3回
2023/12 訪問
このレビューは次の方に向けて書いてみました。
静岡県焼津市で…
・美味しいフランス料理をお求めの方
・サスエ前田魚店の魚介を堪能したい方
・ワインペアリングを楽しみたい方
・同行者と楽しいひとときを過ごしたい方
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2023年12月某日
お友達と伺う。
5ヶ月ぶりの再訪。
フレンチらしからぬ店名と店構えにお友達は興味津々。
メニューはおまかせのコースのみ。
今回も駿河湾キュイジーヌを存分に。
幸せ過ぎるひとときだった。
◯蛤のスープ
↓
この日が蛤の解禁日との事。そういうタイミングで立ち会えると何か嬉しい。
大粒で旨み豊かな蛤と聖護院大根を蛤出汁のコンソメで。優しい美味しさと温もりが心身にじんわりと沁みわたる。
◯メバルのフリット
↓
しっとりとふわふわを両立させた様な食感。
味つけは塩。旨みを引き出していた。
◯鯵
↓
泳がせ釣りの鯵の切身を生で。
前回も生でいただいたけど、相変わらず絶品。
青魚特有のくせを感じず、旨みだけを存分に堪能できた。春菊のピュレと合わせるとまた趣異なる美味しさ。
◯鰆炭火焼き
↓
朝活き締めした鰆。焼けた皮の香ばしさが身の美味しさをより際立たせる。
茄子のピュレは程よい甘さ。蕪のマリネで舌をリセット。
◯イトヨリダイのコンフィ
↓
焼かないで加熱するので、イトヨリダイの色鮮やかさを損なわない。
淡白な味わいの魚なので、甲殻類のビスクやドライトマト等で旨みを絶妙な塩梅に。
◯太刀魚のパイ包み焼き
↓
スペシャリテ。今回は太刀魚。
前回の朝獲れシラスも絶品だったけど、太刀魚は身が厚めで食べ応えがあった。
玉葱の甘み、大葉の風味、クリームブールブランのコク全てのバランスが絶妙。
◯高森和牛の炭火焼き
↓
山口県岩国産の和牛をしっとりジューシーに焼き上げ。
極めつけは、その牛が食べていたのと同じ藁を燃やして燻煙で香りづけ。
美味し過ぎてにやけてしまう。
◯伊勢海老のリゾット
↓
調理前に立派な伊勢海老がお披露目。
リゾットはもち麦と玄米というヘルシー仕様。
伊勢海老の美味しさは言うまでもなく、伊勢海老の旨みを吸い込んだリゾットはもう最高。
◯柿のコンポート、ヨーグルトのシャーベット
↓
コンポートは赤ワインを使う事で味と香りがリッチに。爽やかに甘酸っぱいシャーベットともよく合っていた。
◯ピスタチオのアイスクリーム
↓
今回はピスタチオ。かなりふんだんに使用していると思われ、口にするとナッツの芳香を鮮烈に感じた。
◯飲み物
・スパークリングワイン(NA)
・赤ワイン(NA)
次回は2024年5月で再訪決定。
今から楽しみ。ごちそう様でした。
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シルバーAW2024
2024年目標:年末までに対象店舗を通算10店訪問。
再訪なので積み上げ無し。通算7店訪問済み。
次回訪問予定の対象店舗
「草喰なかひがし」京都市/日本料理※再訪
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フレンチEAST百名店2023
2024年目標:年末までに対象店舗を通算15店訪問。
再訪なので積み上げ無し。
対象店舗を通算12店訪問済み。
次回訪問予定の対象店舗
「馳走西健一」静岡県焼津市(連続訪問w)
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主な近日訪問予定(4月~5月)
「草喰なかひがし」京都市/日本料理※再訪
「ビフテキのカワムラ銀座店」東京都銀座/鉄板焼
「銀座しのはら」東京都銀座/日本料理
「GITA」愛知県豊川市/イタリア料理※再訪
「BAROSSA cocktailier」岐阜県岐阜市/バー
「須崎食料品店」香川県坂出市/うどん
「讃岐うどん がもう」香川県三豊市/うどん
「日本料理FUJI」静岡県静岡市/日本料理※再訪
「天ぷら荒川」埼玉県さいたま市/天ぷら
「焼肉喰心」埼玉県さいたま市/焼肉
「馳走西健一」静岡市焼津市/フランス料理※再訪
2024/04/20 更新
2023/07 訪問
全ての料理に「こんなに美味しい◯◯(魚名)は初めて」と思ってしまった。
このレビューは次の方に向けて書いてみました。
焼津市内で…
・駿河湾の魚介を駆使したフランス料理を食べたい方
・「サスエ前田魚店」の圧倒的な魚介を堪能したい方
・同行者とはもちろんひとりでも楽しいひとときを過ごしたい方
・上記以外の方
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2023年7月某日
ひとりランチを実施。
訪問1ヶ月前…
某予約サイトを見ていたら、偶然「馳走西健一」様のランチが1席だけ空いているのを発見。
予約困難店だし前から気になっていたので即予約。
(最近このパターンが多いですw)
そして翌日職場に有休を申請。
今更ながら静岡県の飲食店の躍進が凄い。
その原動力のひとつが、このお店の仕入れ先である焼津の鮮魚店「サスエ前田魚店」の存在だと思う。
静岡県の予約困難店は、大体この鮮魚店から魚介類を仕入れている模様。
メニューはお任せのコースのみ。
素材の質と卓越した技量に終始圧倒された。
コースの大半は魚料理。
魚はサスエ前田魚店の手法が施されていて頭抜けた美味しさ。
手法については敢えて書かない。是非お店を訪問して料理毎にシェフが説明するのを聞いて楽しんでほしい。
そして極上の食材を昇華するシェフの技を味わってほしい。
◯コーンスープ
↓
ドルチェドリ(とうもろこし)と塩と水だけで作ったスープ。濃厚な甘さが際立つ。
◯カマスのフリット
↓
カマス半身をまるごとフリットに。
自家製カラスミで風味づけ。好みで添えられたフレーク状の塩で。
カマスとは思えないほどふわふわした身に驚愕。
◯鯵
↓
肉厚の鯵を生で。敢えてポーションを大きめにする事で、旨味や食べ応え抜群。
赤玉葱、茶豆、金時草を添えてサラダ仕立てに。
◯めじ鮪の(たぶん)コンフィ
↓
背と腹をひと切れずつ。腹は軽く炙り。ハーブやマスタード、蕪マリネ、ドライトマトを添えて。
成魚である本鮪とは趣異なる美味しさ。
◯パン、海藻入りバター
↓
バターは海藻が練り込んであった。
バターのコクと海藻の風味が融合して見事な複雑味。
パン自体も美味しく半分はバターをつけて、残りの半分は後述の料理のソースをつけた。
◯鰆のポワレ
↓
メインの魚料理。
鰆の焼き加減はレアめ。それでも火が通ってしっとりした口当たり。
シェリービネガーソースの酸味がポワレに良く合っていた。
◯朝獲れシラスのパイ包み焼き
↓
スペシャリテ。
具材は仕入れ状況で太刀魚等に変わるらしいけど、朝獲れの生シラスがあれば必ず使う模様。
具材は生シラス、玉ねぎ、大葉。ソースはブールブランに鰯の魚醤。
ものすごい複雑味に思わずニヤけてしまう。
◯山口県岩国産 高森和牛もも肉のステーキ
↓
このお店で使う前提で育てた生後31ヵ月の雌牛。
素人目でも分かる極上の赤身肉。
炭火焼きの後、牛が食べていたのと同じ藁を焼いた煙で香りづけ。
表面はこんがり、中身は濃いめの綺麗な赤身。
筆舌尽くし難い美味しさ。好みで塩漬け胡椒をアクセントに。
付け合わせは白茄子。
◯タイラ貝とイカ墨もち麦玄米リゾット
↓
淡白で上質な貝と優しい旨味のイカ墨リゾット。
貝の白身とリゾットの黒のコントラストを穂紫蘇の紫が引き締めていた。
◯桃、白ワインのジュレ、ミントのシャーベット
↓
上質な桃にジュレとシャーベットを合わせた清涼感溢れるデザート。
爽やかな甘酸っぱさ。
◯ヘーゼルナッツのアイス
↓
甘さ控えめでナッツの風味が濃厚。
冷凍し過ぎないで食べやすい固さに調整されていた。
◯飲み物
・ノン×2(豪州のソフトドリンク)
・コーヒー
次回は12月に2名で再訪決定。同行者は未定w
それとキャンセル等で空きがあれば狙っていきます。
ごちそう様でした。
2023/09/09 更新
このレビューは次の方に向けて書いてみました。
静岡県焼津市で…
・美味しいフランス料理を召し上がりたい方
・サスエ前田魚店が仕立てた魚介を堪能したい方
・ワインペアリングがお好きな方
・同行者と楽しいひとときを過ごしたい方
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2024年5月某日
ひとりで伺う。
この週末は「馳走西健一」様を予約済み。
万難排したい(≒訪問当日の休日出勤は断りたい)ので、GW明けてから訪問前日までの間、長時間残業や休日出勤の要請は二つ返事で全て引き受けた。
メニューは「おまかせコース」のみ。
最後まで続く珠玉の魚料理の数々。
何より前回、前々回を通して扱う魚介類の多さに圧倒された。
(これまでのところ、毎回出てくるのは鯵だけ)
◯広島県産蓴菜(ジュンサイ)とトマトエキスのジュレ
↓
だんだん暑くなってきたので、こういう冷菜が最初に出てくると嬉しい。
蓴菜はシェフ出身の広島産。瑞々しさと適度な歯応え。トマトエキスジュレは無色透明なのに味と香りは濃厚なトマト。
◯ハナダイのフリット
↓
チダイの別名。お店から10分くらいの海で獲れた超近海魚。
ふんわり軽やかな口当たりは、あの魚屋さんの仕立てがなせる技(シェフの弁)
でも極上の魚を活かしきるのは、シェフの卓越した技量。
◯白ミル貝、カリフラワーのムース
↓
コリコリした食感が楽しい白ミル貝。
噛む度に海の香りと貝の旨みが口に広がる。
貝単体で美味しいけど、カリフラワーのムースに粒マスタード、自家製の大蒜パウダーで整ったお味。
◯泳がせ鯵、柑橘のマリネ
↓
スペシャリテのパイ包み焼きと双璧を成す(と勝手に思っている)鯵のマリネ。
毎回出てくるけど本当に信じられない美味しさ。
是非一度味わって欲しい。
◯神経〆した金目鯛の(たぶん)コンフィ、貝と魚出汁のスープ仕立て
↓
数百匹に1匹の割合で獲れる極上の金目鯛を船上で神経〆。
金目鯛とは思えない柔らかくもしっかりした肉質でとても美味しい。
この日使った貝や魚出汁でブイヤベース風のスープと共に。色んな魚の旨みがもたらす複雑味が堪らない。
余談だがGW中に静岡市の「日本料理F◯JI」様でも金目鯛のコンフィを堪能した。あちらも凄腕漁師が釣り上げた極上品だった。
同じ食材を同じ調理法で。フランス料理と日本料理で味わえて幸せ。
◯鰯のパイ包み焼き
↓
スペシャリテ。今回は鰯。
鰯のミンチと玉葱の旨みが絡み合い、大葉の風味が異なる食材をまとめ、パイ生地で閉じ込める。
栗と鰯の魚醤のソースとあわせて、非の打ち所のない美味しさ。
余談だが先月、都内の「ラ·ボ◯ヌタ◯ブル」様で料理系YouTube界隈で有名(?)な『パイ包みニキ』氏の河豚と帆立のパイ包み焼きを堪能した。
月をまたいで極上のパイ包み焼きにありつけた。
美味しい物を食べ過ぎて、反動でバチが当たりそう。
◯アブラボウズの(たぶん)ポワレ
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焼物はいつもなら和牛の炭火焼き。
でも今回はアブラボウズという深海魚を使用。
この日は完全に魚介のフルコースと相成った。
58㎏という巨体の切身は上質な鶏肉みたいな口当たり。
きたあかりのピュレとフォンドヴォーで、和牛と比べて淡白なコクを補い、メイン料理に相応しい食べ応えがあった。
◯手掘り浅蜊のリゾット
↓
浜名湖産青海苔ともち麦玄米のリゾット。
大粒の浅蜊の旨みも加わり、心底日本人で良かったと思えるひと皿。
海苔はペースト状になる代わりに、ケールの素揚げで海苔のパリパリ感を補っていた。
◯デザート
・桃薫(苺、トウクン)、白ワインジュレ、フローズンヨーグルト
・川根産無農薬ほうじ茶のアイス
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デザートはどちらも氷菓を使用。
この日はまあまあ暑かったので、その心遣いが嬉しい。
ひと皿目は、桃の味と香りがする苺「桃薫」。
白ワインジュレとフローズンヨーグルトで爽やかな清涼感。
ふた皿目は、ほうじ茶のアイスクリーム。
上品な甘味の中に、川根産ほうじ茶の香ばしさが醸し出す静岡のテロワール。
●飲み物
・NAスパークリングワイン(すっきりした味)
・NAスパークリングワイン(ややリッチな甘味)
・珈琲(食後)
↓
ペアリングのメニューはアルコールのみ。
僕なりにノンアルワインでペアリングを考えてみた。
前半は料理の味わいをそのまま感じたいので、ドライな口当たりのを。
後半は料理との相乗効果を期待して、少し重めな口当たりのを。
次回は10月に再訪予定。
ごちそう様でした。
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シルバーAW2024
2024年目標:年末までに対象店舗を通算10店訪問。
再訪なので積み上げなし。
これまで通算7店訪問済み。
次回訪問予定の対象店舗
「くるますし」愛媛県松山市/寿司
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フレンチEAST百名店2023
2024年目標:年末までに対象店舗を通算15店訪問。
再訪なので積み上げなし。
これまで通算12店訪問済み。
次回訪問予定の対象店舗
「Maison DIA Mizuguchi」名古屋市
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主な近日訪問予定(6月~7月)
「天菊」福井県福井市/天ぷら
「蕎麦やすたけ」福井県福井市/蕎麦
「鉄板キュイジーヌ長尾」岡山県岡山市/鉄板焼※テイクアウト
「くるますし」愛媛県松山市/寿司
「須崎食料品店」香川県三豊市/うどん
「蛤坂まえかわ」石川県金沢市/焼鳥
「茶懐石 温石」静岡県焼津市/日本料理※再訪
「好し智」静岡県浜松市/天ぷら