『秋の五島列島の旅①』旅浪漫さんの日記

旅に浪漫あり 旅先には旨いものあり

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11月1日仕事が終わって自宅へ帰り、慌てて晩御飯を食べてバスでJR難波へ。OCAT21時15分発の近鉄バス夜行便で一路長崎へと向かいます。やっぱりなかなか寝られませんでしたね。長崎では朝の渋滞に巻き込まれ、30分遅れの7時50分にようやく大波止バス停に到着。8時05分発九州商船フェリーに急いで乗り込みました。仮眠をしたり、旅のプランを練ったりして約3時間後の11時15分に福江港に無事着岸。 迎えに来てくれていた池田レンタカーのおばちゃんと事務所に向かい、予約していたレンタバイクを二日間借りて久賀島と福江島を観光することにします。近くにある中華食堂でちゃんぽんと焼飯を食べて、13時35分のフェリーでバイクとともに久賀島へと渡ります。バイク2台と軽トラ1台、お客さんもまばらでした。14時09分に久賀島の田の浦港へ入港です。久賀島は五島で三番目の大きさがありますが、人口はたったの300人。 まず予約していた島にたった一軒ある民宿 深浦荘に寄り荷物を降ろし、国の重要文化財で世界遺産候補の旧五輪教会堂へ。駐車場でバイクを降り、徒歩で10分。旧五輪教会堂と近くに建つ五輪教会が見えてきました。旧五輪教会堂に着くと、予約しておいた長崎の教会群インフォメーションセンターから連絡を受けていた係りの女性がオレ一人の為に待っていてくれました。ありがとうございます。説明を受け百年の歴史を重ねた古い教会内部を許可をいただき写真を撮らせてもらいました。次に一人で隣に建つ五輪教会へ。もう信者さんが少なくなっているにもかかわらず綺麗な内部に驚きました。その次に向かったのが、牢屋の窄殉教記念教会。ここでは久賀島の修道院のシスターのNさんが待っていてくれました。時間に遅れて申し訳ありません。たった6坪の牢屋に200人が詰め込まれて拷問を受けた悲しい歴史がある場所に建つ教会です。横になることも出来ず糞尿は垂れ流し、想像を絶する地獄絵図だったそうです。8ヶ月に渡ったこの拷問により42名の信者が命を落としました。幼い子供も含まれていたそうです。久賀島に来たのは是非とも旧五輪教会堂とここ牢屋の窄殉教記念教会を見てみたかったんです。薄暗くなった山道を深浦荘へとバイクを走らせました。今夜は電波も届かない民宿でゆっくり休むことにします。夕食は美味しい魚料理をいただきました。



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