レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
2回
2018/11訪問 2018/12/14
1年振りに岐阜の柳家さんに遠征です。
昨年は9月の訪問でしたが、11月が一番楽しめるシーズンとのことで今年になってすぐに予約してました。
柳家さんはこの1年の間で更に評価されたようで、フランスの世界のレストラン500選に選ばれたそう。
なんでも近々フランスまで出向き、マクロン大統領から表彰を受けるそうで。
日本のみならず世界中で評されるのは凄いですね。
しかし、食事という時間を楽しむことに関しては最高で変わりないですが、質は昨年の方が良かったです。
これはその年の気候による肉質の違いや個体差もあるので仕方ないことかと思います。
子持ちの落ち鮎より、昨年の鮎の方が断然美味しかったし、鹿肉も明確に差が分かるものでした。
美味しいのですが、昨年に比べてしまうと残念だったかなと思います。
昨年無かった東海地方らしい味噌煮込みの鍋、とろろご飯は最高でした。
店主も含め囲炉裏を囲んでワイワイと美味しい郷土料理と会話を楽しむ時間は相変わらず最高なものでした。
少し間を空けて、また訪問します!
ご馳走様でした!
数年前まで食べログのTOPにいつも表示されていた柳家さん
いつかは訪問してみたいとの願いが叶いました
なぜこれだけの高得点なのか
なぜマイレビュアーの方々の高評価を得られるのか
ぜひ体感してみたいと思っていました
弁天町駅前に8時に集合
7人でハイエースに乗り込み、後席ラウンジシートは朝から宴会です♪
行きは私が運転。帰りは有難う御座いました(笑)
□場所 岐阜県瑞浪市
阪神高速、近畿道、第2京阪、京滋バイパス、名神と走り中央道へ
瑞浪ICを降り国道19号線を少し北上してから山側へと入っていきます
清流も現れ、徐々に雰囲気が増していきます
しかし、手前にはコンビニなどもあり、思っていたよりは人の住める環境でした
□お店
最後の細い坂を上がるとそれらしき建物が3棟
お店の表示もなく、誰もいないのでどれが柳家さんか迷いました
答えは一番奥の左側。ほかの家屋も柳家さんの家族の家だそうです
スタートの12時より30分早く到着したので準備中らしく店の外で待ちます
しばらくして準備が出来たので店内へ
案内された一番奥の座敷は11年前に増築されたらしく大変綺麗です
もっと古民家を想像してましたが雰囲気はあります
□料理
部屋に入ると囲炉裏にはすでに炭がくべられ、鮎を焼き始めています
今回、焼き手を務めくれたのは3代目のお母さん
ようするに先代の奥さん。本当に恐縮です
まずはシャンパンで乾杯!
鮎の焼き上がりを待つあいだにまずは蜂の子の甘露煮から
いきなり郷土料理の洗礼。虫は基本嫌いです(笑)
意を決して食べます。パリパリ気持ち悪いですが味は美味しい
次にサクラマスの造り
卵も乗っているため鮭に近い感覚
珍しくても味は旨い
そうしている間に鮎が焼けました
頭からかぶりつきます。腹の苦味もほぼなく、多めにふられた岩塩がいい塩梅です
なんでこんなに旨いんやろう
先日、大阪ミシュラン☆☆の桝田さんにてほんとに美味しい鮎を頂きましたが、まだ美味しい
美味しい鮎でも差が出るもんですね
次に炭火にくべるのは松茸です。さすがにまだ国産は早く、チベット産とのことでした
特製のタレに漬けて焼くを繰り返します
これも焼き加減が絶妙。さすがお母さん
あいだに鮎の開き、天ぷらの盛り合わせをはさんで、メインの鹿肉です
ロースとヒレの食べ比べ
まずロースは脂がしっかりと入っていますがその癖がない
牛脂とまた違った味ですが、肉とののバランスは牛肉と引けを取らない
今まで食べた鹿肉でそう思ったことは一度もなかったので、この肉が特別です
ヒレはたれ漬けでいただきましたが、これが絶品
臭みは一切なし。柔らかい歯ごたえに豚や牛では味わえない独特の風味
噛めば噛むだけ牛肉とも豚肉とも違う表現しづらい独特の旨味が味わえる
やはり脂がない肉が自分の好みであることを再認識
これほど美味しいと思える肉に出会えたのは記憶にないぐらいです
天然の鰻ですが、やはり天然だから美味しいという訳でもない
焼き方で変わりますね
一手間二手間を加えた鰻屋や料亭にここは軍配
最後は松茸と鮎の雑炊で〆
私の好きなお店のカニ雑炊には少し敵わないが、松茸の香りと優しい出汁がマッチして最後にも関わらず3杯も頂けました
□総評
柳家さんの真骨頂ですね
岐阜の山奥で自然を感じれる場所、そこに辿り着くまでの楽しいドライブ
接客は3代目、お母さん、妹さん、小さなお孫さんまで、家族ぐるみでとても温かい
気の知れた仲間と囲炉裏を囲み、3代目が選んでくれたワインを飲みながらのトーク
癖のあるジビエと思いつつ、口に入れた途端に想像を覆されるギャップとそれからくる感動
柳家さんでしか味わうことが出来ない幸せな時間でした
そんな幸せな時間を点数に付けずにはいられません
大阪ミナミにあったとすれば。そこに二人だけで訪問したとしたら
付ける要素が減るので当然点数もここまでならないと思います
高得点になる理由が分かりました
ここまで記憶に残る店はなかなかありません
最後は可愛いお孫さん達にもお見送りしていただき、里帰りをしたような気分でした
今では海外からの客も増えたらしく、日本を代表するお店ですね
また季節を変えて必ず再訪したいと思います
御馳走様でした!
2位
1回
2017/11訪問 2017/12/06
いつか訪問してみようと思っていたFujiya1935
不二家を連想したり、店名に数字が入ることに微妙な違和感があったり
どうもミシュラン3ツ星という偉業に対してほんまかいなといった疑念があったため先送りになっていましたが、訪問してそんなしょうもない疑念も晴れました(^_^)
なんて繊細で季節観のある料理を作るのかと感心しきりで、国境の枠にハマらない料理は見ても食べても驚きの連続でした
□場所
中央線堺筋本町駅と谷町4丁目駅の中間あたり
松屋町筋と本町通りの交差点付近
□予約、混雑
数回、1週間ほど前に予約の電話を入れるも満席
今回は3週間前に予約を入れることが出来ました
□お店
シンプルな外観に高級感が漂っています
店内に入ると1階にウェイティングルーム
ここで待っていると気持ちがFujiyaの世界に引きずり込まれていくようです
お茶を頂き数分後、2階のダイニングに案内されました
□料理
季節感を感じさせられる盛り付けです(写真参照)
まず目で楽しみ、驚き、その素材を味わう
単純な旨味だけの美味しいではなく、心で感じる美味しいを提供したい
そんな藤原シェフの理念が見事に表現されていました
もちろん味も美味しく、五感で幸せを感じれる料理でした
□総評
雰囲気、料理、サービス。どれも一流
海外からの来客も多いようで英語で対応される姿は水準の高さが伺えました
ミシュランの審査員もさぞかし満足したのでしょう(笑)
初めは少し肩に重さを感じましたが、料理が進むにつれ、和やかで楽しい時間になりました
食後見送りにこられた藤原シェフとウエイティングルームで少しお話をすることが出来ましたが、にこやかで立ち振る舞いもよく、歳も近そうなこともあり親近感が湧き、是非とも再訪したいと思えました
また春の息吹でも感じにこようかと思います
ご馳走様でした!
3位
2回
2018/06訪問 2018/07/26
東心斎橋 桝田さんに2度目の訪問です
2日前に連絡すると丁度キャンセルが出たところで予約が取れますと。
ダメもとでも連絡してみるもんですね
カウンター席の右側に着座
前回は左側とはまた違った風景です
その前回の訪問から半年ほどが過ぎ、料理もガラリと変わり夏らしい涼やかなものでした
季節の料理はその時期のもの、八寸などの料理は小アレンジで期待を裏切らず、桝田さんらしさを味わえました
細かな詳細はさておき、誰を連れて行っても失敗がないのは頼もしい限りです
また季節が変わる頃に再訪したいですね
ご馳走様でした!
心斎橋のみならず、大阪を代表する懐石料理として名高い桝田さん
ミシュラン2つ星を継続されてますね。これが初訪問になります
□場所
大丸から大宝寺通りを東へ。ファミリーマートを超えて路地に入るとあります
ビルの2階にあり、階段を上ると雰囲気があがります
□お店
懐石料理屋らしい清潔感のある店内。若い衆が慌ただしく仕込みなどをしております
ここで桝田さんがご挨拶に。オーラありますね(*^-^*)
□予約
週末でも2週間前に予約可能でした。この時期ミナミの街は少し人出が少ないようです
予約時にコースを選択。確か8500円と11000円と15000円?で、真ん中のコースを選んだ記憶があります
□料理
☆銀杏の素揚げ
まずは季節の銀杏から。柔らかくて風味も抜群
いつから銀杏を美味しく食べれるようになったか忘れましたが、そうなって良かったと思えます
☆雲丹とたらば蟹
あいだに山芋とおくらを擦ったものが合わせられさっぱりと仕上げられています
もう二品目から心を掴まれてしまいました(笑)
☆鱧と松茸の椀物
鱧は大きくてフワフワ。骨感皆無です。松茸は普通に美味しい
しっかりと取られた出汁はさすが。松茸の風味と重なり絶妙です
☆お造り
生蛸、鰹、メダイ。どれも自家製のおろしポン酢がよく合います
☆穴子のにぎり
穴子は笹の葉に包み蒸し焼きにすることで風味を包み込みこの柔らかさを出せるのだそう
フワフワのにぎりは辺りの寿司屋でも食べれません
☆八寸
ここで八寸。箸休めと日本酒の勢いを進めるためでしょうか(笑)
一品ずつ楽しみながら桝田さんから直々に日本酒の試飲までさせて頂きました(^▽^)
小さなスイカは酢橘の皮に明太子を乗せ黒ゴマでスイカの種を表現したもの
ウサギの器の中は鱧の肝や浮袋に子を卵でとじたもの
いや~楽しいです( *´艸`)
☆鮎の塩焼き
カウンターにある鉢のなかで泳いでいた鮎を手掴みで取り出して調理します
あらかじめ骨を抜き塩焼きに。骨はせんべいにします
喉にささりそうな小さな骨までカリッと食べれるのは感動
鮎の腹の部位もいつから好きになったのでしょうか。苦いとしか思えなかったのに(^▽^;)
☆蒸し鮑
冷製にした蒸し鮑とその肝。これは温かい方が好みです
添えられる茄子も冬瓜も美味しいです
☆鹿児島牛と生姜御飯
〆のご飯とメインのお肉が同時に配膳
この鹿児島牛と新生姜と炊かれたご飯の相性が素晴らしい
鹿児島牛は敢えて胡椒のみで焼き、生姜御飯とのマリアージュを楽しめるようにしています
コースの最後でも軽く完食です
☆デザート
梨、巨峰、マスカット、桃、ラズベリー
これは素材の良さですね。ジュレが甘さを引き立てます
□総評
一品ずつしっかりした量があり満腹になります
それでも美味しいので最後のご飯まで一粒残らず食べ尽くしました
隣の席のお客さんがワンランク下のコースだったようですが、かなりの違いがありました
これほどの違いが出るなら上のコースがお勧めです
最後は桝田さん直々に出口までお見送り
また季節が変わった頃に訪問したいと思います
御馳走様でした!
4位
3回
2018/10訪問 2018/10/16
久し振りに翠さんに訪問しました
2019年度ミシュランガイド、☆確保おめでとうございます
本の出版前でしたが 知り合いの誕生日祝いに5人でテーブル席を利用させて貰いました
今回の料理は写真の通りですが、この日も素晴らしかったです
きっちりとした下積みの上に完成された日本料理
イノベーティブのようなチャレンジはなく、純粋に和を表現した料理です
食事を進めるうち、仕事のストレスが抜けていくのが分かります
翌日、私のラインに入ったお礼の言葉に「美味しいご飯を食べれて幸せでした」とありましたが、翠さんを総括するのに一番適した言葉に感じました
そんな料理とお酒が一人15,000円掛かってないのですから再訪は確定です
ご馳走様でした!
移転前に数回訪問させてもらった日本料理 翠さん。移転してから初めての訪問です
場所は東心斎橋。寿司はせ川さんが入るビルの2階に移転されました
エレベーターの扉が開くとポツンと翠さんの門戸だけが照らされています
店内に入るとそれはそれは綺麗な内装
8席ほどのL字カウンターの奥には半個室、その奥には個室もあります
カウンターに座り11000円のコースをスタート
ちなみに15000円、11000円、8500円の3コースで、予約時に中間を選びました
失念した料理もあり中途半端になるので説明は割愛しますが、どれも繊細でミシュラン☆の名に恥じないものとなっていました
印象に残ったのは鰻の焼き方
これが素晴らしく、皮の焼き加減は人生で一番のパリパリさ
しかし身はフワッとしている。どないしたらこうなるんやろ?
移転前からある〆の炊き込みご飯
今日の鮎の炊き込みご飯はおかわりも出来ますが、普通の量でお願いしました。相方は少なめで。
黒蜜のアイスクリームも日本料理の味わいがありいいですね
食事の量も少なからず多からず適量でgood
サーブのタイミングもばっちりでした
移転して割烹の雰囲気が増した店内
凛とした空気は無駄な大声を抑えることが出来てます
店員さんの数も増えサービス力も向上
移転がすべて良い方向に出ていると思いました(*^▽^*)
御馳走様でした!
こちらもアップしたつもりで忘れていたミシュラン1ツ星のお店
2017年マイベスト10に入るお店なので記録しておきます
□場所
東心斎橋は畳屋筋。寿司はせがわさんと同じビルの2階に移転されました
□お店
前よりさらに綺麗に、日本料理屋らしさのある清楚なお店になりました
□料理
いまでも鰻の焼き方は記憶に鮮明に残っています
身はふんわり、皮はパリパリッとした食感
それでも焦げた苦みなどなく旨味だけ広がるあの鰻の白焼きには感動しました
その他の料理も繊細。器や盛り付けも大変綺麗で楽しい時間を過ごせました
□総評
今は予約もすんなりと取ることができ、心斎橋で利用しやすい割烹ではないでしょうか
2018年も訪問したいと思います
ご馳走様でした!
5位
2回
2018/04訪問 2018/05/14
訪問から少し時間が経ったことと 再訪のため簡潔に。
4人でテーブル席を利用させてもらいました
この日もカウンターには3組の海外からのお客さんが入っていました
前回も2組おられました
さすが、太庵さんに訪問するだけあってマナーがしっかりしてます
その事よりも店員や女将さんまで英語で説明と会話をされていることに驚きます
日本の割烹をより詳しく理解出来るのでこれ程よいサービスはないでしょうね
これがミシュラン三ツ星に選ばれる一つの理由かもしれませんね
もちろんこの日も春らしさを満喫できる料理は大変美味しく頂きました
ご馳走様でした!
大阪ミシュラン3ツ星に輝く太庵さんに初訪問です
雰囲気は島之内にあるためか一陽さんに似たものを感じます
カウンターと厨房の敷居の高さが高いため店主との距離があります
料理の撮影は良いが店内の撮影、フラッシュ禁止で、その理由は料理に集中するため
お客とは距離をとり、あまり無駄な会話はせず調理に専念する方のようです
細かく覚えていないので全ての料理の説明は割愛しますが、丁寧な仕事で一品一品楽しみながら頂くことが出来ました
一番良かったのは選択出来るメイン料理。5種類から選べます
私達はキンキの塩焼き(コース料金+2500円)を選びましたが、これが最高
キンキにそれほど良いイメージはなかったのですが、考えが変わりました(#^.^#)
逆に悪かったのは、冷製の蒸し物のじゅんさいの下に雲丹が入っていたのですが、臭味もあり、あまりに酷かったのは何か理由があるのでしょうか
日本酒は各都道府県のお酒を取り揃えます
定番の獺祭は海外の観光客用でしょうか
この日もカウンターの半数以上が隣の大陸からのお客様でした
何も聞かず、店内の写真をバシバシ撮っています
やはり3ッ星ともなれば観光で割烹にも来るんですね
ミシュラン3ツ星と最高の評価ですが、実際どうなのか興味がありました
弧柳では少し首をかしげるところもありましたが、太庵さんは納得出来る料理が多く感じました
ただ、料理以外から受ける感動が平凡だったため自分の3ツ星とはなりませんでした
島之内という場所柄は仕方がないとして、忙しいため淡々と終わってしまった料理、大陸からの来客が賑やかだったことなどポイントを落とす点がありましたね
10000円のコースを注文して支払は一人23000円
高いお酒は控えめに・・・(笑)
御馳走様でした!
6位
1回
2017/04訪問 2017/04/19
いつかは訪問してみたいと思っていたミシュラン2ツ星の老舗料亭
フグの中でも最高と言われる下関産の天然トラフグを食べに出かけました
なぜこちらのフグが有名かと言うと、必ず6kg以上の天然トラフグを調理するため
そのためどうしても値段が高額になり、なかなか行く決断が出来ないお店でした
場所は大阪市港区の下町。こんな場所にミシュラン店があるとは思えないような場所
最寄り駅は中央線朝潮橋駅で、毎日港区を移動している私でも2度しか利用したことのない駅
その最寄り駅からも距離があるので、今回タクシーを利用しました
角界や芸能界の大御所も訪問するようですが、顔を指さないのでいいでしょうね(#^.^#)
外観は年期の入った老舗料亭。内装も綺麗とかお洒落など一切なし。時代を感じる趣きがあります
聞くと、道路の拡張で少しだけ移動しているが、場所も家屋も当時のままだそうです
全席落ち着いた個室ですが、造りが古いため上部が開いており会話は筒抜けです(^_^;)
ここからは女将さんが面倒を見てくれます。まずメニューの選択から
料理は20000円のコースのみ。あとはコースにない一品を注文していくシステム
コースはてっぴ、てっさ、てっちり、煮こごり、雑炊、デザート
白子や唐揚げは全てコース外。なるほど高額になるのはこれもあるのか
やはりコースだけでは物足りないので、唐揚げ、白子の刺身、塩焼きを追加で注文しました
ほどなくしてコースがスタート
てっぴ:フグ皮の刺身ですが、88年間変わらない調理法だそうです
この調理法が絶妙です。しっかりした味付けで深みがあり、食べたことのないフグ皮でした
てっさ:超薄切りで大きな皿に花のように盛られているものを想像していましたが違いました
少し厚めに切った刺しみをポン酢、ネギ、もみじおろしの薬味で頂きます
ほどよい弾力で噛むたび旨味が広がります。ポン酢自体も美味しい
てっちり:えらの部位は最初にじっくり煮込んで。身の部位はさっとくぐらせる程度のしゃぶしゃぶで
荒波にもまれた6kgを超える天然フグは身がピンク色になり全然違う味わいになるのだとか
身の質の違いが一番違うかも。味が旨いと言うより身の柔らかさが絶妙。なんとも言えない優しさをしてます
それに添えられる野菜、特にシメジは丹波シメジを使用しており、あまり市場には流通しづらい品種だそう
独特の歯ごたえと濃厚な風味を味わえました
雑炊:最初は無駄に掻き混ぜたりしません。卵をさっとかけ火を止め、余熱で蒸らします
すべて女将さんが付きっきりで仕上げてくれました
出来上がりはあっさりとしたもの。ポン酢を少し入れてちょうど良いくらい
これに関しては他で食べる雑炊との違いまでは分かりませんでした
6キロといえども出る出汁にはそれほど違いはないように感じましたね
デザート:中心から皮の際まで熟されたマスクメロン。よくここまで熟された状態を完璧に把握して出せることに関心
これを楽しみにくる常連さんも多いと言ってましたが、なるほど頷けます
以上がコース料理で合間に以下の一品も
唐揚げ:フグ、衣、揚げ方、すべてにおいて完璧。ふっくらとした身に無駄な味付けはせず、シンプルに頂けました
白子の刺身:口に入れた時は違いがない?!と感じたが、そこから広がる甘さに上品さが。臭み一切なし
普段口にするものより、かなりの違いがありますわ
白子の塩焼き:もう贅沢ですね。アルミ箔まで食べたくなります(笑)
白子酒:一杯3000円のお酒。白子をまるまる一つ使用しているのだとか
一度煮たてるのでアルコールはかなり飛ぶらしく、お酒感はほぼなくなってます
飲み口がクリーミーで白子のほのかな甘さが余韻として残ります。初めての感覚のお酒でした
これで6kgの天然フグというものが如何なるものか知ることが出来ました
さすがに美味しいですが、CPを考えるとここまで大きなフグでなくても、そこそこで満足できますね
やはり、ここでしか味わえない雰囲気、贅沢さを求めて大御所も来られるのでしょう
一人4万弱は日常で利用するお店ではないですね。接待向けです
通年でクエ(10kgを超えるクエは年中美味しいのだとか)、6月から鱧もやっていますとのこと
クエも鱧も気になるけど・・・(^_^;)
ごちそうさまでした!
7位
1回
2017/09訪問 2017/10/12
久し振りの新ダイビル。ミシュラン一つ星 黒杉さんに訪問
この日の料理の構成が自分の好みにばっちりでした♪
□場所
堂島、新ダイビル。西側がレストラン街のエントランスになります
エスカレーターで2階に上がり、キャトルラパンさんの奥
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27086390/dtlmap/
□お店
綺麗で落ち着いたエントランス。このビルに入るだけでも気分が上がります
キャトルラパンを越え、角を曲がるとシンプルで凛とした入口が現れます
店内はダイビルの雰囲気を生かし、最新的なモダンと鮨の伝統が融合したような内装です
□料理
18時になり全員が揃ったところで料理がスタートします
★モズク酢
もちろん市販しているもずくとは天地の差
食感、風味がいいですね
★鰹のたたき
藁焼きと言ってましたが、記憶違い?
先日高知で藁焼きを体験したが、藁の量が半端なく必要なので聞き間違いか
が、鰹の肉質は高知で食べたものよりも断然優れています
★クエの湯引き
湯引きしているクエを出汁に通して食べます
お造りばかりでなく、こんな変わった食べ方もいい
★鰻の串焼き
細くさばかれた鰻を丁寧に串に刺しています
焼鳥のように手に取って食べる鰻とあって珍しい
★雲丹といくらの茶わん蒸し
下は茶わん蒸し、その上に雲丹といくらを乗せたよくある一品
雲丹の甘さもさることながら、いくらの張りが凄い。プチプチ感が半端ない
★さわらの味噌焼き
柔らかく淡泊でやさしい脂のさわら。さっぱりと仕上がっています
これに紫蘇で和えた大根おろしで頂くわけですが、美味しくない訳がない
★鰤しゃぶ
ここで小鍋の登場です。季節らしく松茸が入った出汁に鰤をさっと通して頂きます
出汁で食べるもよし。ポン酢で食べるもよし
少し濃いめの土瓶蒸しのような出汁にハマってしまいました
★途中、鱧の子と山ワサビの和え物が出てきましたが詳細を失念
★鮪漬け ★小肌 ★鯛 ★中とろ など
ここからにぎりに入ります。シャリに余計な味付けはしないとのこと
赤酢を使用したシャリは少し硬めに炊きあげて米の風味を活かしているようです
ネタは鮪、小肌ともさっぱりとした漬け方です
★穴子
骨は綺麗に処理されています。伝助風でかなりふわふわ
★あん肝
酒のあて。漬けたあん肝に奈良漬けを添えて出てきました
これと日本酒を飲むために黒杉さんに再訪したいぐらいです(笑)
★車海老
海老の裏に別の食感と甘さを感じます
甘エビと卵の粉末状のそぼろを付けて海老の風味を押し上げているようです
★卵
甘くフワッとした玉。元の大きい卵にかぶりついてみたい
★デザート
炭酸のゼリーに長野パープルが。
このゼリーが面白い。表現すれば三ツ矢サイダーがプルプルしてる状態
ちゃんと炭酸してるんです
皮ごと食べれる長野パープルも大変美味しく、最後まで楽しめました
□総評
ランチも営業しているようですが、やはりディナーですね
あん肝と奈良漬けと日本酒の組み合わせだけでディナーに来た甲斐があります(笑)
その他にも茶わん蒸し、松茸の小鍋で頂く鰤しゃぶなど夜しか味わえない料理が最高です
この日のコース内容、素材が私に合っていました。次回訪問する時も同じ内容でいいぐらいですw
お会計は一人20,000円と決して安くはないが、日本酒などトータルで考えれば納得です
御馳走様でした!
8位
6回
2021/07訪問 2021/08/24
久し振りに鮨Shizukuさんに訪問しました。
今は三上さんでなく川下さんが板前に立っておられます。
フレンチの修業経験もある川下さん。昔作って頂いた雲丹オムレツの衝撃は忘れられません。
食後、次回の予約を聞くとなんと1年待ち。
開店からわずか5年で凄い人気になりましたね。
少し前、そんな店を築いた三上さんの新店に伺いました。
相変わらずの探求心、お客様も巻き込む遊び心は健在。
川下さんにも同じ心意気を感じますがもう少し声を張ると満点。
ちょっと聞こえづらいところがあります(^^;
人柄は素晴らしいです。
1年後楽しみにしております。
ご馳走様でした!
いつも創作が過ぎるShizuku店主三上さん。
ネタを極限まで仕上げる手法はかなりの手間を要すると思います。
寝る時間を削ってまで仕込みに拘る姿勢が凄いです。
この日はちょっとした手違いからテーブル席になりましたが、怪我の功名とはこのことか、新しいShizukuさんを体験出来ました。
□料理
1種類のみになったコース。
1品目から握りが出てきました。
この日の烏賊はいつも通り超が付くほど細かく包丁を入れた後に湯引きし1日寝かしたもの。
シャリも3種類のお米をブレンドしたものに変えたらしく、もっちりとした中に歯ごたえがあり、一粒一粒を味わえる赤酢のシャリです。
桜の葉に包まれた白魚の握り。桜蒸しにした白魚を音響熟成するとは考えたものです。
鯛は6日、平目は4日寝かしたものを使用します。
鯛の握りはネタとシャリの間に昆布締めして細かく切られた鯛が別の食感と風味を楽しませてくれます。
平目の握りは綺麗に透けたネタの中に縁側と帆紫蘇が浮かび上がり、錦鯉のような模様が浮かびます。
グラスの中には出汁と塩で海水とほぼ同じ濃度にしたジュレにつぶ貝が。
ジュレは塩分が濃いので食さず、つぶ貝のみを楽しみます。
このつぶ貝の貝の大きさには驚かされます。
ブランドである豊後の鯖は炙ったものと握りを5枚付にして。
両方を食べれるなんてほんまに最高です。
北寄貝は出汁のベースをじっくり低温調理しながらホワイトソース風に仕立てて頂きます。
寿司屋でこの味を食べれるとは思いもよりません。ほぼフレンチです。
対馬ブランド、のどぐろ紅瞳(べにひとみ)とほっけを炭焼きに。
一口の幸福。10切れは欲しくなります。
本サワラの味噌仕立てには「浅草 やげん掘り」の七味唐辛子を合わせて。
優しい味噌の風味にはただただ感心するのみ。
那智勝浦の本マグロの漬けは12年継ぎ足しているつけダレを使用。
これもネタとシャリの間には刻まれた本マグロが潜んでいます。
この食感と味の変化をゆっくりと楽しみます。
ここまでくると酔い始めて思い出せないのですが、自然薯の説明を聞きましたが忘れました(笑)
その自然薯を使用した雲丹と山ワサビのとろろ御飯。
美味しくないわけがありません。
のれそれと雲丹は珍味に近く、好みの別れるところ。
日本酒が進みます。
茶碗蒸しはいつもの赤玉帆立。1000個に1個しかないと言われる貴重な帆立。
毛ガニはシャリが隠れるほど贅沢に。
積まれた石の上に鎮座する車海老の握り。
海老のおぼろをしゃりとネタの間に仕込んでいます。
最後、特別にコースにはないオムレツを頂きました。
フワフワにとろける卵の中にこれでもかと雲丹が入っています。
これに先に出た北寄貝を味付けしたホワイトソースをかけて頂きます。
紛れもなく人生で食べた中で一番贅沢なオムレツです。
デザートは一番美味しい完熟の状態で提供されるAmaneメロン。
甘みが一番乗った完熟状態を見極めて出荷されるメロン。
この完璧な状態なメロンはフグの名店、多古安さん以来です。
□総評
この日も楽しませて貰いました。
一つ一つ必ず拘りが入っているので最後まで飽きることがありません。
普通の寿司屋とは全く違います。新しい形として馴染みました。
一貫一貫、丹精込めて握る寿司も好きですが、このジャンルも受け入れます!(^^)!
ご馳走様でした!
半年ぶり、4度目の訪問になりますので写真のコメント欄に簡潔に残します。
毎回訪問するたびに前回の驚きを越えるネタを披露してくれます。
もう出し尽くしただろうと思っていましたが、まだまだ引き出しはあるようです。
寿司屋とは仕来たりのある世界でネタとしゃりにこだわり、それで勝負するのが習わしであるように思います。
もちろん大切なことであり、私もその世界が大好きです。
その概念を破り、一貫に考えれるだけの手法を加えて舌を楽しませる、そんな三上さんのサービス精神が新たな世界観を生み出しているように思えます。
見て聞いて味で楽しめる劇場型の創作寿司です。
そんな様々な工夫を凝らした一貫がハマれば、普通に握られた一貫を大きく超えるは至極当然。
寿司ではなく割烹のようですね。
また次回、どんな工夫を仕込んでくれるか楽しみです♪
ご馳走様でした!
わずか2年で東心斎橋を代表すると言っても過言ではなくなってきました
予約も1巡目(そもそも2部制でもなかった)は1ヶ月先まで埋まっているそうです
段々訪問しづらくなってますね
その理由も分かります
相変わらず一つ一つ必ず手間がかかっており、エンターテイメント性が最高
楽しめる寿司屋として大阪でも貴重な存在と思います
テーブル席もありますが是非カウンターで
一品もどれも素晴らしいので全て楽しむなら18000円のコース
お寿司だけでもShizukuさんの良さを味わえるので12000円のコースでも十分満足できると思います
今回は18000円のコースを頂きましたが握りはほぼ隣の席の12000円(15000円?)のコースの方と変わりはなかったです
しかし、3度訪問して気付いたこともあります
定番のメニューが多く、季節のネタがそれほど多くないこと
いつもの定番を必ず味わえるのは嬉しいが、似た料理ばかりだと新鮮味が少ない
ここが料亭とは違う寿司屋ならではといったところでしょうか
しかし、定番料理のレベルも上がっており、この日の赤貝に関しては今まで食べた赤貝で一番美味しいと思えました
日本酒も良い物ばかりになり次回も楽しみです
ご馳走様でした!
2か月前の10月の話ですが、心斎橋のShizukuさんに2度目の訪問です。
東心斎橋は千年町という、樋口さんの近くに店を構え、心斎橋のレベルを底上げしてくれたお寿司屋さんです
前回の訪問と変わらず、安定した美味しい一品とお寿司が頂けました
大将の軽快なトークも健在です(#^^#)
コースでの注文でしたが、記憶が薄れているので写真と前回のレビューを参考にして下さい
東心斎橋で寿司を食べるなら、また再訪したいと思えるお店です
ご馳走様でした!
口コミ5件で3.54!?(29年6月現在)
東心斎橋に良い寿司屋がオープンしたようですね。早速予約を入れ訪問してきました♪
場所は東心斎橋、周防町通り沿いでもほぼ堺筋側。ビルの1階にひっそり暖簾が掲げられております
寿司屋らしくない高級な外観。屋号の札のみに抑える寿司屋が多いなか黒に統一された外観は新鮮です
店内も寿司屋としてはシックなイメージ
ほどよくライトアップされる絵画に食器棚。それが黒い壁に溶け込みVIPな雰囲気です
6席ほどのL字カウンターに4人のテーブル席があります
もちろん店長の三上さんとは初対面ですが、会ってすぐにわかる人の好さに緊張がほぐれます
まずビールを注文。予約時に伝えていた月コース15000円がスタートします
のれそれと雲丹
器が凝ってますね。なんでも自らの足で信楽に出向き、趣向の合う作家さんに出会ったのだとか
鰹の藁焼き
和歌山すさみのけんけん鰹。これを藁焼きにします
焼き過ぎず程よい風味。血合いの臭みもなく食べやすい
お店で使用する塩はクリスタル岩塩らしく、ヒマラヤ山脈の2億5千年前の地層から取れるそう
お造り盛り合わせ
盛り合わせはキンキ、大きな巻貝から出てきたツブ貝は鮑並みにコリコリで美味しい
白身は珍しい八角です。見た目より淡白な味
骨?皮?をせんべいにすると刺さりそうな見た目だがパリパリと軽い食感で美味
茶碗蒸し
上に蟹の身、下に赤玉ほたて。赤玉は1000粒に1粒しか採れないと言われる希少なほたて
出汁の中にあってもしっかりしたほたての味と濃厚な余韻です。肝心の卵の出汁も味、食感ともに絶妙
烏賊
ここでにぎりが出てきました
赤みがかったシャリは米酢と赤酢のブレンド。大きさはネタに合わせて最小限です
烏賊はよく見ると極限まで細かく包丁が入れられています
キャビアに金粉と豪勢で贅沢な一品。隣からはおかわり入りました!w
かすご鯛
なかなか肉厚なかすご鯛。まるまる太った子供やな~
煮付
ここで煮付け。ここでもにぎりを食べ終わるとすぐに配膳されます。裏方の手際がいいですね
鮭児より珍しいとされる「時知らず」。説明を受けましたが失念しました・・・
検索すると、産卵のためにロシアの川を上る前に日本近海で漁獲する若い鮭で、脂の乗りが違う
普通鮭は秋の魚だが、春~初夏にかけて漁獲されるため時を知らない魚、で時知らずのようですね
味は・・・食べ比べんと分からんです( ̄~ ̄)
味噌で煮込んでいるので石狩状態ですね。美味しいです
小肌
一枚でもプリっプリの厚さ。漬け加減もいい感じ
天草が産地だったと思います
サバ
豊後水道で採れたってことは?。関サバと呼んでもいいような
良くも悪くも青魚の味が全くせず、これは関心します。書いてる今、食べたい(#^.^#)
まぐろ
大トロと赤身の食べ比べ。宮城県塩釜港揚げのまぐろでした
うにとのどぐろの塩焼き
にぎりを食べ終わると間髪入れず塩焼きが出てきました。板前と厨房で連携が取れているようです
雲丹を乗せるのは好みでしょうかね
相方はかなり喜んでいますが、私はシンプルに脂の乗ったのどぐろを塩焼きにして頂きたかったですね
それでもマイクロトマトを間に入れ、さっぱり美味しく頂けました
雲丹
雲丹のにぎりはムラサキ雲丹とバフン雲丹の食べ比べ。要するに白雲丹と赤雲丹の食べ比べですね
こうして食べ比べるとバフン雲丹の甘さの濃さが際立ちます。これからはバフン雲丹だけを狙って行きますw
甘エビ
プリッとした甘エビには濃厚海老ソースが
私的にこれは少し苦手でした
椀物
使用されている魚の身がなんだったか失念してしまいました
それと塩だけで味付けした出汁とおっしゃってたと思いますが、単純にその風味がよく感じとられ大変良かったです
デザート
〆はマスクメロンで閉演。
メロンを食べれない相方のために一番好きな雲丹のにぎりを炙ってもらえました
そんな気遣いもありながら、終始楽しくお寿司を堪能することが出来ました
東心斎橋なら尽誠さんが真っ先に思い浮かびますが、その尽誠さんをソフトにした感じです
尽誠さんはしっかりお寿司だけと向き合った時間を(少し野球(笑))
shizukuさんは希少な品種、高価な食材、食べ比べをしたり、三上さんの技を堪能したり
楽しい時間を提供してくれる、そう感じました
この日一緒に訪問した人がかなり気に入ったご様子で近々再訪すると思います♪
店長は北海道小樽から出てこられたということですが、ぜひ東心斎橋で定着して、このまま続けてほしいですね
御馳走様でした!
9位
1回
2017/01訪問 2017/01/30
この日は心斎橋アメリカ村。昭和から続く創業37年の老舗串揚げ屋に訪問です
まさかここ?と思ってしまう外観。六覺燈ばりの雰囲気で、相方も不安そうです
小さな暖簾をくぐり、地味な階段を登っていきます
しかし店内に入ると雰囲気は一転。満席で賑わっています
昭和ばりばりの内装は決して綺麗ではないですが、家具ごとに趣きがあり、つい見渡してしまいます
マスターとアルバイトのお二人で切り盛りされています
マスターの第一印象は頑固親父。しかし、恐る恐る写真の承諾を得ると、なんなら俺も撮ってくれと(笑)
まだまだ頑張るためにトイレを9年ローンで改装したと笑っていましたw
アルバイトにまじ突っ込みを入れられる、そんなお茶目な71歳です
料理は1本1本出てくるタイプ。全て食べるのは無理やから途中で止めてくれと言われます
ちなみにすべてコンプリートすると何本か尋ねると今日は24本とのことでした。それは無理(^_^;)
ビールを注文してコースがスタート
■キス
ほんとに柔らかい。あっさりしてます。1本目は海老かと思いましたが、キスからきた
■牛串
柔らかい脂の乗った質の良い肉。この2本で相方の不安が消えたよう
■いかと雲丹
これは間違いないでしょう。見た目の期待値と同じ美味しさ
■海老クリームコロッケ
さくさくの衣の中にとろける海老クリーム。相方は最後にこれをおかわりしてました
■有頭えび
ここは普通に
■はまぐり
出汁の風味がまず広がり、はまぐりを噛むとその風味がすっとくる。これも美味しい
■レンコンと辛子明太子
辛子レンコンではなく明太子。これは明太子で正解。あとからくる辛さがシャキシャキとしたレンコンと良く合う
■あさりのスープ
特にあさりらしさは感じなかったが最高の箸休め
■カレーパン
なかなかしっかりとした本格カレーパン。コースの途中に入るスパイスがいい
■しめじとしいたけ トマトソースで
それぞれの風味がしっかりしており、お互いの良さを味わえる。トマトとも合うんですね~
■チーズと紅生姜
ん?紅生姜を感じない。あの赤々とした生姜を想像していたが
■贅沢卵かけ御飯
これは隣のテーブルの方が食べているのを見て、是非食べたいと思った一品w
想像通りの味だが贅沢な気持ちになれる(笑)
次の串が出るまでに時間がかかることが多く、少ない本数でお腹が一杯に
失念した串があるかもしれませんが、10本ちょいでストップをかけました。〆に贅沢卵かけ御飯を注文して終了
以上の料理と生ビール2杯、白ワインハーフボトルを2本空けて2人でお会計34,000円
ん~。高い。それほど本数を食べなかったので安く済んだかな、と思っていたら甘かった
そんな高級隠れ家です。客層もそれらしい人が集まっています
右隣の席には外科医さん、左隣の席には大御所女優さん(私はそう思うw)と客層もいいですね
マスターの人柄と、その見た目から想像できない上質な串揚げが全てです
服はかけてくれなかったり、ワイングラスは綺麗に拭きとられていなかったり、サラダはただのキャベツの千切り
値段なりのサービスなんてありません
もう、そんなことはどうでもよくなるマスターと料理でした
また訪問します(笑)
ごちそうさまでした!
10位
1回
2017/02訪問 2017/02/18
昔から訪問したかったこちらの広川さん
2年ほど前、よく通っていた居酒屋のマスターが、こちらの大将の下で修業をすると十数年続けたお店を閉めました
そして今年から表に出るようになったと聞いたので早速訪問です
場所は京橋ですね。その昔、京橋にはよく遊びに来ましたが、グランシャトーの奥まできたのは初めてですわ
真っ暗の細い路地にぽつんと広川の明かりが灯っていました
2階に上がり扉を開くとパッと明るくなり、真逆だった清潔感に安心します
久し振りの再開ですが大将が横にいてるので私語には気を使うようですw
軽く挨拶を済ませビールを注文
まずお造りからスタートしていきますが、写真の順番の通りなので割愛します
茶碗蒸しが折り返し地点で、そこから握りへ
赤酢のしゃりですね。やはりこれが一番好きですわ
手巻き、玉、お味噌汁で私ともう一人はストップ
もう一人はそこから握りで蛤、太刀魚、車海老。手巻きの雲丹いくら巻きで完結
作業が良く見えるカウンターですが、見てて飽きません
一品一品にかける手間と拘りが素晴らしいですね
日本酒は
東北泉 山形
日高見 宮城
一ノ蔵 宮城
あともう一つ失念・・・
冷蔵庫の中にも乾坤一(けんこんいち)など宮城のお酒が多いのは何か理由がありそうです
さすが美味しかったです
残念だったのは自分の体調がすぐれず、最後の握りまで食べれなかったこと
雲丹といくらの手巻きは美味しそうに食べてましたね~
次回は必ず最後まで食べます(笑)
そしてこの内容で一人14,500円は安いですね
新地であるような高級食材を惜しげもなく使用した一品などはなく、
一般的なネタと手間で勝負されている王道を行くお店でした
ごちそうさまでした!
2016年も振り返ると様々なジャンルのお店を訪問できました。
ラーメンとうどんでマイベスト10を決めようかと考えましたが名店を並べることになりました。
2018年もこれぐらいのペースで記録していけるよう、健康とお腹には注意したいですね(笑)