。
★香箱がに
金沢でいただいたものよりもはるかに美味しいです(笑)。
そのままでは美味しくもなんともない外子を使ったジュレのぷちぷち感も心地良いです。
以下握りです。
肝ソースと一緒にいただいたシャリが、そのまま食べてもウマイんじゃないかと思える程明確なウマさだったので、逆に握りになるとどうなのか心配でしたが杞憂でした(笑)。
★赤むつ
昆布〆にしてある上にかなり熟成されているようで、素材の旨味と香りが半端なく引き出されています。
抜群に美味しいシャリと十分渡り合っている上に、ねっとりと柔らかく一体感もあります。
魚の旨味と香り、シャリのコクと酸味、そしてわさびの爽やかさが口の中で混然一体となる瞬間は至福。
一発目から唸らざるを得ません。
★まぐろ漬け
大間のまぐろの赤身を数分漬けたもの。
まだ1週間とやや熟成が足りない感じはありましたが、とても美味しかったです。
★中とろ湯霜漬け
湯霜にして6時間ヅケにしたもの。
さっきの赤むつもそうでしたが、旨味は濃厚ですが良い意味で脂っ気を感じずさっぱりといただけます。ウマイです。
★こはだ
えびのおぼろをかませて。良い〆具合。これも美味。
★かますの棒寿司
すみません、印象に残ってません(笑)。
★しゃこ
ようやく北海道らしいものが(笑)。
肉厚で美味しいです。
★ぶり
軽く〆てあります。
これもしっかり旨味と香りが引き出されています。
★うに
うにを混ぜた酢飯の上に焼き海苔を散らし、さらにうにを乗っけてあります。
美味しいに決まってます(笑)。
罰当たりな一品です。
★いくら
軽やかで臭味なし。美味しかったです。
★穴子
究極の柔らかさ。ツメも甘すぎず美味しかったです。
★鰆
〆て、藁で燻して、2週間以上熟成させたらしいです。
大将曰くちょっとハムみたいですとのこと。
練れた味わいで美味しかったです。
★玉子
スフレのようなキメの細かい食感。
甘いモノが苦手な私でも、問題なくいただけました。