大阪の江戸焼鰻が美味しい店10選

大阪の江戸焼鰻が美味しい店10選

鰻料理は東京発祥で、背開き白焼きに蒸しが入る江戸焼は大阪でも熱い支持を受けている。大阪の美味しい江戸焼鰻の名店を厳選。土用に江戸焼鰻を食べてこの暑い夏を乗り切ろう。写真は鰻にしはらの鰻丼大。注文を受けてから作る鰻丼は半端ない美味しさ。令和2年9月18日改訂。

更新日:2020/09/18 (2017/07/24作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる2518の口コミを参考にまとめました。

鰻は江戸焼が美味しい!

鰻料理は東京発祥で、背開き白焼きに蒸しが入るフワフワの江戸焼は大阪でも熱い支持を受けている。何故私が江戸焼鰻が地焼きよりも優れていると思うかというと1)江戸焼鰻の店あさずの店主は最初地焼きの店で修業していたが江戸焼鰻の圧倒的美味しさに1から修行をし直す。2)地焼きの店舟屋は客からの鰻が硬いという苦情に江戸焼の蒸しのテクニックを取り入れ超人気店に。3)地焼きの店は鰻を御飯の中に入れて蒸すというまぶし(まむし)というテクニックで蒸しを取り入れている。4)大阪を代表するデパートの大丸と高島屋と阪急と近鉄が全て江戸焼鰻の店しかない。5)地焼き発祥の大阪でも食べログ鰻ランキングトップ5のうち3軒は江戸焼鰻の店。東京から来た人は関西発祥の地焼きを食べるのも一興だが、本音で生きている大阪人なら、土用に江戸焼鰻を食べるのが正解。これまで大阪の江戸焼鰻に絞ったまとめは全くなく、私が作ることにした。例によってゼロベースで大阪の江戸焼鰻の名店を食べ歩き、美味しいと思う店だけを紹介。紹介順は食べログの評価順(低→高)。今回大阪中の江戸焼鰻を食べて解ったことは、江戸焼の最も大事な工程は蒸しにあり、ふわふわの鰻を作ることが大切だという事。表面がパリッとした鰻は、地焼きに慣れている私には問題はないが、江戸焼の場合、作り置きを2度焼した可能性がある。たれも重要で焼きの段階でどれだけ多くの鰻の脂と旨味が浸み込んでいるかが大切。したがって鰻店の新規参入は難しい。ともあれ大阪江戸焼鰻の美味しい店のまとめは私の自信作。これで今年の暑い夏も鰻を食べてEPAとビタミンB1補給して乗り切ろう。

菱富 本店

大阪×江戸焼鰻で検索すると真っ先に出てくる名店。宗右衛門町のど真ん中怪しげな案内所に取り囲まれながら凛とした良心のように建っている。鰻はかなり柔らかく蒸しを中心に殊更江戸焼を強調している。特筆すべきはたれの美味しさ。100年以上継ぎ足しされて宗右衛門町にビルが建つほど流行った鰻店の天文学的な鰻の脂が沁み込んだたれは半端ない美味しさ。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B281612831/

赤坂ふきぬき 大丸心斎橋店

赤坂の有名鰻料理店ふきぬきの大阪支店。昔よく東京出張の時に行っていた本店の美味しさを彷彿とさせる名店。鰻重全体を覆い尽くす大き目の鰻のビジュアルは圧巻。蒸しも焼きも素晴らしく江戸焼鰻の基本のフワフワ感は健在。タレは一朝一夕には出せない味。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B280552902/

移転後の新店舗を最後に表示

東京竹葉亭 なんばダイニングメゾン店

昔から竹葉亭で鰻を食べてきたので、私の江戸焼鰻の味の基準は竹葉亭。代替わりして竹葉亭、東京竹葉亭、大阪竹葉亭の3社になったが、その中で食べログの評価が最も高い店がここ。蓋を開けると重箱一面に鰻が。これこれ。慣れ親しんだ情景。昔からあまりに食べているのでまるで家の鰻重を食べているみたいだ。柔らかい鰻がたれの浸み込んだ御飯の上に。たまりません。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/

大阪うなぎ組

くま3やしゃにむになど大阪で10店舗以上のレストランを経営する寺田氏の店。店内はコンクリート打ちっぱなしで鰻店としてはモダンな感じ。鰻の新店で最も困るのはたれだが、15年物のつけだれを使っているらしい。この店の特徴は表面をわりあい比較的パリッと焼き上げているところ。外はパリッと中はふんわり。女性が喜ぶ外観。老舗鰻店には無い笑顔のサービス。周到に計画された鰻店。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B281361736/

舟屋

寺田町駅前にある80年の伝統を誇る人気鰻店。行列が絶えずランチはラストオーダー前に売り切れ必至。一番人気の特上鰻重は別名はみだし重とも呼ばれ、鰻が重箱からはみ出している。腹開き+蒸しで江戸前と地焼のハイブリッドで焼かれた鰻は肉厚で柔らかく、80年の伝統のたれが浸み込んだ御飯との相性もばっちりで別次元の美味しさ。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B282076628/

志津可

西天満にある大正初期創業、現在3代目の100年以上の歴史がある江戸焼鰻の人気老舗店。予約必須だが、1日20食限定の大井川の伏流水で育ったブランド鰻、共水鰻の特選鰻重が名物。白焼き後、蒸しの工程を加えた状態にしてあり、注文を受けてから、タレを3度漬けて備長炭で焼き上げる。共水鰻は小振りで分厚さも無いが、脂が乗っており鰻そのものの味が別格の美味しさ。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B284049523/

江戸前うなぎ あさず

南海高野線住吉東駅から国道30号へ抜けたすぐの所にある江戸焼鰻の名店。店主は最初地焼きの店で修業していたが江戸前鰻の美味しさに開眼。修行し直すという経歴を持つ。鰻は徳島県産で、私の江戸前鰻探究シリーズ史上最も柔らかい。実際食べると口の中で溶ける感じ。しかも鰻は上質で分厚さがあり、口の中一杯に広がる美味しさは格別。たまりません。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B282280131/

ふくのや

北新地有名料亭かが万グループの和食店がランチ時のみ鰻重を提供している。ちょっと小振りの重箱を開けたとたんに鰻のいい香りが。赤出汁も美味しくサイドも手を抜いていない。山椒とたれはかけ放題。上に鰻肝も一つ載せるというなかなかの演出。小振りの重箱をはほぼ完全に覆い尽くす鰻の量もいい。御飯も美味しく鰻との相性もばっちり。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221

吉寅

堺筋本町の交差点を北上し備後町1丁目の交差点を右折すると細い路地に門が見えるのが入口。店内はテーブル席と座敷がある。鰻丼定食は鰻丼をあえて一種類にすることで丼のクオリティーを上げている。外はパリッと中はふわふわの鰻、80年間継ぎ足しの伝統のたれ、少し硬めの御飯の水準の高い非常にバランスの取れた大阪屈指の江戸焼鰻店。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B282469168/

鰻 にしはら

裏谷四にある大阪江戸焼鰻ナンバー1の店。ミシェランビブグルマン店。食べログの鰻部門でも断トツの1位だ。もはや完全予約制に近い。鰻は国産の五本ものを個一で焼き上げた物。鰻のふわっと感じは半端なく、食べると口の中でちょうどいい具合にほどけ、口から鼻腔に鰻の香ばしい香りが抜けてありえない美味しさ。ふわとろの鰻、やや甘めのたれ、少し硬めに炊いた御飯の三位一体攻撃に撃沈する。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B282530386/

赤坂ふきぬき 大丸心斎橋店

大丸心斎橋店の建て替えで北館に移っていたふきぬきが再び本館へ凱旋。店はややカジュアルになったが上質。鰻はもちろん蒸しが入る江戸焼きだが、少し強めに焼いてあり外は香ばしく中はジューシーで少し地焼きに寄せている。詳細はhttps://tabelog.com/rvwr/000898221/rvwdtl/B430325646/#120336208

※本記事は、2020/09/18に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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